2018〜2019年は、アリアナ・グランデのビューティーが、アイコン性を保ったまま、より大人びた印象へと進化していくフェーズ。長年のトレードマークであるポニーテールを引き続き軸に据えながらも、ヘアカラーや質感、メイクの陰影によって、それまでのキュートなアイドル性から“強さ”や“脆さ”といった奥行きがビューティーにも明確に映し出され始めたと言える。
2018年3月、ワシントンD.C.で行われた集会では、プラチナブロンドのローポニーテールを披露。クリーンで静かな印象の中に、意志の強さがにじむヘアとメイクが印象的だった。同年5月のメットガラでは一転、タイトに引き上げたポニーテールに大胆なリボンを合わせ、シャープなキャットアイをアクセントに。マットな肌づくりコントゥアリングによってヌーディーでありながらコントラストを強調した。
ナチュラル回帰期(2020–2022)
大人の余裕を感じさせるシックな地毛カラー
Photo: NBC / Getty Images

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2020年から2022年にかけて、彼女はコスメブランド「アールイーエム ビューティ(R.E.M BEAUTY)」をローンチし、ビューティーアイコンとしての存在感を揺るぎないものに。特に審査員として出演したテレビ番組「The Voice」でのルックは、彼女の新しいスタンダードを象徴している。
この時期の大きな変化は、ヘアカラーが初期の赤髪やかつてのグラデーションから一転し、地毛に近い艶やかなダークトーンへと落ち着いたこと。メイクは、自身のブランドのアイテムを主役に、シンプルながらも計算し尽くされたルックを展開。目尻のピンクのアクセントやヌードトーンのリップを組み合わせるなど、カラーレスでモダンな質感を追求している。
キャラクター融合・シネマティック期(2024–現在)
ブロンドへの変身と、幻想的なエテリアル・ビューティー
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