【怖い話 朗読】神社にまつわる怖い話
鳥 のい8月某日とある 山なぜ満年運動不足のサラリーマンが身の ほど知らずにも登山と書いて途端の苦行に 挑んだの か思えばその時点で何らかの長常的な力が 働いていたのかもしれないしいないのかも しれ ないな俺としたこと が愛活量のスペックを過信してい たそこは夏休みに入った地元の子供たちが カブトムシやクワガを取りに来るような むしろ小高い丘と形容した方がしっくり くる規模の裏山で行き倒れの危険はない ように思えた 実際途中までは順調だっ たヘッドホンから流れるアニソンを鼻歌で なぞりがてらまだに落ちる小火も美しい 爽やかな病気に満した参道を歩んでいたら やがて三に枝葉がしり出して視界が限り 共愛な獣道に迷い込んでい た引き返そうと思ったがいやここで 引き返すのも逃げ帰るみたいで尺だこの道 を抜ければ正規ルードに合流するんじゃ ない か暴い期待というか根拠のない楽観を捨て きれず歩き通し た要するに不毛すぎる自分との戦いに負け たね似合わないことをするんじゃなかっ た 守備よく出張を終えた 帰り道自然に恵まれた田舎に来たのに直記 するのももったいないとほんの出来心で ちょっぴり欲を出してしまっ た俺にも子供時代近所の川や山で遊んだ 懐かしい思い出が ある成人してからこっち日常に暴走され 同心を帰り見る余裕とてなかったが 仕事で田舎に足を伸ばした際にセミの 鳴き声がのどかに響く田園風景に教習を 感じて長らく忘れていた冒険心がさぎ出し てしまっ た男の子はみんな探検が大好きなの だ最も今じゃすっかりRPGにシフして しまったがきっかけと少しの資金さえあれ ば道端のの棒を拾って旅に出る準備はでき て いる人日向けたと言わせたいみみっちい プライドいやせめて皮膚の薄皮は向けたと 言しめたい男の意地が俺を夏の山へと 駆り立て たインドア人間が気まぐれ起こして無茶を するからと笑われたくなくて半ば向きに なっていたのは認める 当に成人済みの男がこの規模の山で迷子に
なるなんてそんなアイデンティティ クライシスすぎて自分だって信じたく ないうねり狂った獣道の果てにぽっかり 開けた空間に出 たなんだ ここマップと称号して現在位置を確認 しようとを 見るアンテナが立たないまさかの県外表示 に 驚愕 な と社会人にとってスマホは生命線なのに 断ち切られては死ぬしかない萌えキャラの ラバストをすなりに下げたスマホを返し なんとか心を落ち着けよと奇妙な空間に 視線を 巡らす不思議な場所だった目の前に鳥居が あるどうやら俺が迷い込んだ獣道は山の 中腹に作られた神社の参道へ通じていた らしい神主は不在らしくお世辞にも管理が 行き届いているとは言えないうそとこけし た兄弟には人気がなく後輩した気配が漂っ て いる正直不気味だ他にやることもないので まじまじと鳥居を見る随分と年期が入って いる立てられてから数十年いや最低100 年は経過するんじゃなかろう か左右対象に鳥居を支える延長は口てされ て荷の赤もみすぼらしくはげ落ちている 滲み出るのは清められた神域の霊格では ない汚れた禁域とされた不可心の教会の 正気わざわざ険しい参道を歩きますめ参拝 する信者も絶えて久しく廃れていくのは 時代の流れ か そもそもなんでこんな返品な場所に作った んだ足腰は鍛えられそうだ けど麓の住人が散歩ガデに申出るには敷が 高い産経者がいなければ自然に委ねるが まま放置されの方図に雑草が伸びて風化の 一途をたどるのもさもありなん だ なんだか随分と雰囲気の ある心霊スポットのよう なその鳥居をくぐってはいけ ない え誰かに呼びかけられた気がして ヘッドホンを 外す誰もいないぞっと する空耳 このヘッドホンは機密性が高くソリッドな 音質が自慢で人に話しかけられてもまず 聞こえないなのにそのさきは耳当てを隔て た鼓膜に直接響い たもしくは霊的な聴覚に大化した第6巻
に ねえ 今一度呼びかけられヘッドホンを肩にかけ たまま反射的に 向き直る土肌むき出しの参道の傍にカラス 天狗の面をつけた少女が佇んで いる肩で切り揃えた古風なおかっぱ頭 あちこちすり切れて次だらけの粗末な着物 を羽織って いる随分と時代錯誤な風景だ 100年前からタイムスリップしてきた みたいな子供特有の神高済んだ小姉に反し 枯れた佇まいから老成とた感が 滲み出す君この辺の子お家は近くお父さん かお母さん は女の子は無言のまますっと指を 上げる指をたどって視線を めぐらし 硬直おはあそこで首を釣っ た少女が指さす先には神さびた鳥居があり その真ん中に麻縄で酔った輪が緩々に揺れ て いるあんなものさっきあったっ け他に見るものもないので時間潰しに じっくり観察したはず だいくら俺の目が節穴といえど簡単な 見落としとごまかすには少々 苦しい鳥居の中央から垂れ下がった縄の輪 を凝視 するまるで手招くようなリズムで前後に 揺れて いる目を離すのが 怖い話した瞬間何かが起きそうでとんでも ない災いが降りかかりそうでかかされた 強調に 怯える音立てて生つばを 飲む見落としだそうに決まってる絶対そう に違いないと同様を抑え込み無理自分を 納得さ せるおはあそこで首を釣っ た咳とした佇まい天端とした口調漠然と 違和感が 膨らむカラス天狗の面の奥から異様な視線 を 感じる焦点は小もせずおそらくまきもせず 無感動にこちらを凝視して いる貧相な体育に羽織った粗末な 着物すけで痩せこけた手足面の小さな穴を 通して注がれるうつろな業師には一切の 情動と環境が封じられ人肌の体温がうせ 切って いる 鳥で首 を異様な気配に飲まれ大返しに 繰り返すだって気づいてしまったのだその
発言の意味するところに物理的にありえ ない矛盾 にそんなのおかしいできこ ない無意識に反Tapするも いやできなくはないと 思い至る鳥居は巨大なものでてっぺんに たどり着くにはまずどっしりとした円柱を よじらなければならない苦労しててっぺん まで登り詰めたら横木に縄を結びその輪に 首を入れて 飛び降りるそうすれば自動的に全体重が かかって意思が成立 する 首吊り自体は不可能じゃないが大変な手間 がかかる上にわざわざ鳥居で首をくくる 意味がわから ないなぜ意思を持するような真似を する見物地味たあるいは儀式 メタ女の子の気迫に押されてじ去ったこと でくしも鳥の柱に接近してしま たもう一歩下がれば片方の柱に背中が 当たるという地点で 停止こみ上げた悲鳴が喉に 詰まる資金距離まで近づいて気づい たあちこちはげたみすぼらしい荷のくれ ないに赤い手形が無数に紛れて いる鋭利なされで切り裂かれ やい手のひから血をしたたらせそれでも柱 を登り切った猛者の群れの痕跡がもまに 焼きつく一体何人が柱をよじ登っ た自らの手をひふ傷つけ血を流してまで 鳥居の真ん中で首をくったの だ天から垂れた一筋の糸にこぞって群がる のように後から後から切りもなく柱に すがっ て登り詰めたところで極楽に至れるはずも ないの になんで鳥ていうか知っ てる手形の結婚はすっかり乾燥しひわれて いる真無数にびっしりと げた塗りの代わりに柱の前面を覆い尽くし て いるまるで鳥がそれを望んだみたい にこれは鳥 のい鳥 のいどんな字を当てるんだそもそも漢字で 書くのか現代人の赤水反射でスマホに 頼ろうとするが使えないことを思い出して 冷汗を 書く鳥居は上層の 場カラス天狗の少女が白線を下す巫女の 口調で淡々と 告げる人差し指の先は彼女の親の敵の鳥居 に固定されたまま微動だにし ない父親の死体がさらされた風船の場を
