【スカッと】私達夫婦の金婚式祝いで親戚一同が集まり高級料亭へ。食事中に3歳の内孫「ママ、おしっこ!」息子嫁「面倒だからオムツにしなw」その瞬間、真顔で5歳の外孫「あのさ、
今日は私と夫の結婚50周年を祝う金婚式
各々料理を食べ始めると内孫のありちゃん
が今にも泣き出しそうな表情を浮かべ
落ち着かない様子だありちゃんどうしたの
かしら心配で声をかけようとすると彼女は
ミキさんの袖を引っ張り泣きそうな声で
訴えるまま入りおしっこ行きたい
そう訴えられたミキさんは氷のように
冷たい表情を浮かべるとありちゃんへ
言い放った何よ全くめんどくさいわねムに
し
な私はミキさんの言葉が理解できなかった
アイリちゃんが尿意を訴えているのに
おむつにそのまましてしまいなさいと言う
なんてミキさんの思考が信じられない尿を
吸ったオムは湿って重くなりありちゃんも
不快だろう私は耐えられずミさんを
とめようと口を開いた私が声を発するより
先にはっきりとした声が響いたあのさおば
ちゃんありちゃんを映のために使ったら
だめだ
よ思わぬ人物の声に場はしと
静まり返る外孫の俊助君だ彼の言葉を受け
たミキさんは明らかにうえた様子で何も
言い返せずにいた娘のが何かに気がついた
ようにスマートフォンを取り出し
た俊助バエってもしかして
これみさが取り出したスマートフォンの
画面には今大人気の動画サイトが映し出さ
れていた3歳女の子ママ子供に対する接し
方の
秘密可愛らしいイラストのアイコンの横に
自己紹介文が書かれているありちゃんは3
歳の女の子だこの動画アカウントの投稿者
はもしかしてみき
さんみさちょっとその動画見せてもらえる
かしらみさからスマートフォンを受け取り
私は動画アカウントの1番上に乗っていた
動画をタップするそこに映し出されていた
の
は私の名前は五藤と今年で67歳になった
いつでものことを第1に考え守ってくれる
夫史郎さんと結婚して50年専業主婦をし
ながら2人でつつましやかに暮らしている
カではないものの穏やかで幸せな日々だ私
と夫には2人の子供がいる息子の正弘と娘
のみさ子供の成長はあっという間だとよく
聞くが本当にその通りだと思う手のかかる
小さな子供だった2人は成人してで結婚し
実家からすっていった息子の正弘は大学を
卒業してすぐに結婚大学の同級生である
ミキさんと入籍するのだと紹介された時は
随分早婚なのではないかと驚いたそれでも
彼らが幸せなら問題ないだろうと祝福した
娘のみさは勤め先でご縁があり2年間の
同棲を経て結婚お相手は直属の上司で岩
さんという方だアイロンをきちんとかけた
のだろうし1つないスーツで入籍のご挨拶
に来てくださった彼はみさからよく聞いて
いた話の通りだった誠実で真面目な印象を
受け夫の史郎と共にほっと胸を撫で下ろし
たことを覚えて
いる正弘一家もみさ一家も私と夫が暮らす
一見屋から程近い場所にマイホームを購入
したそのためよく我が家に遊びに来て
くれるすった子供が会いに来てくれるのは
嬉しいものだ孫たちにも恵まれた私の初孫
俊助君はみさの第一死の男の子俊助君が
生まれて2年後正弘とミキさんの間にも
ありちゃんという娘が誕生した孫たちは
スクスクと育って現在俊君は育ち盛りの5
歳この間我が家に遊びに来てくれた時来年
からから小学校に通うのだと嬉しそうに
ピカピカと輝くランドセルを見せてくれた
ありちゃんは3歳にして最近おしゃれに
興味を持ち始めたそうだ年齢の割に
しっかりしている子で子供園ではお友達も
多いという優しい子だ孫たちは私の家の
すぐ近くの同じ子供園に通っている昔正弘
もみさもお世話になった思い出の詰まった
子供園だ実家から子供たちがすった時は
寂しさに襲われたが今もすぐ会える距離に
行って孫の顔まで見れるなんて私はなんて
幸せなの
だろう私の楽しみは子供たちと目に入れて
も痛くないほど可愛い孫たちに会うこと
だただ1つ私はどうしても気になっている
ことがあるそれはひの妻さんがありちゃん
を度々我がにに来ることだありちゃんと
会えるのは私としてもとても嬉しい3歳の
小さな孫は柔らかいスポンジのように
どんどん知識をつけアイリちゃんは会うた
に関心させられるほど成長しているただ
頻度が多すぎるのだみきさんは私たち夫婦
にありちゃんを預けた後派手な格好で
出かけていく正も遅くまで仕事をしている
ためありちゃんの面倒はほとんど私と夫の
郎さんが見てい
た次第にミキさんは子供園への草原も私に
頼むようになりありちゃんがミキさんに
会えるのは日付が変わる頃になることも
あっ
たばあばあママはどこまだお迎え来
ない寂しそうな顔をしてミキさんがいつお
迎えに来るのか私に尋ねるアイリちゃん
ありちゃんはまだ3歳だ母親に甘えたい
盛りだろう
可愛い孫が寂しそうな顔をするたびに私は
胸が締めつけられるように痛くなった
こんなに小さなありちゃんをほっておく
なんて一体みきさんは私にありちゃんを
預け何をしているの
だろうありちゃん大丈夫よもうすぐママお
迎えに来るから
ね私はありちゃんが寂しい顔をするたびに
そっと彼女を抱きしめることしかでき
なかっ
た雲1つない海晴の日曜日いつものように
ミキさんがありちゃんを連れてやってきた
おはようございますお母さん申し訳ないん
ですけど今日もアイリをよろしくお願いし
ます短いスカートに高華そうなバッグを
持ったミキさんはアイリちゃんをほら早く
と
促すありちゃんが私の元へ歩いてきてその
小さな手で私の手を握ったみきさんはあり
ちゃんに一言もはさず私にそれじゃあまた
夜にとだけ告げて駆け足で去っていって
しまうミキさんの後ろ姿が次第に小さく
なりやがて見えなくなるとありちゃんは
寂しそうに俯い
たありちゃんほら今日はすごくいいお天気
ばばと一緒に公園に行こう
か私はありちゃんの寂しい気持ちが少しで
も柔らぐよ遊に行くことを提案した彼女の
表情がぱっと明るくなる公園
行く孫の笑顔が見れてよかったそう思い私
はありちゃんの頭を優しく撫で
たアイリちゃんが大好きな象さんの形をし
た大きな滑り台のある公園は我が家から
20分ほど歩いた先にある手をついで公園
への道を歩いていると声をかけられた
と同年代の女性で古くから近所に住んで
いる吉田さんだ私とありちゃんに対し吉田
さんは到底信じられないことを口にし
たあらあらご父さんこの子がお孫さんの
ありちゃんご父さん本当にいいお嫁さんを
もらったわ
ね私はその言葉が理解できなかったミキ
さんがいいお嫁さんとは思えないあり
ちゃんを毎日放っておいて出かけてばかり
の母親が一体どうしていいお嫁さんだと
言うのだろうか私は驚きのあり少しの間
固まった後吉田さんそれは一体どういう
意味でと言葉のシを尋ね
たみきさん正弘さんの帰りが遅いから1人
でありちゃんの面倒を見ているんでしょう
教育もしっかりされてお金もたくさん持っ
ているみたいだしありちゃんの将来は安泰
ね
子供にお金のことで大変な思いをさせるの
は忍びないからねと吉田さんはニコニコと
して
いる
おかしいどうしても私の中の美希さんと
吉田さんの中の美希さんが一致しない動揺
しているのを悟られないように当たり障り
のない返答をして私はありちゃんと公園へ
向かったのだっ
たその日の夜20時を回った頃にミキさん
はやってきた私とたくさん公園で遊んで
お気に入りの象さんの滑り台を5回も滑っ
たありちゃんははに疲れて眠ってしまって
いた起こさないように小さな体をそっと
抱き上げてミキさんの腕の中へ
手渡すミキさんへアイリちゃんを私に預け
て何をしているのかと尋ねようと口を開く
と大変アイリが起きちゃと言ってそ草と
立ち去ってしまっ
たミキさんとありちゃんが帰って行った後
も私の頭の中を駆け巡るのは吉田さんの
言葉だっ
たお金持ちで教育をしっかりしているママ
のみき
さん私が知っているみきさんはありちゃん
を私に預けて出かけてばかりだし正弘と
同じ大学を出ている彼女がお金持ちとは
思えなかった彼らの出身大学はお世辞にも
有名とは言いがい地元の小さな私立大学だ
正もこの間会った時毎日遅くまで残業して
いるのに給料は全然もらえないと愚痴を
こぼしていたしお金に余裕のある素振りは
見たことがない月収も平均くらいだと話し
ていたそれにミキさんは専業主婦で働いて
いない正弘一家の世帯年収がそんなに高い
とは思えなかっ
たとみ難しい顔をしてどうしたん
だ私の様がおかしいことに気がついたの
だろう史さんが心配そうな目で私を見つめ
ていた夫婦になって50年どんなことも
2人で共有し乗り越えてきた夫に隠し事
なんてできるわけが
ない私は吉田さんから言われたことを史郎
さんに話した美希さんは毎日ありちゃんを
私に預けて出かけてばかりでありちゃんが
寂しい思いをしているのは夫も分かってい
たなのにみきさんに対しお金持ちで教育を
しっかりしているママという印象を持って
いる吉田さんに違和感を感じたことを
伝える史郎さんは私の話をじっと聞いてい
た私の話を聞き終えた史郎さんはしばらく
黙って何かを考えているようだっ
たそんなことがあったのか
うん史郎さんは最近に教えてもらいながら
作を覚えた
を取り出しどこかに電話をかけ始めた私は
電話をしている史郎さんをしばらく見つめ
ていた夫の通話相手の声はよく聞き取れず
話している内容は分からないでも史郎さん
はいつだって私をいい方向へ導いて
くれる彼に話したことで私の心も少し軽く
なった気がした私は瞳を閉じたただただ
ありちゃんが幸せに育ってくれることを
願い
ながらそれから1週間が過ぎ私はリビング
のソファーに腰かけ趣味の編み物をしてい
た電話機がじりと音を立て私は慌てて受話
きを
取るもしもし母さん父さんとお母さん今年
で結婚50周年になるだろみさと話してて
2人の結婚式をやりたいんだけど空いてる
日は
ある電話口の相手は息子の
私と史郎さんの結婚式のため私たち夫婦と
正一家みさ一家で集まりたいという打だっ
たあらあらそれは嬉しいわありがとうしろ
さんのお休みは土曜日と日曜日だから
どちらかならいつでも大丈夫
よ私は正に史郎さんの仕事が休みの曜日を
伝える私は自分の子供や孫たちに私たち
夫婦の婚式をしてもらえることを嬉しく
思い浮き足だっていた1週間後の土曜日の
夜久々に3家族が集まった都内でも
ホスピタリティ精神が高いと好評の
きらびやかな高級亭正弘が予約してくれた
のだと
いううわすっごいめっちゃ豪華です
ね店内に入るなりミキさんは興奮した様子
で店内の写真をパシャパシャと撮っている
ほらアイリそこに立ってあもうもう
ちょっと右
そうそう高級そうな秒の横にありちゃんを
立たせ何枚も写真を撮っている本来高級亭
で写真を撮る行為は好ましい行為ではない
お店の雰囲気も壊してしまうし
シャッター音もするため写真を撮る際はお
店のスタフ方に許可を得ることがマナだ
さんは気にも止めていない様子で写真を
取り続けてい
た私は正直気になっていたもののお祝いの
場の雰囲気を壊してしまったらと思うと
忍びなくミキさんの行動を黙って見つめて
い
たお待たせいたしまし
た綺麗な着物に身を包んだお店のスタッフ
の方が料理を運んできてくれた繊細な
盛り付けの芸術作品のような料理が
テーブルの上に
並ぶそれでは料理も揃ったところで改めて
お父さん母さん結婚50周年おめでとう
これから
も正が言い終わらないうちにちょっと待っ
てとミキさんが大きな声で遮切った料理は
誰も手をつけてない状態で写真を撮って
おかなきゃだからちょっと待っ
て私はあけに取られていた隣に座る史郎
さんも呆れた様子なのが見て取れる対面に
座っていたがきれない様子で言ったみき
さんちょっと今日はお父さんとお母さんの
お祝いの場よ写真を撮る場所じゃないわ
マナ違反
でしょミキさんはみさに言われてむっとし
た顔をしスマホを下ろすブスっとした様子
で速歩を向い
た正弘はいたまれない様子で俯いているあ
父さん母さん改めて私から結婚50周年
本当におめでとう
みさ正弘
ありがとうみきさんのふされた様子の態度
は気になったがみさの言葉が嬉しかった斧
の料理を食べ始めるとアイリちゃんが
そわそわとしている今にも泣け出しそうな
表情を浮かべ落ち着かない様子だあり
ちゃんどうしたの
かしら私はありちゃんのことが心配になり
声をかけようとすると彼女はさんの袖を
引っ張り泣きそうな声で
訴えるまあまあハリおしっこ引き
たいありちゃんに訴えられたミキさんは氷
