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30代も過ぎれば、セレブリティの着こなしやランウェイを眺めているだけで、記憶が一気に引き戻されることがある。「あの頃のトレンドだ」「懐かしい」──そんな感情を呼び起こす装いは、誰にでも心当たりがあるはずだ。今回のジェニファー・ローレンスのスナップも、まさにそのひとつだろう。

先日ニューヨークでキャッチされた彼女は、淡いイエローのカシミアコートにザ・ロウ(THE ROW)の「レディ バッグ」を携え、足もとにはブラックのレギンスとチェスナットカラーのアグ(UGG®)のブーツを合わせていた。2000年代後半を思わせるその組み合わせは、一目見ただけで、当時の空気や感情までが鮮やかによみがえるような装いだ。

ジェニファーローレンス、2026年1月、UGG、ブーツ

MMVV

もちろん、ムートンブーツのカムバック自体は今に始まったことではない。数年前からノスタルジーをまとったアイテムとして再浮上し、今やパレス(PALACE)やタリアバイア(TALIA BYRE)など、ジャンルの異なるブランドがそれぞれの解釈で展開している。ただし、ここ数年主流だったのは、あくまでミニ丈やスリッパ型、プラットフォームといったコンパクトなシルエットで、2000年代を席巻したロングのムートンブーツとは異なるスタイルだった。

しかし、改めて視線を集め始めているのが、ローレンスが履いていたロング丈のムートンブーツだ。2026年の寒波という現実的な要因も追い風となっているのかもしれないが、トレンドセッターとして知られるベラ・ハディッドもまた、ロング丈のアグにレギンスを合わせたスタイルを披露していた。ムートンブーツは今、懐かしさの象徴から、再びリアルな装いへと踏み出そうとしている。

Text: Daniel Rodgers Adaptation: Saori Yoshida
From: VOGUE.UK

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