Search for:



夏の終わり(カバーじゃない)/大島玄理

何を持ってるかを比べた後で
病気の重さ競い合った
どうせ二人とも何処にもいけずに
この壁の中で死ぬのに

カーテンの揺れ方がやさしい日はいつも
誰かの命が終わる隔離病棟の中で

真新しかった白い壁も染みと落書き
色鉛筆の匂いが夏の匂いに成り代わっていく

蝉が鳴いてもぼくたちは
次の季節を思えない
空の青さが何処までも
続くならばぼくたちは

Write A Comment