ガニー(GANNI)の2026-27年秋冬コレクションがフランス・パリにてプレゼンテーション形式で発表された。
デンマーク・ヒアツハルスの厳しい冬に着想
今季のコレクションは、クリエイティブディレクターのディッテ・レフストラップの故郷、デンマークのヒアツハルスの厳しい冬に着想を得て構築。力強くも脆い北欧の自然と、ディッテの世界観を形づくった作家やミュージシャン、アーティストといった女性たちの存在を重ね合わせ、“女性らしさ”の固定観念を拒むしなやかな強さと優しさを表現した。
存在感のあるフリル
まず目を引くのは、クラシカルなフリルを大胆に取り入れたウェア。タイトなウエストラインのチェスターコートには、前立てに沿って黒のフリルを配し、動きのある立体的なフォルムに。ブラウスでは襟元や袖口、裾に異なるパターンのレースフリルを重ね、ボリューム感を強調。フェミニンでありながら、風格のある存在感を放っている。
また、フリルブラウスは、ワークスタイルを思わせるデニムのセットアップやハンサムなパンツスーツとスタイリングすることで、マスキュリンなスタイルにガーリーなムードを添える役割も担っている。
構築的なシルエット
構築的なシルエットも今季散見される。過剰ともいえるほど膨らみを持たせたバルーンパンツや、スカート部分が横に大きく広がるワンピース、肩や袖口にギャザーを寄せたボリュームスリーブのブラウスなどが登場。大胆なフォルムは、装いに華やかさを添えるとともに、プレイフルな個性を与えていた。
オーバーなボリュームのアウター
ボリュームはアウターにも反映されている。ぷっくりと丸みを帯びたパファージャケットや、外側に張り出すボアジャケット、大きなフェイクファーの襟を配したブルゾンなど、着用者をすっぽりと包み込むような大ぶりのシルエットが印象的。身体のラインを覆い隠すようなオーバーなフォルムは、北欧の厳しい冬を思わせる。
アースカラーに温もりを添えて
カラーパレットは、ブラウンやベージュを中心としたアースカラーがメイン。そこに落ち着いたグリーンのブランケットスカートやマルチカラーのボーダーニットガウン、鮮やかなイエローのセーターなど、温かみのある差し色を加えている。さらに、ガンクラブチェックのチュニックワンピースや、拡大したレオパード柄のパンツといった大胆なパターン使いで、全体にリズムを作り出した。
秋冬らしいぬくもりのある素材で展開されたバッグにも注目したい。ツイストハンドルが特徴の「BOU」バッグには、もこもこのボア素材を全面に使用。フェイクシアリングを外周にあしらったミニホーボーも登場した。また、フラワーモチーフにクリアストーンを散りばめたショルダーバッグや、フェルトにビーズ刺繍の花を咲かせたハンドバッグなど、華やかなピースも揃う。





