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【スカッと】夫の連れ子が出産し、感動で嬉し涙を流す私に連れ子「何しに来たの?他人にこの子は触らせない!w」私「そ、そんな…」→その瞬間、私の背後

私にも抱っこさせてちょうだい 生まれた赤ん坊を見て涙で顔を濡らし ながら私は言ったするとまゆと吉郎は顔を 見合わせ笑い始め た何をおかしなことを言ってるん だそんなこと聞かなくたって抱っこして あげて よそう言ってくれるものだと思い赤ちゃん に近づいたその 時ちょっとこっちへ近づいてこないで よ笑いながらまゆが言う聞き間違いかと 思ったがそうでは ない大体なんで他人のあんたに私の子供を 触らせないといけない の 他人吉郎も私を見て 笑う もうお前に用はないんだ よ吐き捨てるように言葉を投げつけてきた 何も言えずに固まっている私を見て2人で ケラケラと笑って いる今までの日々は嘘だったっていうの3 人で楽しくやってきたのは私だけだった の目の前が真っ暗になりそうだいや 楽しかったぜ たんまり稼いでくれて俺たちを養ってくれ て なだよね贅沢な暮らしができたし私たちの 言うことは何でも聞いてくれた しそこには私に対する愛だとか感謝だとか そんなものは存在していなかった20年 以上騙されていたのだ私 は自分の馬さ加減に思わず笑いが 込み上げる加藤をふわせ私は 笑うとうとう気でも狂った かニヤニヤとしたやしい顔でこちらの様子 を伺うよしどうしてこんな男のことを愛し ていたの だろう気持ち悪い えそんなことだろうと思ってたの よ吉郎とまゆはきょとんとしている私は 背後のドアへ向かう私がドアを開けると 2人は凍りつい た私は黒部千穂53歳夫と娘の3人 暮らしここまで聞くとどこにでもある普通 の家庭だろうだが私たちの場合は少し違う 娘は私の実の子ではない夫の連れ子だ私は 夫と出会う前に別の男性と結婚をしていた が不妊が理由で離婚したもちろんお互いの 話し合いの上での円満離婚だ子供ができ ないと知った私は離婚してからというもの ガムシャラに働いてきた生きる糧が仕事 しかなかったからだ気がつくと車内の 出世頭となっていた私だったがそんな時に 今の主人となる吉郎と出会っ

た仕事の取引先で働いていた吉郎は同い年 で優しい青年だっ たちょうど私が打ち合わせで吉郎の会社を 訪れた時私の履いていたヒールが折れて しまったのだがその時手助けをしてくれた のが出会いのきっかけ だそれから顔を合わせる度に挨拶をし少し ずつ話をするようになりいつしか私は吉郎 と会えるのが楽しみになってい たある時吉郎の会社に行くと3歳ぐらいの 女の子が事務所にいた気になって受付をし てくれた事務員の方に聞いてみるとその 女の子はまゆという名前で吉郎の子だと いうまゆが生まれて間もなく奥さんは 亡くなられたそう だそれから吉郎は1人で働きながら育てて きたのだたまに発熱などで保育園に行け ない時にこうして事務所で待機させている らしい眉の額には熱を覚ますシートが貼ら れていた ちょうどその時吉郎が事務所へ戻ってき たおや水野さん今日もまた打ち合わせです かやかに私に話しかけてくるえあはいそう なん です私は吉郎の見えない苦労を想像してい たあの私娘さんのことを聞いてしまいまし たよは驚いた顔をしたがまたすぐ笑顔に 戻り ああたまにねここへ来るんですよ保育園は 少しの熱でも桃園できないもんです からそうなんですねごめんなさい私に構わ ず早く家でゆっくりさせてあげて ください子供がいない私には想像できない くらい大変なん だろうそうですねでは またそう言って吉郎は眉を抱っこして会社 を後にした打ち合わせの最中も私は吉郎と 眉のことが気になってい た1人で子供を育てている人は5万といる きっとそこにはその家庭の分だけ苦労が ある だろうもちろん両親が揃っていても苦労が ないわけではない子供を埋めない私はその 苦労すら知らずに一生を終えるの だろうなんだか急に仕事に全てを捧げる 自分が寂しく思えたそして少しでも吉郎の 負担を減らすことはできないだろうかと 考えてい た自分では気がついていなかったがそれ ほどまでに私の心は郎に奪わいたのだそれ からというもの私は今まで以上に吉郎と 話す機会を探した連絡先を交換し眉も含め て食事に行ったりするのにそんなに時間は かからなかっ たまゆも私に懐いてくれ3人で過ごすこと

が増えたまゆが4歳になった 頃千穂さんのご飯毎日食べ たい 何気なく言ったその言葉が私の気持ちを 駆り立てる吉郎は少し照れたよう にこらまゆ千穂さんも忙しいんだ無理を 言うんじゃ ないと眉を嗜めているが本心はどうなの だろうか数日後3人で公園へ出かけた時に 私は吉に尋ね たこの前まゆちゃんに言われた一言私は すごく嬉しかったん です吉郎は何のことを言っているのか 分かっていないのかきょとんとして いる私でよければ毎日ご飯を作りましょう か吉郎ははっした顔を するあの分かりにくかったでしょうか私は あなたと そこまで行った時吉郎が私の言葉を遮切っ た待って ください私はドキッとした吉郎は遊具で 遊ぶ眉を見てそしてため息を つくもしかして出しゃばりすぎたかしら 不安でいっぱいになっ たこれ以上地方さんの負担を大きくする わけにはいか ない吉郎は呟いただめだった か食事はいや家事は分担性にし ましょう私は耳を疑った えあいやチオさんは仕事も忙しいでしょう から家事は僕も負担するということ ですそれっ て私の思い違いではないだろう か私と結婚してくださるということです かえあそうかすいませんそうですいやそう じゃなくて四郎はドギマギしていたがすっ と姿勢を正し私に向き直っ た分かりにくくてすいませんこんな僕です が結婚して ください はい私は満面の笑味で 答える遠くで眉が吉を呼ぶ声がするそれで も私たちは手を取り合い見つめ合ってい たそれから20年の月日が流れた私たちは あの日から家族になり3人で過ごしてきた 4歳だったまゆは今はもう24歳だ私は相 変わらず仕事を続けている私には亡くなっ た両親が残してくれた財産があったのだが 何よりも私を本当の母親のように慕って くれるまゆのために何かしたかった吉郎も まゆも私が仕事で忙しくても何も言わずに 家事を手伝ってくれただがまゆがあの日私 に行った私の作ったご飯を毎日食べたいと いう言葉通り私は3色のうち必ず一食は 作るようにしていた保育園卒園から大学

