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【画像・写真3枚目】7限目のフルール・沢柳真生 3歳から磨いた“三刀流”の軸 憧れを超えて咲く一輪の花
Photo By スポニチ

 長野県佐久市・佐久長聖高校発の学校公認アイドルグループ「7限目のフルール」(ナナフル)。10人体制でのラストライブが迫るなか、2年生の沢柳真生がリモート取材に応じた。昨夏の集大成ライブで響いた「1」の叫びは、静寂を引き裂き、仲間との絆を結ぶ合図となった。語ってくれたのは、ステージでの成長、そしてもう一つの夢──看護師への道についてだった。(推し面取材班)

 画面越しでも、その熱量がまっすぐ伝わってくる。

 舞台は昨夏、東京・池袋「harevutai」でのライブ。開演前に場内が暗転し、いつもの舞台袖ではなくステージ上で円陣を組む演出が用意されていた。静まり返る客席。緊張に包まれた10人が、ひとつの輪になる。

 「せ~の!」という3年生・竹内花春(はる)の掛け声に合わせて、澄んだ声で沢柳が竹内と「イチ!」と叫ぶ。迷いのない声に続き、「ニ!サン!ヨン!ゴ!ロク!ナナフル行くぞ!」とメンバーの声が連なった。

 その直後、客席を振り向いた瞬間、目に飛び込んできたのは、満員の観客。そして、まばゆいオレンジの光だった。

 「開演してすぐお客さんの方を向いたら、会場ぎっしりで。まっさらアオハルセンセーション!という曲では『オレンジに咲く景色を 君と一緒に観たいんだ!』っていうセリフ要素が入ってるんですけど、その瞬間に照明が落ちて、ペンライトだけが光ってるんです。全部、ナナフルカラーのオレンジで、本当に感動しました。それがすごく印象に残っています」

 入学前に客席で見ていたナナフル初期のステージでは、まばらだった客席の光。それが今や、視界を埋め尽くす海へと変わっていた。ナナフルが3年かけて築き上げてきた、ファンとの「絆」の証そのものだった。

 練習では先輩後輩の垣根なく意見を出し合い、時には友達のようにふざけ合う。「すごく大好きな仲間」と笑う表情は、等身大の高校生らしさに満ちている。

 プライベートではピザとイタリアンが大好物。もともとは人見知りで、「本当に自分から話しかけられなかった」と明かす。そんな自分を変えてくれたのが、特典会だった。

 ライブごとに通ってくれるファン、新しく出会う人たちとのやりとりが、言葉の引き出しを少しずつ増やしてくれた。笑顔で接する力は、やがてもう一つの夢へとつながっていく。

 目指しているのは、看護師という道。体が弱く、通院が日常だった幼い頃。病院は怖い場所だったが、そこで出会った看護師の優しさが、心の支えになった。

 「病院が苦手な人に、安心を届けられる人になりたい。いろんな人を助けたい」。その思いが今、高校2年生の未来を照らしている。

 2月21日の代官山、3月1日の長野。5人の3年生との10人で立つ最後のステージが迫る中、「最後だからこそ、余ってる体力を全部出し切って、集大成を見せたい」と意気込む。

 10人で作ってきた円陣は3年生の卒業後、5人で組むことになる。「ナナフルに出会えたのも、ここまで来られたのも先輩たちの存在があったからこそ。だから、私たち5人で先輩たちと一緒に立った大きなライブを超えたいんです。最後の1年、もっともっと上を目指したい」

 ラストシーズンを駆け抜ける姿に迷いはない。すべての「1(はじまり)」を、青春のステージに込めて──。

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