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野村農水相「汚染水」発言 謝罪も…“紙読み上げ”に批判

1日朝、神妙な面持ちで会見場に現れた野村哲郎農水相。

定例の会見は、予定より25分遅れで始まった。

野村農水相は8月31日、福島第1原発の処理水を汚染水と発言。
その後、言い間違えたと謝罪し撤回した。

野村哲郎農水相「(謝罪はし尽くされたと考えている?)昨日、記者の質問に対して汚染…処理水と言い間違えたことについて、福島の皆さまを始め、関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかったという気持ちでいっぱいです」

手元の紙に目を落とし、反省の弁を口にした野村農水相。

記者からは責任に関する質問が相次いだ。

野村哲郎農水相「(進退について?)いま申し上げたように、あらためて緊張感を持って水産事業者に寄り添って、職務に当たりたい」、「(辞任の考えはない?)ですから、いま申し上げたように、今回の反省をふまえてあらためて緊張感を持って水産事業者に寄り添った職務に当たって行きたい」

野村農水相は、31日夜も紙を手に謝罪していた。

野村哲郎農水相「関係者の皆さまに不快な思いをさせて、申し訳なかったと思っております」

野村農水相が問題の発言をしたのは31日、水産業者への支援について岸田首相らと協議した直後のこと。

野村哲郎農水相「汚染水のその後の評価について、情報交換したということです」

汚染水は処理水放出に反発する中国などが使う言葉。

岸田首相から撤回と謝罪をするよう指示を受けた野村農水相はなぜか一瞬、笑みを浮かべたあと、記者団の前で謝罪した。

野村哲郎農水相「処理水を汚染水と言い間違えたことについて全面的に謝罪して撤回したい」

準備した紙を読み上げる形での謝罪。
その姿勢は1日も変わらなかった。

野村哲郎農水相「福島の皆さまを始め、関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった」

記者「謝罪のコメントを下を向いて、原稿を読みながらされているように見えて仕方がない。紙を見ず大臣の言葉でまっすぐ前を向いて、大臣の思い、コメントをもう一度聞かせていただけますか」

野村哲郎農水相「昨日から申し上げているように、こういった間違いを起こしたことに大変申し訳ない。顔を上げて言えばよろしかったんでしょうけど、わたしは時々口が滑ってしまうおそれがある」

野村農水相の汚染水発言に、野党も緊張感のなさに苦言を呈した。

立憲民主党・泉健太代表「野村農水大臣…。どうも以前からおかしいなというか、気もそぞろというか、大事な局面に緊張感を持って事にあたっているように見えない」

“以前からおかしい”と指摘された野村農水相。

入閣待機組だった、2022年8月に初入閣を果たした。

野村哲郎農水相「わたしはJA(農協)出身で、もういわば、ばかがつくほどの農業ばかです」

78歳での念願の初入閣。
所属する派閥のトップ・茂木幹事長は「まぁ大学入試でいうとほぼ単願に近い。農林水産大臣ということになりました」と表した。

大臣就任直前には、記者に「マスクしてていいですか? 昨日からちょっと熱っぽいものですから。体温測ったら平常だった」と冗談を言う場面もあった。

ところが、この2日後コロナ感染が発覚。
さらに会見中、まさかの行動に出たことも。

野村哲郎農水相「すいません、いま記者会見中です」

会見の場で電話に出たあと、何事もなかったかのように会見を続けた。

日本の水産資源を第一に考える立場の農水大臣から出た汚染水発言。

福島県や宮城県の漁業関係者からは怒りの声が上がった。

福島・いわき市の漁師「あれは失礼極まりないよね」

宮城県漁協の組合長「正確な情報発信をこれからしてほしい」

さらに1日、東京都の小池百合子都知事も「内閣の人事の話がよく出ているので、気の緩みがあるんじゃないでしょうかね」と指摘した。

一方、処理水を核汚染水と呼ぶ中国側も反応。

中国外務省の報道官は、日本時間1日午後3時半ごろの会見で「ただ本当のことを正直に言っただけだ。日本が撤回すべきことは、汚染水の放出という誤った決定ではないか」と話した。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

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