見つめる目にには何の感情も浮かんで ない音は死んでカラスに食われた鳥居で首 をくるとみんなそうする食べやすいように そう する肉をつばまれ目玉をほじられて全身を 疲れて 賛美の極みの生産な情景が脳裏に像を 結ぶ禍々しく赤黒い夕焼を溶かしこんだ鳥 に ゆらり影が 揺れる柱にきつく食い込んだ縄がきしみ 墨色の空でぶらり 揺れる逆光背にびたむに群がる無数の 視界を尽くす黒い羽ギャーギャーと耳なく 泣きいうが湧いた死肉にめきたかる 取立 グギ [拍手] ぐぎまるで縛り首になった庭のダ 間 唐突に太陽がさえぎられ日がかける角度が 微妙に変化しカラス天狗の化身のような 少女の足元で鳥居が 歪むみんな鳥居が 呼ぶこの子は誰だここはどこだ俺は一体 どこに迷い込んで何を見てるん だ またしても気づいてしまった地面に伸びた 酒島の影女の子を中心に現実の鳥居と影の 鳥居が出現 するカラスのマナを知っ てるカラスまりとか の鳥のなりそないのような じじ 女の子の手が中に酒を 切る牙と 鳥牙のある鳥 カラス俺の目に移る上下一水の鳥居は今 まさに女の子をくらおうと開かれた上あご と下顎に酷似して いる キバ あ短く 叫ぶ鳥居の柱が血で赤く染め上げられて いるのは手の皮が向けたからだけじゃない そもそも首吊りで吐血はし ない柱が赤く染まっているのはカラスども が寄ってたってまだ新しいむをつばだから に決まっているじゃない か死体から降り注ぐ先決が鳥の全体を赤く 染めたの だ待てよでもカラスにあるのは口ばしで牙 じゃ ない じゃあ何が牙を向い
た鳥居の影がありえないほど伸びて足先を かめ反射的に靴を 引っ込める グギ グ [音楽] ぎゃー闇が迫る帯びただしいカラスが鳥居 に救い新鮮な庭を 呼ぶ鳥のいはお腹が空い てる グギ グギ おかしいジグハグだカラスに牙は存在し ないあるのは口ばしだけならなんで鳥に牙 を足してカラスなんだこの字には本当は もっと恐ろしい意味が隠されてるんじゃ ない かまじりともせず見つめる視線の先カが 起きるカラスが次々との中へ突っ込んで いきその瞬間に血と肉と貸して破裂 する う絶叫したのはカラスが中で消えたから じゃない鳥情報の横棒に釣られた無数のむ 一瞬前まで確かになかった死体がすなりに めい てにるその影はまるで 牙影の鳥居がぐにゃりうめいて伸び縮み 死体の影を映しとって牙を生やしそれで カラスの影を 噛み砕くなんだよ鳥のいってカラスの親分 かよ祟り神か よ死体は疑似へ 釣り針に毛虫を刺す感覚で人を殺して並べ カラスの大群をおびき寄せ たヒステリックにわめいて交代する視線の 先現実の鳥居をくぐった瞬間にカラスが はぜる肉眼には映らないのに地面にうがた れた影がカの本性を 暴く地面の囲いが不気味に 収縮下顎から生えたむは ラグそれがカラスをくさして咀嚼するのに 伴い現実の連中も 弾け飛ぶ鳥居の向こうがやけに静かなのは この世じゃないみたいに虚無を称えている のは鳥の影こそが闇から沸るアギとこそが こいつのの実態だ から死体で差し歯とかシレになら ない現実と地続きの悪夢に浮かされ全身に 広がる感に耐えながらじりじりと距離を 取る俺をきっかり 見据え少女があけなく 聞くあなたも呼ばれた の鳥のにとって首吊り死体はご 馳走重要なのは中身ではなくむしろ 外側あの鳥居が真意を借りた層の場とで
機能をしているならカラステングの面の 少女水先案内人に神社に期待して似を求め ているとし たら取り込まれたら戻れない元いた世界に は帰れ ない目の前の少女とその父親のように死後 もなおこの場に呪縛され新たな庭を誘導し 続ける猛者の列に加わるの か背後の鳥居の威感が覆いかぶさるように まして同時に少女が一歩を踏み出した 寸で保っていた理性が結界し た意識が途切れる寸前に最後に見たのは 少女の一挙種一等速に合わせて吹く漆黒の 羽少女の顔の皮膚は面と完全に同化し人と 人ならざるものの境を失ってい た鳥のから闇が 溢れる底なしの ぬた返事がないただの屍のよう だあ起きた屍じゃないギリ屍じゃ ない俺は道端に倒れていたやを持ち真っ黒 に日焼けした子供たちが地面に寝転んだ俺 を囲んでまじまじと見下ろして いるここは ええ鳥は君たち は1人1人の顔を見渡し突如消失したトー と女の子の行方を尋ねれば一応に何言って んだこいつとと不が入り混じった表情に 迎え られる中網を肩にかぎ麦帽子をかぶった小 学校高学年程度の少年が首を横に 振る鳥なんかねえよ見たこと ねえこの辺に神社なんかねえよな うん互いに顔を見合わせ首を振る少年たに ついている様子は ない遠巻きに俺を眺める目に軽減な色が 混じり始めて いるあんた大丈夫暑さで頭やられちまった の そうかもな全部夢だったのか なもう 帰ろうま インドア人間が無茶をするとろなことが ないキノ棒を拾ったところで別段奇跡は 起こらないのだから文を知るのは大事だ 日常から逸脱して帰らぬ人になるのは望ま ない取りためてまだ消化してないアニメが 部屋で待っているのだ から起こしてくれた小学生の一段に一応お 礼を述べてただし薄よがれたスニーカーの 先端でつつかれたことは恨み ます大人しく山を去ろうとし てなんかカラス多く ね何気ない一言に立前と 立ちすくむああ元から多いんだこの 山君はり救ってんのかなカラスって何食っ
てんだろう生ゴミと か誰か不法登記してんのか なわざわざこんな山ん中捨てる ああ俺怖いこと思いついた 何何樹海と同じでさ死体よ さたいない会話にこだましてかぶさる カラスの鳴き声 頭上を旋回する漆黒の群れハクチュームで 片付けるには生々しすぎる体験の細部と 不合する不吉な 印ギャーギャーと山中に響き渡る不気味な 鳴き声に負けと声を張り上げ俺は一散に 逃げ出し た早くうちに帰れカラスが泣いてからじゃ 手をくれ だ道をかけながらスマホを取り出す電波が 来ているのを確認し アンド鳥のいを予測変換 する鳥の井戸で鳥のい鳥の異言鳥の い最後に出たのは鳥の 蔵物鳥の 恵比寿神社のお 守りおばあちゃんみのですいかがお過ごし です か体調の良くないおばあちゃんにこんなに 長い手紙を送ってごめん なさいでもおばあちゃんがこの世からい なくなってしまう前に私にはどうしてもお 話したいことそれとお願いしておきたい ことがあるの ですおばあちゃんは昔から内孫の中でも 1番年下でおまけに体の弱い私を気遣って 可いがってくれましたからせめてお話だけ でも聞いてくれると思ってい ますそれにおばあちゃんは最近体も頭も 弱ってしまって1日のほとんどぼんやり 過ごしていると聞きまし たこの手紙は今のあなたにしか送ることが できないのかもしれませ ん元気でしっかりしていた頃のおばあ ちゃんならこんな手紙は途中で読むのを やめて捨ててしまうような気がするの ですまずはおばあちゃんが毎日のようにお 参りしていた恵比寿神社のことから始め ましょうか おばあちゃんもあそこのことなら頭が ぼんやりしている時でも覚えているのでは ないかと思い ます恵比寿神社は村の山の手にあってうそ としげる木々のおかげか夏でも涼しい 不思議なところでした ね小さな車線が1つあるだけのまりと した神社でし た建物は古く神社の名前が書かれていたで あろうも真っ黒に変色してしまって読め
