カルチャー
「最高な気分でした」 イタリア人が日本で体験したファッション 「テクスチャーが美しい」と感激したものとは
公開日:2025.08.22
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更新日:2025.08.22
ファッション日本海外が見た日本人
イタリア・ペルージャで暮らす、フランチェスコ・ブルッツィキーニさん【写真:Hint-Pot編集部】
古くからの伝統が息づく日本。食事やファッション、マナーに至るまで、海外からやってくる外国人にさまざまな感動と驚きをもたらします。訪日経験があるイタリア人は、実際に日本文化を体験してみて、その印象をさらに深めたといいます。いったい、どんな体験をしたのでしょうか。
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古典文学にまで興味を広げたフランチェスコさん
イタリア・ペルージャ在住のフランチェスコ・ブルッツィキーニさん。日本文化に魅力を感じ始めたのは、18歳の頃だそう。合気道や柔道を習い、多くの日本人の友人ができたことで、興味が広がっていきました。
やがて日本文学をはじめ、古典にも関心を持つように。「とくに平安時代のものが好きです」と話します。
2025年に、長年の夢だった訪日を実現。約20日間の滞在で、東京や大阪、奈良などをめぐりました。実際に日本を訪れた際、自分が思い描いていた世界が目の前に広がっていて、とても感動したといいます。
「着物はエレガントでアーティスティック」
フランチェスコさんがとくに印象に残っているのは、日本ならではのファッション。なかでも、着物への興味は尽きることがないといいます。
浅草を訪れた際は、レンタル着物を体験。実際に袴を身に着けて街を歩いた瞬間を、フランチェスコさんは「袴を着て、最高な気分でした。素晴らしい体験でした」と振り返ります。足袋や草履で歩くのは難しいと想像していたそうですが、「意外と歩きやすかった」と話します。
フランチェスコさんは着物の魅力を「エレガントでアーティスティック。テクスチャーが美しい」と表現します。女性用の着物については「明らかに美しい」と称賛しつつ、「男性の着物もとても好きです。袴はとくに魅力的です」と熱い思いを語りました。
すっかり着物の虜になったフランチェスコさん。また日本を訪れたときも、着物姿で各地をめぐることができると良いですね。
(Hint-Pot編集部)