【感動する話】50歳で田舎の診療所からマンモス病院に帰還した俺。エリート大卒年下医師「素人だろw?」嘲笑してきた。直後、院長が現れて…【いい話・朗読・泣ける話】
50歳で田舎の診療所からこの病院に来た んですかあ分かった掃除のおじさんとして 雇われたのかなら納得です都内でも有名な 病院の一室ではせという名の若手医師が俺 を清掃員呼ばわりして笑っている確かに俺 は今年で50歳山岳地方にある小さな 診療所からこの病院に10年ぶりに戻って きたのだが医師だと説明したにもかわらず 清掃員と決めつけるとはどういう神経をし ているのだろうかため息をついた時だった その人を馬鹿にして後悔するのは君よはせ 君1人の美人医師が俺たちの元へとやって くるその後彼女が続けた言葉を聞いたは 驚きのあまり言葉を失い美人医師は俺へと 熱い視線を送っているその視線を受けて俺 はそっと目を閉じた俺にとっては苦しい 思い出が残るこの場所へと戻ってきた理由 それは彼女とそれから俺の名前は市川裕二 年は今年で50歳だ年相応にくびれたおっ さんではが意思として約25年ほどの キャリアを積んでいるこれまでは山岳地方 にある過疎地域で小さな診療所で小群奮闘 していたのだがこの度10年ぶりに都内に ある大病院生桜総合病院へと帰還すること になったこの決断は俺にとっても大きな ものだったここには若い頃のさんを 積み重ねた日々の思い出もあるが苦苦しい 思い出の方が大きい晴ればれとした気分で の外線とはいかないがそれでもこれから ここで過ごす意思としての日々に気を 引き締め病院内を歩いていく配属された意 局へと緊張しながら足を 踏み入れる扉を開けるとそこには俺よりも ずっと赤い意が数命いたおはようござい ます この度こちらに移動してきました市川裕二 ですよろしくお願いいたします開校1番俺 は自己紹介をして頭を下げる移動の話は 聞いていたのだろう若手医師たちも 1人1人自己紹介をしてくれたみんな疲れ た顔はしているものの俺のことを歓迎して くれたただ1人を覗いては生きそうな顔の 1番の若手はせという意志が馬鹿にした ような笑いを浮かべながら俺に話しかけて きた本当に医者なんですかパっとしない 普通のおじさんにしか見えないんですけど 周りにいた同僚たちははせの発言に驚き 嗜めているがはせ本人はそんな彼らの言葉 も鼻で笑っているまあ確かに50歳のおじ さんではあるから ね失礼な物言いに多少なりとも思うところ ははあったが初日から険悪な空気にする 必要はないと思った俺は場を和ませるため に自分の年齢を持ち出して驚けてみせる しかしそれがまた良くなかったらしくはせ
の言動はさらにトのあるものになって しまった50歳マジですかその年まで田舎 で細細やってたならそのまま引きこもっ てればよかったのによにもよってこの大 病院に来るなんてああ分かった掃除のおじ さんに転職したんですねそれでも体力的に 厳しそうだけどまあ頑張ってくださいね ケラケラと笑うはせに周囲は白い目を向け ている掃除のおじさんってだってあんた みたいな冴えないおじさんが医者なんて 田舎ならともかくここは都会のど真ん中に あるあの星桜総合病院だよ俺みたい有名 大卒の人間ならともかく田舎の診療所にい たおじさん医師がまともな診療なんて できるのどうせそこでやってたのは診療と いう名のただのおしりでしょここくらいの 規模なら大きな手術だってバンバン入るん だよ手元がおぼつかなような人ができる 仕事じゃないってそんな人がここで医者 ずらして適当な仕事されたらここを信頼し て選んでくれた患者さんもここで働俺ただ 困ることになるこの桜総合病院にも俺の 尊敬する市川委長の名前にも傷がつくこと になるんだぜはせは言いたい放題言って 最後にはため息をつくこれはまた面倒な タイプの人間だなと思いつつこれからも こんな調子で絡まれるのかと考えると こちらもため息をつきたくなったしかし 言動は確かに問題が自分の仕事やこの病院 への誇りそしてここにいる患者さんのこと をないがしろにしているわけではないよう だその点だけは関心できなくはない俺の 無言をどう捉えたのかはやせは俺へと 薄ら笑いを浮かべている ああもしかして図星ですか自覚あるなら今 からでも遅くないですよ元の田舎に 引っ込んだらどうですかねそう言って1人 笑っている同僚たちはさすがに言いすぎだ とはせを止めているが本人はどこ吹く風と 