のように冷たい表情を浮かべるとあり
ちゃんへ言い放った何よ全くめんどくさい
わねムツにし
な私はミキさんの言葉が理解できなかった
ありちゃんが尿意を訴えているのにおむつ
にそのまましてしまいなさいと言うなんて
ミキさんの思考が信じられない尿を吸った
オムは湿って重くなりありちゃんも不快
だろう私は耐えられずミキさんをとめよう
と口を開いた私が声を発するより先に
はっきりとした声が響い
たあのさおばちゃんありちゃんは1人の
人間だよおもちゃじゃない
よ思わぬ人物の声にばしと
静まり返るの子のす君
だす君は硬い表情のままさらに続けていっ
たありちゃんを映のために使ったらだめだ
よ俊助君からの言葉を受けたミキさんは
明らかにうえた様子で何も言い返せずにい
たミキさんのありちゃんに対する接し方は
目に余るものがある母親としてあまりにも
ひどいみが何かに気がついたように
スマートフォンを取り出し
た俊助映えってもしかしてこれのことを
言ってる
のみさが取り出したスマートフォンの画面
には今大人気の動画サイトが映し出されて
い
た3歳女の子ママ子供に際する接し方の
秘密可愛らしいイラストのアイコンの横に
自己紹介文が書かれているありちゃんは3
歳の女の子だこの動画アカウントの投稿者
は
もしかしてみき
さんそうこれおばちゃんのでしょこの前
ゆいちゃんのお家に行った時ゆいちゃん
ママから見せてもらったの私は以前みさ
さんからゆいちゃんママの話を聞いたこと
を思い出すみさとゆいちゃんママは同い年
で俊助君とゆいちゃんの仲がいいことも
あり親しくしているのだと言っていたみさ
ちょっとその動画見せてもらえる
かしらからスマートフォンを受け取り私は
動画アカウントの1番上に乗っていた動画
をタップするタイトルはトイレを嫌がる3
歳児をトイレに行かせる方法今日も大忙し
のワンオペ
ママ私にありちゃんを預けてばかりだと
いうのにワンオペとはどういうことなのか
と思いつつ私は動画を見た動画の中では
ありちゃんが泣いている様子とそれを
激しく出席するミキさんの姿が映し出され
て
た日々ありちゃんと接してきてありちゃん
をよく知っている私は確信する顔は
はっきり写っていないもののこれはあり
ちゃん
だ母親の派手な服にも見覚えがありミキ
さんがこの間うちにありちゃんを迎えに来
た際に着用していた服だっ
た動画の中のミキさんの喋り方は過激
すぎる元だったいいから言うことを聞くの
トイレに行きなさい
冷覚となくありちゃんの腕を掴み大きな声
をあげるミキさん強く掴んでいるのだろう
動画の中のありちゃんの細い腕は鬱血して
い
た私の背中に嫌な汗が伝っていくこれは
あまりにもひど
すぎる私は震える手でいやいやきの3歳児
好き嫌いの直し方というタイトルの動画を
タップした人参が硬くて食べられないと
訴えるありちゃんの口に無理やり人参を
押し込むのぞみさんの姿が再生さ
れる時にはママも休憩が必要子供を1人で
寝かせる方法というタイトルの動画は
寂しいと訴えるアイリちゃんを寝室に
閉じ込め1人晩酌をするミキさんの姿が
映ってい
た動画の内容を見てこれがしつけとは思え
ず私は血の気が引いていくのが分かっ
たミさん一体これはどういうことな
の私は湧き立つ怒りを押さえつつミキさん
に振り返り静かに尋ね
たち違いますこれは私じゃありません全く
の別人
ですミキさんは目を白黒させながら早口で
主張した明らかに様子が
おかしいそれはミキさんの動画だよ動画に
移っているのは本人
だ史郎さんははっきりと言い放った
先日年に聞いたよご近所の吉田さんが美希
さんのことをお金持ちで正弘がいない間
アイリを1人で見ている教育熱心なママだ
と言ってたことその話を聞いて非常に疑問
に思ってね確かめてみたん
だ静まり返った場に史郎さんの声が響く
みさは大きく目を見開いて固まっている体
がかかに震えてい
た吉田に電話をしてみきさんのことについ
て聞いてみたんだみきさん自分から吉田
さんにこのアカウントは自分が投稿して
いるからフォローしてほしいと頼んだそう
じゃない
か私はご近所さんの吉田さんから聞いた話
を史郎さんに相談した時のことを思い出し
たあの時史郎さんが電話していた相手は
吉田さんだったのだ史郎さんの言葉を聞い
ていたみさがはっとしたような顔をして
立ち上がった
その話私も聞いたのみきさんが子供園のマ
友たちに自分の動画アカウントをフォロー
するように言い回ってるって有名な動画
クリエイターになりたいから応援してほし
いって頼んでいたんでしょ私はゆいちゃん
ママから教えてもらったという俊助君の
言葉を思い出し息を飲んだ俊助君とゆい
ちゃんありちゃんは同じ子供園に通って
いるみきさんの動画アカウントの話がゆい
ちゃんママの耳に入るのも当然
だろみさに追い打ちをかけられみきさんは
顔を真っ赤にして叫んだち違います別に
頼んでなんかいませんフォローするなら
教えてあげるよっって言ったん
ですフォローするなら教えると言ったミキ
さんの言葉が頭の中で半数する私は確信し
たつまりあの動画アカウントはやはりみき
さんのものなのだ
とさんさっはじゃないって言っていた
けれどもこれはあなたなの
ね私は画面に移るアイリちゃんを出席する
ミキさんの後ろ姿を指さしたミキさんは
ようやく自分がボケを掘ったことに気が
ついたのかみるみる顔が青ざめていくその
様子を見て俊助君が
つぶやくトイレに行きなさいって怒ったり
今日はおむつにしなさいいって言ったり
おばちゃんの気分でそんなの決められたら
ありちゃん困ると思う
俊助君に確信を疲れたミキさんはがっくり
とうれていたその様子を見た正弘が慌てて
椅子から立ち上がり床へ正座するその目は
私たちをしっかりと見つめていた俺は俊助
君に言われるまで何も気づかず収入を
上げるために残業ばかりして家の様子を
把握できていなかっ
た正弘の目には涙が溜まり声は震えていた
みきさんが母さんたちにアリを預けて
ばかりいることも知らずに父さんにも
母さんにも迷惑をかけてめでたい場まで
壊してしまったアリに対しても本当に
申し訳
ない正弘は深く頭を下げた正弘の膝に
パタパタと涙が落ちる正弘は帰ってから
のぞみさんと2人で話し合うことを私たち
に約束してくれ
た私はまとありちゃんのこれからの幸せを
願いながらミキさんとありちゃんを
連れ帰っていく正弘の背中が見えなくなる
までじっと見守っていたのだっ
たそれから数日後私がキッチンで夕食を
作っていると玄関のチャイムが鳴った扉を
開けるとそこには正弘の姿があっ
た母さん急にごめん上がってもいいかな
正弘は真剣な表情だった私は正弘の硬い
持ちから何か大事な話があるのだろうと
思っ
たもちろんよここはあなたの家でもあるん
だからほらお入り
なさい私は正弘をダイニングへ促し史郎
さんが座っている椅子の隣に腰かけた正弘
も私たちと対面の椅子に座り口を
開くお父さん母さん
急に押しかけてごめんあれからミキと2人
で話し合った俺はミキと離婚する今日は
しっかり説明しようと思ってきたん
だ正弘の声はしっかりとしていて硬い意志
を感じられ
たミケは日常的にアイリに対して角に出席
していたことが分かったんだアイリにも
ちゃんと確認したそれに消費者金融から
多額の借金をしていた
私は正弘の言葉に対し思い当たる節があっ
たミキさんの動画アカウントが発覚した
あの日私は史郎さんと共にミキさんの動画
アカウントを確認したミキさんが投稿した
動画はアイリちゃんへのしつけと表した
動画と高級ブランドバッグや高級ブランド
の服の紹介動画がメインだったご近所の
吉田さんは高級ブランドバッグを紹介して
いるミキさんの動画を見てお金持ちだと
思ったとのことありちゃんへ出席している
動画は見ておらずタイトルだけ目を通し
教育をしっかりしているのだと勘違いして
しまったのだそう
だミキさんが紹介しているブランド品の
数々は軽く100万を超えるものばかり私
はその時こんな高価なものを買うお金を
どこから演出しているのか疑問に思ったの
だっ
たその借金ってもしかしてきさんが動画で
紹介していたブランド品を買うため
に正弘は私の発言に対しこりと頷いたミキ
さんはブランド品を購入し自身の動画
アカウントで公開するために借金をしてい
たその額はどんどん膨れ上がり借金を返済
するためにまた借金することを繰り返して
いたそうだ家へ届く特上は正弘の目に入る
前に美希さんが処分していたためマは気が
つかなかったとのこと高級ブランド品を
公開したり育児の様子を動画サイトで公開
すると多くの人に再生され注目されるミキ
さんは動画が再生され注目されることを
自分が他よりも優れた人間であるように
感じいかに映えるかしか考えられなくなっ
てい
た次第に増えていく借金への返済に対しミ
さんは向き合おうとしなかった私にちゃん
を預け
飲み歩いて現実避をしていた
らしい正は説明しを得ると私たちに向かっ
て頭を下げ
たとさかさこれから俺は仕事じゃなくアリ
を一番に考えて生きていこうと思う迷惑を
かけてしまって本当に
ごめん
正これから離婚のための手続きやちゃんの
得するためにさんと再び話し合うと言って
正は帰って行っ
たそれから数日が経ち正から電話があった
母さんアイリとこれからも一緒に暮らせる
ことが決まった
よ正弘とミキさんはアイリちゃんの真剣を
巡って対立し話し合いを行っていたのだ
そうだそして今日無事に真剣者は正弘と
いうことで話がまとまったのだと
いうみきさんはありちゃんの真剣は自分に
あると主張したがアイリちゃんは正と一緒
にいたいと言ったそうだありちゃんの意思
と娘へ日常的に過な出席をしていたことを
正弘が主張するとミキさんは何も言い返す
ことができず真剣は正が獲得することに
合意したのだという受越でも伝わるほど
正弘の声は嬉しそうだっ
た正との離婚後美さんの悪評はあっという
間に広まり彼女は逃げるようにこの町から
去っていっ
たそれから1年の歳月が経った正弘は住ん
でいた家を売却し今はありちゃんと私たち
のうで共に暮らしている今ミキさんは遠い
町のボロボロのアパートで1人暮らしして
いるそうだ養育費の支払いと借金の返済に
追われ身をこにして毎日働いている
らしい雲1つ海晴の日曜日のお昼今日は
みさと俊助君が遊びに来ているリビングの
ソファーで編み物をしていると庭から楽し
そうな笑い声が聞こえてきた私は腰を上げ
縁側に座る史郎さんの隣へ腰かけ
たしろさんなんだか楽しそうな声が聞こえ
たものだから来ちゃった
わありちゃんは遊びに来た俊助君と楽し
そうにボール遊びをしているその傍で正弘
とみさが2人を優しい目で見つめてい
た史郎さ本当に良かった私あの子たちの
幸せそうな姿が見れて本当に
嬉しい史郎さんは深く頷いて私の手を握っ
た私も史郎さんの手を握り返して庭にいる
子供たちと孫たちを
眺めるさんも動画アカウントのフォロワー
数や再生数ばかり気にするのではなくあり
ちゃんのあの笑顔を見てくれていたら
良かったのにと切に
思う弾けるようなアイリちゃんの笑顔が
太陽に照らされキラキラと輝いてい
たこれからは私たちがあの笑顔を守って
いこう私は心からそう思った
私にも抱っこさせてちょうだい
生まれた赤ん坊を見て涙で顔を濡らし
ながら私は言ったするとまゆと吉郎は顔を
見合わせ笑い始め
た何をおかしなことを言ってるん
だそんなこと聞かなくたって抱っこして
あげて
よそう言ってくれるものだと思い赤ちゃん
に近づいたその
時ちょっとこっちへ近づいてこないで
よ笑いながらまゆが言う聞き間違いかと
思ったがそうでは
ない大体なんで他人のあんたに私の子供を
触らせないといけない
の
他人郎も私を見て
もうお前に用はないんだ
よ吐き捨てるように言葉を投げつけてきた
何も言えずに固まっている私を見て2人で
ケラケラと笑って
いる今までの日々は嘘だったっていうの3
人で楽しくやってきたのは私だけだった
の目の前が真っ暗になりそうだ
いや楽しかったぜたんまり稼いでくれて俺
たちを養ってくれて
なだよね贅沢な暮らしができたし私たちの
言うことは何でも聞いてくれた
しそこには私に対する愛だとか感謝だとか
そんなものは存在していなかった20年
以上騙されていたのだ私
は自分の馬さ加減に思わず笑いが
[音楽]
[笑い]
込み上げる加藤をふわせ私は
笑うとうとう気でも狂った
かニヤニヤとしたやしい顔でこちらの様子
を伺うよどうしてこんな男のことを愛して
いたの
