森ビルが運営する表参道ヒルズは、2月に開業20周年を迎えた。開業以来、「MEDIA SHIP」をコンセプトに、施設全体を“人と人、人と空間、人と街、そして表参道と世界をつなぐメディア”と位置づけ、ファッション、カルチャー、アートに関する最先端の情報を発信し続けてきた。開業20周年の節目となる本年は、音楽プロデューサー/fragment design主宰の藤原ヒロシをクリエイティブ・ディレクターに迎え、周年企画「OMOTESANDO HILLS 20th」を展開。5月より、街と人の感性を刺激する多彩なアニバーサリーイベントを開催する。

藤原は音楽、ファッション、アートなど多領域を横断し、独自の編集力で時代を切り拓いてきた存在として、国内外で高い評価を受けている。同氏は、ランドソングの制作など、表参道ヒルズ開業にも参画。20年を経て、再び同氏のディレクションのもと、これまで培ってきた情報発信拠点としての歩みを礎に、この先の未来へとつなぐ周年企画を展開する。

周年ビジュアルには、国内外で注目を集めるアーティスト・森本啓太を起用した。今回の起用は、藤原がかねてより同氏の作品世界に注目していたことから実現した。現代社会における都市風景やそこに集う人々を、古典的な技法と現代的な視点で描く同氏が、本プロジェクトのために表参道の街をモチーフとした作品を描き下ろしている。周年ビジュアルは、5月より館内外に掲出し、アニバーサリーイヤーを彩る。

5月2日~7月20日の期間、本館 吹抜け大階段にて、藤原がディレクションするPOP UP STORE「ODORIBA」を展開。コンセプトストア「ヴイエー(V.A.)」を展開するジュンがPOP UP STOREを運営。森本とのコラボレーションプロダクトなど、ここでしか手に入らない特別なラインナップを販売する。
さらに周年企画の一環として5月2日~5月17日、本館B3Fスペース オーにて、1976年ロンドンで勃興した“PUNK”の精神と創造性を、当時の貴重なファッションやアート、写真等のクリエーションで振り返る展覧会を開催する。セックス・ピストルズが“アナーキー・イン・ザ・U.K.”でデビューした1976年から半世紀。“PUNK”は当時の閉塞した英国社会への揶揄、挑発だけにとどまらなかった。その反逆的なスタイルに宿った自由な精神と先鋭的な創造性は現在も生き続け、世界中のアーティストやクリエイターにインスピレーションを与え続けている。ファッションと音楽が共謀して引き起こした“事件”とも言うべきクリエーションの数々を、50年を経た今、振り返る。

また本施設の注目企画として、デンマーク発のオーディオ・ビジュアルブランド「バング & オルフセン(Bang & Olufsen)」は、4月3日から4月12日まで、創立100周年を記念した展覧会「Beautiful Sound and Design – バング & オルフセンが紡ぐ美しい音とデザインの 100 年」を開催。本展では、各時代を象徴するプロダクトやデザイナー、広告・ビジュアル表現を通して、機能性と美意識を両立させてきたデザイン思想を紹介している。

続く7月4日~7月19日は「大Tシャツ展 2026」を開催予定だ。ただの『Tシャツ』。されど『Tシャツ』。最も身近なものであるが、人それぞれで『Tシャツ』の捉え方は様々。「大Tシャツ展 2026」は、Tシャツの素晴らしさ、面白さ、奥深さをもっともっと探求したい、そんな思いを込めてセレクトしたTシャツを「ヒト」「モノ」「コト」の観点で展示構成・販売する、『Tシャツ』の世界を徹底的に追求した“買える”展覧会だ。
