メゾン・マルジェラがパリ外初のショーを上海で開催
欧米ブランドもこの機会を積極的に活用している。現地に拠点を持たなければ市場参入がますます難しくなるなか、中国市場での存在感を高める好機として捉えている。
今回のイベント最大の見どころは、メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)のショーだった。パリ以外で開催されるのは今回が初めてで、4月1日に上海で実施された。
会場となったのは上海郊外の工業用接岸場所。クリエイティブディレクターのグレン・マーティンス氏のもと、初めて高度な職人技を駆使したオートクチュールとレディ・トゥ・ウエア(サイズやデザインがあらかじめ決まっているアパレル製品)を融合させた構成が披露された。パリから輸送された70以上のルックには、蜜蝋や磁器などの素材を取り入れた作品も含まれていた。
また、アルチザナル・コレクションの約20%は、ショー終了後にブランド公式サイトで購入可能となった。これに合わせて、上海、北京、成都、深圳ではアーカイブ展も同時開催。さらに、WeChatのミニプログラムを通じて、現地の観客に動画、インタビュー、舞台裏コンテンツが配信され、デジタル上でも体験を拡張した。
この開催は、メゾン・マルジェラが親会社であるOTBグループ(OTB Group)内で存在感を高め続けるなかで実現したものでもある。2025年の売上高は前年比8.4%増となり、ブランドの成長基調が鮮明になっている。
ブランド側の声明によれば、今回の上海開催は、中国市場におけるマルジェラのプレゼンス強化をめざす、より大きな戦略の一環だ。ランウェイショーと展示会を組み合わせることで、ブランドの世界観をより幅広い現地のオーディエンスに届け、将来的な成長基盤を築く狙いがある。
![マルジェラ はなぜ上海を選んだか。変化する中国消費とファッションの最前線(DIGIDAY[日本版]) – Yahoo!ニュース マルジェラ はなぜ上海を選んだか。変化する中国消費とファッションの最前線(DIGIDAY[日本版]) - Yahoo!ニュース](https://www.moezine.com/wp-content/uploads/2026/04/20260413-00000001-digiday-000-1-view.jpg)