だろう気持ち悪い
[音楽]
えそんなことだろうと思ってたの
よ吉郎とまゆはきんとしている私は背後の
ドアへ
向かう私がドアを開けると2人は凍りつい
た私は黒千1歳夫と娘の3人
暮らしここまで聞くとどこにでもある普通
の家庭だろうだが私たちの場合は少し違う
娘は私の実の子ではない夫の連れ子
だ私は夫と出会う前に別の男性と結婚して
いたが不妊が理由で離婚したもちろんお
互いの話し合いの上での円満離婚だ子供が
できないと知った私は離婚してからという
ものがむしゃらに働いてきた生きる糧が
仕事しかなかったからだ気がつくと車内の
出世頭となっていた私だったがそんな時に
今の主人となる吉郎と出会っ
た仕事の取引先で働いていた郎は毎年で
優しい青年だっ
たちょうど私が打ち合わせでよろの会社を
訪れた時私の履いていたヒールが折れて
しまったのだがその時手助けをしてくれた
のが出会いのきっかけ
だそれから顔を合わせる度に挨拶をし少し
ずつ話しをするようになりいつしか私は
吉郎と会えるのが楽しみになっていた
ある時吉郎の会社に行くと3歳ぐらいの
女の子が事務所にい
た気になって受付をしてくれた事務員の方
に聞いてみるとその女の子はまゆという
名前で吉郎の子だと
いうまゆが生まれてまもなく奥さんは
亡くなられたそう
だそれから吉郎は1人で働きながら育てて
きたのだ
たまに発熱などで保育園に行けない時に
こうして事務所で待機させている
らしい眉の額には熱を覚ますシートが貼ら
れてい
たちょうどその時吉郎が事務所へ戻ってき
たおや水野さん今日もまた打ち合わせです
かにこやかに私に話しかけて
くるえあはいそうなん
です私は吉郎の見えない苦を想像してい
たあの私娘さんのことを聞いてしまいまし
た吉は驚いた顔をしたがまたすぐ笑顔に
戻り
ああたまにねここへ来るんですよ保育園は
少しの熱でも共演できないもんです
からそうなんですねごめんなさい私に構わ
ず早く家でゆっくりさせてあげて
ください子供がいない私には想像できない
くらい大変なん
だろうそうですねでは
またそう言って吉郎は眉を抱っこして会社
を後にした打ち合わせの最中も私は吉郎と
まゆのことが気になってい
た1人で子供を育てている人はごまといる
きっとそこにはその家庭の分だけ苦労が
ある
だろうもちろん両親が揃っていても苦労が
ないわけではない子供を埋めない私はその
苦労すら知らずに一生を終えるの
だろうなんだか急に仕事に全てを捧げる
自分が寂しく思えたそして少しでも吉郎の
負担を減らすことはできないだろうかと
考えてい
た自分では気がついていなかったがそれ
ほどまでに私の心は吉郎に奪われていたの
だそれからというもの私は今まで以上に
吉郎と話す機会を探した連絡先を交換し
ゆも含めて食事に行ったりするのにそんな
に時間はかからなかっ
たまゆも私についてくれ3人で過ごすこと
が増えたまゆが4歳になった
頃チホさんのご飯毎日食べ
たい何気なく言ったその言葉が私の気持ち
を
駆り立てる吉郎は少し照れたように
こらまゆ千穂さんも忙しいんだ無理を言う
んじゃ
ないとまゆを嗜めているが本心はどうなの
だろう
か数日後3人で公園へ出かけた時に私は吉
に尋ね
たこの前まゆちゃんに言われた一言私は
すごく嬉しかったん
です吉郎は何のことを言っているのか
分かっていないのかきょとんとして
いる私でよければ毎日ご飯を作りましょう
か吉郎ははっとした顔を
する
あの分かりにくかったでしょうか私は
あなた
とそこまで行った時吉郎が私の言葉を遮
切った待って
ください私はドキッとした吉郎は遊具で
遊ぶ眉を見てそしてため息を
つくもしかして出しゃばりすぎたかしら
不安でいっぱいになっ
たこれ以上千方さんの負担を大きくする
わけにはいか
ない吉郎は呟い
ただめだったか
食事はいや家事は分担性にし
ましょう私は耳を疑った
えあいやチオさんは仕事も忙しいでしょう
から家事は僕も負担するということ
ですそれっ
て私の思い違いではないだろう
か私と結婚してくださるということです
かえあそうかすいませんそうですいやそう
じゃなくて四郎はドギマギしていたがすっ
と姿勢を正し私に向き直っ
た分かりにくくてすいませんこんな僕です
が結婚して
くださいはい
私は満面の笑みで
答える遠くで眉が吉を呼ぶ声がするそれで
も私たちは手を取り合い見つめあってい
たそれから20年の月日が流れた私たちは
あの日から家族になり3人で過ごしてきた
4歳だったまゆは今はもう24歳だ私は相
変わらず仕事を続けている私には亡くなっ
た両親が残してくれた財産があったのだが
何よりも私を本当の母親のように慕って
くれるまゆのために何かしたかっ
た吉郎もまゆも私が仕事で忙しくても何も
言わずに家事を手伝ってくれただがまゆが
あの日私に言った私の作ったご飯を毎日
食べたいという言葉通り私は3色のうち
必ず一食は作るようにしてい
た保育園卒園から大学卒業までまゆの願い
はできるだけ叶えてきたつもりだ学校の
イベント習い事塾など他の家の子と同じ
ようにやりたいことをやらせてき
たまゆは素直にスクスクと育ち2年前に
大学を卒業して今は地元の企業にめている
あとはいい人を見つけて結婚してくれれ
ば最近そう思うようになった私はすっかり
母親になってい
たそんな私の気持ちとは裏腹にまゆの態度
が冷たいと感じるようになったのはまゆが
就職してから
だ最初におかしいと思ったのは私が作った
食事を食べてくれなくなった時だ
1度や2度ならまだしも私が食事を作る時
は必ず外で食べるようになっ
た不思議に思った私は吉郎に相談してみた
がまゆももう働き出して一端の社会人なん
だそこまで気にすることじゃないだろうと
軽くあわれた確かにそうだもういい人な
あまり口出しすることでもないその時は
そう思ってはいたが気がつけばまゆが私の
作った食事を口にすることはなくなってい
たマの態度が冷たいのは食事に限ったこと
ではないもうずっと眉と会話らしい会話を
していないお互いに仕事をしていて帰宅
時間がバラバラなのもあるが唯一顔合わせ
朝のわずかな時間にもまるで私がそこにい
ないかのように
振る舞う私が話しかけても無言で反応すら
してくれ
ないある夜私が帰宅して遅めの晩御飯を
食べていた時まゆが帰ってき
たおかりまゆちゃんちょうど私もご飯を
食べていたの軽く何か作ろう
か思い切って声をかけたが眉は大きな
ため息をつき何も言わずに実質へこもっ
た何か私自身が気づかないうちに眉を
傷つけてしまったのだろうか不安になった
私はまた吉郎に相談してみた
が眉も疲れているだけじゃないか慣れない
仕事続きだし
なとまたまともに取り合ってもらえなかっ
た眉の態度が冷たいからと言って私は
決して態度を変えなかった何があったに
せよいつかは必ず前のように戻れるはずだ
と信じていたし血は繋がっていなくても眉
は私の娘だ冷たくされ無視される日々が
続いたが私は毎日眉に話しかけることを
諦めなかった
また月日が流れたもうどれくらい眉と口を
聞いていないだろうそれでも私はいつもの
ように眉に声を
かけるおはよう今日も仕事頑張ってね行っ
てらっしゃい私の作った朝食に手をつけず
に黙ったまま玄関を出ていく背中を
見送るいつまでこんな日が続くのだろう
もう限界かもしれ
ないそう思いながら私も仕事へ
出かけるこの数年間同僚に相談してみても
遅れてきた反抗期だのそういう時期って
あるものだの誰も私の納得の行く答えを
くれなかっ
たそうして私はいつしか誰にも相談する
こともなくずっと自分1人で悩み続けてい
た家に帰るのが憂鬱
だそんな日に限って定時で帰れて
しまう重い気持ちを振り切れず晩御飯の
食材を買って
帰るただいま
おお
帰りよはすでに帰宅していた夕方の
ニュースを見ながら先に缶ビールを開けて
いるよう
だ私も
今日は飲もう
かしらそう言って冷蔵庫を開け缶ピールを
取り出すどうした珍しい
などうせ吉郎にこの気持ちを話したところ
でまたはぐらかされるだけ
だたまにはねこんな日もあるの
よそう
か会話が終わるこのそままゆとだけでなく
郎とも会話することがなくなってしまっ
たら私はまた不安に飲み込まれそうに
なるあの時吉郎とまゆと家族になる選択を
しなければこんな気持ちにならなかったの
ではないかそこまで考えて私ははっとし
ただめこれ以上考える
な自分で言い聞かせ不安を吹き飛ばすよう
に大きく息をついたその
時
ただいままゆが帰ってきたようだキッチン
を通りリビングへ抜けるまゆに声を
かけるおかりまゆちゃん今日は早かったの
ねご飯の準備をするからもうちょっと待っ
て
ねどうせ無視されるのだろうけど負けるな
いつものように
振る舞え私は心の中で呪文のように
唱える眉が大きなため息を
つく
うん小さな声だが確かに返事をしてくれ
たえあうん待ってね私は動揺を隠しきれ
なかったけれどそれにがついているのかい
ないのかまゆは吉郎とテレビを見ている
鼻歌が出てしまいそうなほど嬉しかった
どうせなら晩御飯のおかずはまゆの好きな
ものにすればよかったと後悔しながら準備
を
進めるその夜まゆは何年かぶりに私の手
料理を口にし
たたったそれだけで私はこれまでのことが
嘘だったかのように気分が晴れた
だが喜ばしいことはそれだけじゃなかった
のだ晩御飯の時まゆから紹介したい人が
いると打ち明けられたのだ今日は最高の1
日だ私は久しぶりに朝までぐっすり眠る
ことができ
た眉から紹介された男性は私も吉郎も気が
引けるほどのお金持ちだっ
た原田弘樹という名前のまゆよりも4歳
年上のその男性は日本で有数の大手企業に
親が勤めている
らしい父親から同じ会社で働くように言わ
れていたが親の子を使いたくなかった
らしく自力で就職活動をしまゆと同じ会社
で働くことになっ
たまゆとは同じ部署の先輩後輩らしくどこ
か抜けている眉の性格に惹かれていった
そう
だほっけないというか目が離せないという
か小さな頃からエリートとして育てられた
環境には眉のような人がいなかったの
だろう私が言うのはなんだが眉には競争心
というものがないマペースと言うべきか私
の目から見てもポヤトスだ
殺伐とした世界で誰かと比べられその誰
よりも上へと私も仕事が全てだった時は
そんな世界で生きていたから弘樹が眉に
惹かれる気持ちが分かったような気がし
た眉の隣で照れ笑いを浮かべる彼を見て私
は安心し
たご両親がお金持ちだからと言って少し
身構えていたのだが彼個人はどこにでも
いるごく普通の青年だったから
だ偏った考えのない真っすぐな生年彼の
両親に会えるのも私は楽しみになっ
た両家の顔合せの日弘樹のご両親は
わざわざ東京から私たちの住む町まで来て
くれた弘樹が用意した場所はこの町で1番
立派なホテルのレストランだ
私はたまに仕事の接待などで利用するが
吉郎もまゆも緊張した持ちだまあここまで
大切に育ててきた娘の結婚話だ2人の緊張
感は普段生き慣れない場所だからという
理由だけではないの
だろうそしてどこか冷静な私がいるなぜ
だろうまゆのことは本当の娘だと思って
いる2人の緊張っぷりを見て逆に私まで
釣られてはいけないと無意識に考えている
のだろう
かそんなことを分析していると弘樹とご
両親がやってき
たここの旅はお日柄も
よく吉郎は上ずった声で挨拶を
始めるわざわざこんな地方までご労
いただきありがとうござい
ます言葉に詰まる吉郎に変わり私が声を
かけるいいえいいえどうかご緊張なさらず
今日はお互いの子供の親として楽しく食事
をできればと思ってい
ます弘樹の父はまるで嫌味を感じない作な
雰囲気だったそして母もまたその傍で
微笑んでいる
今日はまゆさんとそしてそのご両親である
お2人にお会いできるのが本当に楽しみ
でしたの
よ弘樹の母は年は私たちとそう違わない
はずだがまだ少女のような火憐さを
持ち合わせていたこれが上流階級の
振る舞いなのか私は親としての顔を
すっかり忘れてしまい感していたがはっと
我に帰り言葉を
返す本当にさして取りえのない娘ですが
おっとりしたところを弘樹さんが気に入っ
てくれた
らしく深深と頭を下げる私
にこちらこそこいつは私には反抗ばっかり
してくるんですがねこんな優しい女性を
連れてくるなんて見直していたとこんです
よ挨拶もそこそこに私たちがテーブルに
着くと豪華な食事が運ばれてくるまゆも
吉郎も華やかな料理を目にして少しは緊張
がほぐれたようだ乾杯のシャンパンが殻に
なる頃には私たちはやかに会話を進めてい