ませんですから私は大人が呼ぶままにそこ を恵比寿神社という名前だと思っていまし た大きくなってから七福人の恵比寿様の ことを知るまではずっとひらがなで認識し ていたの です電の裏には大人の拳くらいの石が ゴロゴロとたくさん転がっており その中にこけした石のつが1つありまし た子供たちは理由は分からないけれど とにかくそこには立ち入らないようにと 言われていたもの ですとはいえ子供の頃の私は病気に悩まさ れていてあの神社に言ったことはほとんど ないのです が学校の友達などはあのががある辺りをさ の河と呼んで怖がったりこっそり肝試しを していたよう ですあそこは昼間も薄暗くてなんとなく君 の悪いでも静かで神秘的なところでし たおばあちゃんは恵比寿神社の熱心なうこ さんでした ねまだ元気な頃のおばあちゃんは家から 歩いて30分近かかる神社にほとんど毎日 通ってお掃除をしていまし た毎朝私が起きる頃にはあなたはもう家を 出て神社に向かっていたもの ですおばあちゃんは昔から神様や仏様それ に幽霊や妖怪なども含めて超自然的なもの を信じる人でし たいつだか若い頃に見たというおばあ ちゃんのお父さんの幽霊の話をしてくれた ことを覚えています かその時私たちはもしもおばあちゃんがお 化けになったらみに会いに来てねと約束を かわしました ねそんなおばあちゃんですが恵比寿神社を 大事にするあの熱心さは旗から見ると 不思議なほどでし た後からおじいちゃんの話を聞いて ようやく納得できたくらい ですなんでも先日中出世するおじいちゃん におばあちゃんは恵比寿神社でもらったお 守りを持たせたのだそうですねあの小さな 無人の神社にも当時は神主さんが いらっしゃったのでしょう かとにかくそのお守りを持って戦地に赴い たおじいちゃんは激戦を点々とし戦闘や 飢餓や病気で多くの戦友を失ったにも 関わらずほとんど無事な姿で村に戻ってき たのだと聞きましたおばあちゃんはそれを 恵比寿神社で頂いたお守りのおかげだと 信じて熱心に神社のお世話をしていたの です [音楽] ね当時のおじいちゃんと同じ道をたどって
無事帰ってきた方の少なさを思えばおばあ ちゃんが恵比寿神社を大切にしていた理由 も腑に落ちるというもの ですそのお守りをおばあちゃんが私のため に持ってきてくれたことがありまし たもう20年近くも前になりますが私の病 だった腎臓病が悪化して大きな手術をし なければならなくなりまし たあの時おばちゃんは私のをとても心配し てくれました ねそして手術の前日ようやく手に入ったと 言ってあの恵比寿神社のお守りを手渡して くれたの ですおじいちゃんが持っていたものでは ない新しいものでし たそれはおばあちゃん手縫いの守り袋に 神社でいいたというお守りを入れたもの でした袋からは鍵ないのような不思議な 匂いがしまし たおばあちゃんが中に神様がいらっしゃる から絶対に開けてはだめよと言った時私は 思わずぎょっとしてしまいまし たおばちゃんが見たことがないほど怖い 真剣な顔をしていたから ですでもお守りと一緒に私の手をぎゅと 握ってくれた時の手の温かさに私はほっと して思わず泣いてしまいまし た今はもう恵比寿神社には神主さんも いらっしゃらないのにどこから手に入れた のでしょう かともかくあなたはあの日私にお守りを くれたの ですその後無事に手術が成功し私はは主人 に奇跡的だと言われるほど目覚ましい回復 を遂げまし た大人になった今でもこうして普通の人と さほど変わらずに暮らしていますおばあ ちゃんはそれをお守りのご利益だと言って 喜んでいました ね私もこうして元気に暮らすことができる ようになったのはこのお守りのおかげだと 思いましたそしてそれを 大切に持ち歩くようになりまし た主に嫁いで実家を出て一時の母となった 今もその習慣はずっと続いてい ますおばあちゃんまだこの手紙を読んでい ます かこれからあまり楽しくないお話になるの ですがくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に 投げ込んでしまったりしていないでしょう かどうか嫌がらないで最後まで読んで ください ねおばあちゃん昔近所に山内さんというお タがあったの覚えています かこんなことを言うと悪口が嫌いなおばあ
ちゃんは怒るでしょうが私は山さんのおば さんが嫌いでしたぱっと見は上品そうでい ては意地の悪い人でし た最も山内さんが苦手なのはおばあちゃん も同じだったと思います山内家はいわゆる 物持ちで中でモバさんは家柄を重に来て 大望に振る舞っていました から山内さんの息子さんに若い女性がとい でくるとおばさんはお嫁さんをひどく いびるようになりましたね とても見ていられないような意地悪で おまけに旦那さんである息子さんもそれを とめようとしませんでし たあれにはおばあちゃんも清もんで他のご 近所の人に相談したり時にはできる限りの 助け船を出していたことを覚えてい ます私は内心お嫁さんは早く離婚して こんな家を出て行ってしまえばいいのにと 思っていまし でも何か事情があったのかお嫁さんは最後 まであの家を出ていくことはしませんでし た ねおばさんのいびりの種はそれこそいくら でも湧いて出るみたいでしたが特に なかなか子供ができないことをねちねちと 言っていたようでし た当時の私はまだ中学生かそこらでしたが もしも子供ができたらさすがのおばさんも お嫁さんを大事にするだろうと思いまし たでもそれは甘い考えでし た結婚から3年ほどしてお嫁さんが妊娠し た時もおばさんはお嫁さんに嫌みを言っ たり時には理不尽に平打ちをしたりするの をやめる気配がありませんでし たそんな中でもお嫁さんのお腹はだだ 大きくなり始めましたいつも悲しそうな顔 をしていたお嫁さんもそのお腹を撫でて いる時だけはうっとりするような優しい顔 をしていたものでし たですがいじめられ続けたのが悪かったの でしょう か当時私は病気のために入院していました ある日病室にやってきたお母さんが山内 さんのお家の前に救急者がやってきたと 教えてくれまし た家の中が騒がしくなったかと思うとお腹 の大きなお嫁さんが単価に乗せられていく のが見えた とやがて私の体調が落ち着いた頃早山だっ たと聞きまし たお嫁さんは助かったけれどお腹の 赤ちゃんは亡くなってしまったそうで私は とても残念に思い 赤ちゃんをなくしてから山内さんのお嫁 さんは様子がおかしくなりまし
たそれまでしそながらも清潔な格好をして いたのに汚れた服で脂っぽい髪をボサボサ にしたまま表を歩くようになりました手首 にはためらい傷のような痛々しい跡がいく つもついていまし た なんでもないのに痛かったでしょうとか ごめんなさいと言ってしゃがみ込み道端で 泣きだしてしまうことすら何度もありまし たこうなるといくら山内さんの家が物持ち でもいよいよ外分が悪くなってきたよう でしたそれでもおばさんはお嫁さんを いびり続け息子さんはお嫁さんをかもし なかったようだ ですそしてとうとうお嫁さんは亡くなり ましたどうやって亡くなったかは私たち 子供には伝えられませんでしたがおそらく 自殺だったの でしょう山内家はそれからというもの どんどん家運が傾いて土地や家も人手に 渡りおばさんや息子さんは今どこでどうし ているのかすら分からなくなってしまい そういえばおばあちゃんは山内家が無人に なった後も隣近所の義理があるからと言っ て度々お寺に行ってはお墓を掃除してい ました ね山内家の人たちが墓参りにすら帰って来 られなくなったということが私には何かそ 恐ろしく感じられたもの ですおばちゃんこれはテバスというもの でしょう か山内さんのおばさんたちはお嫁さんを 散々いじめたからその因果が巡って土地や 財産を失ってしまったのでしょう かでは神様って一体何なのでしょう悪い ことをした人間に罰を与えるような何者か が本当にいるのでしょう か私は最近 そのことをずっと考えてい ます弱い立場のお嫁さんをいじめ甘さえ 早山の原因を作ったかもしれない山内家の 人たちは確かに悪いことをしたと思い ますでももしものっぴきならない事情が あって例えば大切な人を守らなければなら ないとか命が脅かされているとかそういう 理由で誰かを傷つけた場合はどうなの でしょうその場合もテバスとは等しく与え られるものなのでしょうかそれともお めぼしをしてもらえるものなのでしょう か話は変わりますがうちのもじ1歳になる こはテレビをつけておくとよく眠る ちょっと変わった子です何かしら音がする のがかって心地いいらしいの です先日こがお昼寝をしている間私はけっ ぱなしの教育番組を何気なく見ていまし
