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なぜいま「エア リフト」が復活?

スニーカーの中には、賛否を巻き起こしながらも、一時代を象徴する存在となるものがある。なかでもその代表格が、通称「ナイキ・ニンジャ」としても知られるナイキ「エア リフト」だ。親指とそれ以外の指の間に切れ込みを入れた独創的なスプリットトゥは、一目でそれとわかる個性を放っている。

そして、1996年に初登場した「エア リフト」は、誕生から30年を迎える2026年、再び脚光を浴びている。その背景にあるのが、ナイキとキム・カーダシアンによるブランド、スキムズ(SKIMS)との話題のコラボレーションだ。

ニューヨークの街を歩くマドンナ(2001)

ニューヨークの街を歩くマドンナ(2001)

Diane L. Cohen/Getty Images

「エア リフト」は、ナイキを代表する「エア マックス」や「エア ジョーダン」を手がけた伝説的デザイナー、ティンカー・ハットフィールドがデザインしたことでも知られている。モデル名は、長距離ランナーの聖地として知られるケニアのリフトバレーに由来し、スプリットトゥの形状は、大地を走る断層のイメージから着想を得ている。裸足で走る感覚を再現するために設計された「エア リフト」は、パフォーマンスと高いデザイン性を融合させた一足だ。

その大胆なデザインは、必ずしも万人に受け入れられてきたわけではない。とはいえ2000年代初頭には、すでに多くのセレブリティがこのスニーカーに魅了されていた。たとえばマドンナは、2001年7月、マディソン・スクエア・ガーデンでのコンサート前日、ニューヨークの街を赤×白の「エア リフト」で歩く姿をキャッチされている。

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