卒業まで眉の願いはできるだけ叶えてきた つもりだ学校のイベント習い事塾など他の 家の子と同じようにやりたいことをやらせ てきたまゆは素直にスクスクと育ち2年前 に大学を卒業して今は地元の企業に務めて いるあとはいい人を見つけて結婚して くれれ ば最近そう思うようになった私はすっかり 母親になってい たそんな私の気持ちとは裏腹に眉の態度が 冷たいと感じるようになったのは眉が就職 してから だ最初におかしいと思ったのは私が作った 食事を食べてくれなくなった時だ1度や 2度ならまだしも私がを作るは必ず外で 食べるようになっ た不思議に思った私は吉郎に相談してみた がまゆももう働き出して一端の社会人なん だそこまで気にすることじゃないだろうと 軽くあわれた確かにそうだもういい大人な んだしあまり口出しすることでもないその 時はそう思ってはいたが気がつけばまゆが 私の作った食事を口にすることはなくなっ ていたまゆの態度が冷たいのは食事に限っ たことではないもうずっと眉と会話らしい 会話をしていないお互いに仕事をしていて 帰宅時間がバラバラなのもあるが唯一顔を 合わせる朝のわずかな時間にもまるで私が そこにいないかのように振る舞う 私が話しかけても無言で反応すらしてくれ ないある夜私が帰宅して遅めの晩御飯を 食べていた時まゆが帰ってき たおかりまゆちゃんちょうど私もご飯を 食べていたの軽く何か作ろう か思い切って声をかけたがまゆは大きな ため息をつき何も言わずに実質へこもった 何か私自身が気づかないうちに眉を傷つけ てしまったのだろうか不安になった私は また吉郎に相談してみた が眉も疲れているだけじゃないか慣れない 仕事続きだし なとまたまともに取り合ってもらえなかっ た眉の態度が冷たいからと言って私は 決して態度を変えなかった何があったに せよいつかは必ず前のように戻れるはずだ と信じていたし血は繋がっていなくても まゆは私の娘だ冷たくされ無視される日々 が続いたが私は毎日まゆに話しかけること を諦めなかっ たまた月日が流れたもうどれくらい眉と口 を聞いていないだろうそれでも私はいつも のように眉に声をかける おはよう今日も仕事頑張ってねいっ てらっしゃい私の作った朝食に手をつけず に黙ったまま玄関を出ていく背中を

見送るいつまでこんな日が続くのだろう もう限界かもしれないそう思いながら私も 仕事へ 出かけるこの数年間同僚に相談してみても 遅れてきた反抗機だのそういう時期って あるものだの誰も私の納得の行く答えを くれなかったそうして私はいつしか誰にも 相談することもなくずっと自分1人で悩み 続けてい た家に帰るのが憂鬱だそんな日に限って 定時で帰れて しまう重い気持ちを振り切れず晩御飯の 食材を買って 帰る ただいま おお かりよはすでに帰宅していた夕方の ニュースを見ながら先に缶ビールを開けて いるよう だ私も今日は飲もう かしらそう言って冷蔵庫を開け缶ビールを 取り出すどうした珍しい などうせ吉郎にこの気持ちを話したところ でまたはぐらかされるだけ だたまにはねこんな日もあるの よそう か会話が終わるこのまま眉だけでなく吉郎 とも会話することがなくなってしまったら 私はまた不安に飲み込まれそうに なるあの時吉郎とまゆと家族になる選択を しなければこんなにならなかったのでは ないかそこまで考えて私ははっとし ただめこれ以上考える な自分で言い聞かせ不安を吹き飛ばすよう に大きく息をついたその 時 ただいままゆが帰ってきたようだキッチン を通りリビングへ抜けるまゆに声を かけるおかりまゆちゃん今日は早かったの ねご飯の準備をするからもうちょっと待っ て ねどうせ無視されるのだろうけど負けるな 怯むないつものように 振る舞え私は心の中で呪文のように 唱える眉が大きなため息を つく うん小さな声だが確かに返事をしてくれた えあうん待ってね私は動揺を隠しきれ なかったけれどそれに気がついているのか いないのかまゆは吉郎とテレビを見ている 鼻歌が出てしまいそうなほど嬉しかった どうせなら晩御飯のおかずはまゆの好きな ものにすればよかったと後悔しながら準備 を 進めるその夜まゆは何年かぶりに私の料理

を口にしたたったそれだけで私はこれまで のことが嘘だったかのように気分が晴れた だが喜ばしいことはそれだけじゃなかった のだ晩御飯の時まゆから紹介したい人が いると打ち明けられたのだ今日は最高の1 日だ私は久しぶりに朝までぐっすり眠る ことができ た眉からされた男性は私も吉郎も気が 引けるほどのお金持ちだっ た原田弘樹という名前のまゆよりも4歳 年上のその男性は日本で有数の大手企業に 親が務めている らしい父親から同じ会社で働くように言わ れていたが親のコを使いたくなかった らしく自力で就職活動をしまゆと同じ会社 で働くことになった 眉とは同じ部署の先輩後輩らしくどこか 抜けている眉の性格に惹かれていったそう だほっけないというか目が離せないという か小さな頃からエリートとして育てられた 環境には眉のような人がいなかったの だろう私が言うのはなんだが眉には競争心 というものがないマイペースと言うべきか 私の目から見てもポヤトスた娘だ殺伐とし た世界で誰かと比べられその誰よりも上へ と私も仕事が全てだった時はそんな世界で 生きていたから弘樹が眉に惹かれる気持ち が分かったような気がした眉の隣で 照れ笑いを浮かべる彼を見て私は安心した ご両親がお金持ちだからと言って少し身 のだが彼個人はどこにでもいるごく普通の 青年だったからだ偏った考えのない まっすぐな青年彼の両親に会えるのも私は 楽しみになっ た両家の顔合わせの日弘樹のご両親は わざわざ東京から私たちの住む町まで来て くれ たが用意した場所はこの町で1番立派な ホテルのラだ私はたまに仕事の接待などで 利用するが吉郎もまゆも緊張したおちだ まあここまで大切に育ててきた娘の結婚話 だ2人の緊張感は普段生き慣れない場所だ からという理由だけではないのだろう そしてどこか冷静な私がいるなぜだろう まゆのことは本当の娘だと思っている2人 の緊張っぷりを見て逆に私まで釣られては いけないと無意識に考えているのだろう かそんなことを分析していると弘樹とご 両親がやってき たここの旅はお日柄も よく吉郎は上ずった声で挨拶を 始めるわざわざこんな地方までご足労 いただきありがとうございます 言葉に詰まる吉郎に変わり私が声を かけるいいえいいえどうかご緊張なさらず

