今日は、東京都主催、都内在住又は在学の学生などを対象としたファッションのコンクール「Next Fashion Designer of Tokyo 2025」でインクルーシブデザイン部門 特別選抜賞を受賞した、加藤 海凪さんをご紹介します。
NFDT2025_インクルーシブデザイン部門_特別選抜賞【加藤海凪ほかグループ】
加藤さんは、現在は休学中ですが、明治大学の学生で、今年5月、株式会社「SAFEID」を起業されました。

テーマはどんな人でもフラットに交わること、フラットに面白いものを届けるというようなことをテーマにしています。
弟が知的の障害があるんですが、弟のデザインを使った服を作ったり、イベントもやっていて、それも障害のある人とない人がフラットに交わる、音楽やマーケットのフェスをやったりしています。
名古屋ご出身の加藤さん、高校3年生の時に、起業に興味を持つ学生を対象にしたプログラムに参加。そこで、「身近な社会課題をテーマに事業を考えてみては?」というアドバイスを受け、知的障害のある弟さんのことを思い、音楽や服で もっとフラットな世の中を作れるのでは?と考えたのが そもそものきっかけなんだそうです。
そして、最初に作ったのは、、、
そういう身近な課題と自分の好きなことを掛け合わせると何だろうと考え、よだれかけをオシャレにするということを始めました。
よだれかけだったら自分で作れそうだなと思ったし、障害のある人がつけている、捨てベストと呼ばれる汚れてもいいベストのようなものがあるんですが、よだれかけは嫌だけどそれはつけるみたいなもので、それをもうちょっとオシャレなアイテムにできたら面白いかなと思って。
加藤さんが最初に作ったのは、よだれや食べこぼしなどで汚れてもいい「ベストのような形のアイテム」でした。

これを、東京で出会った仲間と共に進化させたのが、コンクールでも評価された、flexibib(フレクシビブ)。フレキシブルなビブ(よだれかけ)、という意味ですね。画像を拝見しているんですが、よだれかけというイメージは全くなく、ベストか、あるいはノースリーブのシャツのような感じですね。
(参考 https://www.instagram.com/p/DPjB0yOie-_/
また、加藤さんは、弟さんが書いた文字などをデザインした「Good broken charm」というブランドも立ち上げ、こちらでは、スウェットや靴下などを販売されています。

さらに! 加藤さんは名古屋のウェブメディア「LIVERARY(ライブラリー)」と共に、地元、名古屋で、「!⇆!」(読み:インターチェンジ)というタイトルのフェスを立ち上げ、先月、その第2回が開催されました。このフェスで感じたこと、そして、今後のヴィジョンについて、加藤 海凪さんに、最後に伺いました。

障害のある人も好きで、めっちゃ面白くて、言い方は悪いかもしれないですけど、普通だったらできないことを普通にしてくれるんで、それが好きで。
フェスっていう場所だったら、お客さんも障害あるとかないとか関係なく、ただ共存してるっていう。で、同じ音楽を聞いてる、というのがすごくいいなと思っていて、もともとずっとフェスをやりたかったんです。
それこそこの前のイベントでは多分出店してくださってる施設の方だと思うんですけど、その方がライオンみたいな、太陽みたいな被り物を頭につけて、DJの横でしれっとずっと立ってる、ということがあったりとか、普通に面白いですよね。
「障害ある人のための」とか、「弟が知的障害があって」みたいな、そういう説明はもうあまりしたくなくて、そういうのがいらなくなるぐらい、ただ、こういう面白いものは面白いと言ってもらえたりとか、フラットに交わる点、そういうことが自然に起こってるような未来が作れたらいいなと思ってます。
お話を聞いていると、ワクワクしてきますね。 面白いことは面白いと フラットに交わることが自然にできるようになればいい。同感です!
「SAFEID」の活動については、インスタグラムで発信されていますので、そちらをチェックしてください。
Good broken charm