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【法学】志田陽子「今一度 表現の自由を考え直す」by LIBERARY (旧名称:リベラルアーツプログラム for Business)

最初に意識されていた自由というのは さっき言った国の検閲とか監視からの自由 というところなんですだからえ続く第2項 では国が検閲をしてはいけないそれから国 が電話の盗聴などをしてはいけないという 意味で通信の秘密を国が守らなくてはいけ ないということがてるんですねま国がやっ てはいけないこ柄をはっきりさせることで え私たち一般人のえ表現の自由や プライベートなコミュニケーションの自由 をしっかりと確保しようとした条文がこの 21章の2項なんです [音楽] ね表現の自由というとま表現の送り手が 表現をすることの自由というのがまずは 思い浮かぶと思うんですけれどもこの表現 をする側送り手の自由を保証するていう ことはその送り手の表現をキャッチしたい 聞きたいとか読みたいとか思う側の自由も セットで保証される必要があるんですねで これが知自由というものですそこに国が 遮断を入れてはいけないということですね これがまず第1の意味ですえそれから特に 民主主義の社会では私たちはえいろんな 情報を材料にして自分で国の政治に対して 判断をしますでその判断材料がない中では きちんとした判断はできないわけですから 特に主権者または民主主義の担い手として 国や自治体の情報を知る権利というのが 強く保証されるとだから知る権利というの は表現の自由の受け手として当然知る自由 があるよね邪魔しないでっていう側面と それから特に主権者としてはちゃんとした 情報を求める権利があるよねていうもう 少し能動的なえ国や自治体にえ情報公開を 求める権利とまこの2つが合流して知る 権利という風に言われてい ますま日本は特に同調圧力の強い社会だと 言われてはいますそれから今特に若い人の 間では悪めだちしたくないという気持ちが とても強いということも聞いていますでえ そういう中では自由な表現をした時に人と 違って割目だちしたらまずいんじゃないか という気持ちがすごく働きやすいとでも 本当は民主主義のための表現の自由という のは1人1人言いたいことは違ってて 当たり前でその違ういろんな意見を 持ち寄って集約して最後何かを決めてくの が民主主義なんですよね民主主義と表現の 自由を考えるとうん悪めたちしたくない人 と違うとまずいんじゃないかという マインドがあまりにも強いというのは とても心配な部分ですまたそういう人と 違ったりちょっと目立ったりする人を過剰 に叩いて面白がる文化が日本社会にあるえ

これがま民主主義を足元から弱めてしまっ てる私はよくこれを民主主義の基礎体力と 言ってるんですが民主主義の基礎体力が 弱まってないかということは日頃とても有 してい ます私は表現の自由というのは粘りの思考 とセットでえ保証しなきゃいけないまたは 粘りの思考が前提にあるものだという風に 思っています例えばえ批判をされたという 時に批判されたらもうそれで引っ込んで しまうとか論破された論破されたらもう 言論空間には出てこれないということでは なくて批判されたらその批判に次の自分の 意見を返すより良いものを返すとかそう やってキャッチボールの応酬ができると いうことが表現の自由のとても重要な考え 方なんですね思想の自由市場とも言います けれどもこれのイメージっていうのは オッケで切磋琢磨して社会を作っていこう というイメージですでここにそういうえ へこたれない粘りの思考批判すべき点が あったからこの人はもうおしまいという風 に言論空間から叩き出す批判というのは 粘りの思考を殺してしまうタイプの批判だ と思いましてそこは私はとても心配して いるところですま粘りの思考での批判の 限界つまり相手を叩き出す批判ではなくて キャッチボールをする批判ということを 批判をしたい人が分かった上でやれるよう なそういう言論空間作りができるといいな と思ってい [音楽] ますでこのの思考がま失われてしまうと 先ほど言ったように社会の中のキャッチ ボールのネットワークが途切れてしまい ますので民主主義的な社会を作るという よりはえ異論を言う人は異論が言えずに 黙ってしまうまたはえ言論空間からえ撤退 してしまうということが起きてしまうそう すると民主主義がま弱体化していくという ことが言えるわけですで例えば表現の自由 との関係でいきますと え愛知トリエンナーレ問題というのが 2019年にありましてまその中のある 展示が多くの批判を呼んだでそれ普通で いう批判であればその批判を受けてこの 作品ってこういう意味があるんですよって いう風に社会で議論がつがったと思うん ですところがその作品は気に入らないから 撤去してくださいということがま大変 ひどい脅迫妨害という形で起きてしまった ためにその作品の展示がま一時的に中止さ れてしまって多くの人が作品を見れなかっ たんですねでこういうことが起きてしまう とま粘りが失われてしまったと一部の人に

とって気にいらないものはもう退場という ことでそれについての議論がもうできなく なってしまうま日本の色々な歴史的な問題 がそういうことで粘りの思考を失った批判 にさらされているなと感じますでこれは 私たちのこれからの社会を作るにあたって 私たちの歴史をどう考える特に負の歴史を どう考えていくかなということが大事な 足場になる部分があるはずなのでその足場 を見ないことにしてしまうこれはま未来の 世界をどう作っていくかという時に足腰の 弱い未来作りになってしまうと思えてなら ないんです [音楽] ね思想の自由市場という言葉はま言葉を見 て分かっていただけると思うんですけれど もそこでは え自分の考えとか作品がより良いであれば みんなが選んでくれるに違いないという ことでみんながそこにその自由市場に参加 してえ自分の表現の場を確保しようとする わけですでそこは自由市場なので国がこれ はいいこれはダメという格付けはしないと でそれは自由市場に参加している人たちが いいものはいいこれは悪趣味だからやだね ということを自分たちで判断していって いいものが生き残っていくだろうという 考え方を取ってるのが思想の自由市場なん ですでも経済の自由市場だってそれが 成り立つためには公正な競争をして くださいとえ競争の自由はあるんだけれど も不正行為はダメですよっていう法律が 色々あって下から自由市場を支えてるん ですよねで表現の自由にも似たところが ありまして表現の自由だからといっって 犯罪の強化とか脅迫とかはダメだよとそれ からえこの自由市場そのものを壊して しまうようなネット社会で言えばウイルス を蔓延させてみんなの情報交換を歪曲させ てしまえばこの自由市場が成り立たなく なってしまうのでえそういうものを壊して しまうような表現活動は表現の自由では 認められないという線引があるわけですよ ねで私はこれをあのチェス版とかそれから サッカーやテニスのコートに例えたりする んですけどまチェスやオセロの板を考えて いただくとここで誰が勝つか誰がいいと 評価してもらえるかはそれぞれこのチェス 版やオセロ版の上で競争をする自由がある でそこはみんながそれぞれ頑張るわけです でどんな頑張り方をするかは法律はタッチ しないですねだけれどもこの板からチェス 版からえ追い落とす追い出すということは やめようみんながこの板の上にいて それぞれにえ自分なりの努力をする資格が

あるんだそこはみんなで守ろうという考え 方これが思想の自由市場の考え方だと私 なりに理解して ます I

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■リベラルアーツとは?
リベラルアーツは直訳すると「自由になるための技」。自分の領域外について学ぶことで多様な視点を持ち、「こうあるべき」という概念から解放されるための学問です。
文系・理系の枠に囚われずに幅広い領域を学ぶリベラルアーツは、欧米エリート大学では、社会のリーダーに必須の学問として位置付けられています。

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