今日はお互いの子供の親として楽しく食事 をできればと思ってい ます弘樹の父はまるで嫌味を感じない気迫 な雰囲気だったそして母もまたその傍で 微笑んで いる今日はまゆさんと そしてそのご両親であるお2人にお会い できるのが本当に楽しみでしたの よ弘樹の母は年は私たちとそう違わない はずだがまだ少女のような可憐さを 持ち合わせていたこれが上流階級の 振る舞いなのか私は親としての顔を すっかり忘れてしまい感動していたが はっと我に帰り言葉を返す 本当に指して取り絵のない娘ですが おっとりしたところを弘樹さんが気に入っ てくれた らしく深深と頭を下げる私 にこちらこそこいつは私には反抗ばっかり してくるんですがねこんな優しい女性を 連れてくるなんて見直していたところなん です よ挨拶もそこそこに私たちがテーブルに 着くと豪華な食事が運ばれてくるまゆも 吉郎も華やかな料理を目にして少しは緊張 がほぐれたようだ乾杯のシャンパンが殻に なる頃には私たちはやかに会話を進めてい た上流階級の人と思って私も身構えていた が話せば話すほど打ち解けていったひきの 父親も元からお金持ちだったわけでは なかったのだお互いの若い頃の話や趣味 最近はまっていることなど私たちの世代の 話にばかり花が咲き若い2人は目を しばたかせていた気がつくとコース料理は 終了しデザートとコーヒーが運ばれてくる そうして収支やかな空気で両家の顔合わせ は 終了私は弘樹の母と連絡先を交換し時々 2人でランチに出かけるまで仲良くなっ たそれから数ヶ月後弘樹とまゆは豪華な 結婚式をあげ我が家の近くのマンションで 暮らし始めた1年後眉の妊娠が分かり 私たちは換気したまゆはあっさり仕事を 辞めしょっちゅうを出している弘樹との 新居よりも我が家で過ごす時間の方が多い あまりにも顔を出す頻度が高いのでたまに は弘樹との家で過ごすように提案してみた がだって弘樹は仕事で家にいないし体調も あんまり良くなくっ てと私に甘いて くるそれにチホさんの作ったご飯なら食べ られるん だと言われたら追い返すことなどできない 気がつくと食事の世話だけでなく新居へ 出向いて掃除したり買い物へ行きたいと

いえば車を出してあげたり私は眉の世話を 焼いていた母親として娘が辛い時には力に なるものだと思い込んでいたのだただいつ もスマホを触り時折りふらっと外出するの で少し気になる点はあったのだ がある日弘樹が一緒に我が家へやってきて ソファーに横になりいつものようにばかり 触っているゆの姿を見 てまゆたまには自分で動いたらどうだ お母さんも普段は仕事で疲れているはずだ しと声をかけていたがいいなチホさんは 好きでやってるんだから私のためにって ねと嗜められてい たお母さん本当にすいません作り置きのの 食事まで作っていただい て眉の態度が変わらないのが分かると今度 は私に謝ってくる弘樹は本当にいい青年 だまあしょうがないわよねまじを育ててき たのは私でもあるんだし弘樹君が謝ること じゃないわよそれに子供が生まれたら きっと変わるはず よ弘樹に言っているのか自分に言い聞かせ ているのか私は分からなくなってい た数ヶ月後まゆがとうとう出産した私は 陣痛が起きた時から眉に付き添い弘樹とご 両親そして吉郎に連絡を入れる分娩室には 弘樹が一緒に入り立ち会い出産をした その間私は気がきではなかった自分は経験 したことがないからだどんな痛みなの かそう想すらできない祈るように手を 合わせる私に弘樹の母がそっと寄り添って くれてい た眉の出産は安山だったらしく数時間後に は母子共に元気な顔を見せてくれた私は 感動で涙が溢れていた早く赤ちゃんを 抱っこしたいだが赤ちゃんを抱っこできる のは翌日かららしく弘を残して私たちは宅 し翌日再び病院を尋ねることにし た翌日眉の病室を尋ねるとベビーベッドに 生まれたての赤ちゃんが眠っている初めて 間近で生まれたての赤ちゃんを見た私は また感動を抑えきれず涙し た早くこの腕で抱っこしたい わポロっと本音が出たその時赤ん坊が か細い声で泣き出した授乳をするからと いう理由で私たちは病室の外へ出さ れるそろそろ弘樹も仕事を切り上げて こちらへ来るって言ってたから私は迎え ついでにケーキでも買ってき ますそう言って弘樹の母は病院から出て 行った病室から眉が呼ぶ声がしたので私と 吉郎は再び病室に入った今度こそ抱っこ できるそう思ってまゆに確認してみ た私にも抱っこさせてちょうだい するとまゆと吉郎は顔を見合わせぷっと

吹き出し笑い始めたの だ何をおかしなことを言ってるん だそんなこと聞かなくたって抱っこして あげて よそう言ってくれるものだと確認なんかし なくてもよ良かったのかとまゆと赤ちゃん に近づいたその 時ちょっとこっちへ近づいて来ないで よ笑いながらまゆが言う え聞き間違いかと思ったがそうではなかっ た大体なんで他人のあんたに私と弘樹との 子供を触らせないといけない の 他人私はすがるような思いでよの方を 見るとうとうこの時が来ちまったの か吉郎も私を見て 笑うお前よりもいい金をまゆは見つけたん だよそしてその金の血を引く子供を産んだ ん だこの人は本当にこれまで一緒に過ごして きた人なんだろうかそう思わせるくらい郎 のの顔が歪んで見え たもうお前に用はないんだよ吐き捨てる ように言葉を投げつけてきた何も言えずに 固まっている私に眉が追い打ちを かける本当小さい時からパパに言われてき たけどあんたに媚びを売るのは苦痛だった わそんなこと言ってお前だって欲しいもの は何でも手に入るからって のりのりだったじゃない か2人でケラケラと笑って いる今までの日々は嘘だったっていうの3 人で楽しくやってきたのは私だけだった の声が震えている目の前が真っ暗になり そう だいや楽しかったぜたんまり稼いでくれて 俺たちを養ってくれて なだよね贅沢な暮らしができたし私たちの 言うことは何でも聞いてくれた しそこには私に対する愛だとか感謝だとか そんなものは存在していない都合のいい 道具に対するような何の思いやりも感じ られない言い草 だまあでも母親ずらしてあれこれ うるさかったからね本当何を勘違いしいる んだかって感じだった わ勘違いさせてたのは俺たちだけどな長年 家族のふりして騙してこれたんだ俺たち 役者の才能でもあるんじゃない か待たしても2人で大笑いして いるすっ私の中の感情が失われていくのが 分かる20年以上騙されていたのだ私 は自分の馬鹿さ加減に思わず笑いが 込み上げる肩をふわせ私は笑う吉郎とまゆ は異質なものを見るように私に視線を