た上流階級の人と思って私も身構えていた
が話せば話すほど打ち解けてい
弘樹の父親も元からお金持ちだったわけで
はなかったの
だお互いの若い頃の話や趣味最近はまって
いることなど私たちの世代の話にばかり花
が咲き若い2人は目をしばたかせてい
た気がつくとコース料理は終了しデザート
とコーヒーが運ばれてくるそうして収支
やかな空気で両家の顔合わせは
終了私は弘樹の母と連絡先を交換し時々
2人でランチに出かけるまで仲良くなっ
たそれから数ヶ月後弘樹とまゆは豪華な
結婚式をあげ我が家の近くのマンションで
暮らし始め
た1年後マの妊娠が分かり私たちは換気し
たまゆはあっさり仕事を辞めしちは我家に
顔を出している弘樹との新居よりも我が家
で過ごす時間の方が
多いあまりにも顔を出す頻度が高いので
たまには弘樹との家で過ごすように提案し
てみた
がだって弘樹は仕事で家にいないし体調も
あんまり良くなくっ
てと私に甘いて
くるそれに千さんの作ったご飯なら食べ
られるん
だと言われたら追い返すことなどできない
気がつくと食事の世話だけでなく新居へ
出向いて掃除したり買い物へ行きたいと
いえば車を出してあげたり私は眉の世話を
焼いていた母親として娘が辛い時には力に
なるものだと思い込んでいたのだただいつ
もスマホを触り時折りふらっと外出するの
で少し気になる点はあったのだ
がある日弘樹が一緒に我が家へやってきて
ソファーに横になりいつものようにスマホ
ばかり触っている眉の姿を見
てまゆたまには自分で動いたらどうだ
お母さんも普段は仕事で疲れているはずだ
しと声をかけていたがいい
千穂さんは好きでやってるんだから私の
ためにって
ねと足しなめられてい
たお母さん本当にすいません作り置きの
食事まで作っていただい
て眉の態度が変わらないのが分かると今度
は私に謝ってくるひきは本当にいい青年
だまあしょうがないわよね
マギを育ててきたのは私でもあるんだし
弘樹君が謝ることじゃないわよそれに子供
が生まれたらきっと変わるはず
よ弘樹に言っているのか自分に言い聞かせ
ているのか私は分からなくなってい
た数ヶ月後まゆがとうとう出産した私は
陣痛が起きた時から眉に付き添いとご
そして郎に連絡を入れる分娩室には樹が
一緒に入り立ち会い出産をしたその間私は
気がきではなかった自分は経験したことが
ないからだどんな痛みなのか想像すらでき
ない祈るように手を合わせる私に弘樹の母
がそっと寄り添ってくれてい
た眉の出産は安だったらし
数時間後には母子共に元気な顔を見せて
くれた私は感動で涙が溢れていた早く
赤ちゃんを抱っこしたいだが赤ちゃんを
抱っこできるのは翌日かららしく弘樹を
残して私たちは帰宅し翌日再び病院を
尋ねることにし
た翌日眉の病室を尋ねるとベビーベッドに
生まれたての赤ちゃんが眠っている初めて
間近で生まれたての赤ちゃんを見た私は
また感動を抑えきれず涙し
た早くこの腕で抱っこしたい
わポロっと本音が出たその時赤ん坊が
か細い声で泣き出した授乳をするからと
いう理由で私たちは病室の外へ出さ
れるそろそろ樹も仕事を切り上げてこちら
へ来るって言ってたから私は迎えついでに
ケーキでも買ってき
ますそう言って弘樹の母は病院から出て
行った病室から眉が呼ぶ声がしたので私と
吉郎は再び病室に入っ
た今度こそ抱っこできるそう思って眉に
確認してみ
た私にも抱っこさせてちょうだい
するとまゆと吉郎は顔を見合わせぷっと
吹き出し笑い始めたの
だ何をおかしなことを言ってるん
だそんなこと聞かなくたって抱っこして
あげて
よそう言ってくれるものだと確認なんかし
なくても良かったのかとまゆと赤ちゃんに
近づいたその
時ちょっと
こっちへ近づいてこないで
よ笑いながらまゆが言う
え聞き間違いかと思ったがそうではなかっ
た大体なんで他人のあんたに私と弘樹との
子供を触らせないといけない
の
他人私はすがるような思いでよの方を
見るとうとこの時が来ちまったの
か吉郎も私を見て
笑うお前よりもいい金をまゆは見つけたん
だよそしてその金の血を引く子供を産んだ
ん
だこの人は本当にこれまで一緒に過ごして
きた人なんだろうかそう思わせるくらい
吉郎の顔が歪んで見えた
[音楽]
もうお前に用はないんだよ吐き捨てるよう
に言葉を投げつけてきた何も言えずに
固まっている私に眉が追い打ちを
かける本当小さい時からパパに言われてき
たけどあんたに媚を売るのは苦痛だった
わそんなこと言ってお前だって欲しいもの
は何でも手に入るからってのりのりだった
じゃないか
2人でケラケラと笑って
いる今までの日々は嘘だったっていうの3
人で楽しくやってきたのは私だけだった
の声が震えている目の前が真っ暗になり
そう
だいや楽しかった
ぜたんまり稼いでくれて俺たちを養って
くれて
なだよね贅沢な暮らしができたし私たちの
言うことは何でも聞いてくれた
しそこには私に対する愛だとか感謝だとか
そんなものは存在していない都合のいい
道具に対するような何の思いやりも感じ
られない言い草
だまあでも母親ずらしてあれこれ
うるさかったから
ね本当何を勘違いしているんだかって感じ
だった
わ勘違いさせてたのは俺たちだけどな長年
家族のふりして騙してこれたんだ俺たち
役者の才能でもあるんじゃない
か待たしても2人で大笑いして
いるすっ私の中の感情が失われていくのが
分かる20年以上騙されていたのだ私
は自分の馬さ加減に思わず笑いが
[笑い]
込み上げる肩をふわせ私は笑う吉郎とまゆ
は異質なものを見るように私に視線を
寄せるとうとうきれも狂った
かニヤニヤとした卑しい顔でこちらの様子
を伺うよ
どうしてこんな男のことを愛していたの
だろう気持ち
悪い
え初めて自分に向けられる下すの言葉を
聞いた吉郎は少したい
だそんなことだろうと思ってたの
よ吉郎とまゆは巨として
いるこのやり取り他にも聞いている人がい
るって知ってた
私は背後のドアへ向かう吉郎とまゆはまだ
状況がつめていないようだ私がドアを
開けると2人は凍りついたそこには弘樹と
弘樹の母が立っていた真っ青な顔をする
吉郎とまゆその2人を比べて弘樹と弘樹の
母の顔は怒りで真っ赤になって
いる表情が険しいそしてゆっくりと弘樹が
眉に詰め寄るその手には大きめの封筒が
あっ
たな何
よ弘樹の気迫に押されながらも眉は対抗
する担当直入に聞くまゆその子は本当に俺
の子なの
か弘樹はベビーベッドで眠る赤ちゃんに目
をやる眉のが一瞬びくりとし
た突然何言ってるの当たり前じゃ
ないまたたきが増える弘樹は無言で封筒を
手渡す何これ
まゆは恐る恐る封筒の中身を確認し絶し
たおいどうしたん
だ郎が眉の隣へ行き眉の手からの髪を奪い
とったそしてまたまゆと同じように言葉を
失うこの子のDNA鑑定をさせてもらう
よ吉郎の手からこぼれ落ちた髪を拾い上げ
ながら弘樹が
言う何かの間違い
よ必死で弘樹に訴える眉だがひきには響い
ていないよう
だ主人の知人人ね腕のいい弁護士さんが
いらっしゃるのこの証拠はお住みつきなの
よ可憐な容姿からは想像できないほど弘樹
の母の声は冷酷だっ
たなんでこんなことになってるんだよ
まゆ吉郎は知らなかったようだまゆが浮気
をしていたことを弘樹が持ってきた書類は
眉の浮気の証拠と離婚技に関するものだっ
た何かの間違い
よ先ほどまでとは違いか細い声でつぶやく
ように眉は
繰り返す間違いであるなら鑑定をして
はっきりさ
せよう眉を見つめるその目はまだ眉を信じ
たい気持ちがあるのだろうか少し温かい
ものが混じってい
たお母さん
ありがとうございまし
た吉郎を残し病室を出た
私たち弘樹は深深と頭を下げてき
たいいのよ眉の様子がおかしい時は必ず
何かあるんだ
から最初に眉の浮気を疑い始めたのは私
だった妊娠中幾度となく我が家へ来ては
スマホを触っていたまゆ一度ちらりとその
画面が見えてしまったのだメッセージ
アプリの画面だろうか会いたい今からどう
というやり取りそしてすぐに外出する眉
弘樹は仕事中のはずだし友達にしては
引っかかるものがあったのだちょうどその
頃弘樹が眉を迎えに来た時にちらっと相談
されてい
た眉の態度がそっけないと
妊娠中特有の情緒不安定ではないかと諭し
ていたのだがもしかしてという私の疑いは
確証を得るものではなかった点と点だけで
つなげられるものではないそう思って眉を
問い詰めることはできなかっ
た弘樹は弘樹で1人で調査に乗り出してい
た調査の結果眉が浮気をし乱していた可能
性が浮上したのだがすでに眉は臨月に達し
ていたのだ弘樹からその話を聞いた私は
思い当たる不があったことを伝えたそして
確証を得るために出産後のDNA鑑定を
提案したのだっ
たこちらこそ本当に取り返しのつかない
ことをしてしまってあの子を育ててきたの
は私だという事実は変わらないお詫びのし
がない
わ弘樹と弘樹の母に謝罪をする私騙されて
いたとはいえ20年以上一緒に暮らしてい
た家族の問題だ私だけが許される問題でも
ないところがあっけらかん
と何言ってるの地方さんあの親子2人が
元凶でしょあなたも被害者なのよなんなら
今回お世話になった弁護士さんに相談して
み
ます弘樹の母は言ってのけたコロコロと
あけなく笑っているこの人だけは敵に回し
ちゃいけないな心強い友達ができてよかっ
たと私は思っ
た数日後DNA鑑定の結果が出た子供の
父親はやはり弘樹ではなかった
弘樹はまゆに離婚を申し入れたがまゆは
認めず長底にもつれ込んだまゆはその頃
から再び私に媚を売るようになっていたが
私が相手にすることはなかったむしろこれ
まで3人で暮らしてきた家にいるのも
煩わしかったのでさっさと引っ越しの準備
を進めて
いる頂でも離婚に応じなかった眉の図太さ
に私もも呆れていたがいよいよ離婚訴訟へ
となだれ込むと眉の配送は明らかだった
結婚後の浮気肉体関係たらといった行為が
人道的に認められるわけもなくさらには
子供のDNA鑑定書まであるのだまゆは
浮気相手と共に慰謝料を請求された眉の
浮気相手はまだ大学生で子供についても
責任を
とっくに逃げ出していたなのでまゆはその
浮気相手の分の慰謝料まで支払わなくては
ならなくなったのださらにまゆは吉郎に
頼ることもできなかった私も知らなかった
のだが私の稼ぎで暮らしている間に吉は
仕事を辞めていたのだしかもギャンブルで
借金まで作っていた
らしい眉の離婚競技がもつれている間に
引っ越した私は
その話を吉郎の母から聞くこととなった
もちろん吉郎には離婚の申し立てをして
いる弘樹の父に紹介してもらった弁護士
さんを返しているので間もなく成立する
だろうそれでもまだまゆも吉郎も私に
すがろうとしているようだが私の周りに
いる人間はみんな彼らがやってきたことを
知っているので私に協力的だ今ののところ
2人からの突撃はない赤ちゃんはと言うと
吉郎の両親が引き取ることになった吉郎の
ご両親は田舎に住んでおりこの度の騒動を
知ると吉郎とも真とも絶縁すると宣言した
もし吉郎とまゆが彼らを頼ろうものならご
近所がそれを許さないだろう田舎の繋がり
は親戚のそれよりも強いものだ
吉郎のご両親は赤ちゃん自身に罪はないと
考えての行動だというが正直ご高齢の2人
に任せるのは気が引け
たまゆを大人になるまで育てたのは私でも
ある吉郎と結婚している間にもたくさんお
世話になっているしその責任と言っては
なんだがこれからの教育費を援助しようと
考えたその話をのにする
とそうね千穂さんがそう思っているならと
まとまった金額を用意してくれ
ただめよこんなのいただけない
わ断ろうにもいいのよ弘樹とあの子との
手切れ金だと思ってちょうだい
とまたあけなく笑ってみせるのだ
実は彼女の実家は資産からしく顔合わせの
時には聞いていなかったが弘樹の父が
務める会社の社長令嬢だったそう
であらお話していなかったかしらそれに
これぐらいしか私も楽しみがないのよ
ねそう言って私を見つめてくる瞳に冷やっ
とした本当に怖い人だ私は彼女に気に入ら
れ仲良くなれたことに感謝し
たそれから数年後相変わらず吉郎とまゆは
借金に追われる毎日らしい私はと言うと
今日も弘樹の母とランチの約束をして
いるチホ
さんいつもと変わらない少女のような声で
私を呼ぶ声が聞こえるその隣には弘樹と
少し若い女性が立っているどうやら弘樹も
新しい幸せを掴もうとしているようだ私は
手を振りながら3人の元へと駆け寄っ
た娘のユナです私から皆さんに言っておき
たいことがあり
