クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)による「アミ パリス(AMI PARIS)」が、2026年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションを発表した。ショーの舞台となったのは、シャンゼリゼ通りに位置するオスマン様式の建築物。内部はインダストリアルで無骨な空間が広がっており、装飾を削ぎ落としたミニマルなセッティングの中で、最新のワードローブが披露された。
ブランド創設から15周年という節目を迎えた今季、マテュッシはコレクションを「新たな章の始まりでありながら、ブランドの原点に寄り添うもの」と定義。デザインの着想源となったのは「ルービックキューブ®」で、わずかな動きで色や配置が一変するパズルのように、ディテールひとつで全体のムードが変化する多面的な表情を追求したという。
コレクションではヴィンテージの要素を組み合わせ、パリのカフェテラスから見える街の多様性を表現。キャップやニット帽をアクセントに、ヘリンボーンのコートやハーフジップのフリース、ソックスインしたスウェットパンツなど、「理論ではなく、実際に生きたリアルなエレガンス」とマテュッシが語る通り、特定のトレンドや物語を押し付けるのではなく、着る人の個性を引き立てる服を提案した。
