巨人１位指名 西舘勇陽投手 地元一戸町と花巻東で報告 プロでの活躍誓う＜岩手県＞ (23/11/21 11:50)
岩手県一戸町出身で巨人からドラフト１位指名を受けた西舘勇陽投手は、１１月１９日に地元の一戸町、２０日は母校・花巻東高校を訪れ、プロでの活躍を誓いました。
西舘勇陽投手は１９日に地元・一戸町の役場を訪れ、小野寺美登町長にドラフトで巨人から１位指名されたことを報告しました。
西舘投手は一戸町にとっては６４年ぶりに誕生した３人目のプロ野球選手で、ドラフトでの１位指名は初の快挙です。
報告に続き町民など約３００人が集まる激励会に出席。
以前所属していた一戸野球スポーツ少年団の子ども達約４０人とキャッチボールをしました。
この後、サインボールなどが貰える抽選会が行われ、西舘投手は町民との交流を楽しみしました。
一戸町の人
「すごい事だよねー」
「これから大変だと思うけど頑張ってくれるでしょう」
「プロ野球選手が身近な地域から出たんだという事が改めてきっかけとなって、どんどん野球に打ち込んでいけるようになればいいなと思いました」
「日本の歴史をひっくり返すような投手になって頑張ってください」
また、２０日は母校の花巻東高校を訪れ、小田島順造校長と硬式野球部の佐々木洋監督に指名を報告しました。
西舘投手は花巻東高校を２０２０年に卒業、高校時代は１年の夏からベンチ入りし、甲子園に３回出場しました。
２０日は、母校の恩師に高校時代の指導への感謝を伝えるとともに、指名を受けての心境などについて話しました。
これを受け、小田島校長は「プロ野球での活躍は学校の誇りにもなる。これからもプレーに専念してください」と激励しました。
西舘勇陽投手（中央大学４年）
「（花巻東に来て）懐かしい。１軍で投げている姿を１日でも早くお見せすることが恩返しになる。そこだけで終わらずに１年間１軍に帯同するのが自分の目標」
花巻東 佐々木洋監督
「人間的にも選手としても大きくなっているのをあらためて会ってみて実感した。ドラフト１位で伝統あるチームからお声がけしていただいたことは、名誉あることだと思うが、ここがスタートなので頑張ってほしい」
高校を卒業する時、４年後のプロ入りを目標に掲げ、それを現実のものとした西舘投手。
最後に、花巻東出身の２人のメジャーリーガーのモニュメントと母校のグラウンドの前でプロでの更なる活躍を誓っていました。
西舘投手は２３日東京ドームでのファンフェスタで初めて背番号「１７」のユニフォーム姿を披露します。