ます事故で救世した夫の葬儀中夫の連れ子
であるユナが突然マイクの前に立った
どめく会場混乱するスタッフと参列者どれ
も気にしないという風にユナは私を指さし
憎しみのこもった声で叫んだパパはあんた
のこと都合のいい火政府だと思ってたのよ
私だって母親だと思ったことは
ない私は突然の出来事に本当に娘が放った
言葉なのか疑った何度も言われた言葉を頭
の中で繰り返すが理解するのを拒否して
いるように脳が正常に働かないユナに何か
憎いと思われるようなことをしてしまった
んだろうか今までそんなそぶりはなかった
血は繋がっていなくても親子としてうまく
やってきたつもりだったの
に時間が経つに連れ先ほどの言葉が心に
刺さり胸が潰れるような思いがするもはや
話し合いで解決できないほど私への嫌悪感
は増てしまったように見えたユナは私が
黙っている間もスタッフになめられながら
私を見下し馬鹿にするような発言を
繰り返して
いる私は夫とした約束を思い出しある決意
を持ってユナへ言葉をかけ
た強く生きてねこれから何があって
もその言葉にユナは巨とした顔をするわけ
が分からないと言った顔をするユナに私は
もう一度繰り返し
た何があっても
ね私あゆみはパートをしながら娘と夫と
マンションで3人仲良く暮らしている今日
はパートが休みの日なので家事を終わらせ
た後私は家でゆっくりと1人の時間を
過ごすことにした自宅のソファーで
コーヒーを飲みながらふと旅行に行った時
の家族3人の写真立てが目に入るそして
そのままなんとなく裕二と出会った時の
ことを思い出し
た夫である裕二と結婚したのは今から7年
前のことだ私が仕事で外回りをしていた時
書類を落としてしまったのを拾ってくれた
のが出会いだった書類を拾う私が目に入っ
ているものの誰も手伝う気配はない中
真っ先に駆け寄ってきて心配しながら一緒
に書類を拾ってくれ姿は今でもよく覚えて
いる裕二とは会社が近く仕事帰りや昼休憩
に顔を合わせると釈する中になり次第に
どちらともなく会話をかわすようになっ
た裕二は私より年上だったが少年心のある
大人だ快活で明るく何事にもまっすぐな姿
に私は会う度惹かれていったいつしか連絡
先を交換しやがて約束を取り付けて会う
ようになる
私にとって嬉しいことだったが関係を
進めるにあたって1つ気になることがあっ
た裕二には子供がいたのだ2人で会うよう
になってからしばらくした頃子供がいると
切り出してきた子供は今小学校の高学年で
女の子だと
いう前菜とはまだ子供が幼い頃に死別して
おりそのまま裕二が子供を引き取ることに
なったそして今までは男で1つで子供を
育ててきたとの
こと裕二は私と再婚したいと言ってくれて
おり子供とも会ってほしいと頼まれた私は
1人っ子なのでメや追いなどはいないし
親戚に小さい子供もいない子供との関わり
がほとんどないので接し方というのが
まるでわからないだが裕二と家庭を持つ
ことを諦められず私は裕二の子供である
ユナに会うことにした
顔を合わせる前裕二はユナがどういう子な
のかを話してくれた以前2人で旅行に行っ
た時の写真も一緒に見せてくれそこには
可愛らしいリボンをつけた笑顔の子供と
慈愛に満ちた裕二が写って
いる可愛いわねすごく楽し
そう可愛いんだけど甘やかしすぎて最近
ちょっと困ってるんだよ
ね裕二は母親のいないユナをかわいそうに
思い欲しいものは何でも買い与えたり望み
があれば多少無理をしてでも叶えてあげて
いるという父親に存分に甘やかされたユナ
は少しわがまま気質なところがありそれが
原因で友達ともたまに喧嘩になるのだそう
そんな親子の関係を微笑ましいと思う反面
子供との関わりが薄い私に親が勤まるのか
という不安がよぎるだが裕次さえそばに
行ってくれれば何があっても乗り越え
られるだろう
眉毛を下げながら困ったように笑う裕二を
見てわずかに残った不安をかき消した
そしてその1週間後初めてユナに会う日と
なっ
た場所は動物園決め手はユナが大好きな
場所だからだ昼前に現地集合の予定だった
ので私は約束時間の5分前に到着し入口の
前で2人を待っ
た約束の時間を15過ぎた頃子供の鳴き声
が聞こえてきたとともに遠くから裕が
女の子を抱っこしながら走って
いる遅れてごめん暑かったよね大丈夫
謝る裕二の額にも汗が浮かんでいる未だに
泣きながら腕の中で暴れている女の子が
ユナだった挨拶しようにもすごいな用だっ
たのでひとまず落ち着いてもらうことに
するゆな帽子ならここにあるだろ今日は
これで我慢してくれよやだやだやだパンダ
さんと帽子が良かった
の親子の会話を聞いているとどうやらユナ
のかぶりたかった帽子が洗濯中で用意でき
なかったようだ代わりの帽子を裕二が用意
したがパンダの帽子じゃないと気が済ま
ないらしいそのことで朝から揉めてしまい
待ち合わせに遅れたとのことだっ
たゆなちゃん帽子なら私が動物園のお店で
買ってあげる中へ
入ろう私がユナの手を引くとまだ涙は流し
ているが大声を出すのはやめてくれた裕二
がほっとした顔をしたことに私も安心し
そのまま3人手をついで園内へと
入るその日1日過ごしてみた優菜への印象
は正直に言えばわがままだった気に入ら
ないことがあれば感触を起こし欲しいもの
が買ってもらえないとその場で
しゃがみ込み裕二が諦めて買うまでその場
を動こうとしない暑くては泣き目的の動物
が不在だと叫んで
起こる小学生でこれは普通じゃないのでは
私はユナのわがままなところを見るたびに
そう思ったがわがままな時を覗けばユナは
とても可愛らしく裕二に似て明るい子供
だったユナはパンダが大好きなようで言わ
れてみれば靴下やカもて全てパンダだった
お目当ての動物がいるエリアまで行くと
先ほどまで号泣していたのが嘘だったかの
ように飛び切りの笑顔を見せて
くれる裕二に肩車されながら動物を指さし
てはしゃぐユナは子供らしい可いさが
詰まってい
た初めの約束通り動物園の中にある売店で
パンダの帽子を買ってあげるとありがとう
と嬉しそうにその場ですぐにかる不安が
全てなくなったわけではないが裕二とユナ
と過ごす未来が少しだけ見えた1日になっ
た動物園に行った後も週に1度ほど3人で
食事をしたり出かけたりする日々が続いた
私にも徐々になついてくれ再婚の話を裕二
が持ちかけた時にはユナも大賛成してくれ
たとのことそのまま私たちは無事結婚し
ユナと裕二と3人家族と
なる3人での暮らしが始まってからもユナ
のわがままは目についたユナはとにかく
好き嫌いが多く変色だそのため手作りして
も食べてもらえないことがほとんどだった
裕二は今まで出来合いの惣菜を買うか外食
していたとのことたまにならいいが毎日
惣菜や外食だとバランスも偏るだろうし体
にだって良くないだろう私は何とかし
なければとユナの嫌いな野菜を細かく刻み
分からないようにしたり工夫してバランス
のいい食事が取れるように勤めたそして
買い物へ行くと少し目を離した隙に必ず
迷子になったり欲しいものがあるとその場
から動かなくなってしまうユナと過ごすに
当たりこれが1番困難な出来事だっ
た裕二が一緒に買い物に行ってくれれば
いいのだが急な仕事が入ったりすると2人
で行くしかない小さい子供との接し方が
手探り状態だった私は最初は怒り方やなめ
方もわからないだがユナが望むままに
欲しいものを全て買うわけにはいかなかっ
た同じようなものは家にたくさんあるのだ
買ってもらえずスーパーに寝転びながら
泣き叫ぶユナに何度同じようにして泣いて
しまいたいと思ったこと
かだが私なりに愛情と責任を持ってユナの
親になろうとひたすら寄り添い続けた年齢
が上がるにつれてわがままもも少なくなり
徐々にいい親子関係を気づいていけるよう
に感じるそして今では本当の娘だと思って
いるしユナも同じように親だと思ってくれ
ていると信じて
いるどのくらい昔のことを思い出していた
のだろうかガチャという玄関を開ける音が
響き私は長い階層から意識を戻し
たユナが帰ってきたの
だただいまお腹空いた
ユナは間延びした話し方をよくする高校生
に上がる頃私はそれが気になりユナに
さりげなく注意したが口調が治ることは
なかった裕二に相談してみたが昔からの癖
のようなものだという今ではそれが特徴に
なり私としてもその口調に愛着が湧くよう
になったユナは就職に強い高校へと進学し
た真面目に勉学と部活に励み照に所属して
いたがキャプテンにまでなったほどだ
そして月日が経ちそろそろ進路を決める
時期となった夕食時ユナに進路のことを
それとなく聞いてみると就職に決めたと
いう私はユナと家族になってから将来大学
進学する可能性も考え裕次と資金を貯め
たり節約に励んでいたなので就職に進路を
決めたと聞いて少なからず驚いたの
だ優なやりたいことはないの進学しても
いいの
よもちろん就職をしたいなら止めるつもり
はないが私たち両親に気を使って進学を
諦めたのだとしたら話し合う必要があると
思ったの
だ新学はしないよパパは私が小さい頃男で
1つで育ててくれたでしょ早くその恩返し
がしたいんだもちろんお母さんにも
ねその言葉に私は胸が少なユナは本当に
進学がしたいわけではなく早く自立したい
気持ちの方が大きいと話しているうちに
わかったそのため私も裕二もそれ以上進路
について口を出すことはせず家族思いの
立派な娘に成長してくれたことを心から
嬉しく思ったそしてユナは高校を卒業し
決定していた地元の工場へと就職し
ただが働き始めて3ヶ月がが経った頃仕事
を休みがちになり体調が悪いのかと心配し
たがユナはそうではないというそして
だんだんと休む回数が増えついには行か
なくなってしまっ
た私はどうにか元気を出して欲しくて
パートが休みの日は積極的に買い物や
ランチへ誘っただがユナはほとんど私の
誘いに乗ることはない夕飯の時は前と
変わらない食事量だが私がランチに誘
は食欲がないという理由で断られてしまう
さらに裕二がいれば以前と変わりないが
なぜか私と2人きりだと口数が減っている
気がした私には言いにくいことなのだろう
か何か仕事で嫌なことでもあったのだろう
か部屋から出られなくなるほどのストレス
を抱えているのだろう
かこの7年間血は繋がっていなくても親子
としていい関係を気づいていたと思ってい
たのでよそよそしい態度に動揺するばかり
だ心配は増ばかりだがわずかに感じるユナ
から私への拒絶にあと一歩を踏み込むこと
がどうしてもできなかったそれでも心配な
気持ちは消えないので私は裕二に最近の
ユナの様子について相談したすると裕二に
は仕事を辞めたことを知らせていたようだ
私にはやはり言いにくい内容だったのか
胸が少しちくっといたんだが裕二と私とで
は過ごしてきた時間が違う小さい頃から
一緒の父親にまず相談するのは当然なのか
もしれない仕方ないと自分に言い聞かせ
たそしてユナは次の職場も決まらないまま
1日中家にいるようになった私はとうとう
心配する気持ちが我慢できなくなり部屋に
いるユナにドア越しに
話しかけるユナどうしたの何か悩み事が
あるなら相談してほしいな心配だ
よ大丈夫だから今は1人にし
て優菜は私と家で2人きりの時は自分の
部屋に引きこもるようになった裕二が帰っ
てきたらリビングへ顔を出し一緒に食事も
取る私には辞めたことを教えてくれなかっ
たがどうやら父親の裕二には話している
ようだったその事実に私はほんの少し
悲しく
なるそんなギクシャクした関係が続いた
ある日裕二の帰りがいつもより遅かった
ユナは未だ部屋におり私は夕食の並んだ
ダイニングテーブルに座って夫の帰りを
待ついつも残業があると必ず私に連絡を
くれるのだその連絡もないままいつもの
帰宅時間を1時間半過ぎようとしている
さすに心配になり仕事中かと思ったが裕二
に電話をかけようとしたその時着信が鳴っ
た何か嫌な予感がしたがなり響く着信音に
せかされ私は番号を見ないまま電話を取っ
たはい私が妻ですが
え夫
が電話は警察からだった夫が仕事帰りの
帰宅中事故にあったという内容だった
私は全身から血の気が引く感じがして
うまく息ができなくなる手に持っていた
スマートフォンが床に落ちその音を聞いた
のかユナが部屋から出てき
たちょっとどうしたの大丈夫
座り込む私に異変を感じユナは顔を
覗き込むゆ裕二お父さんがえパパが何どう
した
の私は電話の内容をユナに伝えたユナも顔
から色が消え私と同じように力なく床に
座り込ん
だどのくらいの間そうしていただろうか