言った様子だそんなところに1人の人物が 割って入ってくるはせ君随分と好き勝手な ことを言っているようね意局のドア前に腕 を組みながら立つ女性がいたその姿が とても様になっている迫力もすごいが白衣 の裾からスラっとした が伸び律的でとても整った顔立ちで口元に あるほがつっぽい少し青みがかった彼女の 瞳が今は鋭くはせへと向けられていた炎上 先生早瀬が息を飲むこんな美人に迫力満点 で睨まれたら誰だって縮こまるだろうはせ 君確かにあなたもこの病院にとって欠かせ ない優秀な意志の1人だわ でもあなたは勘違いしているそれにそこに いる彼をここへ呼び寄せたのは他でもない あなたの敬愛するあの市川委長その人よ
えその言葉に俺を覗いた全員がざわつき そして一斉に俺を見る視線が集中して 気恥ずかしくなった俺は苦笑いをしながら 頬をポリポリと 書く嘘だそんなこんなおじさんをあのが わざわざ呼ぶなんて何かの間違いだはせは 呆然としながらもそう呟いているその言葉 を聞いて俺はそんなに俺って見た目が やぼったいのだろうかと落ち込んでしまう 私の言うことが信用できないというなら 直接委員長に尋ねてみるといいわさ市川 さんここでは何ですから場所を映し ましょうかああはいれない呼ばれをされて 思わず返事に出遅れるそんな俺を見て彼女 は一瞬だったがふっと表情を緩めたお上 意志に連れられ俺は意局を出る失礼だとは 思いつつも俺は彼女の後ろ姿をぼーっと 見つめていた少し離れた部屋へと入ると俺 は詰めていた息を思わず吐いていた緊張し てたの彼女が笑っている先ほどまでの 雰囲気とは変わり目の前で笑う姿は俺の 知っている彼女だったああいや君に市川 さんなんて呼ばれたの久しぶりすぎてそれ にそれに言い淀む俺に彼女は顔をぐっ 近付けてくる思わぬ接近に俺は恥ずかしく なり後ろへとのけぞるその様子に彼女が 一瞬悲しそうな顔をした気がしたがすぐに いつもの彼女の顔に戻った本当に久しぶり ね10年だもんねでも裕二が元気そうで よかったそう言って微笑むただでさえ綺麗 な彼女と対面するだけでもドキドキするの に微笑んだ顔なんて見たら俺の心臓が持ち そうもないしかし彼女の微笑みは昔と 変わらなかった笑うと目尻が下がって少し 幼く見える普段のクールな様子とは印象が 変わるで俺は彼女の笑を見るといつも ドキドキが止まらなくなるそれは10年が 経っても変わらなかったお上とか年は 一回り離れているが俺の弟が後輩だった 彼女を紹介してくれたことがきっかけで 知り合った長い付き合いになる今彼女は この桜総合病院の意思で10年前までは ここで一緒に働くでもあった そして俺の思い人だった女性初めて会った 時から惹かれていたでもこの思いは伝える ことはないこの先もとかも元気そうで よかった相変わらずの美人さんで思わず 見惚れちゃったよ何よそれ立てても何も出 てこないわよ昔のように互いに軽口を叩い て笑い合う少しを話し合いながら俺は おずおずととかに尋ねてみるとか恋愛の方 は順調かまあお前たちなら問題ないとは 思うけどな ああなるべくライトに質問したつもりだっ たしかしとかの表情は暗いとか大丈夫よ
そう一言だけ言うととかは笑顔を浮かべた どこか悲しそうなそうなその顔は笑顔なの に今にも泣きだしそうなそんな表情だった あの後とかとは業務的なやり取りをして 別れたそれ以降のとかは前と変わらない いつものとかだったので俺も気にしない ようにしていたそれに以前勤めていたとは いえやはり地方の診療所と違ってここでの 仕事は覚えることも多く大変だった同僚 たちのサポートもあってなんとか仕事に ついていく日々だそんな中でもあの若手 医師はせは俺のことをしっ扱いして見下し てくるはせの言動にイライラしなくもない がそれよりも日々の業務同僚たちや患者 さんたちとの信頼を気づくことの方が 忙しくてはせを嗜める時間も手間も 惜しかった俺が移動してから数日が経った 頃入院していた患者さんのが変し急遽手術 が必要な事態となった然としながらも周り は緊急手術の準備で一気に慌ただしくなる その患者さんの担当はあのはせだった しかし党のはせはみんなの準備を眺めて いるだけで動こうとしないはせ君どうした 君も早く準備を俺がそう声をかけると途端 に不安そうな顔になるせ 両手を見つめて震えて いる分かってますでも今回急変した患者 さんの手術はそれなりに難しいものだった しかし他に対応できそうな意志は手が開い