高梨沙羅選手ら夏空に舞う サマースキージャンプ

高梨沙羅選手ら夏空に舞う サマースキージャンプ

8月19日、サマースキージャンプ蔵王大会が開かれました。
　高梨沙羅選手ら世界で活躍するトップジャンパーたちが夏の蔵王に舞いました。

　蔵王のジャンプ台に集まった国内トップレベルの選手たち。2023年は107人がエントリーしました。
　2年目にしてすでに蔵王の夏の名物となっているサマースキージャンプ。集客を見込んで新たな取り組みも…。

2023年は有料の観覧席があちらに設けられました。競技開始前からすでに多くの人が駆けつけています。300席用意された観覧席は前日までに完売。
　会場は県内外から集まったおよそ1500人の観客で賑わいを見せていました。

【観客】
「どの人がどれくらい飛んでいるのか観ながらやっていた。」
「テレビで観るのと生で観るのとでは迫力が違うのですごい。飛ぶ側だったら怖いだろうなって…。」

　一本目は83ｍ50で2位につけた高梨沙羅選手、注目の2本目。
【高梨沙羅選手ジャンプ】
　93ｍのジャンプに会場からは拍手。この時点でトップに躍り出ます。

　そして、ラストジャンパーの丸山希選手。
【丸山希選手ジャンプ】
　今大会女子の最長ジャンプとなる96ｍ。
　丸山選手が夏の蔵王大会初優勝を飾りました。

【丸山希選手】
「2本とも自分の今出来るジャンプがここに来て出せたので良かった。」

　一方、惜しくも2位という結果に終わった高梨選手は…。
【高梨沙羅選手】
「蔵王は毎年、本当にたくさんの方が応援に来てくれているので良いパフォーマンスが出来たらなと思っているけれど、なかなかそれが形に出来ていないので、また来年しっかりそれを実現出来るように練習していきたい。」

　男子では北京冬季オリンピック金メダリスト小林陵侑選手に注目が集まります。
　一本目で今大会唯一の100ｍ超えを見せた前回チャンピオン。
【小林陵侑選手ジャンプ】
　2本目もヒルサイズを超える105ｍの大ジャンプ！

　小林陵侑選手が連覇を果たしました。
【小林陵侑選手】
「良いメンバーが揃っている中での試合で良い緊張感を持って飛べたのですごく良かった。（サマースキージャンプ蔵王大会は）国内でも一番素敵な試合だと思うので来年もぜひ参加したい。」

【山形テレビニュース】
https://www.yts.co.jp/news/