
カメラに向かってほほ笑む小栗有以(撮影・木村 揚輔)
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AKB48の小栗有以(24)が、「2026年4月始まりカレンダー」(ハゴロモ)の発売を機に本紙のインタビューに応じた。令和のAKB48を牽引し続ける「絶対的エース」が本作で見せたのは、アイドルのベールを脱いだ自然体の姿。グループ結成20周年という大きな節目を越え、新体制へと向かう今、自身とグループへの熱い胸中を語った。(井利 萌弥)
小栗は2014年にチーム8の一員としてデビュー。2018年の「Teacher Teacher」で初のセンターを務めて以来、不動の中心ポジションとしてグループの顔を担い続けてきた。その歩みは常に誠実で、ノースキャンダルを貫く姿勢からファンには「最も信頼できるアイドル」と称されるほど、絶大な安心感を与えている。
そんな「完璧なアイドル」としての顔を持つ小栗が、今回のカレンダーでは新たな一面を見せている。「アイドルのときは、自分の決めた角度やポーズをしちゃうんですけど、今回はあえてポーズを取らなかったです。作り込まないのを意識して、ポージングせずに話しながら撮っていただきました」。あえて自らの“武器”であるアイドルポーズを封印。カメラの前でありのままの自分をさらけ出し、表現者として一皮むけた一作に仕上がった。
個人での活躍も目覚ましいが、活動の根底には常にAKBがある。「後輩が増え、自分も引っ張っていく立場。みんながついていきたいと思えるような、しっかりとした背中を見せたい」と、エースとしての覚悟をにじませる。一般的に「絶対的エース」という肩書きは重圧になりがちだが、小栗は違う。「その肩書きをいただくからこそ、気が引き締まるし、グループを引っ張りたいという力になる」と、プレッシャーさえも力に変えている。
昨年、結成20周年を迎え、前田敦子ら伝説のOGと共にNHK紅白歌合戦の舞台に立った。「凄く学びの年だった」と振り返る一方で、2026年からはOGという“盾”がない状態での戦いが始まる。「エンジンをかけ直して頑張らないと」と、表情を律する。そんな力を込めて2月に発売したシングル「名残り桜」は、コロナ禍以降のAKB史上最高の売上を記録。ファンの期待が高まる中、今月末に前総監督の向井地美音が卒業し、グループは大きな正念場に立ち向かっていく。
かつて「クラスで2番目に可愛い子」をコンセプトにしていたAKB48だが、現在はSNSで「ビジュ最強」と評判だ。小栗はそういった今の魅力を認めつつも、「そこに、かつてのAKB48が持っていたような明るさや、はじける雰囲気をプラスしていきたい」と、さらなるグループの進化を見据えている。今回のカレンダーで披露した等身大の素顔と、従来の親しみやすさ。それらが融合した小栗有以の姿は、新体制で走り出すAKB48の進むべき道を象徴しているかのようだ。2026年、AKBのエンジンは今、力強く加速している。
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