寄せるとうとう気でも狂ったかニヤニヤと した卑しい顔でこちらの様子を伺うよどう してこんな男のことを愛していたのだろう 気持ち悪い え初めて自分に向けられる下すの言葉を 聞いた吉郎は少したい だそんなことだろうと思ってたの よ吉郎とまゆは巨として いるこのやり取り他にも聞いている人がい るって知って た私は背後のドアへ向かう郎とはまだ状況 がつめていないようだ私がドアを開けると 2人は凍りついたそこには弘樹と弘樹の母 が立っていた真っ青な顔をする吉とまゆ その2人を比べて弘樹と弘樹の母の顔は 怒りで真っ赤になっている表情が険しい そしてゆっくりと弘樹が眉に詰め寄るその 手には大きめの封筒があった な何 よ弘樹の気迫に押されながらも眉は対抗 する担当直入に聞くまゆその子は本当に俺 の子なの か弘樹はベビーベッドで眠る赤ちゃんに目 をやる眉の表情が一瞬ぴくりとし た突然何言ってるの当たり前じゃない またたきが増える弘樹は無言で封筒を 手渡す何これ まゆは恐る恐る封筒の中身を確認し絶し たおいどうしたん だ吉郎が眉の隣へ行き眉の手から数前の髪 を奪い取ったそしてまた眉と同じように 言葉を 失うこの子のDNA鑑定をさせてもらうよ 吉郎の手からこぼれ落ちた髪を拾い上げ ながら弘樹が 言う何かの間違い よ必死で弘樹に訴える眉だが弘樹には響い ていないよう だ主人の知人人ね腕のいい弁護士さんが いらっしゃるのこの証拠はおすみつきなの よ可憐な容姿からは想像できないほど弘樹 の母の声は冷酷だっ たなんでこんなことになってるんだよ まゆ吉郎は知らなかったようだ眉が浮気を していたことを弘樹が持ってきた書類は眉 の浮気の証拠と離婚協議に関するものだっ た何かの間違い よ先ほどまでとは違いか細い声でつぶやく ように眉は繰り返す 間違いであるなら鑑定をしてはっきりさ せよう眉を見つめるその目はまだ眉を信じ たい気持ちがあるのだろうか少し温かい ものが混じってい たお母さんありがとうございまし た吉郎を残し病室を出た私たち弘樹は深と

頭を下げてき たいいのよ眉の様子がおかし は必ず何かあるんだ から最初に眉の浮気を疑い始めたのは私 だった妊娠中幾度となく我が家へ来ては スマホを触っていたまゆ一度ちらりとその 画面が見えてしまったのだメッセージ アプリの画面だろうか会いたい今からどう というやり取りそしてすぐに外出する 眉は仕事中のはずだし友達にしては 引っかかるものがあったのだちょうどその 頃弘樹が眉を迎えに来た時にちらっと相談 されてい た眉の態度がそっけなと妊娠中特有の情緒 不安定ではないかと諭していたのだがもし かしてという私の疑いは確証を得るもので はなかった天と点だけでつなげられるもの ではないそう思って眉を問い詰めることは できなかった弘樹は弘樹で1人で調査に 乗り出していた調査の結果眉が浮気をし卓 していた可能性が浮上したのだがすでに眉 は臨月に足していたのだ弘樹からその話を 聞いた私は思い当たる節があったことを 伝えたそして確証を得るために出産後の DNA鑑定を提案したのだった こちらこそ本当に取り返しのつかないこと をしてしまってあの子を育ててきたのは私 だという事実は変わらないお詫びのしよが ない わ弘樹と弘樹の母に謝罪をする私騙されて いたとはいえ20年以上一緒に暮らしてい た家族の問題だ私だけが許される問題でも ないところがあっけらかん と何言ってるの地方さんあの親子2人が 元凶でしょあなたも被害者なのよなんなら 今回お世話になった弁護士さんに相談して み ます弘樹の母は言ってのけたコロコロと あけなく笑っているこの人だけは敵に回し ちゃいけないな心強い友達ができてよかっ たと私は思っ た数日後DNA鑑定の結果が出た子供の 父親はやはり弘樹ではなかった弘樹はまゆ に離婚を申し入れたがまゆは認めず長底に もつれ込んだまゆはその頃から再び私に媚 を売るようになっていたが私が相手にする ことはなかったむしろこれまで3人で 暮らしてきた家にいるのも煩わしかったの でさっさと引っ越しの準備を進めている 長底でも離婚に応じなかった眉の図太さに 私も弘樹も呆れていたがいよいよ離婚訴訟 へとなだれ込むと眉の配送は明らかだった 結婚後の浮気肉体関係たらといった行為が 人道的に認められるわけもなくさらには 子供のDNA鑑定書まであるのだまゆは

浮気相手と共に慰謝料を請求された まゆの浮気相手はまだ大学生で子供につい ても責任を取らずとっくに逃げ出していた なのでまゆはその浮気相手の分の慰謝料 まで支払わなくてはならなくなったのだ さらにまゆは吉郎に頼ることもできなかっ た私も知らなかったのだが私の稼ぎで 暮らしている間に吉郎は仕事を辞めていた のだしかもギャンブルで借金まで作ってい たらしい眉の離婚競技がもつれている間に 引っ越した私はその話を吉郎の母から聞く こととなったもちろん吉郎には離婚の 申し立てをしている弘樹の父に紹介して もらった弁護士さんを返しているので間も なく成立するだろうそれでもまだまゆも 吉郎も私にすがろうとしているようだが私 の周りにいる人間はみんな彼らがやってき たことを知っているので私に協力的だ今の ところ2人からの突撃はない赤ちゃんはと 言うと吉郎の両親が引き取ることになった 吉郎のご両親は田舎に住んでおりこの度の 騒動を知ると吉郎ともまゆとも絶縁すると 宣言したもし吉郎とまゆが彼らを頼ろう ものならご近所がそれを許さないだろう 田舎の繋がりは親戚のそれよりももだ郎の ご両親は赤ちゃん自身に罪はないと考えて の行動だというが正直ご高齢の2人に 任せるのは気が引けたまゆを大人になる まで育てたのは私でもある吉郎と結婚して いる間にもたくさんお世話になっているし その責任と言ってはなんだがこれからの 教育費を援助しようと考えたその話をの母 にする とそうね千穂さんがそう思っているならと まとまった金額を用意してくれ ただめよこんなのいただけない わ断ろうにもいいのよ弘樹とあの子との 手切れ金だと思ってちょうだい とまたあけなく笑ってみせるのだ実は彼女 の実は産らしく顔合わせの時には聞いてい なかったが弘樹の父が務める会社の社長場 だったそう であらお話していなかったかしらそれに これぐらいしか私も楽しみがないのよ ねそう言って私を見つめてくる瞳にひやっ とした本当に怖い人だ私は彼女に気に入ら れ仲良くなれたことに感謝し たそれから数年後相変わらず吉郎とまゆは 借金に追われる毎日らしい私はと言うと 今日も弘樹の母とランチの約束をして いるチホ さんいつもと変わらない少女のような声で 私を呼ぶ声が聞こえるその隣には弘樹と 少し若い女性が立っているどうやら樹も 新しい幸せを掴もうとしているようだ私は

