
第98回米アカデミー賞授賞式が15日、カリフォルニア州のハリウッドで開かれ、レオナルド・ディカプリオ主演の「ワン・バトル・アフター・アナザー」が作品賞と監督賞、助演男優賞など主要6部門で受賞した。写真は作品賞受賞を喜ぶ同作関係者ら(2026年 ロイター/Mike Blake)
[ロサンゼルス 15日 ロイター] – 第98回米アカデミー賞授賞式が15日、カリフォルニア州のハリウッドで開かれ、ポール・トーマス・アンダーソン監督のダークコメディー・スリラー「ワン・バトル・アフター・アナザー」が作品賞、監督賞、助演男優賞など最多6部門で受賞した。
一方、メイクアップ・ヘアスタイリング賞で候補入りしていた日本映画「国宝」(李相日監督)は受賞を逃した。同賞には「フランケンシュタイン」が選ばれた。
「ワン・バトル・アフター・アナザー」のアンダーソン監督はこれまで、アカデミー賞で11回候補になりながら無冠だったが、今回は個人として監督賞のほか脚色賞も獲得した。
同作で助演男優賞に輝いたショーン・ペンは2004年に「ミスティック・リバー」、09年に「ミルク」でそれぞれ主演男優賞を受賞しており、これで3度目のオスカー。ただ、この日の授賞式には出席しなかった。
史上最多16部門で候補になった異色の吸血鬼スリラー「罪人たち」は4部門で受賞。マイケル・B・ジョーダンが主演男優賞を獲得した。主演女優賞は「ハムネット」でシェークスピアの妻を演じたジェシー・バックリーが受賞した。
助演女優賞は「WEAPONS/ウェポンズ」のエイミー・マディガンがオスカー初受賞。最初のオスカー候補入りから40年を経ての栄冠となった。
また、ネットフリックスで史上最多視聴数を記録したアニメ映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」は、長編アニメーション賞と歌曲賞(「Golden」)を獲得した。
授賞式では華やかなムードの中、映画界の多大な損失を悼むシーンもあった。昨年9月死去したロバート・レッドフォードの追悼では、「追憶」で共演したバーブラ・ストライサンドが「知性あるカウボーイ」だったとたたえ、同作の主題歌の一節を歌った。
また、12月に遺体で見つかり、その後次男が殺人容疑で逮捕されたロブ・ライナー監督については、ビリー・クリスタルやメグ・ライアン、デミ・ムーアら代表作に出演した俳優らがステージ上でその死を悼んだ。
また、今年の授賞式は会場の内外で厳重な警備が敷かれた。主催者側によると、イランによるカリフォルニア州への攻撃の恐れがあると連邦政府から警告があり、連邦捜査局(FBI)やロサンゼルス市警と緊密に連携したという。
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