
米「WWD」が発行する「BEAUTY INC」は毎年、グローバル化粧品企業の公開情報を基に、トップ100社の売上高ランキングを発表している。「WWDJAPAN」2025年7月28日号付録「WWDBEAUTY」では、2024年版のランキングと各企業の動向をまとめた。ここでは11〜34位を紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月28日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
11位(↑︎13位)
メアリー ケイ(MARY KAY)
テキサス州アディソン(アメリカ)
売上高 46億ドル
(約6992億円)
前期比 +7%(推定)
ブランドリスト
メアリー ケイ、タイムワイズ、サテン ハンズなど
ニュース
ユーロモニター・インターナショナルの調査によると、スキンケアおよびカラーコスメティクスにおける世界No.1の直販ブランドである「メアリー ケイ(MARY KAY)」は、油分コントロールと保湿を重視した2つのラインを展開。デンマークとキルギスにも進出し、40以上の市場で事業を運営するまでに成長している。
12位(↓11位)
バス&ボディワークス(BATH & BODY WORKS)
オハイオ州コロンバス(アメリカ)
売上高 45億8000万ドル
(約6961億円)
前期比 +0.2%(推定)
ブランドリスト
バス&ボディワークス
ニュース
米国のボディーケア、ホームフレグランス、石けん、サニタイザー(手指消毒)の市場シェアを維持しつつ、メンズやヘアケア、リップケア、ランドリーなどサブカテゴリーも強化した。その結果、サブカテゴリーの売り上げは全体の約10%に達し、今後もさらなる成長を見込む。特にメンズカテゴリーの成長が著しい。ボディーケアはプレステージフレグランスにインスパイアされたラインが若年層から人気を集めている。ネットフリックス(Netflix)とのコラボで話題をつくった。10月には海外店舗500号店をロンドンにオープン。韓国にも出店し、フランチャイズモデルを通して現在40カ国以上に店を構える。
13位(↓9位)
ナチュラ&コー(NATURA & CO.)
サンパウロ(ブラジル)
売上高 240億9000万レアル
(約6504億円)
前期比 -24.4%(推定)
ブランドリスト
ナチュラ、エイボン(北米以外)
ニュース
「イソップ(AESOP)」や「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」の売却を通じて負債圧縮を図ったナチュラ&コーは、2024年も不安定な状況が続いた。エイボン(AVON)の北米事業の分離・独立を検討したが、米エイボン・プロダクツが8月に日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条を申請したことで計画が一時停止された。一方で、主軸の事業は好調で、売上高は240億9000万レアル(約6504億円)に達し、現地通貨ベースで12.4%の成長を記録した。
14位(↑16位)
ヘンケル(HENKEL)
デュッセルドルフ(ドイツ)
売上高 39億2000万ユーロ
(約6428億円)
前期比 +3.9%(推定)

ブランドリスト
リテール:シュワルツコフ、サイオス/プロフェッショナル:イゴラ、BCボナキュア、オージスなど
この続きを読むには…
残り6730⽂字, 画像11枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。