手を振りながら3人の元へと駆け寄っ た宿泊学習の日が近づくと孫のりえは 初めてのお泊まりに緊張しながらも大好き な友達と一緒に過ごせることを心まちにし ていた見てみておばあちゃんそう言って リエは嬉しそうにリュックサックを私に 見せたお母さんに買ってもらったまみ ちゃんとお揃いなんだよあらお揃いなの それは良かったわ ねまみはリエの親友だった私もリが喜ぶ姿 を見ていると幸せな気持ちになっ た宿泊学習の当日家は行ってきますと元気 いっぱいに家を出ていっ たところがそれから30分後学校に向かっ たはずのリエが顔面を涙でぐちゃぐちゃに しな帰ってきたリエは私の顔を見るとお ばあちゃんと叫んで私の胸に飛び込んでき たどうしたの何があった のりえを抱きしめようとして一瞬手が 止まったリが背負っているルックには泥が びっしりとまとわりついていたのだ何よ これ泥だらけじゃない一体誰にやられた の私はエの背中からを取り外すのを手伝い ながら尋ねたその流れでリュックを 開けようとした私の手をリが慌てて止めた 開けちゃだめなかは見ないでだ けど理由が分からずどう対処していいか私 は困惑した私もう宿泊学習に行きたく ない私は泣きじゃくるりを強く抱きしめた 大丈夫もう泣かないで [音楽] 私の名前は中山明子61歳のパート主婦だ ほに先立たれてしばらくは1人暮らしを 続けていたが12年前に娘のよえが離婚 生まれて間もい孫のリとともに実家に戻っ てきた離婚の原因は夫である林田高尾の 浮気だ林田は根からのギャンブル好きで よえと結婚する以前から金遣いが荒いなど 悪い噂ばかり耳にして私はもも2人の結婚 には反対だった林田が6に働きもせず借金 を作るたびに今からでも遅くないわよと何 度か説得を試みていたそれでもよえはもう 少し頑張ってみるとこらえていたけれど 林田の浮気が発覚しかも相手が妊娠して いることを知ってさすがのよえもいよいよ 愛そうつかしたというわけ だそれまで1人暮らしだった我が家は孫の 登場によってで急に賑やかになったりえは 夜泣きすることが多くその度によえは目を 覚まして対応に追われており私もパートが ない時はできるだけよえを休ませてリエの 面倒を見ることにしてい たお母さん今日もパートで疲れているのに ごめんね気にしなくていいよ私もりえ ちゃんの笑った顔を見ると疲れなんてあっ

という間に吹き飛んでしまう よりえはえの幼い頃にそっくりだ私はよえ とりえが同じ屋根の下にいてくれることを 幸せに感じていたのであるそんな私たちに ある時期から不穏な影がつきまとうように なった義江の離婚した元夫林田高尾の存在 で ある朝私がゴミを出しに外へ出ると蓮の 電柱の影からこちらの様子を伺う林田と目 が合ってしまう最初林田はこちらに近づく でもなくただ笑っていだけでそれだけに 気味が悪かっ たよえが買い物に出かけている時 インターホンが鳴ったてっきり近所のお茶 仲間が遊びに来たのだと思った私何の警戒 心も抱かずドアを開けるとそこには林田が 立っていた林田はにやりと不敵な笑を 浮かべると床にペッと唾を 吐き捨てあんたさえあいつに余計なこと 言わなければなあと私の静子を振り切って ずかずかと家の中に踏み込んできたあ ちょっと勝手に入らないでよ私はとっさに 奥へ走ってベビーベッドで眠るリを 抱き抱えたこんな男に触らせたくないと 思ったなんだよ自分の子供の顔見に来た だけじゃねえか父親として当然の権利だろ 何が父親なものかあんたなんだろよえに俺 と離婚するよそそのかしたのは自分の嫁が 妊娠しているって時に浮気したあんたの 責任だじとくだろよえは絶対にあんたの ところには戻らない よ恐怖心を抱きつつそれ以上に怒りの感情 がまさっていたそもそも借金だらけで家族 を持つなんて子供はこれから大きくなるん だ子育てにはお金もかかるそんなことも 分からないのかいはあうるせんだよあんた さ余計なこと言わなければあいつは今頃俺 と幸せに暮らしていたんだ俺の家族あんた は奪ったんだ よ林田は鬼のような予想でとんでもない 言いがかりをつけた借金にしろ浮気にしろ 離婚の原因が林でにあることは客観的に見 ても明らかだにも関わらず林田はその責任 を私になすりつけようとしているそれ じゃあな今日はちょっと挨拶に来ただけだ よそう言って林田はキビスを返し たそれからというもの林田は毎日朝から晩 まで家の前を張り込んでいてがルスの時間 を狙っては私に近づいてきたインターホが 鳴るたびに私はため息をついて しまうあいつまた来たの ね初日は無警戒にもドアを開けてしまった が2日目3日目ともなるとインターホンの 鳴らし方やドアの叩き方で確認せずとも 相手が林だと察するようになったあら玄関

開けてくださいよお母さんせっかく娘向こ がこうして挨拶にやってきたって言のに 冷たいじゃないです かそうやってわざと近所の人に聞こえる よう大声で呼びかけた異変を感じて近所の 人たちが2人3人と集まってくると林田は さらに大声を張り上げて皆さん聞いて くださいよお母さんは1人娘を取られたく ないばかりに俺から最愛の妻と子供を 引き離したんですよこれじゃ娘さんはいつ まで立っても幸せになれないじゃないです か 近所に住んでいる人たちは私の古くからの 知り合いばかりでもちろん林田の言文など 誰も信じなかったけれどあまり気分のいい ものではない私はチェーンをかけた状態で 少しだけドアを開けたやめてください近所 迷惑になりますこれ以上騒ぐと警察を呼び ます よ脅しではなく本気で警察を呼ぶつもり だった林田はこちらの真を知ってか知らず かまたしても不敵なを浮かべるとそれ じゃあねお母さんまた来ます よそう言って噛んでいたガムを指先で つまみ出しドアのに押し付け引き上げて いっ たあきこさん大丈夫 何かあったら俺たちに言いなさい よロスを伺っていた近所の人たちが私を 心配して声をかけてくれた大丈夫よ皆さん ありがとう私は顔のを引きつらせたまま 無理に微笑ん だ警察というキーワードが聞いたのかこの 日を境にさすがの林田も自宅前に姿を表す ことはなくなったがその代わり無言電話が 頻繁にかかってくるようになったそれは 昼間だろうと夜だろうと全くお構いなし ようやく泣き止んで眠りに着いたリエの隣 でよえがうとうと仕掛けていると深夜レジ を過ぎているというのに突然けたたましい がりしたその音にびっくりしてせっかく 眠っていたりえが再び起きて大声で泣き 出してしまうああびっくりしたね大丈夫よ 大丈夫そう言ってよえはもう一度 湧き上がるとりえを抱き抱えてゆったりと したリズムで揺らし たこんな時間 に私は苛立ちを覚えつつも親族からの緊急 の要件という可能性もあったので一応受話 気を取り上げたしかしこちらが何度 もしもしと呼びかけても電話の向こうから 聞こえてくるのは君の悪い息遣いとガムを くちゃくちゃ噛みならす音だけあんた林田 だろいい加減にしなさい一体何時だと思っ ている