まだ混乱は病ないが動かないことには何も
始まらない一点を見つめ呆然としている
ユナを優しく立たせ私たちは病院へと
向かっ
た病院つき変わりはてた夫と対面
する夫は信号無視のトラックに跳ねられ
即死だったそうだ医師の話を聞きながら私
は他人ごのように合槌を
打つどうしても現実だと信じられなかった
信じたくない気持ちの方が大きいのかも
しれないユナは私以上に絶望し何も考え
られないという表情で帰りの道中一言もを
発さなかっ
たそれもそのはずだユナは小さい頃から
父親とずっと一緒に過ごし父親である裕二
が全てだったのだ私の両親は顕在なので親
を失う悲しみは分からないだが最愛の夫を
なくした身としてユナの気持ちに少しでも
寄り添いたいし孤独を感じさせたくないと
強く思ったこんな時こそ家族で力を合わせ
て前に進むべきではないのかきっと夫も
それを望んでいる
はずだが夫のいない家はあまりに寂しく
虚しいなんとか力を振り絞って親戚へ不法
の連絡をし葬儀場の手続きを
する裕二の葬式が始まるまでの間優菜は私
と必要最低限しか話しをしなかった食事も
まともに取れず葬場へ向かう直前まで部屋
に引きこもっている正規の亡くなって
しまったユナをどうにか葬儀場へ連れて
行き親族の席へ座らせ
た私は来客の対応をしたり葬儀場の
スタッフと話をしなければならないので
ユナのそばにずっといることはできない
幸い裕二の親戚がユナを気遣い話しかけて
いたので私はそのまま任せることにした
そして裕二の葬儀が始まった私はユナの隣
に座り大丈夫と声をかけたがユナから返事
はない心配の気持ちでユナを見つめるが私
と目を合わせようとはしないそうしている
と司会のスタッフが模の挨拶を案内し私が
模試として立ち上がろうとしたすると今
までじっと動かなかったユナが突然
立ち上がりマイクの前に立ったのだ
打ち合わせとまるで違う内容にスタッフも
驚き声をかけるがそんなこと気にせずユナ
はマイクを握っ
た娘のユナです皆さんにここで言っておき
たいことがありますもは妻である私だと
思っている会場は突然のユナの発言にどめ
きが
起こる先ほどまで目を合わせなかったユナ
とは打って変わって私の目をまっすぐ睨ん
で指を刺し
た私のパパはこの人のこと家政府だとしか
思っていませんでした私だってあんたの
ことを母親だと思ったことなんて1度も
ない慌てたスタッフがユナからマイクを
取り上げユナをなめている私は今ユナが
放った言葉が信じられず何度も心の中で
言葉を反復する火母親なんて思ったこと
ない2つの言葉が頭の中でぐるぐると
回るどうして
私のつぶやくような声が聞こえたのかユナ
は私を見て馬鹿にしたように鼻で笑った今
まではずっとパパのためにあんたと仲いい
ふりをしていただけ私にはパパさえいれば
よかったあんたなんて知らなかったんだ
よ視界が
歪む今まで可愛らしいと思っていたユナの
まのびした口調がやけに不快で両手で耳を
塞いだ現実を受け入れられなくて目もぎっ
と
つる頭の中に浮かぶのは優しい裕二の笑顔
そして幼い頃お母さんと呼んでくれたユナ
の姿初めてお母さんと呼んでくれたのは
裕二と入籍した日だった市役所からうちに
帰るとユナが待っててくれてお母さんお
帰りと恥ずかしそうに言ってくれたのだ
その時のことを思い出し鼻の奥がつんと
痛む
あの時は嬉し涙を流したが今流れる涙は別
のものだユナは前から私のことを憎いと
思っていたのだろうかもうお母さんと呼ん
でくれないのだろう
かそんなことを考えていると優菜が再び
スタッフからマイクを奪い返し
たパパの遺産は全部私がもらうから他人の
あんたには一切渡さないよそれから私の前
に2度と現れないで
ね会場の列者は父親をなくした悲しみで
おかしくなってしまったとユナに道場し
たりこんな場で非常識なと分外する人など
場は然となっ
たユナは参列者にも取りえられ会場の後ろ
へと連れて行かれた夫である裕二をなくし
たった今大切にしてきた娘も失おうとして
いるそしてこれまでの裕二と優と過ごした
日々が相島のように思い出され
た長いようで今思えば短く感じる3人で
過ごした7年間私はユナと血のつながり
こそないものの精神誠意向き合ってきた
つもりだユナに対して愛情もあったが
悲しいことにユナの心はもうこちらには
向いていなかっ
たそして最後に夫が生前に私に伝えてくれ
たことを思い出しある心をしてマイクの前
に立っ
た皆様お騒がせしてしまい申し訳ありませ
ん裕二の妻の歩み
です騒がしかった会場内も私が言葉を発し
た途端静かになるそしてユナは会場の後ろ
で親戚やスタッフに抑えられながらも私と
縁を切れ財さんは渡さないとずっと叫んで
いる
なあなたの言分は分かりました縁は切り
ますそう言うとユナの顔はぱっと少し
明るくなる憎い私と縁を切って遺産も手に
入るとなればユナの思い通りにことが進ん
でいるからだ私はそんなユナの反応にも
ずしんと心が重くなるのが感じられたまだ
心が追いついていないのだ娘に拒絶される
苦しみはこんなに辛いのか
強く生きるのよこれから何があって
もそこまで言って私はもう一度参列者に
騒ぎを起こしてしまったことを謝罪し本来
の模の挨拶を行っ
たユナは落ち着く必要があると判断された
のかスタッフに会場外へと連れて行かれる
のが視界の端に
移るその後は滞りなく式は進み式が終わる
と私はスタッフや3列者1人1人に謝罪を
したユナとはあれから連絡を取ってい
ない私からも連絡はしていないがユナとは
また顔を合わせることになるだろうと心の
どこかで確信してい
たそして夫の葬儀から数ヶ月の時が経った
私はあれから夫の遺族として手続きを全て
終えひっそりと暮らして
まだ悲しみからは立ち直れないが1人で
いると余計に気がめいるのでパートにも
少しずつ復帰している途中
だユナは私が出かけているうちに自分の
荷物を持ち出したのかいつの間にか服や靴
がなくなっていた夫の使っていた箸やお皿
はまだしまう気になれず私は名残りがある
部屋で夫がいた証を感じながら過ごして
いる今日も4時間のパートを終え
マンションへ帰宅したすると玄関の前に
しばらく見ていないユナの姿があったユナ
は私に気がつくと駆け寄って勢いよく
詰め寄って
くるちょっと話が違うんだ
けど守護すら忘れてしまうほどユナは焦っ
ているようだった私は優しく肩を押し近所
迷惑だからとりあえず家に入るように促す
ユナは文句を言いながら家に入り玄関を
閉めると再びぐっと私に近寄ったパパの
遺産が入らないんだけどどういうことな
のどうやら遺産がいつまで立っても手元に
入らないことにうえているよう
だゆうなあなたは裕二さんの本当の子供
じゃない
の
は私の発した言葉にユナは愕然とした表情
を見せた
実はユナは裕二の前菜の連れ子で血は
つがっていないのだ私は裕二に子供がいる
と紹介された時この事実を知らされただが
ユナの傷つく顔は見たくないし血は繋がっ
ていなくても僕の大事な一人娘だからと
いう裕二の願いもあって私はユナにこの
ことを黙ってい
たじゃあ本当のパパは別にい
るってこといいえあなたのお母さんは
見込んであなたを産んですぐに裕二さんと
結婚したのだから戸籍上あなたの父親はい
ない
わ裕二はユナを男で1つで引き取った後も
ユナを容姿にはしなかったそれは戸籍上で
親子になってしまうと裕二が介護が必要と
なった時必然的にユナに負担がかかるのは
かわいそうと思ったからだ
そう突然衝撃的な真実を告白されユナは
とても動揺している
そんなじゃあ遺産を相続できるの
はユナは私を信じられないと言った顔で
見るそして私が遺産を手にできると分かっ
た瞬間手のひらを返すように私にすり寄っ
てきたそういえばお母さん1人で色々大変
じゃない私また戻ってお母さんのお世話と
かする
よあんなに嬉しかったはずのお母さんは今
はもう嬉しくない
私はすり寄ってくるユナから離れたあなた
私とはもう無関係じゃなかったの自分で
そう言ってたわよ
ね冷たい声でそう言うとみるみる青ざめて
いきそして私の足に
まとわりつくち違うあの時の言葉は本心
じゃなく
て本人はそうごまかすが私にはあれがユナ
の本音にしか思えなかった足元で媚を売る
ように近寄りろうとするユナを見下ろし
かぶりを
振るすると慌てながら別の案を提案してき
たじゃさ遺産を少し分けてくれない
ちょっと遊びすぎちゃってさお金が必要な
ん
だユナの呼吸は荒く気温は大して熱くない
のに汗をびっしょりと書いているそれだけ
心が乱れているのが見てわかっ
た仕事もやめ最終職もしておらず遺産が手
に入るからとっていたため資金はほとんど
ないのだろうなが助けようという気持ちに
はなれなかった私は裕が生前ある頼み事を
してきた時のことを
思い出すあれはユナがまだ働いていた頃
たまたま裕二と私の休みが重なり久しぶり
に2人きりでランチに出かけたのだそこは
結婚前よく2人で訪れていたイタリアンの
店で私たち2人にとって思い出の場所だっ
た結婚後はユナが好き嫌いが多かったこと
もあり店に来るのは随分と久しぶりだ
私たちは外の景色が見える席に案内され
た店内はあまり変わっていないがメニュー
にはだいぶ変化があったように
感じるだが私と裕二がいつも頼んでいた
セットが変わらず乗っていたの嬉しく思い
私はパスタを裕二はピザを注文した注文し
たものが届き夫とお互いの注文したを
シェアしながら食べ進めていくそして食後
に頼んだコーヒーを飲みながら人が
行きかう外の景色を
眺める見上げると雲1つない青空が広がっ
ており窓こそ空いていないものの私は開放
的な気持ちになるそうしていると目の前に
座る裕二が話しかけてき
た久しぶりだったけど相変わらずいい店だ
よなそうねゆも食べれメニーも新しく出
てるし今度また3人で来
ましょう私がそう言うと裕二はとても嬉し
そうにふい
たあゆみがユナと仲良くしてくれて本当に
感謝しているよユナはわがままなところが
あるけど僕の大切な一人娘だから
ねうんうんと合槌を
打つ長く2人を見れば見るほど裕二はユナ
を本当に大切にしていることがわかる血の
繋がりさえも超えた愛というものをいつも
裕二からはひしひしと感じられそこも裕二
の魅力的な部分だっ
たこれから先誰がどうなるかわからない
もし僕に何かあった時はどうかユナを助け
てやってほしいお願いできるか
な改まってお願いされたことに私は変な
違和感を
感じる急にどうしたのまさかどこか悪いの
何かの病気が判明したのかと思ったがどう
やらそうではない
らしい歩みを見てたらなぜか伝えたくなっ
ただけだよと優しげな笑顔で笑っ
たもちろん私1人でもユナを立派な大人に
育てるから安心し
て裕二は私に感謝を述べた後少し厳しい
顔つきをし
たでもねもしユナが君を見下すよう悪い
大人になっていたり君の許せないことをし
たらその時は容赦なくユナに厳しくして
ほしいん
だきっとそれが裕二の親としての愛情で
あり覚悟なのだろうそんなことにはなって
欲しくないが私はその裕二の言葉に頷いた
私は思い出から意識を戻しまだ足に
すがりつくユナを見るユナはいつの間にか
涙目になっておりお金を分けてほしいと変
ず懇願している葬式の時裕二は私のことを
政府としか見ていないと言っていたが私に
はどうしてもそうは思えなかったそれは私
と裕二の間に緩がない愛があるからでそれ
にきっとユナは気づいていなかったの
だろうちょっとね聞いてるのお金は分けて
くれるんでしょうね私だってパパの娘だっ
たんだ
からどんどん私の足を伝うようにしてて
くる私は足を動かしユナを振り払った私
言ったわよね何があっても強く生きてねっ
て何があっても
よ最後の部分をわざと強調していいその
まま強引にたせるユナは青ざめた顔で口を
パクパクとさせているが私は腕を引き玄関
の外へと追いやったそして私物をまとめて
置いた紙袋を4つ然とするユナの前に置く
追い出されることが予想外だったのか
ポカンとしたままこちらを見るが私は構わ
ないというように勢いよく扉を閉め
たあれから半年が経った最初の方こそユナ
は何度かうちに来ていたが私は一切相手に
しなかった顔を合わせても相手にされない
ことに怒りを感じたユナは家の前に泥を
置いたり無視するな話を聞けなどという
郵便物を投函したりなどの迷惑行為を行っ
てくるように
なる私がたまたま嫌がらせの場面に遭遇し
た時焦りながら必死にごまかしていただが
私は呆れ果てた目でユナを見て次やれば
警察に通報しますと
