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ビューティ賢者が最新の業界ニュースを斬る

ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、ベストコスメの役割と影響力の話。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月9日号からの抜粋です)

PROFILE: 弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

PROFILE: (ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティング、企業セミナーや講演を行う。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中

【賢者が選んだ注目ニュース】

2025年下半期の百貨店では、機能や効果を「直感的に理解できる」製品が強い存在感を放った。技術や研究の高度化が進む一方、消費者は成分や理論を読み解くよりも、“何がどう良くなるのか”を瞬時にイメージできる分かりやすさを重視する傾向が強い。スキンケアでその成功例となったのが、「エスト」の“ナーチャリング クレンジングセラム”だ。「摩擦レス」という端的な表現と、滑らかな使用感を想起させるビジュアルは、使用前から心地よさと肌負担の少なさを自然にイメージさせ、購入を後押しした

2025年7〜12月に発売した新商品の中で、化粧水部門の百貨店・セミセルフで首位に輝いたのは「コスメデコルテ」“ユース パワー エッセンス ローション”。若々しくいるための答えを新たに導き出し、高い機能を持たせて提案する。ドラッグ&バラエティーストアとECの1位は「エリクシール」“リフトモイスト ローション ba”。ヒット作がパワーアップして登場した。肌への優しさを考慮した処方で手応えをもたらす設計に期待する声が多く、美容賢者らによるSNSでの紹介がヒットの追い風となった

「WWDBEAUTY」は2月23日号で、2025年下半期の「本当に売れた」ベストコスメを発表した。一般的な美容メディアが11月末にベストコスメを打ち出すのに対し、本紙の発表はそれより遅い。この“時間差”は編集スケジュールの違いというより、それぞれの媒体が担う役割の違いを示している。

発表時期に見る媒体の役割

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