
化粧品OEMのフランネル、ECサイトを全面刷新 ストーリー発信で売上向上へ
化粧品OEMのフランネルは2025年11月、ECサイト「F.room(エフルーム)」を全面的に刷新した。商品の紹介や購買促進を軸にした設計から、スタッフ自ら顔を出し、ブランドや商品のストーリーを発信する設計に作り直した。今回のリニューアルで、リピート率を約20ポイント増、メルマガ経由の売り上げを約2倍にしたい考えだ。
単発の売り上げを追いかけるのではなく、継続的に選ばれるブランドを目指したいとしている。
「F.room」では、ボディケアブランド「SWATi(スワティ)」や、フレグランスブランド「I fragrance(アイフレグランス)」など、五つのブランドを展開している。
今回のリニューアルでは、マガジンサイトや雑誌のように読みもののコンテンツを増やした。スタッフ自身の言葉で、製造の裏側やブランド名の由来、さらに自身の思いなども発信している。
リニューアルを手掛けた三田将平ディレクターは、スーパーの”生産者の顔が見える野菜”を見て、商品が選ばれる理由について考えたという。
「商品を手に取るきっかけとなる興味や安心感は、情報量の多さではなく、商品にかかわっている『人』を知ることで生まれるのではないか。スーパーの”顔が見える野菜”のように、なぜか手に取りたくなる存在になりたい」(三田ディレクター)と話す。
価格ではなく、ブランドの世界観や商品の質を重視して買い物をする、感度の高い20代後半〜40代の男女をターゲットにしているという。
フランネルはもともと、化粧品OEMを請け負っているため、「F.room」で販売しているブランドも、ほとんどが自社製造の商品だ。柔軟な製造体制を整え、多くのSKUを、小ロットずつ製造できることが強みとなっている。

▲自社製造の強みを生かし、366SKUのフレグランスを展開
フレグランスブランド「366(サンロクロク)」では、誕生日に合わせて366SKUのパッケージと香りを展開している。ベースとなる12種類の香りに、31種類のエッセンスを加え、366SKUを実現しているという。
「自分や、プレゼントする相手の誕生日だけでなく、”推し”の誕生日や自分にとって特別な日のフレグランスを購入する人もいる。自分が生まれた日の香りを、感謝を込めて親にプレゼントすることもあるようだ」(原田亜未氏)と話す。
「F.room」は今後、他社のブランドも展開する、ECプラットフォームになっていきたい考えだという。