たその時とても驚くことがありまし たなんとあの恵比寿神社が映っていたの ですその番組はレポーターが日本各を訪れ その地にある神社お寺などを巡って歴史や 言伝を探るというものでし た隠れた長寿番組らしく私も何度か見た 覚えがありますがまさか自分の地元で撮影 が行われていたとは思いませんでし た共同研究家という肩書きで登場したのは 私が小学生の頃に担任をされていた荻野 先生でし た随分髪が白くなっておられましたがまだ 元気そうでほっとしまし たここは恵比寿神社と言いまして古くから 村民の信仰を集めてきまし た先生がそうおっしゃった時画面にひこ 神社というテロップが出まし たあれと思いました恵比寿と言えば てっきり七福人の恵比寿のことだと思って いたからです長年の思い込みが突然 ひっくり返されたことに私は衝撃を受け まし た先生はレポーターを案内しながら説明を 続けましたそれはこんな内容でし た曰くこの恵比寿神社は乞食に登場する昼 子という神様を祭ったものである昼子は伊 伊波両端の最初の子であるがフグであった ために海に流されてしまったその神様を 祭ったのがあの昼ことかく恵比寿神社で ある神社の裏にある石の祠は江と言って昔 村で赤ちゃんが生まれるとここにエな体盤 を埋めるのが習わしであっ た体盤を埋めたところには目印として石を 置いたという 私はテレビから目を話すことができません でした捨てられた赤坊の神様はこの地に来 て服をもたらす存在となりまた村の 赤ちゃんの健康や安全を祈る守り神にも なったというの です今では絶対にそんなことはありません が昔は打された胎児や無事に生まれてくる ことができなかった赤ん坊などもこの塚の 辺りに葬られたと言われてい ます荻野先生のお話にレポーターが合槌を 打ち ますそういうことは確かに今の法律では 難しいでしょうねええしかし第2次世界 大戦あたりまではその風習が残っていたと いう話もあり ます以前はそうすることで子供はここの神 様と1つになり村を守るようになるという 伝承がありまし たしかし体盤を埋める風習が廃されるに 従ってそれも伝えられなくなったよう です荻野先生がそうおっしゃった時私は
典型を得たというか頭にピシッと電気が 走ったような気がしまし た一度そのことを思いついてしまうと胸が ドキドキしていても立ってもいられなく なりまし たあの時お守りを渡しながら絶対に開けて はだめよと言ったおばあちゃんの 顔あの見たことがないような怖い顔が脳裏 に鮮やかに浮かびまし た山内さんのお嫁さんが救急車で運ばれて いったのは確か私がお守りをもらった日の ほんの1月ほど前だった こと亡くなった子供は神様と1つになって 村を守るという 伝承先住中は手に入れることができたのに 今では滅多に入手できなくなったお 守りもしかすると恵比寿神社のお守りとは 亡くなった赤ちゃんのから作られるもので はないだろう かその考えが突然私を捉えたの ですそんな馬鹿な話がと思いながらも私は 確かめずにはいられませんでし たその時初めて私はおばあちゃんの言葉に 逆らってお守り袋を開けたの ですおばちゃんごめん なさい私はその中にカラカラに光火て 黒ずんだ小さな小さな手がまに包まれて いるのを見つけてしまいまし たあれは山内さんのお嫁さんの赤ちゃんの お手てではありません か村をほとんど出ないおばあちゃんが あんなものを手に入れるとするなら タイミングをを考えてもそれしかないと 思い ますおばあちゃんはお守りを作るために 山内さんから赤ちゃんの遺体の一部を もらったのではないでしょう かすでに書いた通りおかしくなった後のお 嫁さんは度々ごめんなさいとか痛かった でしょうと言いながら泣いていることが ありまし た あの言葉は無事に出産できなかったことへ の罪悪 感最もそれはお嫁さんが悪いわけではあり ません がそれから出たものではなく赤ちゃんの 遺体を傷つけてしまったことに対する嘆き ではなかったでしょう かそう考えると手首の傷跡もただの ためらい傷ではなく手を失った我が子を 思った結果でであるように思えるの ですこれは私の憶測ですがおばあちゃんは もしかすると遺体の一部を譲ってくれる よう山内のおばさんにお金を渡して頼んだ
のではありません かそしてお嫁さんはお姑さんに逆らうこと ができず赤ちゃんの手を譲ってしまっ たでもそのことが後々 彼女を苦しめることになったの ですもしもそうだとすればこのお守りがお 嫁さんの命を奪ったことにはならない でしょう かおばあちゃんあなたもきっとそんなこと はしたくなかったはずです人様のそれも いいな赤ちゃんの遺体を傷つける なんてそれを食いていたからこそ山のお 墓参りを続けていたのではありません かでも恵比寿神社の神様を信じていたお ばあちゃんはその信仰心ゆえにおじい ちゃんに持たせたものと同じお守りをどう しても私のために作らなければならなく なっ たそれが倫理に反することだとしてもそう することでいえそうしな 私は助からないそれほど思い詰められてい たのではないでしょう かでもその代わり1人の人を死に追いやっ てしまっ たそれはどれほどの思いなのでしょう か私は幸せ者 ですあの手術の後からは好意もなくもも 健康な人と同じように生活できるように なりまし た隊員後は楽しい学生生活を送り就職も できました素敵な男性と結婚をしてこを 授かりまし たでも私には山内のお嫁さんの気持ちが 分かります特にこの顔を見てその小さな手 に触れると我が子の遺体をあえて傷つけ なければならなかった彼女がどれほど辛い 思いをしたかその苦しみが胸に迫ってき ますあの黒くしなびた小さな手をどうにか して山内のお墓に埋めてやりたいと思った こともありまし たでも私は未だにお守りを持ってい ますあの村で生まれ育った私の心にも やっぱり恵比寿神社をを信じ恐れる気持ち が寝つきているの ですこのお守りを失った途端私の幸せは 全て奪われてしまうのではないかと思うと 怖くてどうしても手放すことができないの ですこの手を遺体から引き離すのと同じ ようにあるべき場所に戻さないこともまた 罪なのでははない かそう思ってみても臆病な私には何もでき ませ んもしもこの手紙に書いた私の考えが 当たっているのならお願いがあり ますおばあちゃんは昔私に死んだらお化け
になって会いに来ると約束してくれまし たもしも死後何者かが人間の罪をさくのだ とし たらあなたにどんな罪状が言い渡されたの か教えて くださいこのお守りを作ったことそして それをこうして持っていることが果たして どれほど恐ろしいことなのか知りたいの ですどうかお願いし ます最後におばあちゃん ありがとうみのはあなたのことが大好き です鬼ババ 神社肝試しに行きたいけど怖すぎるところ には行きたくない な大学生のケ君たちがある夏の夜 ファミレスで霊のごとダっていた時のこと だ誰ともなくそんなことを言い始めたので なんとなく近所の心霊スポットをスマホで 調べ始めたのだそう だここはちょっとガチすぎて怖いなここ 行ったら不法侵入になっちゃうよ なそんなことを取り止めもなく喋っている と友人の1人がスマホの画面を差し出して き たここどう鬼ババ 神社なんだよ鬼ババ神社 って思わず吹き出して しまう通称らしい よもう潰れた神社か鬼ババでも住んでんの かなわけねえ だろ鬼ババなど実際にいるわけが ないだったらとりあえず行ってみよう かやや遠いところだったが自転車で行け なくもない距離だ早速その廃神社に5人で 向かったのだそう だ2山ほど超えた先に問題の廃神社はあっ たネットの情報通り山を登って少し開けた 場所にどうやら神社へと続くらしい ボロボロになった長い階段が伸びて いる周囲には民家は愚か畑ぼすらなかっ た雰囲気はばっちりだ なとりあえず登ろう ぜ階段を登って いく階段を登り切った先にはどうやら鳥居 があったとおし後はあったが鳥居そのもの は残っていなかっ たけ君が一番強力な懐中電灯を持っていた のでその光でを 照らす少し奥にボロボロに東海仕掛けた 配電が見え たうわあめちゃくちゃボロボロ じゃん伝はカジで建物が残っているだけで 鈴も賽銭箱も ない周りには雑想が美味しげっていて 近づくのさえ苦労しそう