ておらず担当位であるはせと移動したての 俺しか手の開いているものはいなかった ここで震えていても患者さんの状態は待っ てはくれないやるべきことがあるなら動く んだああんたに言われなくても分かっ てるはせは俺の出席にいらついた表情を 見せるも手術に対する不安ですぐにその 異性は消えうくはせ先生こちらにいらした んですね早く準備を ああ看護師がはせを呼びに来るがそれでも はせは動けない俺は1つ息をつくとやって きた看護師に向けて声をかける俺が行く な何を勝手なこと言ってんだよあんた みたいな田舎での医者にこんな手術が できるわけそこで震えているお前さんより はまともに動けるさ ああ俺の言葉にはせは黙り込んでしまった 冷たい言い方だと自分でも分かってはいる が今のはせにはとてもじゃないが患者さん を任せられない市川先生が来てくださるん ですねわかりましたああよろしく頼む看護 師は一瞬だけはせに目をやったがすぐに俺 の方へと向き直る彼女の言葉に頷き一緒に 意局を出ていったその間もはせは動かず ずっと黙ったままだったやってきたのが 担当位のはせではなく俺だったので手術室
はざわついた俺のことを知らない人からし てみたら不安になるのも仕方ないだが幸い にも窮地の人間も数名いたので彼なら 大丈夫の声に手術室の空気が変わるそして 数時間後無事に手術を終えた俺が手術室を 出るととかがそこにいたお疲れ様 ああ無事に終わってほっとしたよとかが ねいの言葉をかけてくれる俺は額に浮かぶ 汗を手の甲で拭いながら息を吐いたそれに にしてもさすがね相変わらず見事な手術 だった見てたのか ええとかの言葉に俺はぎょっとするだが 内心ではとかに認められてアドしていた するととかの背後から誰かが駆け寄って くる音がする誰だろうと目を凝らすとかが 少しいたずらっぽい笑を浮かべていた委長 の兄としてそして1人の優秀な意志とて ここに戻ってきてくれて嬉しいわ えとかの背後から来た人物が驚きの声を あげたその声を聞いて俺はやってきた人物 に 呼びかけるはせ あ息を切らせた様子のはせがとかの横へと 並ぶ彼も一緒に見てたのよあなたの手術 とかがねとはせに向かってにこりと微笑む その笑を見ておそらくはせを強引に連れて 行ったのだろうと予測がついたとかは顔に 似合わず強引なところがあるの だあの市川先生あななんだ早瀬にまともに 名前を呼ばれたことに驚いた俺は思わず 上ずった声で答えてしまった次の瞬間今 まで失礼なことばかり言ってすみません でした勢いよくは頭を下げて俺に謝罪する 突然のことに俺は呆然とする俺市川委員長 のことをすごく尊敬していてこの病院に 不妊できた時すごく嬉しかったんですそれ で前に委長と話をする機会があったので委 長が認める医者ってどんな人なのか聞いた ことがあるんですそうしたら兄だよって 笑って話してくれていつか委長のお兄さん にもお会いしたいって思ってたんですあそ そうなんだ委長のことを話す時のはせの キラキラとした目と弟である委長が俺の ことをそう言っていたことの両方に俺は 驚いていたそんな俺にはせ君は委長大好 きっこなのよととかが耳打ち するその表現を聞いた俺は唐突に瀬がを ブブ振る子犬のように見えてきた俺市川 先生のことを誤解していました本当にすみ ませんでしたそう言って再度頭を下げる はせその謝罪は彼が委長の兄だと分かった からなのかしらとかが意地悪く言う弟は 美人な母親に似て綺麗な顔立ちなのだが俺 の方は無骨な父親になのでぱっと見ただけ じゃ兄弟と分かる人は少ないと思う市川と
いう苗字だっってありふれているからはせ が気づかないのも無理はないおいともか まあ俺とあいつじゃ顔の作りが違うからな 今代だとは思わないよ な俺がそう言うとはせは首を振った確かに 最初から委長のお兄さんだと知っていたら 態度は違ったかもしれませんですがさっき 小野上先生と一緒に市川先生の手術を見て 自分の浅はさを思い知りました見事な 手さばきと冷静な判断周りとの円滑な コミュニケーションどれを取っても 素晴らしかったです俺は市川先生のことを 知りもしないで年齢や経歴自分の思い込み だけで判断して自分の方が上だと思ってい たんです意思としてという以前に人として 最低な行為でした本当にすみませんはせの 言葉を聞いて俺はゆっくりと首を振った もう謝らないでいいはせが有名な偉大を出 てこの病院で検算を積んでいることは君の 努力の証だそれを誇ることはいいだが自分 