の私が怒鳴りつけると相手は最後まで無言 を貫いて電話を切ってしまったじきを戻し 興奮した気持ちを落ちつけようと深呼吸 後ろを振り返るとりを抱っこしたよえが 不安そうな顔を向けている今の電話誰 からなんでもないよただの間違い 電話私は無理のある言い訳でごまかそうと したがよえには通用しなかった嘘今の電話 あいつから でしょうそしてよえは軽くため息をつい たお母さんに心配かけたくなかったから ずっと黙っていたけどお母さんがパートで 出かけている時にもあいつからから 嫌がらせの電話がかかってきたんだよそれ に近所でも噂になっているみたい買い物に 行くとね顔馴染みの店員さんが教えてくれ たんだ変な男が私の家の前をいつも うろついているみたいだっっ て狭い町だから娘の耳に入っていても おかしくなかった私はこれ以上隠し事をし ても無駄だと悟り林田から受けた嫌がらせ を明かし たどこまで卑劣な男なのかしらお母さんは 何も悪くないの に話を聞いたよえは私以上に分外した私 さえ我慢していればそれでいいと思ったん だよまさかあんたやりえにまで手を出すと は思わないけど分からないわよあんなやつ 娘だろうとなんだろうといざとなったら何 をしでかすかとにかく今後あいつが妙な ことをしてきたらその時は迷わず警察に 突き出してよ ねよえはお願いするというよりほぼ命令 するような口調でいっ た分かったわ約束 するよしえの腕の中ですやすや寝息を立て て眠っているりえを見つめながらこの子に もしものことがあったら私も絶対に許さ ないから ねと林田に対する怒りの感情が心の中で メラメラと燃えたぎってい たところがそれからしばらくして林田のは ぴたりと病んだのである最近あいつから 何かされたよえが私に尋ねた私のところに は特に何もないけどあんたのところ はよえも首を横に振って林田の嫌がらせが この頃人生化していることを互いに確認 し合っ た相手の女性にも子供が生まれたのよと よえは淡々とした口調で言った信じていた 夫に浮きされてその上相手の女性に子供 までできたことがどれほどショックだった かそれでもよえは悲しみの涙ひつ見せずに 私にはリエがいるからこの子のためにも いちいち悩んでばかりいられないでしょと

頼もしい母親の顔で言っ たそれからあっという間に10年孫のりは 11歳小学5年生になっていたおばあ ちゃん聞いて聞いて今日クラス買で新しい お友達ができたんだ よ学校から帰ってくるなりりえは目の色を 輝かせて私のそばへ駆け寄ってきたよえも 子育てに少し余裕ができると以前勤めてい た会社で事務職としての最終職が決まった よえが働いている間は私がりえの面倒を見 ているのでりえはすっかりおばあちゃん子 だ新しいお友達ができたのそれは良かった ねどんな子 リエは人なつっこい性格でどんなことでも すぐ仲良くなってしまう魅力の持ち主だっ たはし田まみちゃんと言ってねとても 優しくてすごく可愛い子なんだよあはし田 っていうの今度遊びに連れていらっしゃい うん分かったまみちゃんとは一緒にゲーム もしたいし好きなアニメも一緒に見たい な林田というせいを聞いて私はまさかと 思った特に珍しい苗字というわけではない がこの狭い町で林田と言うと真っ先に 浮かぶのが林田高尾のことである確か林田 の浮気相手が子供を出産したのはよえが リエを産んだ半年後のことだ年齢を考えれ ばリエと林田の5歳の子は同学年という ことになる少し気がかりではあったが仮に まみという女の子が林田高尾の娘だとして もりえが楽しい関係を気づいていけるなら 問題はない 帰宅したよえにそのことを相談するとそれ 多分高尾の子よでもりえがお友達という ならそれでいいじゃないと意外なほど あっけらかんとした口調で言っ たあんたがそれでいいなら私も別 に帰って私の方が表紙抜けしてしまうほど よえは平常心を取り乱すことなく家事の 手伝いに取りかかっているその浮気相手の ことなんだけどね 食器を洗うよえが背中越しに切り出した私 も離婚した当時はその女性に強い恨みを 抱いたわよでもよくよく考えてみたらあの 人も高尾の被害者の1人かなっ て被害者どういうこと高尾のやつその女性 に自分が祭祀持ちだって明かしてなかった みたいなんだよねそれで彼女が気づいた時 にはすでに高尾の子供を見守っていたって わけ高尾はその女性にはずっと独という ことにしていて結婚の約束までしていた から向こうだって高尾の子供を産むことに ためらいはなかったはずよでも後になって 私という妻がいることさらに私が妊娠して いたことを知ってあの人もショックだった んじゃないか

なまるでよえ自身がその女性になりきって いるような口ぶり だそうだったの林だという男がますます嫌 なやに思えてきたわ ねの人私のところに泣きながら謝罪に来た ことがあったわでも私も当時はその人に 対して腹が立っていたし玄関を開けること もなく追い返してしまった けどそんなことがあった のしんみりした気持ちになりかけた時お 風呂から上がったりえがおばあちゃん宿題 教えてとランドセルを抱えてやってき た自分の部屋でやらないのよえが呆れて 笑うとりえは真面目な顔でいいのいいの私 はおばあちゃんと一緒にお勉強がしたいの と言ってリビングのテーブルに教科書や ノートを広げたいいわよそれじゃ今日もお ばあちゃんと一緒に勉強しましょう ね家ば子供にしては珍しく勉強することを 苦に思わない性格で私の説明にもちゃんと 耳を傾けてくれるおまけに飲み込みも 早かっ た入学時からの4年間は常にクラスでの 成績を納めていたのである祖母として 喜ばしいと思う一方でひょっとしたら父親 がいないことが原因かもしれないと私は 時々思う父親がいない分だけ母親や私に 負担をかけまいとりえは聞き分けのいい子 に徹しているのかもしれないまだ小学生と はいえリエの先進年齢は同世代に比べても 成熟しているように思え たそんなある日りえが落ち込んだ様子で 帰宅した 何があったの話して ごらん涙こそ流さないもののりえは感情を 我慢するところがありそれだけに私は心配 だったりえは最初口ごもっていたがやがて 意を消したように何があったのかを 打ち明けてくれた前日りえは全教科の テストで100点満点を取って担任の先生 に褒められたのだクラスメートからも中山 さん天才だなと声をかけられたと胸をて 自慢してい たでも今日学校から帰ろうとしたら校門の 前にまみちゃんのお父さんが立ってい て何か言われたのどうしてお前みたいなや がクラスの人気者になれるんだって怒られ たもう2度とまみちゃんと遊んじゃいけな いって言われ た私は耳を疑いながらもあの林田なら言い そうなことだとも思ったまみちゃんは なんて言っているの気にしないでこれまで 通り仲良くしようっ てだったらそれでいいじゃないあの子の お父さんが何と言おうと別にあなたたちは