だ 他にはなんかないのか ねそう言って周囲を照らしていると 突然ジャラジャラジラと神社の鈴を鳴らす 音がし た うわなんだなんだどっから聞こえ た軽いパニック状態に 陥る改めて電を照らすがやはりは ない奥の方かと懐中電灯を奥に向けると 100mほど先にぼんやりと小屋のような 建物が見え たあそこ かとりあえず行ってみよう ぜけ君たちは一段になってその建物へと 向かっ た社務所だったのか管理事務所だったのか は分からないがその小屋は配電以上に ボロボロで内部は半分以上壊していた もちろん鈴など ないなんもねえ なさらに奥には林が広がっているだけで 建物などはなさそうだっ たどう考えても経題の内部から聞こえてき た音量だったのだ が君が首をいると友人の1人がちょっと俺 しべしてくるわと言って林の方に向かって いっ たそれを会いずに他のメンバーも好き勝手 にあちこちを探索したり写真を撮ったりし 始め た友人のMなどは熱心に廃墟となった小屋 の写真を取って いる随分熱心に取ってんじゃん 彼女が廃墟好きだから見せてやろうと思っ てなんだよお前彼女いんのか よじゃあ俺もブログ用に写真撮る かデジかめでしばらく撮影を続けていると 神社の入り口の方から友人たちが声をかけ てき たそろそろ帰ろう ぜそうするか写真も撮れたし鈴の音って いう不思議な現象もきたしとりあえずは 満足だ実際雰囲気は十分怖かったし なおお帰ろう かK君はMに行くぞと声をかけると神社の 入り口に戻っ た入り口で友人たちと合流し階段を降りる あれは不思議だったな雰囲気ある場所だっ たななどと感想を言い合いつつ階段を半ば ほどまで降りたその時 だ あれ友人の1人がすっときな声をあげ たM は周囲を見回すが確かにMの姿がない
あいつデカで写真取った後俺についてきた 気がしたんだけど な何度かMの名前を呼ぶが返事は ないまた写真撮りに戻ったんじゃない のかもなとりあえず俺が迎え行くから待っ てて くれけ君はそう言って懐中電灯を持って 階段を登っ た階段を登り切って台を照らすと配電の前 にMの姿があっ た高度に手をかけ中を覗いているようだ ぼんやりとスマホの光が漏れて いるなんだあいつあんなに雑草があるのに あんなとこまで行ったのかよ物好きだ な半ば呆れつつMの方へ 向かう おい帰る ぞ懐中伝灯でMを照らしつつ声をかけるが Mはこちらに一切気づかないようだ熱心に 配電の中を覗き続けて いる何をそんなに熱心に眺めてるんだ気に なったけ君は配電の方に向かって歩き出し たとその時 草村の中に木の立札のようなものが倒れて いるのに気づい たなんだこれ懐中伝灯で 照らすそこに は配電の中は覗かないでくださいと書かれ ていた うん覗くなってどういうこと だそう思いつつMを再び 照らすMは何かを言いながら目を見開いて 配電の中を凝視して いるあいつもこれ読んで好奇心刺激された のか なおい何があんだよ そこケー君はそう言いながらMに近づいて いっ たMはけ君の言葉に反応せずひたすら すげえ すげえと言っているようだっ た すげえ珍しいご身体でもあるの か何がすごいんだ よ近づこうとした時視界の端に プラスチック製の板のようなものが見えた 配電の入口の脇あたりに草に埋もれるよう に看板か立札のようなものが立てかけられ ている 先ほどの木の札のこともあるのでケ君は 懐中伝灯でプラスチックの板を照らし た配電の中は絶対に覗かないで ください うんその時ケ君の頭にひらめくものがあっ た鬼ばばの話の累計は鬼ババの宿に泊まる
ことになった旅人がこの部屋は覗かないで くださいよと言われたその 約束すなわちミルなの金を破ることによっ てひどい目に会うことになる話 だここが鬼神社って呼ばれてるのは ひょっとしてこのミルなの金が関係して いるから かとするとあのの中にはあいや まさかよく耳を済ませてみるとすげえ すげえというMの声に混ざって女の笑い声 のようなものも聞こえて くるおい Mケ君は足早に配電に近づきMの視線の先 を懐中電灯で照らした そこで記憶が途切れたと いうここからは後に残りの友人たちから 聞いた話を総合したものに なる階段の中ほどで待っていた友人たちは 待てど暮らせどK君とMが戻ってこないの で兄弟に戻ることにした らしいK大まで上がっていくとK君とMの 2人が懐中伝灯でで電の中を照らしている のが見え たあいつら何やってん だそう思いつつ近づく途中で霊の木の札に 気づい たなんだよあいつら覗くなって言われてん のに覗いてる ぜその時友人たちは覗くなという文言と 鬼ババ伝説を頭の中で結びつけるような ことはしなかった らしい近づいていくと2人がすげえすげえ と言っているのに気づい た何がすげえんだ よ3人が問いかけるが2人は答え ないなんなんだ よそう言って2人の肩越しに3人の友人た は配電の中を覗き込ん だそこには真っ黒な着物を着た2人の少女 がいたよ だよだというのはどうにも3人の証言が 曖昧で一致しない部分があったから だ手近にまとめると中にいた少女は体の 一部が耐えずくっついたり離れたりし ながら笑い続けていた らしいまるでアメバのよう にその姿を見た途端3人の友人のうち1人 は後ろに吹き飛んで後頭部を木のみに親に 打ち付け1人は鼻血が止まらなくなり1人 はオトが止まらなくなっ た頭を打った友人だけがその場では何とか 動けたため 越に電を覗き込むmとK君に必死で声を かけ たおいやばいぞ帰る
ぞ2人はそれでも動かない豪を癒したその 友人は思いきり拳でけ君の行動部を殴っ たてな何すんだ よ強烈な行動部の痛みには意識を取り戻し た振り返るとその友人がMの行動部を高に 殴りつけていたちょ お中は見るなやばい奴がいる逃げる ぞその友人の見幕にK君もMも背筋が ぞっとした痛みもどこかへ消え去ったそう だそして鼻血をボタボタと流し続ける友人 とし続ける友人の手を引きずって逃げよう としたまさにその 瞬間真っ暗な配電の奥から女の声が聞こえ たずっと見ていていいの よ5人は転がり落ちるように階段を駆け 降りると自転車を飛ばしてその廃神社を後 にしたのだそう だその時 以降肝試しに行った5人は体調に何らかの 不安を抱えるようになったけ君も眼圧が 異常に高くなってしまい定期的な眼かいが 欠かせなくなってしまっ たあれは罠だったんじゃないかなって今で は思って ますけ君は力なくそう言う 見るな見るなって言われれば人はどうし ちゃって見たくなるものじゃないです かそうやって獲物を呼び寄せているんじゃ ない かってだって本当に見られたくないなら 高度に板でもなんでも張ればいいだけです からその肺神社に潜んでいる何者かは罠を 張りながら今もそこで獲物を待ち続けて いる宝の 地図宝の 地図かどうかは分からないけどとにかく 地図なの よ勾配に出遅れたせいでお目当ての コロッケパンは売り切れだっ た代わりに買ってきたばパンをかじり ながら昨日の出来事を 思い出す目の前の席で話を聞いているのは 高校に入ってから友達になったかな子だっ た運動部の彼女は私よりも1個多くパンを 食べるのにすらりと痩せているのが 羨ましい昼休みの教室内は賑やかだっ たおしりに花を咲かせる人歌を歌っている 人もいるし早々と食事を終えて皇帝で キャッチボールをしている声も聞こえて くるかと思えば黙々と本を読んでいる人も いたし昼寝をしている人も いるあと半年もすれば卒業してきっと半分 ほどが大学にもう半分は就職をするの だろうなんてこともないこの風景もき味わ なくなるの