言い放つその反応に諦めがついたのかいつ
しかユナが来ることもなくなっ
たユナは生活費すら苦めできないほどお金
に困っているようで借金もしていると裕二
の親戚から聞いた遺産は私の手元に入り
十分なお金があるが私はパートを辞めずに
働いている裕二の残してくれたお金はいざ
という時に使おうと思い1円も手をつけて
いない贅沢な暮らしはしていないが私には
十分だっ
た私は優二の仏壇の花を変えながらこれ
からは裕二との思い出を胸に穏やかな
暮らしができるようにと手を合わせ
た実は妊娠してるん
です息子ヒトの嫁であるみなさんは
もじもじとしながらそう言った最近座りが
ひどく体調が悪いこともあり近く仕事を
辞めるそう
だそれでお願いがあるんだけど俺が仕事の
間心配だからこの家で暮らさせてくれない
かみなさんは施設で育ち身よりがなく
里帰り出産はできないひがそう言うと私の
夫である政治さんは2つ返事でそれを了承
し
たもちろんだと思う部屋だって余っている
し好きに使ってもらえたらいいんじゃない
かそうねの部屋が空いているから掃除して
おくわ初めてのことで色々不安だと思う
けれどいつでも頼ってもらっていいんだ
から
ねありがとうございますお父さん
お母さんいつも何かと世話になっているん
だこんな時くらいしか役には立てないが
どうか支えさせて
くれ皆さんのうるんでいた目から大粒の涙
がこぼれたそしてそのから皆さんは小さな
スーツケースを引っ張ってうへきた唯一の
気がかりは私の娘の教子のことである皆
さんの義でもある教子は彼女が施設出身で
あることを度々馬鹿にしてなじってきた
予想通り京子は皆さんがやってくるのを心
よくは思わなかったよう
だうちはそんなに広くないからブは邪魔な
んだよね物置きで寝てくれ
ない皆さんがやってきて数日も経たない
うちにそんなことを言い放ったのだ当然私
や政治さんもみなさんをかばって気にし
なくていいと言ったそれから3年が経った
ある日結婚して家を出ていた京子から急に
帰省すると連絡があっ
た里帰り出産するからねだが子が帰って
くると政治さんは静かにむした表情で
言い放つここが今日からお前の部屋
だ政治さんが指差したのは家の外に置いて
ある物置きだっ
た私の名前は中野敦子パートをしている
55歳の業主婦
だ家には夫の政治さんと学に通う娘の子が
おり3人で暮らしている息子もいるが今は
自立して1人暮らしをしながら働いている
のだ私がつい最近始めたばかりのパート先
は駅前の大きな書店で様々なジャンルの本
や雑誌そしてちょっとの文房具が並べられ
ておりそれぞれ覚えるのも一苦労だった私
も本好きではあるもののこれほど多いと目
が回ってしまうがそれでも好きなものに
囲まれているのは楽しいし私より若い社員
さんやアルバイトの学生さんの優しく親切
に教えて
くれるそのため慣れない業務でも分から
ないことは気軽に聞けてとても居心地の
いい場所だった中でも一番仲がいいのは娘
と同い年くらいの皆さんという社員だ小柄
で可愛らしいだけでなく接客対応もいつも
ニコニコとしていて不機嫌そうな顔をして
いるのを見たことがない私がまだパートを
始めて3日くらいの頃お昼休憩に誘われた
ことが
ある中野さんお昼休憩まだですよね一緒に
食べません
かまだお互いのことをよく知らないのに皆
さんは人なつこい笑顔で色々なことを話し
てくれて不思議にも私は緊張していたのが
ほぐれていったのだ
それからもちょくちょく彼女と話したり
ご飯を食べたりして時には業務内容で注意
されることもあったけれど次の日にはまた
人なつこい笑顔で挨拶してくれるのが
嬉しかった話しているうちに好きな小説家
の話やドラマの話で盛り上がったり推しの
本を紹介したりしながら家ではなかなか
ないやり取りに新鮮さを覚え
たなぜだか自分の娘のようにも思える彼女
がある時のランチタイムにこんなことを
言ってい
た私コナンドイルが好きなんですだから
一度イギリスへの留学もしてみたかったん
ですでも留学する費用がなく
て困ったように笑う彼女に私は大丈夫よと
言っ
たまだ若いんだもの夢を諦めたらだめよ
何歳になっても大学にはは入れるし留学
だって旅行だってできるわ人生100年
あるんだ
から高校までしか出ていないと言っていた
が自分の娘と同い年くらいなのに娘よりも
とてもしっかりとしていて少しは見習って
もらいたいとさえ思ってしまっ
た京子は大学に通いながら休みの日は終日
遊びに出て朝帰りそのまま夕方まで寝て
いるかと思ったら起き出してきては課題を
し忘れたと愚痴をこぼす始末だ一体何の
ために学費を払って通学のための定期も
買っているのかとため息も漏らさずにはい
られ
ない今子大学では勉強に力入れるって受験
の時言っていたじゃないのあんたと同い年
の皆さんの方がよっぽど勉学熱心だ
わまた皆さんの話
その人高校までしか出てないんでしょう
大学にも行けなくて貧乏人で
かわいそう子供のように拗ねた様子でつん
と言ってバカにするばかりでまるでバジ
豆腐であるすきの方が淡い黄色に染まり秋
の訪れを感じる頃息子のひとから久しぶり
に連絡があったいつもは私から連絡しない
と何も言わないのにに珍しいこともある
ものだと驚い
たもしもしお母さん今週か来週家にいる
ええいる
けどじゃあ結婚したい人がいるから家に
連れて行くねけ結婚
相手私はすっときな声をあげてしまったが
ちょうどそばで聞いていた政治さんも
びっくりしてお茶をこぼしたうんうんそう
来週の分かったわ夕方じゃあ待ってるわ
ね電話を切り私と誠治さんは顔を見合わせ
ながらあけに取られてい
たげけ結婚相手だってひとがそそうみたい
よどうしましょうとりあえず掃除してお
寿司の出前もって落ち着けピザの方がいい
かもしれ
ん2人とも動揺しすぎてわけのわからない
方向にあたふたとし始めたが1週間後その
日はあっという間にやってきた私と政治
さんはリビングのテーブルにつきそわそわ
としながらヒロトの帰りを待つここで2人
の結婚を許すことになったら私はついに姑
とデビューしてしまうのかなどと不安に
なりながら待っていると不意にインター本
が鳴った
私は飛び上がるんばかりに席を立ち急いで
玄関へとかけていくいいらっしゃいひとと
あら扉を開けて目に入ってきたのは少し
ボサボサになった髪を適当にまとめたひの
姿といつも職場で一緒にご飯を食べている
彼女だっ
たみなさんええ中野さん
皆さんも驚きを隠せないようで職場での
エプロン姿とは違ったフォーマルな姿で
口元を抑えているなんとヒトが婚約者だと
言って連れてきたのはパート先でおなじみ
の皆さんだったのだもちろんひもとても
驚いていたいやまさかみなとお母さんが顔
見知りだったなんて知らなく
て2人の馴れそめはあの書店でひとが資格
試験の参考書を買いに行った時に一目惚れ
した
らしいそれからひとは足し通いやっとの
ことで連絡先を交換して交際がスタート1
年を経て今に至るということだっ
たみなは施設出身で身寄りがないんだ同居
するわけではないけど仲良くしてあげて
ほしいもちろん
よ私も政治さんも喜びで2人を受け入れ
祝福した2人をリビングに招いてから最初
は強食していた皆さんも物の数分で政治
さんとも打ち解けてしまいいつの間にか
笑い声が絶えない雰囲気となっていた式も
上げ2人の角手を祝ってからも皆さんとは
相変わらず職場でも顔を合わせランチをし
たり本を進めあったりと変わらぬ関係が
続いているまた皆さんは時々家へ来て家事
を手伝ってくれたりもしたそんなに気を
使わなくてもいいのよいえいいんです私
お母さんがいてくれて嬉しいんです
からそうして時間になるといいと帰り今度
は自分とヒロトの夕食を作るのだその日も
皆さんが帰ろうと玄関へ向かうとちょうど
大学から帰宅した京子と待ち合わせた
皆さんは義である京子に一瞬たじろぎつつ
もこんにちはと挨拶しただが京子はちらり
と皆さんを見て鬱陶しそうにため息をつい
たまだいたの施設育ちのくせにうちに
入り浸るなんてどういう
つもり瞬間皆さんが凍りついたように
ぴたりと止まってしまっ
たきこそんな言い方やめて
お姉さんぶらないでよねもう
きこ京子は私を見て小さく下打ちをしその
まま実質へと入っていった自分と同じ
くらいの年年で赤の他人である彼女が家で
も外でも私にちやほやされているのが京子
は面白くないようだった皆さんごめん
なさい京子にはよく言っておくから
大丈夫です慣れてます
からそれだけ言うと彼女はそくさと出て
いってしまい私はいたまれない気持ちで
彼女を見送っ
た行子はいつもみなさんのことを施設出身
であることを理由に馬鹿にし続けていた
それは私や政治さんの前でも同じだったし
息子夫婦が家へ来て食事をしている時も
変わらない
もちろん私や政治さんが嗜めることもあっ
たし兄であるひとは分外して教子にひどく
当たることもあっ
た何よ皆さんの味方ばかりし
て京子は不機嫌そうに顔を背けて部屋を出
ていくのだったそれから月日が流れて何年
かが経ったある日ひとみさんはいつもの
ように家へ来て食事をしていたがと皆さん
が仕事を辞めるという話を聞いたえどうし
て驚いて理由を聞くと皆さんは言いにく
そうにもじもじとし
た実は妊娠しているん
ですすでに3ヶ月ほどが経っており最近は
つりが始まって家でもなかなか思うように
動けない日が増えてきたとのこと確かに
最近皆さんは全体的に福になってきて以前
の小柄な体系ではなくなっていたし職場で
も時々相待することがあったので私は納得
した私も誠治さんも驚きと嬉しさが半々で
この喜ばしい知らせに2人でおめでとうと
祝福し
たそれでお願いがあるんだ
けどとは私たちに
向き直る最近のりがどいから仕事をやめて
もらうことにしたんだ俺が仕事の間心配だ
からこの家で暮らさせてくれない
か政治さんは2つ返事でそれを了承した
もちろんだと思う部屋だって余っているし
好きに使ってもらえたらいいんじゃないか
なあ
母さんそうねひとの部屋が空いているから
掃除しておくわ初めてのことで色々不安だ
と思うけれどいつでももらっていいんだ
から
ねありがとうございますお父さん
お母さんいつも何かと世話になっているん
だこんな時ぐらいしか役には立てないが
どうか支えさせて
くれみなさんのうるんでいた目から大粒の
涙がこぼれた職場でも家でも彼女が泣いて
いるところを見たことはなかったが今は
それだけ大きな不安があったのだろうその
日は一旦自宅に戻ってもらうことにして
翌日私はヒトの部屋を掃除し布団やシツも
変えて皆さんが安心できるように準備を
整えたそしてその翌週から皆さんは小さな
スーツケースを引っ張って打ちへきたとは
いえ日中は私もパートに出てしまって帰っ
てくるのは夕方の5時を過ぎる頃だ
何かあったら連絡してねなるべく早めに
帰る
から私はいつもそう言っていたが皆さん
から連絡が来ることはなかった唯一の
気がかりは強固のことで
あるうちはそんなに広くないからデブは
邪魔なんだよね物置きで寝てくれ
ない皆さんがやってきて数日も経たない
うちにそんなことを言い放ったのだ当然私
や政治さんもみなさんをかばって気にし
なくていいと言ったしかし1ヶ月経っても
京子は皆さんに八つ当たりし状況は変わら
なかっ
たきこ皆さんはとても辛いんだって分かっ
てあげてちょうだい
ある夏の夕暮れ時パートから戻ってきた私
はリビングでアイスを食べている京子に
行ったそのはまつで蒸し暑かったが冷房の
温度設定のことで教子が文句を言ってきた
の
だだって皆さん1日中何もしないのに冷房
の効いた部屋でだらけてるのよ寒すぎる
くらいの部屋で
ね何もしてないわけじゃないのお腹の中で
赤ちゃんを育てているのよそれに妊婦さん
は太陽の調節も難しい人だっているの熱中
症になように気をつけるのは当たり前
よそんなの知らない
よ京子はスマートフォンをいじり始め
ポケットからイヤホンを取り出すと動画を
見始めたまるでこの話はもう終わりと言わ
んばかりの態度に私は呆れて何も言うこと
もできなくなったこの会話を聞いていたの
か皆さんは次の日曜日申し訳なさそうに
教子に謝りこの家を出ていくと言い出し
た座りもだいぶ落ち着きましたしいつまで
もお世話になるわけにも行かないので
戻ろうかとご迷惑をおかけしましたあそう
生生する
わきこ何言ってるの皆さんもまだ家にいて
もいいの
にいえもう大丈夫ですありがとうござい
ました
みなさんはやんわりと断り来た時と同じ
