「アイドルに詳しい漫画家」を自称する漫画家・田辺洋一郎氏が、女性アイドルをAIでビキニ姿にした画像を生成して炎上。「酷すぎるセクハラ」と非難の声が上がっている。
人類にとって便利な技術が誕生すると、それを悪用する人物が現れるもの。現在X上では、生成AIによって作られた画像が大いに波紋を呼んでいる。
そしてその決定打とも言える出来事が、ここ日本でも起こってしまったのだ。
■問題視される生成AIの悪用
現在、世界的に問題視されているのが、Xの生成AIチャットボット「Grok」による画像生成である。
これまでは注目を集めているニュースなどのポストに対し、ユーザーが「これ本当?」と質問を投げかけ、その根拠となるソース提示などに使用されていたGrok。
しかし、最近ではその使用法がエスカレートし、女性ユーザーがXにアップした自撮り写真などに対して「服を脱がせて」「水着にして」といった指示を出すユーザーが続出する事態に。
生成された画像は、もちろん実際に撮影された写真ではない。しかし、即座に判断できないほど精巧な画像が誰でも、手軽に作れ、そして多くの人々の目に触れるネット上にばら撒かれてしまうのだ。
日本でも当然問題視されており、特に女性アイドルやグラビアアイドルが被害に遭っている。
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■漫画家がアイドルの写真を「水着にして」

画像は「田辺 洋一郎」Xアカウントのスクリーンショット
そうした中、1人の漫画家によるGrok利用が大いに波紋を呼んでいるのだ。渦中の人物は「アイドルにくわしい漫画家」を自称する田辺洋一郎氏。
前出のようにGrokの悪用が波紋を呼んでいる中、田辺氏はアイドルグループ・STU48の工藤理子の画像に対して「首にマフラーを巻いて、水着を着せて」と指示。その後のポストにて「作画資料です」と説明するも、当の本人の工藤は戸惑いの引用リポストを投稿していた(現在はどちらも削除済み)。
Xユーザーからも疑問の声が上がり、これを受けて田辺氏は「今の自分の気持ちを歌にしました」と茶化すようなポストを投稿。
すると、同じくSTU48の「何も面白くないし、誰でもみることができるXでこういうことをやるのはやめてください。前のポストも早く消してください」と反応する事態に。
何も面白くないし、誰でもみることができるXでこういうことをやるのはやめてください。
前のポストも早く消してください。
— 中村舞 (@stu48_question) January 4, 2026
一連のポストは削除されるに至ったが、アイドル側が明確に拒否反応を示したことで、田辺氏の行動が注目を集めることになった。
X上には「酷すぎるセクハラ」「あそこで厳しく制したメンバーは偉いと思う」「アイドルに何言わせてるんだよ…。運営もしっかりしてほしい」など、様々な意見が上がっている。
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■被害者のアイドルに浴びせられた心無い声
その後、多くの疑問の声や批判を受けてか、田辺氏は「通りすがりにうんこを投げつけながらモラルを説く、それがここXランド」と投稿し、炎上はさらに加速。その後、当該のポストを削除している。
また、被害に遭った工藤に心無い声を送るユーザーもいるようで、工藤は配信で「私が悪いみたいな見方をするから悲しい。私はただAIに脱がされただけなのに…」と、心境を吐露していた。
Xのプロフィールに「アイドルにくわしい漫画家」と明記している田辺氏だが、「自身の写真を勝手に水着にされたアイドルが傷つく」という事態は予想できなかったようだ。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