だ日曜日にね押入れを掃除してたら出てき た の押入れの中から見つけたそれは宝の地図 としか言いよのないものだっ た色鉛筆で書かれた地図それに小学生の頃 のドリルについていた地図記号のシールが ベタベタと貼り付けられている まるで覚えがないものだったのでてっきり 弟のいたずらだと思ったのだだが答えは 予想外の場所から帰ってき たそれはあなたが書いたのよ小学3年生 くらいの頃だったかしら夢中になって書い てたものほらみちゃんが来た時よ2人で 並んでけにねに書いてたの よ洗濯物を畳みながら母が言うけれど私は その言葉にますます首をかげることになっ たの だみやちゃん彼女のことは覚えて いる親戚のおじさんの再婚相手の 連れ子あらゆる意味で微妙すぎる関係 だ子供の頃は従同士で遊ぶ機会はそれなり に 多い親戚絡みの様々な イベント結婚式や葬式お正月の挨拶周り などそんな行事に引っ張り出された子供 たちは大体が1つの部屋に入れられて子供 同士で仲良く遊んでいなさいと言われる もの だ随分な無茶ぶりだと今ならば 思う子供同士というだけで気が合うはずも なかったし1年に1度か2度合う程度の 相手は何が好きなのかもわから ない幸いにして現代にはテレビゲームと いう共通の遊びが存在するマリオ パーティーやスマブラで遊んでいれば余計 な会話もさして不要なままいつの間にか 時間が経つものだっ ただがその日は肉とゲム機が故障していた の だ大人たちはたまにはボードゲームもいい ぞなどと言って古いゲームを押し付けて さっさと出ていってしまっ た紙の説明書を読んで遊ぶゲームなんて 私たちには不慣れだったそれに加えてみや ちゃんという遺文紙が混じっていたのだ から部屋の空気や子供でも分かるほどに しけていた 親戚のおじさんの再婚相手の 連れ子どうせしていいかわからない血が 繋がっていない相手であったし子供心に 再婚というものが受け入れがいものだっ た自分の親が再婚をし たらそう考えると嫌な気持ちにしかなら ないの だだからみやちゃんへの好感度は上がら
ないそのみやちゃんが私と一緒に地図を 描いてい たまるっきり記憶にない話だあの時には 話した覚えもなかったしそれ以降もみや ちゃんが親戚の集まりに顔を出すことは なかっ ただから存在すら忘れていたの だ 見せてよその 地図かな子は興味心々だった肩をすめて スマホに取った地図の写真を見せてみれば しばし食いいるように見つめて いるこの地図を書いた時はどこで遊んでい た の私の家確か誰かの四日があってその後に 家で宴会をするってになったんだと 思うてこと は家のそばの地図だよ ねそう思ったんだけどども噛み合わないん だよねこの消防書のそばに書いてある金 って文字が宝物かなって思ったんだけどで も消防書のそばにそれらしい場所はない し道路は消防所の場所を点にして道路の 場所は合っ てる改めて地図を覗き込んでしばらく じっと眺めて みる地図を書くのは苦手だった大体書いて いるうちに線が繋がらなかったり思いも よらない場所と道をつなげてしまうことが ある今ですらその有り様なのだ小学生だっ た私はもっとひどかったこと だろう 確か に消防書の前には十次郎がある けどこっちの雲の巣みたいな道 とだって書いてあるの何 だろう今はないのかもよ え小学校3年生って言ったら8歳くらい でしょ大体10年も前だ よずっと住んでるとと何かなくなっても すぐに見慣れちゃうんだよ ねある日不に空き地ができるつい数日前 までは毎日見ていた光景なはずなのにそこ が空き地になったと同時に記憶の中までも が空き地になって しまうなんだっけそこにあったものが 思い出せないそうやって記憶が死んで いく子供の頃に慣れ親しんでいた光景が まるで別のものに変わっても私はそれに気 がつか ないだがある瞬間に不に立ち止まって しまうの だここに何かがあったはずだ子供の頃の私 がここにだって見ていた もの思い出せない喪失感は心の中から
消え去ってしまった後に後悔と共に 押し寄せる頭文字だとしたらなんだろう そこに住んでる人の苗字かお店の名前と かだから始まる店なんて あるやや魚や肉や電気や美容院マッサージ 屋あれこれ並べてみたところでなかなかだ は見つから ないなんだろう腕を組んで 考えるそうして不に私たちはお互いの顔を 見つめあっ た駄菓子屋さん だ声は綺麗に重なった思いついた瞬間から 思い出がが一気に 溢れ出すあの雲の巣のように描かれていた ものは子供の頃に巨大迷路と呼んでいた 場所のことだろう狭い道が不規則に 入り組んでおりまるで迷路のようだっ たその迷路の入り口に小さな駄菓子屋さん があったのだ天主はかなり高齢のおばあ ちゃんで猫を何匹も勝っていた店先に並べ られた色とどの駄菓子の上にはその猫たち が我が物顔でいっておりお菓子を 引き抜こうとする間もがとしてどいてくれ なかっ たおかげでうまい棒などのスナックは割れ てしまったりしたのだがほとんど誰も何と も思わなかった粉々の歌詞をザラザラと口 に流し込むのはそれはそれで楽しかった 覚えが あるでも今ははなくなっちゃったんだよね この辺り近所の子たちは巨大迷路って呼ん でてそれくらい道がぐにゃぐにゃでしかも 細い道ばっかだった のそれで災害危険地域に認定されてて数年 前に区画ごと全部取り壊されて大きな マンションになっちゃっ たなぜあの区画がそこまでに入り組んで しまったの かそれは不思議に思って調べてみたことが あっ たあの一体は関東大震災でほとんどの家が 燃え尽きてやけの原になったそうだそこで 国の主導で鉄筋のアパートが建てられ たアパートは十字路に対して日型になる ように作られたそれは当初ではどの部屋 からもスムーズに道路へ逃げ出せるという 素晴らしい同線であったと いうところが復興が進んでいき周囲に家が 増えてくるとこの菱形が奇妙な歪みになっ ていく新たに立てられた家家は道路に対し て直角になるように立ったから だやがてアパートは取り壊され菱形に残さ れたこの土地に次々と家が立てられたその 結果道路に対して斜めに家が乱立し雑に なってしまったの
だ災害を見越して作られたアパートが災害 危険地域になってしまうなかなかに皮肉な 結果 だろうここが駄菓子屋さんでここが消防書 であ分かった金カメ だ消防所のそばにある金の文字にも不に 記憶がつがっ た金亀堂それは小さな西方店だった棚には とせまと色とりどりの糸が並べられ針も 様々な種類が置かれていた大型の手芸点と はまるで違う小さな店舗だからこそそれは どこか魔法の道具屋のようだっ たでもここが裁縫点だったとしたらこの 地図のお宝の場所はどこなん だろうそれだよ ね改めて地図を凝視する私はこの地図で何 を伝えたかったの か真剣に考えてみるものの描いた時の記憶 がないのだだから目的だってわから ないあ待ってこれカスカに数字が書いて あるスマホの画面を拡大していたかの子が 声を あげる え どこ言われてよく見れば確かに文字らしき ものがある当時の私はよにもよって蛍光ペ の黄色で書いた らしいただでさえ見えにくいその文字は 10年の月日を経てさらに消えかかって しまって いる書いた当初は目立つと思ったんだろう な写真のコントラストやサイドをあれこれ いじってみればなんとか読めるように なるそれは番号のようだった丸1丸2と 場所示す名前の下に書いて ある何これ 順番に尋ねろっ てこやばい面白いすごい興味空いてきたね これ今日帰ったら回ってみて よそうは言ってもさ駄菓子屋さんも金カメ も今はないんだ よ最初の数字はその金カメの裏手みたいだ けどここは何があった のそこ はお稲さんがあった金かの横に人1人が やっと通れるくらいの小さい石畳の道が あっ てそのままお店の裏手に通じてるの家と家 の間だからすごく暗いんだけどぐるっと 回ると冬に稲さんがあっ てその周りは確か笹がたくさんあったと 思う 懐かしい私はあの場所が好きだった子供の 頃は水泳を習っていてプールの帰りに金か の前を
