掲載日
2026年1月20日
コンフィンドゥストリア・モーダの経済・統計調査室による暫定推計では、2024年を2.1%減で終えたイタリアの子ども服部門は、2025年も売上高が30億ユーロ強にとどまり、前年比3.2%減となる見通しだ。生産額は前年比4.8%減が見込まれている。

対外貿易では、子ども服の輸出は3.2%減が見込まれ、輸出額は15億ユーロで部門売上高の48.9%を占める見通し。一方、輸入は1.8%増となり、総額はほぼ26億ユーロに達する見込みだ。
海外市場については、Istatのデータに基づき分析対象をベビーウェアに限定すると、2025年1~9月期は1億1,270万ユーロで、前年同期比3.9%減となった。このマイナス傾向は、EU市場(1.2%減)と非EU市場(5.9%減)の双方に及んだ。
当該期間中、アラブ首長国連邦はベビーウェアの最大の輸出先の座を維持し、18.1%増の1,030万ユーロとなり、輸出全体の9.2%を占めた。スペインは2.3%減ながらシェア9.1%で2位、フランスは1.3%増で3位。ベビーウェアの戦略的市場である米国は、17.0%減の860万ユーロ、シェア7.6%と大きく落ち込み、4位に後退した。5位と6位の英国とドイツも縮小したが、その度合いは大きく異なる。英国は3.6%減の680万ユーロと小幅減にとどまった一方、ドイツは16%減の480万ユーロとより大きく落ち込み、同セグメント輸出全体の4.3%に相当した。
一方、7位の中国は460万ユーロと緩やかな伸び(4.5%増)を示し、続くロシアとポーランドはそれぞれ35.3%増、63%増と特に大きく拡大した。イスラエル向け売上も131.2%増の390万ユーロと大幅に増加し、シェアは3.5%に達した。
その他の欧州市場では、11位のポルトガルと12位のブルガリアがそれぞれ1.9%増、0.3%増となった一方、14位のギリシャと15位のオランダはそれぞれ12.3%減、14.5%減となった。中東では、前述のアラブ首長国連邦に加え、カタール(290万ユーロ、8.9%増)とサウジアラビア(220万ユーロ、25.6%増)が目立ち、同地域の寄与を高めた。
最後に、シェアは2%未満ながら、ベルギーとルーマニアはそれぞれ52.3%増、12.6%増と大きく伸長した一方、クロアチアと日本はそれぞれ7.8%減、0.5%減と小幅なマイナスにとどまった。
