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「こういうのやめませんか」富士山の“弾丸登山”にガイドが怒り 登山道にゴミも増加【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

山開きから1か月。夏休みに入り、大賑わいの富士山ですが、マナー違反の登山者が増えています。経験談を踏まえながら、富士登山について考えます。

■富士山”弾丸登山”やめませんかマナー違反も…「ごみ増えた」

上村彩子キャスター:
夏休みにも入って大にぎわいの富士山ですが、現状に怒りを感じている方もいました。これから富士山の登山を考えている方も参考にしてみてください。

富士登山に関してSNSで話題になっているのが7月16日の投稿です。「そろそろこういうのやめませんか」というメッセージとともに添えられているのは、野宿する弾丸登山者の写真です。よく見てみると、登山靴ではなくスニーカーを履いています。洋服はスウェットだったり薄手のジャージだったり、そして寒いのか皆さん丸まって休んでいる様子もありますが、このときの気温5度~6度ほどだったということです。

投稿したのは、富士登山や救助活動のサポートをしている「富士宮口ガイド組合」です。ガイド組合の水本俊輔組合長は「弾丸登山への怒りを通り越した“呆れ”と“心配”で投稿しました」ということです。

どれほど危険なのかということですが、水本さんは“富士山野宿”は命を落としかねないと言っています。軽装で登ると天候の変化に対応することができません。低体温症になる可能性があり、最悪の場合、凍死の可能性もあります。そして、屋外で座り込んだり寝たりするという行為は落石を避けられず、けがをしてしまう可能性があります。中には、寝袋で登山道で寝てしまう方もいるということです。

■ホランキャスター富士登山の経験談「下山する判断も時には必要」

では実際に富士登山をした人の経験談を紹介します。
ホランさんが10年前に登山したときは突然の悪天候だったということですが?

ホラン千秋キャスター:
山の天気は変わりやすいと聞いてはいたんですけれども、登るときはそんなに天気悪くなかったので大丈夫だろうと思って登り始めたんですよね。夕方ぐらいに山小屋に到着して一泊して、日付が変わったら暗いうちからご来光を目指して登りましょうということだったんですけれども、夜の段階でものすごい雨風だったんですよ。なので、思い切って下山する判断も時には必要ですし、下山も覚悟しながらの準備が必要だなって思いました。

上村キャスター:
私が登ったのは2022年7月ですが、中に厚手のフリースを着ても本当に寒くて、早くご来光登ってくれと、ずっと寒さに耐えていました。なので、あんなに軽装で登っているのは信じられないんですが、私が遭遇したのは、山小屋に来た弾丸登山者の方で予約をしていなかったみたいなんですが「飛び込みで泊まれますか?」と来て、山小屋に空きはあったんですけれども1人泊めてしまうと大変なことになってしまうので、「残念ながら泊められません」ということを言っていました。8.5合目の山小屋だったので、あの人たちはどういうふうに夜を過ごしたのかなとも心配になりました。水本さんは「山小屋は基本的には完全予約制。飛び込みの人は天気が急変しても入れるとは限らない」。だからこそ事前に宿泊できる山小屋を確保して、しっかりと体調も整えて登ってほしいと言っていました。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
本当に準備ですよね。例えばヨーロッパの観光客で「山は慣れている」って言っても、“山を見る”のが慣れている方と“山登り”が慣れている方とは全く違って、山登りに慣れている方は何を準備しなきゃいけないかわかってますよね。でも、見てるだけの方だといざというときに準備ができてないっていう心配はありますよね。

■富士登山ルール作りが必要?

井上貴博キャスター:
人数制限はもちろん、軽装の人は登れなくするとか、完全予約制で入山料を引き上げるとか、「富士山モデル」を作ってもいい頃合なんでしょうね。

上村キャスター:
登山者が増えているということで、マナー違反も目立っています。写真を見ると、登山道に捨てられた食べ物のゴミ、ビニール袋、ペットボトルなどありますが、登るときに使っていたであろうリュックサックや防寒着、雨具なども捨てられています。これを片付けるのは山小屋の人やガイドボランティアの人たちで、時間とお金をかけてやらなければなりません。

富士宮口ガイド組合水本俊輔組合長
「私たちに弾丸登山を止める権限はなく、事故防止のため啓発を続けるしかない。弾丸登山、そろそろやめませんか」

井上キャスター:
結局、軽装の方が登ってけがをしても助けるのはガイドの皆さん、関係者の皆さんですので、やはり富士山に入る上でのルール作りをもう少しハードルを上げるべきじゃないかなと思いますね。もちろん信仰の対象でもあったので、どなたでも受け入れることは続けたいんだろうと思うんですけど、富士山を守るためにも分岐点に来ているのかもしれません。

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10 Comments

  1. ごみは捨てたらいかん!

    それと一応伝えると、今の登山はトレランスニーカーで登るひとは多いですよ。

  2. 夏の富士山で何人怪我して何人死んだか知らんのやろな…

  3. 遭難しても一切助けを求めない完全なる自己責任という誓約書にサインさせるべきですね。

  4. 弾丸、関係ないなー。
    如何なるコンディションでも、自らの力で、誰にも頼らず、登って降りられる能力のないやつが迷惑、
    って事だな。

  5. 標高100m上る毎で0.8〜1.0℃気温が下り、五合目から比較して山頂で25〜30℃位温度が下がり、気圧や酸素濃度も地上と違いかなり下ります。それと単独峰なので風が強烈に吹き付けただで寒い身体体温を奪います。身体にはかなりの負担となります。それでも貴方は自慢や見栄を張る為やカッコつける為に日本国最高峰の富士山登頂をしますか?

  6. 弾丸登山の人々はどうせお金を払っていないと思いますので、完全に有料にすれば良いと思いますけどね。

  7. 凄い人😨観光旅行で沢山来る割りに山小屋の収容人数少なすぎ!増やすなり寝袋貸すなりしろよな!

  8. 自分が登ったときもとんでもない集団に遭遇したことがある。靴は登山靴ではなくランニングシューズ、下は太ももまで見えるショートパンツ、上は半袖どころか脇が見えるランニングシャツ。完全な手ぶらでリュックサックや登山杖どころか飲み水さえ持たず、自分が何時間もかけて登ってきた登山道を超短時間で駆け抜けて山頂方面に消えてしまい、しばらくしたら折り返して降りてきて飛ぶように麓の方に消えていった。怒りを通り越して呆れてしまった。秩父宮記念富士登山駅伝競走大会というんだが。

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