通るそうすると必ずこのお稲さんに挨拶に 行きたがったものだっ たけれど今はなくなってしまったあそこに は今は大きなマンションが立っている あんなに大好きな場所だったのに存在すら 忘れてしまってい たもしかしてまだあるかも えかな子が不に言い出し たマンションなんでしょもしかして屋上に あるかもしれない地図アプリで航空写真に 変えてみたら どう かな子の言う通りに航空写真を調べて みるマップをどんどん拡大すると不にそれ は現れ た屋上にある小さな 祠そういえば会社などの敷地にお稲荷さん があった場合立て直した後に屋上に移設さ れるパターンがあると 聞くこれも同じように立て直した マンションの上にされたものなの だろう残ってたんだ熱い何かが 込み上げるもう一度お参りに行ってみたい それが果たして叶うかどうかはわからない けれど試してみるのもいい だろう決めた今日帰ったらこの地図の順番 に回って みる私は息よよと拳を握りしめたの だあの屋上のお稲さんにお参りさせて もらえません かマンションの受付で尋ねてみると管理人 の老人は不思議そうな顔をし た突然すいません昔からこの辺りに住んで いて習い事の帰りにお参りしている お気に入りの場所だったんです なくなっちゃって寂しいなって思ってたん ですけどたまたま航空写真で屋上にあるの を見つけたからお参りできたらなって ああなるほど 我天が行ったのか老人は柔らかく破 する確かに道の裏手にあった時は近所の 子供たちがたくさん来ていて お狐様も喜んでるんじゃないかって話をし てた なあ懐かしそうに目を細める顔にふとおか を感じとるああこの人は金かの天主だった おじさんだあれから10年だいぶシが増え ているがおかげははっきり残って いるそういうことならね 是非会いに行ってあげてねきっと喜ぶと 思う から自動ドアを開けるからエレベーターで 最上会まで行ってそこからは階段で登って ね今の時間は屋上のドアも開いてるから 大丈夫
ありがとうござい ますロックを解除してもらった自動ドアを 通ってエレベーターに乗り込んだ 稲荷さんに行くのも楽しみだったが知ら ないマンションの中に入るのも興奮し たセキュリティ管理がしっかり聞いた マンションなどなかなか入る機会には 恵まれないとはいえうろうろしている ところを見られたら2度と入れてもらえ なくなってしまうだろう大人しく屋上へ 向かった方が良さそうだ最上会で箱から 降りて非常階段を登っていく うわあ空だと思っ たあまりにも当たり前のことだったが空の 面積が広いのだいつの間にか周囲には マンションが立ち並び空がどんどん減って いた家と家の隙間には昔は空が見えていた けれど今は空に変わってそびえ立つ マンションがそこにある道路の突き当たり は元は開けた空間だったが大型の マンションが壁のように立てられ た少しずつ窮屈になっていたのだと気が ついたここは生ぜ10回ほどだが視界には 広い空が ある夕方のせいか赤く染まった鱗雲が点 高く広がってまるで海のようだった そしてそこ に開けた屋上の片隅にお稲さんが立ってい た屋上に移し替えをした時に慎重してはい ないようだ古びたおさんはだからこそ ひどく 懐かしい えっとお久しぶり ですこれは不思議な感覚だったが神社やお 稲さんに訪れた時には誰かにあるいは何か に会いに来たような気持ちに なるだからここで思わず挨拶するのは稲 さんが建物ではなくそこに神様がちょこん と座っているように思えるから だ 昔もう10年くらい前なんだけど何度か お前に来たのを覚えてますか今は高校生に なりまし た元気ですかっていうのはおかしいかも しれないけどあ行けないお賽銭とか持って きて ない財布に小銭はあっただろうか慌てて鞄 の中に手を伸ばそうとした瞬間ぐらりと 足元がゆらめいた え何と思う頭が白く なる体がふわりと 持ち上がるめまい立ちくらみいけないこの ままじゃ倒れ ちゃう慌てて足を踏ん張ってなんとか体を 支え
きる危なかっ たくらんだ視界が色を取り戻せば私は 丸っきり違う場所に立ってい た薄暗い家と家の隙間の場所熊ざが美味し げり小さな鳥と稲さんが立っている かあかあと空ではカラスが泣いており 真っ赤な空が燃え上がるように上に ある嘘でしょここは10年前の稲さんの 風景だ嘘 でしょけれど私は漠然とけれど絶対的な ものとしてそのことを理解 する時間がない日がくれる前にあの子を 見つけ出さなく ちゃそうみやちゃん を私はひどく混乱している新は普段より はかに早くなり下手をすれば過去吸にも なりそうだ当たり前だ突然こんな非日常に 放り込まれてしまったのだから平常心を 保てないのが普通 だろう空を振り合いで見てみればすでに 夕闇がそこまで迫っていた急がないと影に 捕まってしまうあの時のよう にわからないなぜだろう覚えていないのに 体に残っているその 感覚私はそれを知っている人を食べて しまう影の ことあの地図の順番通りに進むのだそう すれば見つからないで 進むマッチ よそれが誰かに語りかけられたようだった 振り返ればお稲荷さんがあるだけだそこに まだ中身のあるマッチ箱が置いて あるお稲荷様マッチをお借りし ます私はさっと手を合わせてマッチを箱 ごと手に取っ た行っておいでと不思議な声のような感覚 がおじけづく私の心を 温める石畳の細道から飛び出せばそこは 商店街だった突然たくさんの情報が五感に 流れ込んで くる行きかう買い物客家地を急ぐ小学生杖 をついた老人に散歩中の 犬コロッケをあげる音と匂いやさんの 大きな声に商店街のスピーカーから流れる 懐かしい メロディド寄せる懐かしい感覚にそのまま 流されそうになる 今ではこの商店街は店がぐっ少なくなって しまって いるマッサージ屋に居酒屋コンビニや ドラッグストアがまにあるがそれらはみな チェーン店で見知った地元の誰かの店では ないこんなに商店街が賑わっていたこと などすっかり忘れてしまってい た思わず立ち止まって
しまうこのまま家に帰ったら大好きだった おばあちゃんにまた会えるのではない だろう かだめそんなことをしてたら間に合わない 私も戻れなくなって しまう何の根拠もなかったが私はそれが 事実なのだと知って いる急いで夕やけが終わってしまうその前 に 最初の数字は稲荷さん次の数字は クリーニング屋の脇の細道 だすれ違う幅もないほど細いその道は コンクリート製の速攻豚がつっており 時折りガタガタと足場が悪い場所が ある人波を縫って駆け出したじわじわと 周囲が暗く重くなって いく細道を駆け抜け次の番号は駄菓子屋 さんの脇を曲がって巨大迷路を通り抜けて いく道順 だ駄菓子屋さんは昔のまま猫が何匹も くつろいでいたが私が思わず足を止めれば そのうちの1匹が毛を逆立てて威嚇し たまるで私がこの世界の異物だと分かって いるかのようだっ た ちょっとくらい優しくしてくれたっていい じゃ ない昔は駄菓子を分けてあげたのに全くも ため息をついて先を急ごうとしたところで 天主の老婆が顔を出し た待ちなさいこれを持っていき なさい唐突に差し出されたのは手持ちの 粉質花火だっ 私は途方にくれながらもそれを大人しく 受け取っ たあのお金をいいから時間がないんだろう 急ぎ なさいそう言われて私は大きく頷い たありがとうござい ます勢いよくお辞儀をしてから走り出す巨 迷路の小道に入り込んだところで一段と ありの暗さが増してき た急がなくちゃ影が 来るアサの木の下に軒先の暗がりに影の 深い場所が あるそこに潜む気配がじわりと染み出して くる急いで角を曲がって2段しかない階段 を飛び降りてアパートの下を駆け抜ける 最後はじじババ公園へ向かう道順 だじじババ公園本当の名前は他にちゃんと あるはずだただあの公園のベンチには隣の 家に住む老人夫婦がいつも座っていたせい で子供たちからそんな風に言われてい たペキのはげた車止めを乗り越えて公園の 中に飛び込んだブランコに滑り台象さの
