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“合わせる意識”と“自分の個性を出す意識”

――ポジションといえば、おふたりはそれぞれ違ったポジションで「君はハニーデュー」をパフォーマンスしています。どんな部分に気をつけて、どんな自分を見せようと考えて、パフォーマンスをしているのでしょうか。

上村:今回、私は3列目、端のほうのポジションをやらせていただいています。四期生が真ん中にいて、それを先輩で囲むというフォーメーションなのですが、全く気にする部分が違うんです。たとえば、センターに近いポジションだと「ワンショットでカメラに抜かれた時にどれだけアピールできるか」を頑張っていたのですが、今回のポジションだと「全体へダンスが移った時に引き締められるように」「全体のバランスを見てスパイスになるように」ということを考えて取り組んでいます。

――そういった考えは3列目のメンバー同士で話し合ったりするのですか?

上村:特に話はしないですね。練習をしていく中で感じ取っていくことなので、みんなの気持ちが自然と揃っていくのかもしれません。

――その話し合いをせずにあれだけ美しくまとまるのがすごいです。

上村:鏡を見て練習をする時にみんなの表情や動きが見えるので、それに合わせにいっているからかも。“合わせる意識”と“自分の個性を出す意識”が、バランスよくみんなの中に芽生えているんだと思います。


Photo:堀内彩香

――俯瞰して見る力がないと務まらないポジションなのですね。宮地さんはいかがですか?

宮地:初の選抜制で、初めて先輩たちと一緒に参加させてもらった表題曲なので、まずは先輩たちと振りを揃える、フォーメーションの移動を綺麗にするという協調性を大切にしました。その上で、先輩たちが四期生を囲んで踊るフォーメーションの時は、初々しさやフレッシュさを大切にしています。あとは、シンメの藤嶌や丹生(明里)さんと一緒に歌う部分では、カメラに抜かれた時に「この子いいな」と思ってもらえるように表情の研究をしています。

――それぞれテーマを持ってパフォーマンスをされていますが、全体を見た時のパフォーマンスのポイントなどはあるのでしょうか。

宮地:みんなで踊る時には「はっちゃけて!」とよく言われています。なので、あまり深く考えすぎず、元気に踊ることでしょうか。

上村:そうだよね。振付師の方にも「揃えることよりも、とにかく元気にやってほしい」と言っていただいています。プラス、四期生が5人も頑張ってくれているのでフレッシュ感も出ていると思います。それはいつもと少し違うところかもしれません。私たちも踊っていて清々しい気分になりますし、この曲をパフォーマンスしたあとはいつもよりも気持ちがワントーン明るくなるんです。

――ずっと皆さんを見てきたファンの方は、そのちょっとした違いにも気づくかもしれないですね。

上村:気づいていただけたら嬉しいです。

宮地:ただ聴くだけではなく、日向坂46のことを考えながら聴いてみてほしいです!


Photo:堀内彩香

バリエーション豊かなカップリング曲

――その他にも収録曲がありますが、おふたり揃って参加されているのは齊藤京子さんのセンター曲「僕に続け」です。この楽曲の魅力を教えてください。

上村:やはり京子さんの歌声です。しかも一期生だけで歌うパートが多くて、先輩たちが〈僕に続け〉と頼もしく歌ってくださっています。それを聴いて、私たちは「その背中をいつまでも追いかけます」という気持ちで歌っています。卒業コンサートで初めて歌ったのですが、涙腺が崩壊しちゃいました(笑)。日向坂46の歴史を感じる曲ですし、MVもそういった構成になっているのがグッときますね。しかも、シングル『君はハニーデュー』に収録されていることにも大きな意味があると思いました。勇気をもらえる楽曲ですし、何かを頑張っている皆さんにもたくさん聴いていただきたいです。

宮地:この曲は一期生から四期生までが揃った楽曲で、MVに四期生も参加させてもらえたことが嬉しかったです。それに、いろんな夢を叶えてきた京子さんの歌声とメッセージがマッチしていて、本当にタイトル通りだなって。〈高波は全部 僕が受ける〉という京子さんのソロパートがあるのですが、そこを卒業コンサートで京子さんが歌っているのを目の前で見て「なんて偉大な先輩なんだろう」と感じました。けやき坂46から日向坂46を築いてきた、先頭で頑張ってきてくださった先輩だからこそ、私たち四期生も後に続けるように頑張りたいと感じて。改めて決意できた楽曲です。

僕に続け / 日向坂46

――そして上村さんは「夜明けのスピード」にも参加されています。

上村:この曲は小坂菜緒さん、正源司陽子、山下葉留花、私のユニット楽曲なのですが、個人的に歌詞に共感できる部分が多くて。夜って色々と考えてしまうことが多くないですか? そのせいで、夜明けまでの時間が長く感じるという。そんな時間に優しく寄り添ってくれるような楽曲になっています。意外だったのですが、この4人の歌声がスゴくマッチしているんです。それぞれ個性が違う4人なのに、ユニゾンで合わさるとピースがぴったりハマったかのようになっていて。心に染みる楽曲に仕上がったと思うので、皆さんにたくさん聴いていただきたいですし、ライブでどんな表情を見せる楽曲になるのか、今から楽しみです。

――歌声がフィットしているとのことですが、声色を合わせにいったりもしましたか?