のことを過信して奢るのは違うんだその ことに今回気づけたことは君にとっても 大きな収穫になるはずだ俺の言葉にはせが 顔をあげるこれまでとは全く違う顔つきに 俺は大きく頷き笑ったはい肝に命じます そうしてようやくはせも笑顔を見せたとか もそんなはせを見て微笑んでいる2人を見 ながら俺はぽつりと呟いた俺にも覚えが あるから な俺は弟であるヤそしてとかと共にこの 星桜総合病院で一緒に働いていたもう20 年ほど前の話だ俺の家計はみんな医療関係 者で父は医師でこの病院の委員長母は違う 病院だったが長年看護をしていた遡れば 祖父母や早祖父親戚にも医療関係者が ゴロゴロと見つかるだからというわけでは ないが俺たち兄弟も身内の背中を見て育っ たかか自然と意思の道を目指していた自分 で言うのもなんだが俺は優秀な方で学生の 頃から成績も良く難しい手術も何件も成功 させて病院での実績も上げていたため次期 委長候補と言われるほどだった周りからの 賞賛期待評価その上にあを書いていたその 時の俺ははせと同じいやそれ以上に自分に 自信を持っていた自分に救えない命など ない意思である以上そんなことはありえ ないと分かっているはずなのにその頃の俺 は本気でそう思っていたんだそんなある日 委長である父が突然倒れてしまった親近 梗塞だったその時運の悪いことに手術が 重なっていて院内には手術ができる意志は いなかった俺と安以外には本来身内の手術 は敬遠されることが多い理由は様々あるが 最も大きいのは冷静な判断が取れない可能 性があるからだろう確かに俺自身父が倒れ
たと聞いて動揺したそれでも今父を救える のは俺たち以外いないのだ安の方を見ると 顔をまさにしていた普段は冷静で優秀なで あるヤであってもこの有り様だヤお前 父さんの手術できるか俺の問いに安は少し 間を開けてからふるふると弱々しく頭を 振った僕にはできそうもない父さんの手術 なんて僕が少しでもミスしたら父さんは そう言って頭を抱えているヤに手術は任せ られそうにないことは一目瞭然だったそう かなら俺がやる父さんを必ず救ってみせる そう言って俺は父さんの待つ手術室へと 向かった目の前には横たわっている父の姿 まだ始まってすらいないというのに額から 汗が 流れ落ちる手慣れているはずの手術なのに いつもの何十倍も難しく感じただがどれ だけ難しくても俺が父さんを救うんだその 気持ちだだけで俺は手を動かした無事に 手術は成功し たしかし父の意識は戻ることはなく数日後 亡くなってしまった安をはめとした病院 スタッフも母もそしてとかも誰1人として 俺を責めることはなかったむしろ ものすごい集中力と技術で手術自体は 素晴らしかったという評価だったらしい しかし 俺の耳にはそんな称賛の言葉は届かなかっ た俺は父を救えなかったその思いが心の中 の全てを占めていた葬儀が終わっても俺は 落ち込んだままだった安もとかも俺を心配 して声をかけてくれた兄さんのおかげで数 日だったけど父さんは生きることができた 母さんも俺たちもすぐそばで父さんのこと を見送ることができたんだ裕二はできる ことをやったのよおじ様もきっとそう思っ てくれているはずよ優しい声をかけて くれる2人に感謝したでも俺は俺自身を 許せなかったあの時の俺は自身の力を怒っ ていた自分ならいや自分でなければ父を 救えないとだが結果はどうだ手術に成功し ても父は言ってしまった1度も目を開ける こともなく俺のおりが家臣が父を失わせた と思えてならなかった父の葬儀から数日後 とある山岳地域の診療所への移動の打身の 話を耳にした前任者が高齢のため交代要因 が必要とのことだった俺はその移動に志願 したヤや同僚たちは止めたが俺は考えを 変える気はなかったこのままこの病院に いれば俺はきっと委員長として指示され 就任するのだろうしかし今の俺にその資格 はないと思えてならなかったこんな自分に 委長が務まるのだろうかともう一度初心に 帰って1から自分を鍛え直すなければ気が 済まなかっ
