ファッション業界を興奮させるニュースが飛び込んできました。これまで「ディオール」「メゾン マルジェラ」「ジバンシィ」といった高級ブランドを手掛けてきた、ファッション界のレジェンドデザイナー、ジョン・ガリアーノ。「業績世界一のアパレル企業」として知られるインディテックス率いる「ZARA」は3月17日、彼がクリエイティブ・ディレクターに就任したことを発表しました。
一流デザイナーを迎える手法は、「ユニクロ」が成功を収めた世界戦略の一つでもあります。今回の「ZARA」の発表から、その注目点と未来を考えます。
ココがポイント
ドキュメンタリー映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』予告編
パートナーシップは9月に開始。(中略)新作を毎シーズン発表する。クリエイティブの詳細は追って公開する。出典:FASHIONSNAP [ファッションスナップ] 2026/3/17(火)
ガリアーノ氏が得意とする解体と再構築の技法で、「ザラ」のアーカイブを現代的にアップデートする。出典:ELLE 2026/3/17(火)
ユニクロは元「エルメス」「クロエ」「マルニ」のデザイナー(中略)など、パリコレブランドのデザイナーと継続的に協業。出典:Yahoo!ニュース(砂押貴久) 2026/3/13(金)
エキスパートの補足・見解
「流行を意識したデザイン」のイメージが強く、新興ブランドのように思われがちですが、「ZARA」は約50年の歴史を持つブランドです。そのためガリアーノを起用した点は、「ZARAにマッチしている」と直感的に感じました。
一方で気になるのは、「ZARAといえば?」という明確なイメージが想起されにくい点です。「ディオール」であれば“Aライン”、「マルジェラ」であれば“タグ”といったアイコンがすぐに浮かびますが、ZARAには普遍的アイコンがありません。ガリアーノがどうデザインするのかは予想しにくい反面、それ自体が大きな期待でもあります。
また、「ユニクロ」の「+J」や「U」「C」のように、一流デザイナーの名前を活用したブランド名にするのかも注目ポイント。ユニクロはこうしたネーミングを通じて継続的な価値を作りました。
さらに今回の取り組みが成功すれば、一流デザイナーの獲得競争はさらに激化し、最終的にはサッカーの移籍市場のように、大手SPA(製造小売業)間でデザイナーが移籍する時代が訪れる可能性もあります。
あなたはZARAやユニクロに“一流デザイナーの個性”は必要だと思いますか?コメント欄でぜひ教えてください。
