Search for:

【画像】心斎橋OPA「青春、エンドレス!」

 1990〜2000年代にかけて、若者ファッション、とりわけ“平成ギャル”の拠点としてにぎわった時代もあった。

 当時は100ブランド以上が出店し、元日の初売りには長蛇の列が、御堂筋沿いに約600メートル南に離れた道頓堀橋あたりまで連なるなど、「東のマルキュー(渋谷109)、西のOPA(心斎橋オーパ)」とも称されるほどの存在だった。

 心斎橋OPAを運営するイオンモールによると、建物の老朽化と消費行動の変化に伴い、賃料に見合う収益をあげることが難しくなってきたことから、営業終了を決めたという。

 本館の延床面積は約2万7000平方メートル、西隣のきれい館は約4900平方メートルで、御堂筋と心斎橋筋商店街に近接する一等地に立地していた。

 コロナ禍を経て、近年は推し活のイベントや、キャラクターカフェの導入などを手掛けていたが、2020年に9年ぶりに再出店したPARCO(パルコ)や、今年創業300年を迎える大丸心斎橋店、その他のブランドショップとの競争から取り残された格好になった。

 本館2階の展示ブースには、平成ギャルを表現したマネキンをセット。31年間の歩みを、記録写真やイラストを交えた年表スタイルのボードや、メッセージを記すことができるプリクラ撮影コーナーもあり、来館者それぞれが思い出にひたる空間となった。

 閉館セレモニーには、2000年代前半の全盛期、アパレル店舗で販売員をしていた“OG”たちの姿が。

グループの1人はラジオ関西の取材に対し、「あの頃は、私たちもカリスマ店員になれるよう努力していました。私たちが10代〜20代の女の子たちにあこがれてもらえるような接客と、関西ならではの軽いノリでリピーターのお客さまを増やして。お客さまの消費動向が変わったのは、スマートフォンの出現と、ネット通販の影響が大きいですね。また、インフルエンサーややユーチューバーがトレンドをどんどん発信する時代、接客のあり方が変わったんだと思います。あらためて“平成ギャル”って言葉、懐かしいです」と感慨深げに話した。

 あれから20年近く経ち、彼女らは子育て、アパレル会社の運営、農業など、それぞれの道を歩んでいる。

 跡地の活用については未定だが、オーナーであるユナイテッド・アーバン投資法人(UUR)は、昨年(2025年)9月、約430億円で本館を分割して売却する契約を締結している。譲渡先とされるのは、国内事業法人2社だが、非公開となっている。

・・・・・・・・・

 心斎橋OPA閉館にさかのぼること1年前、昨年(2025年)2月28日、東京・新宿の「新宿アルタ」が営業を終了した。

 1980(昭和55)年の開業以来、新宿駅前の待ち合わせスポットで多くの人が行き交い、ファッションのメッカとして行き交う人々を見つめてきた。

 フジテレビ系全国ネットの昼の人気番組「笑っていいとも!」の公開収録がでも知られ、司会のタモリさんやレギュラー出演者の明石家さんまさん、笑福亭鶴瓶さん、関根勤さんらがビデオメッセージを寄せ、「アルタビジョン」に投影された。

 いつもアルタ前を通っていたタレント・モデルの花倉樹美さんは、「いつか公開生放送に出れたら、という気持ちを持ってアルタを励みにしていました。その夢はかなわなかったけど、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 新宿アルタも建物の老朽化、コロナ禍での客足減少や周辺商業施設との競争激化により営業赤字が続いていた。
 所有するダイビル(本社・大阪市北区)によると、営業終了後は解体工事が進み、2026年6月末に完了する予定だか、建て替えのスケジュールや、新たな建物の具体的なことについては公表していない。

ラジオ関西

Write A Comment