たそして俺は病院を安に任せ診療所へと 移動したのだ小さな町の診療所での仕事は 想像以上に大変だった周りは高い山々に 囲まれており環境は 厳しい島にある町よりは流通はあるものの 物資が届くのに時間がかかることも多かっ たそんな町なので当然若者たちは都会へと 出ていってしまういわゆる過疎地域という やつだ住んでいるのは高齢者がほとんどで 若手は50代という中俺は40歳でこの町 へとやってきたのだ不妊したその日は 物珍しさもあってか街中の人から話しかけ られ若い人が来たねと大喜びされたその おかげもあってか町の人たちはすぐに俺の 名前を覚えてくれてすぐに打ち解けること ができたはせの言う通り診療所に来る人の 中にはただ話しに来たというだけの人もい ただがここは高齢者がほとんどの町だ みんなが体のどこかに不安要素を抱え ながら暮らしている意思である俺と話す ことで安心感を得られると言ならそれも 治療の一環だと思い俺は町の人たちの話を よく聞くようにしただからなのか診療所は 毎日たくさんの人が訪れ賑わっていたとは いえ俺は元々下界だ手術の腕が鈍って しまってはいざという時に患者さんを救う ことができない診療所には十分な設備が 揃っていないので手術が必要な場合は隣町 かまたはもう少し都心部にある定型先の 病院へ行くしかないそのどちらも系列の 病院なので俺の経歴は知られているどこの 病院でも人手不足なことに変わりはないで 休日やわずかな隙間時間などを利用して 手術の見学や時には若手への教育という 名目で参加させてもらったり自腹を切って 診療所に手術の練習設備を整えてみたりと なんとか努力をしてきたそういう過ごし方 をしてきたので田舎のスローライフからは 遠い生活を送ってい た俺の心の支えだったのは町の人たちのの 温かさはもちろんだが1番大きな支えは 定期的に送ってきてくれるとかからの手紙 だったそこには彼女自身のように美しい 文字で俺の体や生活を気遣う文面が綴られ ていた何気ない友人への手紙といった内容 だが俺にとってはとかが俺のことを忘れず にいてくれることが嬉しかった俺はとかの ことがずっと好きだった彼女の真っすぐさ 下向きに努力する姿そしてその努力を周り に見せびらかすずどんな相手であっても 真摯に向き合うその姿勢気の強いところと 笑った時に見せる少女のようなあけなさの ギャップがたまらなく 可愛らしい何年経ってもとかへの思いは 消えなかったしかしそれはヤも同じだった
ヤもとかに思いを寄せていたあいつのの 態度を見ていればすぐに分かる2人は年も 近いし互いに真っすぐな性格で努力化だ安 は兄の俺から見てもいい男だと太鼓版を 押せる少し清な面もあるがそういう部分を とかなら引っ張ってくれるはずだ2人はお 似合いだ俺なんかよりも ずっとだから俺は自分の思いは封印する ことに決めていた 俺が病院を離れてから3年が経った頃安 からとかと付き合うことになったと報告を 受けたそうなればいいと思っていたことが 現実になったのだその弾んだ嬉しそうな声 を聞いて電話越しだが緩んだ顔の安が目に 浮かぶそして頭の中に幸せそうに寄り添う 2人の姿が思い浮かんだその時の気持ちは 今でもと表現すればいいのかわからない 嬉しいのに悲しくて喜んでいるのに苦しく て相反する気持ちが俺の中を駆け巡ってい たおめでとう長年の思いが通じたな心の中 が漏れ出すないようにしながらそう安に 伝えるとありがとう兄さんと声が返ってき たこの時ばかりは2人と離れた場所にい られて良かったと心から思っていたこの時 の俺の顔はきっとひどい顔をしていたはず だ から俺にも覚えがあるからな2人には 聞こえないように呟いた声だったはずだが とかが俺をじっと見つめてくる昔を 思い出していた俺の顔は今どんな顔をして いるのだろうか裕二とかの顔が曇る彼女に こんな顔をさせたくないとと思った俺は 話題を変えようとしたその時さすが兄さん 昔もすごかったけど今も全く衰えていない みたいだねとかやはせの背後から弟であり 俺をここへと呼び戻した長本人のヤがやっ てきた久しぶりに見るヤの顔は委長という 大変な立場を経験したからか10年前より も性感さが増した気がするヤお前もの僕 たち以外にもたくさんいたよ教育用に取っ ておきたいくらい素晴らしい手だったね 大げさだ身内とはいえ手放しに褒めるヤの 様子に恥ずかしくなり思わずぶっきらぼう 方になってしまうそんな俺の様子を見てヤ は笑っていたあの手術から数日後俺とヤ とかの3人は居酒屋で飲んでいたこんなに のはいつ以来だろうか目の前にヤととかが 並んで座る姿を見て少し胸が痛みもしたが 俺はそんな意識を打ち消すようにビールを 喉へと 流し込むテーブルへグラスを置くと安が 話しかけてきた兄さんこっちの生活には 慣れたああ周りがこんなおじさんにも 優しくサポートしてくれるからななんとか 昔の感覚を