悪いことしているわけじゃないまみちゃん が言うようにこれからも仲良くしてあげて ねうん分かっ たりえは頷くとずっとこいていた涙を流し たその日からというもの林は毎日朝と夕方 の峠時間を計っては校門の前でリエを 待ち伏せするようになった特に何かする わけではないけれど毎日浴びれる嫌味の 言葉は小学生の女の子には辛いものだった だろうリエの落ち込む様子を見ていた私は よえと相談の上林田本人に直接抗議する ことにした会社を相対したよえに車を出し てもらい私たちは校門から少し離れた空地 に車を止めて林田が現れるのを待ったあれ 高尾よ子供たちが帰る時間になるとどこに 隠れていたのか林がひょっこり姿を表した そして校門に向かって歩いてくるりえと まみの前に立ちふさがっ た大人の言うことが聞けない悪い子さんだ なもううちのまみと遊ばないって約束し なかったか いごめんなさいおじ さんしょんぼり頭を下げているリエを見て いられなくなった私たちは車を降りたいつ まで大人気ないことをやっているんだ あんた は林田は私たちの存在に気づくとちっと 舌打ちして立ち去ろうとした待ちなさい大 の大人が毎日仕事もしないで学校の前で 子供たちを待ち伏せして恥ずかしいと思わ ないのそうよ近所からもクレームが来て いる わ林田は悪びれる様子もなく答えた俺の娘 がこの学校に通ってるんだ親が学校で子供 の帰りを待って何が悪いでも子供が嫌がっ てるんだよいくら親だからって子供が嫌 がることを平気でやっていい通りはない だろうごちゃごちゃうるせえ気分が悪い 帰るそう言って林田はまだ話は終わって ないよと引き止めようとする私たちを 振り切って立ち去ってしまっ た1ヶ月後リエの通っている小学校では 毎年5月になると5年生を対象に宿泊学習 が実施され 参部に立つ検施設に一泊2日で泊まり込み 自然に触れたり共同生活を通して他人との 助け合い精神を育むことを目的としてい たその日が近づくとリエは初めての宿泊 学習に緊張しながらも大好きな友達と一緒 に過ごせることを心待ちにしていた見てみ ておばあちゃんそう言ってリは嬉しそうに 作を私に見せたお母さんに買てもたまみ ちゃんとお揃いなんだよあらお揃いなの それは良かったわね私もりえが喜ぶ顔を見 ていると幸せな気持ちになった数日前仕事

が休みだったよえがりえとまみを連れて デパートへ買い物に行ったのだ宿泊学習の 当日いい先生の言うことをちゃんと聞くの よそれと寝る前には必ずトイレに行くこと 分かったもう5年生だよ恥ずかしいこと 言わないでよね お母さんとりえは頬をむっとと膨らませ ながらも元気いっぱいに行ってきますと家 を出ていったいつまでも大丈夫かしらと りえの姿が見えなくなった後も玄関に立ち 続けるよしえにあんたは心配症すぎるんだ よあの子も日々成長しているんだと呆れて 笑っ ただといいんだ けどそう言ってよえは仕事へと出かけてい よえが不安になる気持ちは私も分からなく はない理由は林田高尾のことだ林田は相 変わらずリエの通学路で待ち伏せしていて 直接手を出さないまでも悪質な嫌がらせを 繰り返していたまさか宿泊学習にまで 乗り込んでいって何かをしでかすとは思わ ないけれど林田の行動は今後も警戒し なければならないだろうそんなことを考え ていると突然玄関がバタンと閉まる音が 聞こえて誰か入ってきたと思った私は慌て て身構え たそこには30分前に家を出たはずのりえ が顔を涙でぐしゃぐしゃにして立っていた リアは私の顔を見るとおばあちゃんと叫ん で私の胸に飛び込んできたどうしたの何が あった のりえを抱きしめようとして一瞬手が 止まったリが背負っているリュックには泥 がびっしりとまとわりついたのだ何よこれ 泥だらけじゃない一体誰にやられた の私はリエの背中からリュックを取り外す のを手伝いながら尋ねたその流れで リュックを開けようとしたらリエが慌てて 止めた開けちゃだめ仲は見ないでだ けど理由が分からずどう対処していいか 困惑していると私もう白学習に行きたく ないおばあちゃん学平和でそう言ってお 願いと必死で懇願してくる私は 泣きじゃくるリエを力強く抱きしめた 大丈夫もう泣かない で私は自分の寝室の押入れから昔よえが 使っていた古いリュックを引っ張り出して 着替えを詰めたこれを持っていきなさい いい私が学校まで一緒について行って あげるリエは迷っていたがしばらくすると うんとゆっくり頷いた一緒に 行こうそう言って手を伸ばすりえを見て5 年生とはいえまだ子供なのだと私は思った 本人は言ってくれないけれどきっとよほど 辛い目に合わされたに違いない私はりえの

手を握り返すとさお友達もみんな待って いるよと学校まで歩いて連れて行っ た本当は最後まで送り届けてそのにいる 友達から話を聞き出したかったけれど校門 が見えてきた辺りでリがここでいいと言っ たのでそれ以上は進めなかった何があった のか確かめない と家に戻った私は玄関に放置されたままの 泥だらけのリュックを開けて中身を確認し たそして着替えがどれもリのものでない ことに気づいた名前を見るとひらがなで 林田まみと書かれて いるこの荷物ってまみちゃん のりえはまみのリュックを自分のものとし て持ち帰っていたのだ翌日りえが宿泊学習 からただいまおばあちゃんと言って帰って き たいつもと変わらない元気な笑顔を見せる りえに私はほっと胸を 撫で下ろすりえが楽しげに宿泊学習での 思い出話を語り終えてから昨日の朝何が あったのと改めて尋ねたは黙りながらも やがて意を消したように答えたリエの口 から語られた真実は私の予想をはかに 上回っていたので あるりえが学校に到着するとまみの隣には 林田の姿があったといういつも峠工事に 嫌がらせをしてくる林田をリエは心よく 思っていなかったがこの日は宿泊学習と いうこともあって娘を見送りに来ただけだ と思っていたところが林田はまみの リュックを無理やり奪い取るとお前は行く なと言って学校の外へ大股で歩いて行き リュックをそのまま田んぼの中へ放り込ん だというの だまあどうしてそんなひどいこと をリエの口から語られる林田の異常行動に 私は驚きすぎて言葉を失っ たまみちゃんのリュックがドロンコで汚れ ちゃってまみちゃん泣いてたそれで私は ようやく事情をさした要するにリエは リュックが汚れたまをに思いお揃いで買っ た自分のリュックを渡して自分は代わりに 泥まみれのリュックを持ち帰ったという こと だろうありがとうよく話してくれたわ ね私は再び泣き出したリエを強く抱きしめ たこのままではけないこの子たちを何とし ても守り たい林田の家に着くと真っ先に玄関を開け たのはまみだったりえちゃんのおばあ ちゃんどうしたののお父さん いる私が問うとまみは首を縦に下ろして お父さんお客さんだ よブルブル震えながら家の奥にいる林田に