ように小さなスーツケースを引っ張って
帰っていっ
たヒロトはみなさんは出産までは実家に
いると思い込んでいたようでその日帰宅し
た皆さんの姿を見るとびっくりした
らしいもう大丈夫だからと皆さんは貴重に
振る舞っていたがしばらくしてからひと
からヘルプを求める声が電話越しに聞こえ
てきた
お母さんやっぱりみなの調子が良くないん
だ実家には行かないって堅くに拒むし
ちょっと時々様子を見に来てくれない
か私はやはり強固のことでストレスがあっ
たのだろうと察しがつい
た分かったわできるだけそっちにも顔を
出すようにするわねそれ以来私と時々誠治
さんも一緒に様子を見に行くようになった
息子夫婦は実家から徒歩数分ほどの
マンションに住んでおり作り置きのお風や
お弁当などの差し入れも持っていく私たち
がそうして家を開けるようになると京子は
それに対しても文句を言うようになった
徐々に皆さんのお腹は大きくなって臨月を
迎えようかという頃には彼女の体調も安定
してきたようだ私は安心切っていて内心で
はほっとしながらその日もパート先から
帰る途中に皆さんの元へ訪ねていった
インターホンを鳴らして返事を待つが
珍しく何も応答がないこの時間なら皆さん
はキッチンに立っているはずと思ったのだ
が留守なのだろう
か失礼を承知で玄関の扉を押すと鍵が
かかっておらず簡単に開いたので私は直感
で何かがおかしいと気づい
たみなさんいる
の私が声をかけつつそっと中へ入ると玄関
でうずくまっているみなさんを見つけた
みな
さん彼女の顔色はとても悪く今にも吐き
そうなほど苦しんでいたうお腹が痛くて
動け
ない私は慌てて救急車を呼び近くの病院
まで運んでもらうとそのまま緊急手術と
なった数時間後政治さんとひが病院に到着
した時には手術は無事に終わり皆さんも
元気な男の子を出産した病院の意志の説明
によると母子共に異常はなく安心していい
とのことだ一時はどうなるかと心配したが
後日お見舞いも兼ねて家族で皆さんに会い
に行った
お母さんのおかげで助かりまし
たそう言って涙ぐむ彼女を見て京子は
大げさすぎと鼻で笑っていた皆さんは今で
は少しずつ授乳もできるようになりどこと
なく若いママさんという雰囲気になってき
て
いる皆さんと赤ちゃんが無事でよかったわ
ねえ
あなた誠治さんは言うと初孫の顔が見れた
ことで一番出れていて赤ちゃんを笑わ
せようと一生懸命だっ
た孫が生まれてから3年が経ち今ではよく
歩きよく転びよく食べと世話しなやん
ちゃっこに育ちひの小さい頃を見ている
ような気持ちになる毎週末息子夫婦は実家
に遊びに来てくれて一緒にご飯を食べたり
ショッピングをしたりするようになってい
たこの子何でも口に入れちゃうんですこの
前なんか炭酸電池を食べてて慌てて
取り上げたんです
よおもちゃによく使われる電池も子供の目
の前にあっては気がおけないと話している
皆さんは本屋で働いていた頃と変わらない
くらいに体型が戻りあの人なつっこい笑顔
も顕在だこの3年のうちに子は金持ちと
結婚し家を出ていたお相手は菊高さんと
いいご両親はIT企業を経営していて高
さんはそのあと息子なのだそう
だ玉のことなった京子は電話をしてくる
たびに何百万もするバッグを買ってもらっ
たとか高級ディナーに連れて行ってもらっ
た党の自慢話ばかりをしたそんな彼女から
先日急に制すると連絡があったのには驚い
た
出産するからね
よろしくみなさんと孫に合わせることに
なると思うと気が進まず私はやんわりと
断ることにし
た移動だけでも大変でしょうし予定日には
こっちから行くからそっちで産んだ方が
いいんじゃない
かしら大丈夫だっって心配しないでよ
お母さんそうして京子は聞く耳を持た
なかった案の定
皆さんと孫がいる週末を狙って京子は
大きなブランドものスーツケースを
引っ張ってき
た
ただいま上期限で家に上がると皆さんと孫
を見て勝ち誇ったように花を鳴らし
たあらお姉さん久しぶり来てたの
ねきこさんお久しぶり
ですわずかに皆さんの表情がばった京子は
皆さんと孫の姿を品定めするかのように
じろじろと見
た相変わらず貧乏くさいねお金あげるから
私が里帰りしてる間ちょこちょこ手伝って
よねえ何を
です何よって私の身の回りのことよほら
妊婦さんって重いもを持っちゃダめって
言うじゃないだから選択とかできないし
買い物だって荷物持てないから手伝って
ほしいしいやあの私だって自分の家のこと
があるしそういうのは
ちょっといいじゃないお姉さんだって妊婦
としての辛さが分かるでしょうただで
人助けしろってんじゃないのよちゃんと
シレは払う
からそういうことじゃなくてですねじゃあ
最初に私の荷物を2階の私の部屋に運んで
欲しいわそれから部屋の掃除と布団も干し
て欲しいかな睡眠は大事って言うし
ね戸惑うみさんを見てたまりかねた政治
さんは玄関へ歩いて行き京子のスーツ
ケースを運び出した京子は驚き政治さんの
方を見て慌てて追いかけたなぜなら政治
さんは2階ではなく玄関のへと出ていき物
大きの扉をがらりと開けたの
だお父さんどうしたのなんで私の荷物を
物置きにしまおうとしてる
の政治さんは静かにむっした表情で
言い放ったここが今日からお前の部屋だ
なんでよ私は娘なの
よ分外する教子を前に政治さんは眉を潜め
た私は2人を追って外へ出ていき後ろから
一言こう言っ
たあなたが皆さんにしたことのほんの一部
を返しているだけよ嫌なら向こうのお家に
帰り
なさい京子はキーキーと悔しがりながら
この家には入れてもらえないことを悟ると
大きなスーツケースを引っ張って帰って
いった皆さんが妊娠していた時あれほど
鬱陶しがって邪険にしていたのにに自分
だけは違うと思っていたのだろう京子は
学生だったとはいえ皆さんに対してデブだ
のだらけているだのと悪口が過ぎたのだ
少しくらい給を据えてやった方が彼女の
ためにもなるはずだそう思って私と政治
さんがあらかじめ打ち合わせをしておいた
のは私たち2人だけの秘密である皆さんは
最初こそ教子のことを心配していたが私が
大丈夫だと言うと安心してくれたようだ
ただ私にも予想外だったことがある京子は
その後自宅に戻ったのだがそこには夫で
ある高屋さんと知らない女性が待ち受けて
いたその女性はよく見ると妊娠している
ようにお腹が出ておりどういうことなのか
と高屋さんを問い詰めるとしぶしぶと言っ
た様子でこう言ったそうだだっての子
女の子だろうち後継必要だから男を妊娠し
てるこいつと結婚したいん
だそしてその知らない女性に合図すると
離婚届けがさっと出てきて京子は離婚を
迫られることになった泣きわめきながら
離婚したくないと叫ぶものの高家さんは
冷たく教子を突き放し
た慰謝料ならポケットマネーで払うから
ほら300万受け取れ
よ300万円の小切手を突き出され京子は
彼の気持ちが本当にもう自分にはないのだ
と思い知ったそして離婚届けにサインをし
応援をして大きなスーツケースとお腹を
抱えて当てもなく歩き出したというその
ような生殺を電話越しに私に語り家へ帰り
たいと言ってきたが私は受け入れなっ
た京子は行場をなくし友人の助けも借り
ながらボロアパートを借りて過ごし高屋
さんからもらった慰謝料の300万円を
使いながら生活した幸いにも急な体調不良
や病気になることもなく自然分娩で女の子
を出産したが後で聞いたところによると
たった1人で出産して産後も誰も来てくれ
ない病室はとても寂しかったそうだ
京子は隊員後もボロアパートで子供を世話
して保育園に預けられるようになった頃に
パートに出た玉のこだと浮かれていた当時
とは金銭感覚も違っていて一円でも安い
食材や惣菜に目を光らせる毎日
だあんたもしっかりしてきたわね私は関心
しながら電話口で笑っていたまた子は自分
ががこのような大変な目にあって初めて皆
さんに辛く当たりすぎたことを後悔したと
いう自分は本当に何も分かっていない子供
だったのだともし叶うなら皆さんに謝り
たいととても反省している様子だったその
ことを皆さんにも伝えるととても驚いた顔
をして不安そうに表情を曇らせたこの頃に
は皆さんも書店に時短勤務で復帰しており
職場の休憩室で伝えたのだがあまり気は
進まないような返事をしてい
たきこさん
が彼女にとっては京子は自分を散々馬鹿に
してきたし妊娠中にも産後にも色々と高圧
的に絡んできたいたため苦手意識の拭え
ない相手なのだろう私や政治さんやひが
いくら注意してもそれは治らず今になって
謝りたいと言われても戸惑いや葛藤が
生まれないわけがないし許せるかどうかも
わから
ない京子自身も今さら謝っても許して
もらえるなどと虫のいいことは考えてはい
ないはずだがそれでも丸くなった彼女なり
に伝えたい思いもあるはずだわ分かりまし
たただお母さんにも同席して欲しいんです
けど構いません
かもちろん私もそのつもりだから心しない
で後日皆さんは孫をひに預けて私と一緒に
教子の元へ出かけていった電車を乗り継い
で目的地に着くと改札の向こうで小さな
女の子の手を引く教子の姿があった教子は
私たちに気づくとぎこちなく手を振った
私たちは駅からほんの数分歩いたところに
あるファミリーレストランへ入ると
ボックス席に通されて今日と皆さんは
向かい合う形で席に着いた2人とも来て
くれて本当に
ありがとういいのいいのね皆
さん皆さんは緊張した様子でうき固まって
いたその様子を見て京子は気まずそうに皆
さんを呼ん
だ皆さん私本当にごめんなさい皆さんが
妊娠してた時私本にひどいことを言って
傷つけてしまって1人になって皆さんの
抱えてた不安とか出産の怖さ嬉しさも
やっと分かったの
え私のしたことは間違っていたし今はもう
反省してますあの時もその後も皆さんに
優しくしてあげられなくてちゃんと考えて
あげられなくて本当にすみませんでした
そう言って京子はその場で深深と頭を下げ
た皆さんはあけに取られながらもその謝罪
が決して適当なその場で作ろっているだけ
のものではないということが分かりその
謝罪を受け入れ
た顔をあげてください京子さんの気持ちは
分かりましたこれから仲良くしてもらえ
たらいいなって思い
ます皆さんは人なつこい笑顔でに微笑んだ
それ以来2人の中は改善していき子供の年
が近いということもあって今度は京子たち
の方がちょくちょく実家へと遊びに来る
ようになった2人の孫に囲まれたじじこと
政治さんはもはやデレデレすぎるくらいで
2人のことを目に入れても痛くないほどに
可愛がっていた一方私と皆さんそして京子
の3人はと言うと治さんたちに孫を預けて
息抜きにカフェに行ったりしている少し前
までは考えられない光景だがヒトもそんな
私たちの様子を皆さんから聞いて目を丸く
して驚いていたという再来月には皆さんの
誕生日が控えているのだが実は私はさやか
ながら海外旅行を計画して
いる皆さんちょっといいあなたのお誕生日
にプレゼントしたいものがあるんだけど
旅行なんてどうかしらえそんな悪いですよ
それに子供
がまごちゃんは私たちで見ておくわ遠慮し
ないで受け取っ
てそう言って私はラッピングされた封筒を
手渡した中にはイギリス行きのチケットと
宿泊先のパンフレットが入れてある留学
まではさせてあげられないけれど英文学
好きの彼女には1度くらいイギリス旅行に
行かせてあげたいと思ってこっそり準備し
ていたの
だ皆さんがその包みを開けどんな表情を
するだろうかと私は静かに見守っていた
▼チャンネル登録はこちら
チャンネル登録をしていただくと最新動画を確認することができます。
今後もスカッとする話や感動する話を随時更新していきますので、よろしければチャンネル登録よろしくお願いいたします!
※登場する人物は仮名です。実在する人物・団体などとは一切関係ありません。
※当チャンネルにて公開されているお話の内容は、実際のエピソードや視聴者から寄せられたお話を参考に独自で作成したオリジナルストーリーです。
※当チャンネルで公開されている動画の権利につきましては、当チャンネルが有しているものです。
当チャンネルの許可なく二次利用や転載、複製、文字起こしなどの行為は全て禁止しております。万が一無断転載を発見した場合、しかるべき対応をさせていただきます。
画像や映像は著作権フリーの素材、あるいは当チャンネルの著作物を使用しています。BGMはYouTube Audio Libraryより使用しております。
#スカッとする話 #スカッと #朗読 #修羅場