たよ俺の返答にヤはほっとした顔をする 兄さんに戻ってきてもらったのはやっぱり 正解だったな若手医師たちもこの前の手術 の話を聞いてみんなやる気が出てきたんだ 手術室担当の看護師たちもあの日は兄さん の話題で持ち切りだったんだ よ裕たらすっかり話題の人になってるわよ お前らまで俺をからかうなよ2人が いたずらぽく笑いながらそんな報告をして くる俺は気恥ずかしくてグラスに残ってい たビールを一気に煽った兄さんとヤに 呼びかけられヤの顔を見るとさっきまでの 笑は消えていて真面目な顔になっていた 戻ってきてもらった理由はね兄さんにこの 病院を守って欲しいからなん だ委長として立派にやっているお前がいる んだ俺がいなくても問題ないだろヤの言葉 に俺はそう答えたしかしヤは首を振る確か にこの10年頑張ってきたでも僕だけの力 じゃまだ足りないんだこの病院も他と一緒 で人手不足に悩まされている患者さんも 年々増加傾向で医師も看護師も皆負担が 増えているなんとか環境を整える努力をし ているけど離職者も多いありがたいことに うちには若手が入ってきてくれているけど 彼らを育てられる世代が少ないんだ医療の 現場は辛く大変なことが多い他の業種に 比べると確かに給料は多いかもしれないが 見合っているかと言われると正直返答に 困る命を相手にしている仕事だから一瞬 足りとも気は抜けないし学校を卒業し医師 や看護師の資格を取れば終わりでもなく常 に検を重ねる日々もちろん1番辛いのは 病気や怪我で苦しむ患者さんと支えるご 家族なのだが俺たち医療関係者もギリギリ の精神状態の中で戦っているのだもう限界 だとやめていく同僚たちをこれまで何人も 見てきた大きな病院だからと言って 人手不足に悩まないなんてことはないのだ だからちょうど不足している世代の俺に 戻ってきてほしいってことなんだな俺の 問いに安は頷いた更新を育てられる腕を 持つ裕二ぐらいの世代の医者たちがここ数 年で立て続けにやめてしまったの若い子 たちがやる気があるのにそこをうまく稼働 させてあげられないのは大きな損失だわ今 いるスタッフたちでも何とかしようとはし ているけど一緒にやってくれる仲間は多い 方が嬉しいし何より私もヤもあなたがいて くれたら心強いのよとかもまっすぐに俺を 見て言う確かにこの病院が一緒に働いてい た仲間たちが辛い状況にあるのなら俺も 助けたいと思うしかしあの町の診療所の ことも俺は心配なんだこの10年を過ごし たあの町接してきた人々あの場所も人も俺
にとっては大事な場所だった俺はどの患者 さんにも真剣に向き合った中には手の施し よのない人も多くいたあの診療所でも父の 時と同じように俺には救えない命があった それでも俺は諦めなかった今の俺では 力不足というのならもっと努力しようと 1人で無理ならばもっと多くの人と協力 しようと10年前の俺に不足していたもの を思い出させてくれたのはあの診療所での 日々だったのだ そんな俺の思いを組んでいるかのように安 は微笑みながら言っ たもちろんあの診療所を放っておくつもり はないよ規模は小さくてもあの診療所は 地域にとって大事な医療拠点の1つだ実は 昨年からここに勤めてくれていた人がね あの時の兄さんのように志願してくれたん だ兄さんよりも年上の方だけれど若い者に は負けていられないって言ってね来週には 手続きを済ませて移動してもらう予定だよ 兄さんがやってきてくれたことを継続して いくって約束もしてくれただから安心して ほしいヤの言葉を聞いて俺はアドした移動 の事例が出た以上俺に断るという選択肢は ない俺の公人がちゃんといるとは思ってい たが安の口からはっきりと聞くことができ て俺はようやく踏切りがついたそうかそれ ならよかった安心してこっちで全力を 出せるよ安しありがとな俺が感謝の言葉を 伝えると安はまたも首を振った兄さんの 気持ちを考えれば先に伝えるべきことだっ たんだ遅くなってごめんそれと僕の方こそ ありがとう兄さんが戻ってきてくれて 嬉しいよきっと父さんも喜んでいると 思うその言葉に俺たち3人は黙った俺は グラスを手に取り目を閉じる父さんまた ここで俺は頑張るよどうか俺たちのことを 見守っていてくれ心の中でそうつぶやき グラスに口をつけたしばらく3人で飲んだ 後明日もあるからということでお開きと なった恋人同士であるヤととかは一緒に 帰るだろうと思った俺は1人キにつくため 2人に別れを告げるだが安が思いがけない 言葉を口にする兄さんとかを送っていって あげてよはなんで俺がいいからよろしくね じゃあまた明日 そう言って手を振って去っていったなんな んだあいつ うん俺はそうつぶやくがとかは黙ったまま だったなんとなく気まずい空気が流れる ああそれじゃあ帰るかうんそうして2人で 並んで歩き始めるが会話もなく2人とも 黙ってしまったいつもと違う雰囲気に俺は そわそわとしてしまう隣を歩くとかを見る と少し酔っているのか頬や耳元がうっすら
