2023年11月2日に発売されたNintendo Switch用ソフト「ファッションドリーマー」のオンラインモード最終日レポートをお届け。
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「ファッションドリーマー」はマーベラスが販売、数々のファッションゲームを手掛けてきたシンソフィアが開発を手掛けるファッション&コミュニケーションゲーム。キャッチコピーは「#今日も世界でほめられろ♥」です。
本作のオンラインモードが日本時間の2026年3月17日11時で終了になるということで、一時期本作を夢中でプレイしていた筆者は、最終日の空気感を味わうべくアクセスしてみることに。本稿では終わりゆくオンラインモードを惜しみつつ、改めて「ファッションドリーマー」というゲームの魅力について、考えたいと思います。
名前に“別れの言葉”を入れてオンラインモードの終了を惜しむプレイヤーの姿も
「ファッションドリーマー」はオンラインモードによって介される“ファッションを通した緩いつながり”こそが最大の特徴と言えるファッションゲームでした。

オンラインモードではほかのプレイヤーがコーデしたミューズ(アバター)や、誰かがデザインしたファッションアイテムが、仮想空間“イヴ”のフィールド上に登場。これらコーデやアイテムの入手方法は、“いいね”を押す、ただそれだけ。コーデ一式にいいねすれば、即座にそのコーデへと着替えることもできます。


逆に、こちらからコーデを提案(ルカット)することも可能。あなたがルカットしたコーデは、そのミューズの持ち主に届いて、気に入ってもらえたら“いいね”が貰えます。ほかのプレイヤーがあなた宛てに“ルカット”をしてくれることも。


こうしておしゃれを楽しめば楽しむほど、プレイヤーごとのコーデや自作アイテムを介して“いいね”が飛び交い、誰もが“ファッションインフルエンサー体験”できるというのが「ファッションドリーマー」なのです。この作品世界に込められた想いは、発売から約1ヵ月後に公開された、筆者が担当した開発者インタビューでも掘り下げています。
「ファッションドリーマー」発売後ロングインタビュー:誰も見たことがない“うれしい”が飛び交う世界の、これまでとこれから

オンラインモード最終日も、本作らしい双方向のゆるい楽しさは健在でした。ルカットしたり、フィールドにたくさん展示されているファッションアイテムへの“いいね”をしていると、ときおり別のプレイヤーからもルカットが届きます。まだアンロックしたことのない型紙からオリジナルアイテムを作って自分のコーデに組み込めば、ほかのプレイヤーの画面にも登場したのか、時折“いいね”が届きました。


少しだけ独特の雰囲気だったのは、一部のプレイヤーの名前に「ありがとう」や「楽しかったです!またね」など、オンラインモードの終了を踏まえたであろう別れの言葉が入っていたこと。筆者も真似して名前の後ろに「オンラインありがとう」と入れてみました。



込み入ったコミュニケーションが出来るタイプのゲームではないので、これに対してなにかリアクションがあるわけではありませんが、好きだった場所とのお別れを惜しむ言葉をひとりひとりが表明していることで、ちょっとした一体感が得られてうれしい気持ちに。
その後も、残り時間を惜しみながら撮影やルカット、アイテムクリエイトを楽しみました。ほかのプレイヤーのコーデやアイテムからインスピレーションを受けて、お気に入りのコーデを保存しておける“ルックブック”のページも増えました。




もうひとつ、忘れずにやっておきたかったのがランダムなプレイヤーのショールームにお邪魔できる“ショールームストリーミング”。
プレイヤーひとりひとりが自慢のコーデやアイテムを展示しているショールームをランダムに巡ることができる遊びで、ガチガチにこだわったコンセプトが垣間見える部屋もあれば、自慢の自作アイテムが所狭しと並んでいる部屋もあったり。プレイヤーごとの「ファッションドリーマー」との向き合い方の多様さが感じられて好きだったのですが、この要素とも今日でお別れです。




夢中で遊んでいるうち、あっという間に日本時間における終了日時である3月17日11時になってしまいました。11時を過ぎてから改めてオンラインモードにアクセスしようとすると、「オンラインモードのサービスは終了いたしました。ご利用ありがとうございました」のメッセージが表示されたのち、選択項目が消滅。遊べるモードが“ソロプレイモード”のみとなりました。



ちなみに、この処理を行うとクリエイトキーなどアイテムを作るための素材が大量に手に入るため、これから本作をオフラインでプレイしはじめるという人も素材が足りなくて困るということはなさそうです。
任天堂とタッグを組んだ「ガールズモード」シリーズを筆頭に、さまざまな着せ替えゲームを手掛けてきたシンソフィア。ファッションゲームの最新作としてはイマジニアとのタッグによるNintendo Switch用ソフト「マジカルクラフト 猫と魔法のドレス」もありますし、女児向けアーケードゲーム「アイプリ」シリーズも好評稼働中です。



いずれもファッションを軸としたゲームと言えますが、ほかのプレイヤーが考える国や文化を超えた多様な“おしゃれ”に気軽に触れられて、お互いにポジティブなフィードバックが飛び交う「ファッションドリーマー」の体験は、とりわけ唯一無二だったと思います。



ソロプレイモードでも自分らしいおしゃれの追求は楽しめますし、オンラインモードでの交流で手に入れたほかのプレイヤーが作ったアイテムも引き継がれますが、やはりメインと言えるモードがサービス終了したことで、ゲームとしては大きく変わってしまったと言わざるを得ません。それでも、今後もときどき本作を立ち上げてプレイするつもりですし、根強いファンの皆さんのSNSでの発信などはチェックしていく所存です。
寂しさはありますが、シンソフィアがこれからまた追求していくであろう“ファッションの楽しさを軸とした新しい遊び”を、引き続き楽しみにしていこうと思います。

深淵なるゲームのおもしろさを探求しながら「アイカツ!」シリーズや「プリキュア」シリーズ、「プリティーシリーズ」などの女児アニメの魅力を広める活動にも力を入れている。
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