コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2026年秋冬コレクションが、2026年1月23日(金)、フランス・パリにて発表された。
「ブラックホール」テーマの黒いテーラリング
今季のテーマは「ブラックホール(BLACK HOLE)」。その言葉から連想されるように、コレクションは黒を基調としたルックで溢れる。多彩な質感を持つ黒の連続は、見る者を引き寄せ、抜けだせないほどの魅力で取り込んでいく。
テーラリングを彩るラッフル
ブランドの根幹を成す“黒”に染まるテーラリングを、多彩な解釈で表現しているのが今シーズンの特徴だ。印象的なのは、ラペルや袖、ボディなど至る所にあしらったラッフルフリル。様々な方向にねじれ、しわを寄せる様は、ブラックホールの“空間のゆがみ”を彷彿とさせる。
空間を生むシルエット
フロントが引き上げられたペプラム風のシルエット、また前裾の丈は短いものの、ひだを挟んで独特の重なりを生み出したシルエットは、強い重力に引っ張られてしまったかのよう。加えて、Aラインのロングコートや、膝下までは膨らみを持たせたテーパードパンツなど、身体との間にゆとりを持たせたルックも登場した。
シルバーやホワイトを差し色に
時折差し込まれるシルバーやグレー、ホワイト、ブルーの色彩は、ブラックホールの中に閉じ込められた光だろうか。細長い帯が連なるシルバーのジャケットとハーフパンツ、ブルーのストライプシャツなどで明るい色を差し込んだ。
黒で始まり黒に終わるのかと誰もが思ったに違いないが、フィナーレは真っ白なテーラリングに身を包んだモデルたちが一気に登場。物理学者の“ブラックホールが消える時は大爆発を起こす”というイメージに基づくように、白のテーラリングは光の放射とも受け取ることができそうだ。



