12月6日、産経新聞、立花孝志氏はトリックスター。メディアはこぞって斎藤氏を叩きまくった。オールドメディア(新聞、TV、ラジオ、雑誌)若者は見向きせず。多くの有権者は自分で情報を探し新しい風を起こした
立花孝志氏は「トリックスター」 “迷惑”にもなるが“追い風”も起こす テレビも警察も“および腰”になる選挙 法整備も必要か
関西テレビ
兵庫県知事選挙で再選を果たした斎藤知事は、「一人一人の県民の皆さんに判断していただいた」と話している。
判断をするときに参考にした情報源として、「SNS」を参考にしたという声は多くあり、SNSが選挙戦に大きく影響したことを示すとみられるデータもある。
■『政治的公平性』ルールのため選挙中に“報道量”減ることがあるテレビ
また「テレビ」の報道のあり方について、いろいろ言われている状況があります。
関西テレビ 神崎博報道デスク:有権者というのは普通であれば、選挙期間に入ってから、『誰に入れようかな?』と考える。やっぱりテレビの報道などを頼りにして選びたいという気持ちはあると思います。
関西テレビ 神崎博報道デスク:われわれの言い訳になりますが、実際テレビは、放送法に『政治的公平性』というものがあり、ある程度候補者を平等に扱わないといけないというルールがあります。 例えば、ある候補をすごく後押しするような報道であったり、ある候補に対して非常に不利になるような報道をしてはいけなくて、本当にバランスをとって報道しなければならない。
関西テレビ 神崎博報道デスク:今回、ネットやSNSにいろんな情報が出ていたことは分かっていました。本当であれば一つずつファクトチェックみたいな形で、われわれの取材で分かったことはこうですよとお伝えして、情報が本当なのか、事実じゃないのかといったことがちゃんと分かるように、ある程度の時間をさいてやればよかったのですけれども、 言い訳になりますが限られた放送時間の中で、それだけの時間を取ってやることはなかなか難しいという判断で、報道量ががくんと減ってしまいました。
関西テレビ 神崎博報道デスク:結局、有権者の人たちは、テレビじゃなくて、SNSやインターネットで、自分で情報を探しにいって、事実かどうか分からないような情報を元に、投票行動に移ったっていうところです。
関西テレビ 神崎博報道デスク:そこはテレビとして、非常に申し訳ないという気持ちもありますし、今後はこの事例を見て、やっぱりテレビができることはもっとあると思いますし、われわれが知恵をしぼって、選挙期間中でもどういった形であればバランスを取った形で有権者に有益な、判断材料になる情報を提供できるか、本当に知恵をしぼって考えないといけないというふうに思います」
テレビの世界にも身を置いていた、前明石市長の泉房穂さんは、選挙報道の問題について「今回の選挙は歴史的な転換点だ」と話す。
前明石市長 泉房穂さん:やっぱり今回の選挙は歴史的な転換点だと思います。今回の大きな争点は、『テレビを信じるのか、ネットを信じるか』という論点がありました。結局言われたのが、『テレビはうそをついている』と。 斎藤さんに問題があったという報道は違うんだ、斉藤さんははめられた被害者なんだという、全く違う世論があった。
前明石市長 泉房穂さん:その時、選挙期間中にテレビの報道がぱったりなくなってしまったので、本当かどうか調べようにもテレビで情報にアクセスがほぼできない状況で、ネットの情報に基づいて判断したわけです。
前明石市長 泉房穂さん:私としてはいろんな議論がありますから、ネットはデマも含めてあるわけですが、それも含めて判断した有権者の民意があり、民意が最大限に尊重されるべきという立場です。 ただテレビの役割が、やはり今回どうだったのか問われると思います。
関西テレビ 吉原功兼キャスター:SNSの情報発信の仕方、テレビの情報発信の仕方。もう一度私たちもしっかり考え直して、アップデートしていく必要性があります。
前明石市長 泉房穂さん:私も元テレビマンですけど、テレビは報道機関ですよ。報道機関に『取材の自由』や『報道の自由』があるのはなぜかというと、国民の『知る権利』に資するためなんですよ。 もっとも重要な民主主義の選挙の時に黙っていて、その使命を果たしていませんから。もっとも大事な選挙の時こそ、ちゃんと報道機関として事実を報道すべきだと私は思うんです。
前明石市長 泉房穂さん:加えて私としては、テレビがもっと信頼されないといけない。『テレビを信じるな』と大声で言われるような世の中がいいと、私は思わない。テレビには頑張って欲しいと、私は思っている一人です。
関西テレビ 吉原功兼キャスター:信頼を取り戻すべく、貴重な選択肢の一つとして情報提供できるように、私たちも邁進して考えてまいります」
このような立花氏の選挙活動について、同志社大学の新川達郎名誉教授は以下のように分析している。
・社会通念上のルールには無頓着
・立花氏の存在が“トリックスター(物語で秩序の破壊者であり、創造者でもあるキャラクター)”的な役割を果たした
・時と場合により“迷惑”になったり、逆に“追い風を生み出す”存在になる
