カプコンは、2026年2月27日に迎える「バイオハザード レクイエム」の発売を記念した完成披露発表会を本日2月26日に開催した。

はじめに、ステージには「バイオハザード レクイエム」ディレクター・中西晃史氏とプロデューサー・熊澤正人氏が登壇し、本作の魅力を語った。
本作では、FBI分析官のグレースと、シリーズのレジェンド的存在であるレオンのダブル主人公制を採用。一見、別々の事件が次第に交錯し、衝撃の真実へと繋がっていく構成がストーリーの見どころとなっている。その舞台となるのが、シリーズの原点であり、1998年のバイオハザードにより消滅したはずのラクーンシティ。レオンにとっては自身のルーツとも言える場所への帰還となり、ファン必見の展開が描かれる。
また、本作ではキャラクターごとに異なるホラー体験が楽しめるのも特徴の一つ。グレースパートでは、何が出てくるかわからない恐怖に立ち向かうじわじわとしたホラー体験、レオンパートでは、ベテランらしい緊張感あふれる戦闘主体のサバイバルアクションが楽しめる。
さらに、ユーザーの好みに合わせて一人称視点(FPS)と三人称視点(TPS)の切り替えが可能。自動照準や体力自動回復を含む幅広い難易度設定が用意されており、ホラー初心者からアクション好きまで誰もが楽しめる設計となっている。
左からディレクター・中西晃史氏とプロデューサー・熊澤正人氏
続いては、先日の発表から大きな話題を呼んだ夢グループとのコラボ企画について、石田重廣社長と保科有里さんを加えての紹介が行われた。
ゲームソフトとぶら下がり健康器がセットになった「恐怖の悪夢セット」について、石田社長は「恐怖で体がこわばっても、これがあれば腰も背中もスッキリする」と健康的なメリットを強調。一方、SNSでは多くの反響が寄せられ、海外のファンからも問い合わせが殺到、わずか4時間で完売し、その結果には驚きを隠せなかったと語っていた。
企画の狙いとして、熊澤氏はサバイバルホラーの極限の緊張感と、夢グループが持つ“柔らかく温かいイメージ”を掛け合わせることで、化学反応を期待したとコメント。数ある夢グループ商品の中から、あえてぶら下がり健康器を選んだのは、プレイ後のリラックスという文脈に“ロマンを感じた”とのことだった。
会場では、完売したセットに加え、新たなキャンペーンの情報も発表。石田社長と保科さんがデザインされたTシャツが、発売記念キャンペーンの賞品として抽選で50名にプレゼントされるとのこと。気になる人は、ぜひとも公式Xをチェックしてみてほしい。
左から中西晃史氏、石田重廣社長、保科有里さん、熊澤正人氏

その後には、「バイオハザード」好きを公言し、ゲーム実況も行うお笑い芸人・狩野英孝さん、レオンの声優を担当する森川智之さん、そしてこの場で初公開となったグレース役の声優を務めた貫地谷しほりさんがゲストとしてステージに登壇。収録の秘話や本作の見どころを明かした。
長年レオンを演じてきた森川さんは、年齢を重ねた渋さや、複雑な時間軸の中での演技の調整の重要性を語るとともに、レオンファンが期待するかっこよさが詰まっていると自信をのぞかせた。
本作でゲーム声優初挑戦となる貫地谷さんは、バイオハザード事件を初めて体験する“怖がりな一般人”としてのリアリティを追求。台本にない息遣いの演技が非常に多く、酸欠になるほど過酷な収録だったと語った。これに対し、共演した森川さんや狩野さんも「恐怖感が伝わってくる」「完成度が素晴らしい」と絶賛していた。
左から宇内梨沙さん(MC)、狩野英孝さん、森川智之さん、貫地谷しほりさん、中西晃史氏、熊澤雅登氏
また、ゲームの声優についてのトーク中には、森川さんから30年以上前に「ストリートファイター」でリュウの声優を担当していたことを明かした。これには、登壇者全員が驚くとともに、カプコン作品との長い縁が今回のレオンの演技にも繋がっていることを感じさせた。


ゲーム本編では別々に収録を行うため、この日が実質的な初共演となった森川さんと貫地谷さん。ステージ上では、レオンとグレースの初対面シーンが生アフレコで披露された。緊迫した状況下でのレオンの冷静さと、グレースのリアルな恐怖が混じり合う圧巻の演技に、会場は静まり返り、終了後には大きな拍手が二人に贈られた。