上村:今回、みんなの声を聴きながらレコーディングできたので、意識しましたね。それと「夜明けのスピード」というタイトルにあるテーマがそうさせてくれたのかなって。

――4人の曲の解釈が一致したのかもしれませんね。宮地さんは「夜明けのスピード」を聴いていかがでしたか?

宮地:小坂さんがセンターなのですが、小坂さんって日向坂46の中でも「夜」という言葉が似合う先輩だと思っていて。ユニットメンバーも楽曲のイメージにぴったりだと感じました。歌詞に物語性もありますし、こういう曲を日向坂46が歌うのが珍しいですよね。でもそこが私はすごく好きで、よく聴いています。

――そんな宮地さんは、四期生曲の「雨が降ったって」に参加されていますね。

宮地:今までの四期生曲って、ポップで明るいイメージの楽曲が多かったんですね。でも今回、クールなイメージの小西夏菜実がセンターを務めることになって、平岡海月、渡辺莉奈を加えた3人がフロントポジションで。タイトルに「雨」というワードが入っていたこともあってかっこいい曲なのかなと思ったのですが、まったく真逆でびっくりするくらい明るい楽曲です。歌詞もダンスもキャッチーですし、合いの手もたくさんはいっているので、ライブで皆さんと一緒に盛り上がりたいです。ぜひ細かな部分まで注目して聴いてほしいですし、今までの四期生曲とはちょっと違う意外性も楽しんでみてください。

雨が降ったって / 日向坂46

一期一会で皆さんとひとつになれる瞬間を味わえるのが、フェスの醍醐味

――聴きどころ、見どころが詰まった11thシングルになりそうです。日向坂46の皆さんは楽曲もさることながら、イベントやライブもコンスタントにおこなっている印象です。7月には【OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024】への出演も決定していますが、自分たちのライブと、こういったフェスでのアウトプットの違いはあるのでしょうか。

上村:これまでも何度かフェスに出演させていただいていますが、大きな違いは自分たちのファンの方ばかりではないということ。そんな中でも「NO WAR in the future」というライブの定番曲を披露した時には、ファン以外の方も一緒に盛り上がってくれました。そうした一体感が生まれる瞬間がたくさんあるので、一期一会で皆さんとひとつになれる瞬間を味わえるのがフェスの醍醐味だと思っています。普段も全力でパフォーマンスをしていますが、フェスではもっと出力を高めて、少しでも楽しんでいただける方が増えたらいいなという気持ちでやっています。

宮地:フェスと自分たちのライブだと楽しみ方もまた違いますよね。フェスでは「王道の日向坂46」を見せることが多いですが、ライブではユニット楽曲やしっとりした楽曲など、ちょっと違った一面を見せています。それに、自分たちのモチベーションの源も少し違っていて。フェスは「盛り上げるぞ」という気持ちがモチベーションになっていますが、ライブでは「私たちのいろんな面を知ってほしい」という部分がモチベーション。そういう意味ではアウトプットも自ずと違ってきているのかもしれません。

――なるほど。そして、9月には宮崎にて【ひなたフェス2024】も開催されます。日向坂46のステージを楽しむ秘訣を教えてください。

上村:ファンの方が考えてくださったり、公式から出していたりするコールがあるんですね。ただ見るだけではなく、みんなで一緒に声を出して“参加できるライブ”を日向坂46は掲げていて。ぜひ声を出して、「疲れた」というくらい思いっきり楽しんでいただくのがいちばんかなと思います。特に【ひなたフェス2024】は「フェス」と名前がついている通り、思いっきり楽しめる場所になると思います。タオルを振り回す曲、サイリウムを振る曲などもあるので、思いっきり、恥ずかしがることなく、気持ちを開放していただければなと思います。私たちも「声を出すなんて恥ずかしい」という気持ちを剥ぐ思いで盛り上げるつもりです。

宮地:4月に開催した【5回目のひな誕祭】から、コール動画を積極的に作らせてもらっているので、より参加型ライブの色が濃くなってきていると思います。メンバーと一緒に踊ったり歌ったりして楽しめるという部分は、ライブに来ていただいたら絶対に実感できると思います。普段のつらいことは忘れてライブを全力で楽しんで、日向坂46をもっと好きになってもらいたいです。


Photo:堀内彩香

リリース情報

jacket

シングル『君はハニーデュー』

日向坂46
2024/5/8 RELEASE

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