と赤くなっている後ろにまとめられている 髪も少し解けていて白いうじにかかって いるその姿がやけに色っぽく見えて年がも なくドキドキしてしまう横島な気持ちを 振り払おうととかから目をそらし前だけを 見据えて歩き 続けるねえ 裕二とかの声が少し後方から聞こえた 振り向くと四歩離れたところにとかはうき 立っていた邪念を払うことに意識が向き すぎてとかが立ち止まったことに気づいて いなかったらしい俺は慌ててとかの方へと 駆け寄る悪いとかちょっと考え事してて どうした足でも痛いのかそう声をかけるも とかは黙ったままだとかとかの顔を 覗き込んだ俺は驚いたとかは今にも泣き 出しそうな顔をしていた俺は慌ててとかの 肩に触れるやっぱりどこか痛めたのか歩く の無理ならおってやるから がえ違うのとかはそう言って顔をあげた 濡れた瞳が俺をまっすぐに いく泣いている女性に対して失礼だとは 思ったがその時の俺は綺麗だなという感想 を抱いていたごめん言わないつもりだった けどもう無理私裕二のことが好きずっと 好きだったの唐突告白に俺は自分の耳を 疑ったとかは今なんて好きと言ったのか俺 のことが好きとでもとかはいやだってとか は安と随分前に別れたわヤの方から言われ て初耳だったそれにヤの方から別れを 切り出すなんて信じられなかったヤは本当 にとかを愛していたのだと昔から私ずっと 裕二のことが好きだったでも勇気が出なく て言えなかった告白したらそれまでの関係 も壊れてしまう気がして怖かったのそれで もそばにいられればいいと思ってたでも おじ様が亡くなった後裕二が診療所へ行っ てしまって離れてから思い知ったわあなた が私の中でどれだけ大きい存在だったのか かならあなたの元に飛んで行きたかったで もあの場所で頑張っている裕二の邪魔し たくなくて手紙を送ることだけが私に できる唯一の手段だったとかの方に涙が こぼれ落ちる安からあなたがこっちに戻っ てくるって知らされた時は嬉しかったその 時から決めていたの今度こそちゃんと自分 の気持ちを伝えようって伝えないまま離れ てしまうなんて経験をもう度としたく なかったからとか裕二私あなたのことが 好きよあなたの不要さも真っすぐなところ も家族思いで優しいところも優しすぎて 遠慮してしまうところもねそう言ってとか が微笑むもしかしたらとかは分かっている のだろうか俺の思いにともか俺その瞬間ヤ の顔が思い浮かんだとかと付き合えたと
報告してきた時の嬉しそうな声とかを 見つめる横顔とかの笑顔に目を細める姿 別れたととかは言っていたが俺はヤの 気持ちを長年の思いを知っているのにこの まま俺の本心を告げていいのか悩んで しまう裕私は伝えたわ今度はあなたの本当 の気持ちを教えてとかの手が俺の胸に 触れる自分でも分かるほど心臓が音を 鳴らして いる俺の顔を見上げるとかと目が合うヤが とかを思っていたように俺もずっととかを 思っていた思いを伝えることは諦めた けれどずっと忘れることができなかった俺 の心の中にはいつもとかがいたんだ俺も 俺もずっととかのことが好きだったずっと 忘れられなかったでも一回りも離れた俺 なんかよりヤの方がとかにはお似合いだと 思って伝えることは諦めたんだでもでも先 を促すようにとかが俺を見つめるでも やっぱりとかを好きな気持ちは消せない俺 もとかのことが好きだもうれ いや話したくない俺はとかを抱きしめた腕 の中にとかがいる胸にとかの温かさが 伝わってくる私たちもっと早く言えば よかったのね遠回りしちゃったあそうだな とか10年も待たせてごめん10年どころ じゃないでしょ私たちの出会い何年前だと 思ってるの拗ねたような声をあげるとか だったがふふふと笑い声を漏らすその声に 俺もつられて笑ってしまう人切り笑った後 俺は腕の力を緩めてとかの顔を覗き込む とかの顔は赤く染まっていた裕二俺の名前 を呼ぶ声暑くなったとかの方に手を添える