シソぐるぐると回るタイプのジャングル ジムは確かグローブジャングルという名前 らしい今は全て撤去されてしまって いる落ちると危ないから指を挟むと危険だ から最終的には子供のはしゃぐ声が うるさいからと遊具は全てなくなった今は 失われた遊具たちがそこにある 助け て停止した思考は子供の叫び声によって 戻され た助けて誰 かどこだっけああそうだ池垣だ公園の奥に ある池垣には猫の通り道になる小さな隙間 が空いているたくさんの猫が通るせ 隙間の道になっておりその先の壁も壊れて 穴が開いているの だ駆け出そとしてぞわっと背筋がおじけ 出す振り返れば公園の入口には影が ゆらゆらと揺れてい た増えている見上げた空は夕闇の濃が赤色 を侵食しも夜に落ちる だろうで急がなく ちゃ忘れていた記憶が蘇るあの日私は1人 で家から抜け出したその後みやちゃんが そっと追いかけてきたのだっ たとことこと後をついてくる可愛い女の子 に私は少しばかり意地悪だった公園に 駆け込んでさっと生がきに潜り込むあの子 を1人ぼっちにしてやろうと思ったのだ だってあの子は裏切り者の子供だ から世間知らずな小学生の正義官はあまり にも短絡的だっ たそれで何も起こらなければただの 気まずい散歩で終わったことだろうけれど あの日もおかしな夕暮れだったの だ夕焼は辺りを全て真っ赤に変えるほど 赤くその後に押し寄せてきた夕闇はいつも よりずっと早かった波のように闇は一気に 押し寄せて私を包み込んだの だ池垣を抜けた先は何年も前から空屋だっ た子供たちの秘密基地親に知られたら きっと壁の隙間は塞がれてしまうに違い ないだからみんなずっと秘密を守ってい た そこで私は夕闇の影に捕まっ た助けて話し て真っ黒な人間掴まれている感触はあるの に振り払うとすると すり抜けるどこかにさらわれるそうしたら きっと戻れ ない必死に叫ぶ私の前に現れたのは声を 頼りに書きを抜けてきたみやちゃんだっ たやめ てみやちゃんは私の手を必死になって 引っ張っただけど子供の力ではそれに
打ち勝つのは不可能だ引きずられる闇は ますます深く なる話し なさい行書きをくぐり抜けて私は2人の 少女を飲み込もうとする影に向かって 言い放つまだ幼い私と愛らしいみやちゃん 過去の世界で自分自身に遭遇するのは悪手 だなんて聞くけれどどうやら問題ないよう だあの時は何もできなかった影は私では なくみやちゃんを連れ去っていったの だ正確に言えば彼女の心を影はみやちゃん をぱっくりと頭から飲み込ん だそうだ彼女は少しずつ心を蝕まれ続けて 精神病院に入院することになったのだと 聞いて いる元から引っ込み事案な子であったから その新色はごく当たり前に見えたの だでも 違う彼女が蝕まれていったのは私をかばっ て影に飲まれたせいだっ た 私はあの後呆然としているみやちゃんの手 を掴んでお稲さんに駆け込んだどうかどう かみやちゃんを助けてあげてくださいみや ちゃんは影に食べられた私のせいで食べ られ た地図を かけその時声が聞こえたのだ典型のように 頭に降ってきたその声に私は取り憑かれた ように従った家に帰って地図を描いた必死 に描いたけれど救いは来なかっ た幼い心に影の恐怖はあまりにも強烈だっ たのだだから私はその記憶に蓋をして鍵を かけてしまってい た今は違う 私は全てを思い出したそして今度はあの時 の地図に従って私自身とみやちゃんを救う ためにここに来 たマッチをする炎の先を花火に移せばパッ と火花が吹き出した影が散る高原に 追いやられ木の影や縁の下へと帰って いく逃げて早く帰ったら地図を書いて最初 はお稲さん次はクリーニング屋の隣の細道 それから駄菓子屋の横を通って巨大迷路 最後がこの公園絶対 よそれが正しいかどうかわからないきっと この瞬間未来は書き換えられてしまった からけれどそれはきっと必要だ私とみや ちゃんが話すきっかけにもなるだろう ありがとうみやちゃんのかい声がしたああ やっぱりこの子はとてもいい子なのだ こんなに恐怖に怯えてもちゃんと人を 遣える2人が生がきをくぐり抜けたのを 確認し私も慌てて走り出す今ならば空の 正面門も超えられる花火を庭の小さ池に
投げ込んで正面門をよじ登る再び影が 追いかけてくるのを必死になって振り払う 早く戻るんだ稲さんに見慣れた街並を 駆け抜けるあちこちに潜む影たちは ますます数を増やしていて今にも溢れ出し てくる だろう急いで急いで商店街の人波を必死に かき分けてだが稲さんの入り口の前で私は はっとたい だ闇が 深い家と家の間にある細道はこの時間に なれば真っ暗だ怖いあの中に入ったら影に 飲まれてしまいそう だじりじりと後ずさる私をそっと細く白い 手が捕まえ た大丈夫一緒に 戻ろうにっこりと微笑みかけてきたのは おそらく同年代のとても綺麗な少女だっ たみや ちゃんうんそうだよ地図を見て助けに来た の大丈夫一緒に 戻ろう私たちは固く固く手をつなぐそうし て細い小に入っていく影が2人を 包み込むそれでもみやちゃんは私の手を 握り返してしっかりとした足取りで進んで いくああそうだ新しい記憶が次々に 流れ込んで くるあの後私とみやちゃんが仲良しになっ て何度も遊ぶようになった互いのの家でお 泊まり会いをしたりして夜遅くまでおしり をしていたことも あるそれからそれから高校も同じところを 選んだのだ私たちはそうだ私とみやちゃん とかな子3人でいつもお昼ご飯を食べてい たそれで結局宝の地図は何だったの はっと驚いて目を 開けるそこは見慣れた教室だった眩しい光 生徒たちの笑い声目の前ではかな子が首を かげて いるその横に座っているのはみやちゃんだ 一瞬違和感に戸惑ったでもそれはボタンを 掛け違えたような胸騒ぎを呼び起こすもの じゃない むしろずっとかけ違いていたボタンが ようやく綺麗に合わさって閉じた感覚 だもちろん宝物があった よそう言ってみやちゃんが楽しそうに 笑うねと微笑みかけられて私もそうだねと 頷い た冒険の記憶は曖昧だ目が覚めた瞬間に 忘れてしまう夢みたいにでも心の奥底で あの興奮は残って いる何よりも私たちは確かに宝物を見つけ たの だ帰りにお稲荷さんにお礼をしに行かなく
ちゃ ね私が返すとみやちゃんも 大きくつい た
過去に朗読した話の中から、神社にまつわる話をピックアップしまとめました。
00:00 とりのい
28:31 えびす神社のお守り
55:30 鬼婆神社
1:11:30 宝の地図
嗣人さん「夜行堂奇譚」の再生リスト
きゅーびさん「夜話怪々」の再生リスト
師匠シリーズの再生リスト
夕暮怪雨さんの短編実話怪談の再生リスト
洒落怖作品の再生リスト
画像素材提供元:
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ぱくたそ様 https://www.pakutaso.com/
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音楽素材提供元:
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甘茶の音楽工房 様 https://amachamusic.chagasi.com/
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