次に行われたのは、狩野英孝さんによる実機プレイ。療養所を舞台に襲い掛かってくるゾンビたちを撃退することになった。この場面では、いきなりチェーンソーを持ったゾンビに襲われるのだが、パリィを立て続けに決める狩野さん。このままクリアできるのでは…と思っていたが、パリィによる武器の消耗でゾンビからの攻撃を防ぎきることができず、ゲームオーバーとなってしまった。
続けて行われた二度目の挑戦では、武器を砥ぐことを忘れずに行い、チェーンソーを持ったゾンビを撃退。そのまま拾い上げ反撃したいところだったが、他のゾンビに取られてしまう事態に。その後も同じような状況が何度か続いたが、最終的にはすべてのゾンビを撃退し、迷いながらも無事に部屋からの脱出に成功した。




最後には、USJとのコラボや本作のテーマソングなど、「バイオハザード レクイエム」に関する情報が発表。登壇者からは、発売を楽しみに待つファンへのメッセージが贈られ、発表会は終了となった。




完成披露発表会の後には、登壇者への囲み取材が実施。まずは狩野英孝さん、森川智之さん、貫地谷しほりさん、石田重廣氏、保科有里さんへのインタビューの模様をお届けする。
――狩野さんの実機プレイを間近で見た感想をお聞かせください。
森川:実況のプロフェッショナルなので、見ていて楽しかったです。自分なら無口になってしまうので、心得ているなと感じました。隣でずっと見ていたいくらいでした。
貫地谷:収録時は「怖い世界観だな」と圧倒されていましたが、狩野さんのリアクションを見ながらだと「あれ、こんなに面白いんだ!」と楽しくなりました。完成したリアルな映像を初めて見て、改めて驚きました。
――多くの観客やキャストの前でプレイした心境、今後の制作意欲についてお聞かせください。
狩野:何百人の前での実況に最初は不安もありましたが、コントローラーを握って画面を前にしたら没入しすぎて、皆さんの存在を忘れて一人の世界に入っていました。それだけ集中できる作品です。
脚本などに携わりたい気持ちは常にありますが、カプコンさんたちの優秀なゲームをプレイするたびに心がポキポキ折られます(笑)。プレイヤーに徹しようと思いますが、声優などのオファーがあればぜひ挑戦したいです。
――夢グループとカプコン、意外な繋がりができた今回ですが、今後の展望や「夢」はありますか?
石田:今回が初めての関わりでしたが、非常に知恵を絞っていただいたおかげで、万々歳の完売となりました。第2弾、第3弾とコラボをしたいですが、自分の頭がアイデアについていけません(笑)。また、初心者である私がこのゲームをした時にどうなるのかというのを、YouTubeで公開したいと思っています。
狩野:社長がもし生配信をされたら、みんな見ると思いますよ!
石田:私は今でもガラケーを使っているような人間ですが、そんな私でも「楽しめるんだぞ」「できるんだぞ」というところを生配信で見せたいです。
――石田社長と狩野さんのコラボ配信も可能性としてはあるのでしょうか?
狩野:社長、ぜひやりましょう!自分が横で全力サポートしますから。
石田:こちらこそ、お願いします。しっかりとマナーを守ってプレイをするので。

続けて、ディレクター・中西晃史氏とプロデューサー・熊澤正人氏へのインタビューの模様もお届けする。
――発売直前の今の心境をお聞かせください。
中西:開発としてはレビュー記事が出揃い、発表会も終わり、一段落したという安堵感が強いです。今夜からはゆっくりプレイヤーの反応を見ていきたいです。
熊澤:自分たちが仕込んだポイントにどう反応してくれるのか、1人1人の違いを見るのが楽しみであり、勉強にもなります。
――狩野英孝さんの実機プレイご覧になっていかがだったでしょうか?
中西:正直3回くらいゲームオーバーになるかと思っていました(笑)。「バイオハザード RE:4」などもプレイされていたので、基本の動きはしっかりできていましたね。
熊澤:プレイヤーによっては難所となる場面でしたが、「バイオハザード」シリーズに慣れているという印象を受けました。
――夢グループとの異色プロモーションの狙いをお聞かせください。
中西:最近はどのメーカーさんも「公式が病気」と言われるような攻めた施策をされていますが、そのさらに先を行きたいという思いがありました。今回のネタを聞いた時は「少し遠くへ行き過ぎたか?」と不安もありましたが、結果は大成功でした。
熊澤:もう次の弾(アイデア)はないですよ…。
中西:と言いながらも、半年ほど前から「次はどうする」と練り続けて出てきたものなので、次にも期待していてください(笑)。
――貫地谷しほりさんのキャスティングと演技についてお聞かせください。
中西:非常に上手かったです。ゲーム特有の収録に慣れていないはずですが、驚くほど器用に対応してくださいました。
熊澤:たまたま収録現場に立ち会った際、エモーショナルなシーンでの演技があまりに素敵で、思わずグッと来てしまいました。
――次回作への期待については?
熊澤:まだ何も…というところが本音ですが、反響を受けて次はこういう方向性にしてみようとなるかもしれません。
中西:求めて頂けるのであれば作りますし、止められない限りは続けます。

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