
(c)NEWSIS
【02月23日 KOREA WAVE】物価高と消費減速が続くなか、韓国の流通業界がビューティー分野を新たな成長エンジンとして強化している。不況期でも比較的手頃な価格の化粧品には消費が向かう、いわゆる「リップスティック効果」が働いているためだ。
業界によると、景気低迷局面でも口紅やカラーコスメなど少額で購入できる商品は、消費者の財布のひもが緩みやすい傾向にある。日常的な出費を抑える一方で、小さな満足を得られる商品には支出が向かうという。
政府統計でも、ビューティー産業の成長は国内にとどまらず海外でも顕著だ。産業通商資源省によると、2025年のKビューティー輸出額は114億ドルを記録。年間輸出額が100億ドルを超えたのは初めてとなる。
こうした流れを受け、流通各社の動きも加速している。
生鮮食品中心のプラットフォーム「Kurly(カーリー)」は、ビューティー事業強化に向けて専門人材を戦略的に採用し、組織を拡大している。ファッションプラットフォーム「ムシンサ」もグローバルブランドのMACを正式に導入するなど、カテゴリー拡張を進める。
ムシンサによると、2025年のグローバルストアにおけるビューティー取引額は前年比160%以上増加。2026年1月単月では前年同月比235%増と過去最高を更新した。
オフライン各社も積極姿勢を鮮明にしている。
ロッテ百貨店はソウル市蘆原区の蘆原店1階に大規模なビューティー専門館を開設した。約400坪の空間に国内外25ブランドを集積し、プレミアム体験を前面に打ち出す。雪花秀では1対1のカスタマイズケアを提供し、フランスのエスティローダーではリクライニングサービスを導入するなど、体験型施策を強化している。
ロッテマートもベトナム・ダナン店とニャチャン店のリニューアルに合わせ、化粧品売り場を30%拡大した。現地で高まるKビューティー需要の取り込みを狙う。
業界関係者は「物価高の中でも、消費者は必要な支出と小さな満足を同時に求める傾向が強い。ビューティー分野は成長性と収益性を兼ね備えた有望領域だ」と話している。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News