恐る恐る声をかけた仕事もせず真っ昼間に 家にいるなんてこの男は昔から何も変わっ ていないよう だなんだよこんな時間に新聞の勧誘だっ たらいないと言っておけ 文句を言いつつも玄関に姿を表した林田は 元義母の私を見てすぐに舞を潜めた何しに 来たんだあんた自分の子供にもよくあんな ひどい真似ができるわねひどい真似一体何 のこと だ林田は調ばっくれたとぼけても無駄よ あんたが昨日やったことは全部聞いてるん だから昨日やったことああれかそれが 何かそれが何かですってよくもそんなこと が言えたものねあんた自分の娘が可愛く ないの他人の家庭事情に口を挟むんじゃ ねえよだからって子供の権利を奪っていい 通りはないはずようちの家計は火の車なん だ宿泊学習なんて意味ないことに無駄な金 は出せないね後で学校に抗議して返金して もらうつもりだったん だ林田のとんでもない言分に私は呆れて しまった さあもうお話は終わったっと帰ってくれ ちょっと待って話はまだ林田は私を外へ 押し出すとすぐにドアを閉めて鍵をかけ た前にあんたが俺に対してやったことだ 同じこと だろう私は諦めてその日は一旦引き返す ことにし たよえが仕事から帰ると私はリュックの件 を全て話して聞かせたあいつがそこまで ひどい父親とは思わなかった わそこへインターホンが鳴ったよえが はーいと出てそれからあらあなたと しばらく沈黙が流れた玄関には林田の現在 の妻でまみの母親のみさ子が立っていたの である私が呼んだのよ私は冷静に答えると お仕事で疲れているところごめんなさいね さ入ってとみさをうの中へ招き入れたあの 主人が林田が 何かみさ子は少しうき加減に申し訳なさ そうに私とよえの顔を見た昔林田を奪って しまったことに後ろめたさを感じているの だろう実は昨日の朝ね私はよえに話した ことをもう一度みさ子にも話して聞かせた まそんなことがでもあの人ならやりかね ませんみさ子は唇を噛みしめてからよえの 方に顔を向けるとこんなことよえさんに 言うのは筋違いだと思うんですけど私あの 人と離婚しようかと思ってい ますその一言に私もよえも少し驚いたが すぐにそれも仕方ないかもしれないわねと 思い直し た離婚するなら私の知り合いに弁護士が

いるから紹介しますよ そう言ってよえは大学時代の同期で弁護士 をやっている伊藤尚弥をみさに紹介し たみさ子さんも精神的にかなり追い詰め られていたみたいねとみさ子の相談に同席 したよえが詳しく教えてくれたみさ子は 結婚して以降林田の人隣について時に怒り をにませ時に涙流れに説明していたという 林田はまが生まれた後もバイトで稼いだ わずかな収入を遊びに使っていたらしい そのため生活に必要なお金は全てみさ子が パートで稼いでいたのだそれだけで子供 たちを育てていくのは大変だったが林田の 浪費壁はとまることを知らず借金の額は 増えていったと いうみさ子さんは本気ねこのままだとまみ ちゃんまで不幸が呼んでしまうからって それだけはどうしても避けたいって私も 子供を持つ親だからわかるよとは振り返っ た気がつくとよえの目がいつになく キラキラ輝いてい たどうしたのなんだかうっとりしちゃって そんなことないよただ伊藤君の言葉を 思い出しちゃってね御崎さんに対して全力 でサポートさせていただきましょうだ なんてかっこよすぎる でしょ折れちゃった変なこと言わない でよえはむっと怖い顔で母親である私を 睨みつけた 伊東が本格的に動き出すと林田の嘘は どんどん明らかになり新しい事実が判明 するたびにみさ子はよえと私に進捗情報を 教えてくれたまず伊藤が小学校に 問い合わせたところ林田はそもそも宿泊 学習代を支払っていなかった事実が判明 する伊藤が更新所を返して調べた結果みさ が宿泊学習として渡したお金はそっくり そのまま林田自身が遊ぶために使っていた というのだ そんな私は確かにちゃんとお金を夫に預け たんです よ初めて聞く話にみさ子は同様を隠せない 様子だったという夫の裏切りを知った みさ子は林田との離婚に向けていよいよ 動き出し たお役に立てるか分かりませんがそう言っ てみさ子は林田と結婚してからずっと 書きためていたという日記を伊東に退出し たいつかこうなることをみさ子は早い段階 から予想していたの だろうご主人を奪っておいて今更離婚だ なんて私は甘えているだけかもしれません が口へ来た時みさ子は申し訳なさそうに よえに頭を下げた何を言っているのあなた もあの男の被害者私も被害者言ってみれば

私たち戦友みたいなものじゃ ないよえさんありがとうござい ますみはその場で泣き崩れ たその後みさ子と林田は離婚が成立し伊東 の力もあって林田からわずかばかりの慰謝 料を請求することが認められた金額こそ 少なかったものの私たちにとって本当の 勝利は大切な子供たちを守ること だこのまま俺から逃げられると思うな よもちろん林田は最後まで離婚に応じよう としなかった が今の発言は脅迫と解釈してよろしいです ねと伊藤が私たちを守ってくれたさらに これまで私はまみに対して繰り返しを行っ てきた嫌がらせの数々が刑事罰に問われる ことを伊藤が匂わせると林田は大人しく 引き下がった心には意外ともろい男だった のかもしれ ない全てを失った林田には多額の借金だけ が残り金融業者の取り立てから逃げるよう に町から去って たそれから1年後よえは伊東から何度も 食事に誘われるようになり2人はほどなく して再婚することになった実を言うと伊藤 は学生時代からよえに対して憧れを抱いて いたが勇気が出せずに卒業してしまった ことを長年悔やんでいたという弁護士とし て一定の成果を出せるようになった現在 改めて自分に自信がついたよう だが伊藤からプロポーズされたその夜緊急 の家族会議が開かれ た私も40手前だし今更再婚するのもどう かなとは思うんだけどいいんじゃない伊藤 さんなら私もいい人だと思うしとりえが あっさりと認めたので私もあれこれ口を 出す必要はないと思ったたった1年だと いうのにりえはすっかり大人びた調になっ て いるその数日後ビッグニュースまみから 電話があってまみのお母さんも再婚する ことにしたんだってそれでね相手はパート 先の店長さんでバイだけどとても優しい人 なんだっ てとリエは自分のことのように興奮して いるこの頃リエとまみはさらに仲が深まり 互いの家で寝泊まりするほどの大親友に なっていた将来の夢を語り合ったり好きな アイドルの話で盛り上がったりとにかく 毎日を楽しく過ごしているようだ おばあちゃん今度の土曜日まみがまた 泊まりに来るけどいいよね今更確認する までもないだろうあの子ならいつでも歓迎 だよと私は満面の笑みで答えたやれやれ私 にはまるで孫が2人いるみたい だ

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