とかがゆっくりと目を閉じるそして俺は とかの唇に自身の唇を重ねた 内でヤの姿を見つけ声をかける俺の顔を見 た途端ヤはにっこりと笑っていた 安あのさそう切り出して俺はとかと 付き合い始めたことを報告したヤが発した 第一世は良かっただったヤ僕ね兄さんの 気持ちもとかの気持ちも知ってたよ2人の こと一番見ていたのは僕だって胸を張って って言えるからね得意げな顔でそう言って いる俺は思わず苦笑しただからねずるい ことも思いついちゃったんだ兄さんがい なくなってとかが落ち込んでいるのを知っ ていたからそこにつけ込んだんだとかには 断られたけど何度も告白して短期間でいい からって無理もたくさん行ってなんとか 付き合ってもらったみともないって分かっ てたけどとかにのそばにいてほしかったん だでも僕じゃダメだった安はその頃を 思い出すかのように目を閉じたとかの心に はいつも兄さんがいたその瞳には兄さん だけしか映っていなかった兄さんの代わり
になれるかもって思っていたけどそんなの 到底無理だったんだよねとかには兄さん しかいないんだそれが痛いほど分かった からとかに別れを伝えたんだそういったヤ の顔は晴れやかだっった兄さん僕が言う ことじゃないって分かってるけどとかの ことたくさん幸せにしてあげてよねやし ああもちろんだ俺の言葉に安心したのかヤ はにこりと笑ったああそうだ僕のことは 心配しなくていいからねこう見えて僕人気 あるんだよちゃんといい人を見つけるから その時は兄さんにもとかにもと紹介するだ から楽しみに待ってて よその時を楽しみにしてるよそう言って 2人で笑い合うまるで小さい頃に戻ったか のような感覚だった人切り笑うとヤは俺の 顔を見ながら優しく微笑むそれからこれ からは僕のことも頼ってよ少しは強くなっ たつもりだからさ兄さんは1人じゃない僕 もいるしとかもいるそれにこの病院の仲間 もねやしの言葉に俺の目頭が熱くなるそう だ本当はあの時だってみんながいたんだ 1人でつっぱらず一緒に悩めばよかったん だ話を聞いてもらえばよかったんだああ そうだな今度は間違わないようにするよ ありがとな ヤそう言って俺はヤに笑顔を見せたあれも 俺は父やヤが守ってきたこの病院で頑張っ ているはせはあの一見以来委長だけでなく 俺にもあのキラキラした目を向けてくる ようになったそして何かと俺の後をついて くるようになり指導をこうようになった まるで小型県でも買い始めたかのようだと とかにそうこぼすと市川兄弟にははせ君 特攻の成分が含まれているんじゃない なんて言いながら笑ってい そんなはせの姿に影響されたのか同僚たち も忙しい日々の中で自己検算に愛しんで いるいい雰囲気になったねこれも裕二の おかげだわそうだなよし俺もあいつらに 負けないようにしないと なでも無理して体を壊さないようにね そして俺の方にキスをする慌てふためく俺 を見てとかは口を抑えて笑っていた左手に は俺が送った指輪が光っていた
☆彡ご視聴ありがとうございます☆彡
チャンネル登録をしていただけると、製作の励みになります!
https://www.youtube.com/channel/UCgoljeMmA1c4e9pjIGEEPRA
☆あらすじ
「50歳で田舎の診療所からこの病院に来たんですか?あ、わかった!掃除のおじさんとして雇われたのか!なら、納得ですw」
都内でも有名な病院の一室で早瀬という名の若手医師が俺を清掃員呼ばわりして笑っている。
確かに俺は今年で50歳。
山岳地方にある小さな診療所からこの病院に10年ぶりに戻ってきたのだが…医師だと説明したにも関わらず清掃員と決めつけるとは、どういう神経をしているのだろうか。
ため息をついた時だった。
☆感動さくらを
いつも視聴いただきましてありがとうございます!
ありふれた生活にある感動を
毎日18時にお届けします。
みなさまからのあたたかいコメントや
チャンネル登録が励みになります。
※登場する人物は仮名です。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※今回の動画はBGMなしでお届けします。
当チャンネルの作品は契約・法律によって保護されています。
当チャンネルの許可の無い二次利用や複製・転載等の無断使用については固く禁じます。
#朗読 #感動する話 #感動さくら
#スカッと感動 #スッキリする話
#感動 #スカッとする話 #スカッと
