スタイリスト地曳いく子さんが日々のお悩みにお答えします! 今週は「忘年会や新年会で華やかに見える服選びが分からない」というおしゃれの悩みと、「会社の暇そうな部署に対するストレスの対処法」について。果たして地曳さんのアドバイスは……?
【ファッションのお悩み】
友達との忘年会、新年会シーズン、どれも華やかなパーティとまではいかない会なのですが、ちょっといつもよりオシャレで、ちょっといつもと違うファッションがしてみたいんです。去年もショップへ行き、たくさんの洋服を試着し、自分では少し冒険した洋服を買ってみたつもりだったのですが、いざ写真に写った自分を見ると、そこにはいつもと大してあまり変わらない自分がいました……。
どうしたらちょっと華やかなスタイルのファッションを作ることができるのでしょうか?(55歳・ふっちさん)
年末年始の会食はトップスに命を懸けよう。上半身さえ華やかに見えれば、ボトムスはなんでもOK
お友達との会ということは、おそらく着席スタイルですよね。集合写真も座って撮ることが多いと思うので、つまり上半身勝負ということです。なので私の場合はトップスに命を懸けます。顔映りがよくて上半身さえ華やかに見えれば、ボトムスなんてなんでもいいんです。
このとき失敗しないコツは、色か形、どちらかを派手にすること。色も形も両方派手だと、いつもの自分と違いすぎて着ていてもソワソワしてしまうと思うので。

例えば形がベーシックな服なら派手な色や光沢のある素材を選んだり、着慣れた黒やネイビーの服なら少し胸元が空いていたりお袖がぷっくりしているデザインを選んでみると良いですよ。
どうせ毎年集まるメンバーは決まっているので来年は着られないと考えると、よっぽど予算がない限りは高価なブランドで買わなくても、ファストファッションのもので十分です。私はそうやって乗り切っています。
イベント用のトップスを買うときにもうひとつ大事なことは、目的を一つに絞ること。「ちょっとしたパーティーにも着られる華やかさがありつつ、普段着としても使える服」を探そうと思うとだいぶ難易度が上がってしまいます。それよりも、「年末年始のイベントというその瞬間の自分を輝かせてくれる服」と、一つの目的にフォーカスした方が見つけやすいと思います。
最初から欲張らず、目的を絞ること。結果的に普段使いもできたら儲けものくらいの気持ちで探しましょう。
【人間関係のお悩み】
職場に暇な部署があり、そこで働く女性達は皆暇そうに一日中携帯を見ています。過去にも何度もマネジメントへ相談したのですが、何も対処してくれません。業務内容に関わらず給与はほぼ皆同じくらいと思われるので、彼女達の怠惰な姿勢を見ているとモチベーションが落ち、非常にストレスを感じています。(53歳・サニーさん)
そんなことにストレスを感じるのは時間がもったいない。私は今、忙しく働けて幸せ!と頭の中をポジティブに変換するのがおすすめ
きっとあなたはね、正義感がすごい強いんだと思うんです。でも考えてみて。もしあなたが今と同じ給料でその暇な部署に行ったら、時間をもて余したりして逆にすごく大変じゃないですか?
それに、暇な部署でも会社が対処しないのは、今の状態でその部署が回っているということではないでしょうか? どんなに暇そうに見えてもそこに人がいてくれることで、何らかの目に見えない価値があるからきっとその部署が存在していると思うんです。
業務の見直しをしなければならないくらい会社の経営状態が大変だったら、その部署ごと切っていますよね。なのであなたに一番やってみてもらいたいのはその部署を心配することではなくて、「じゃあ、もし自分がその部署に配属されてしまったらどうする? 今、働きがいがある仕事をしていることは逆にすごく幸せじゃない?」と考えてみることです。
それともどうしても暇な仕事がよかったら、そこに異動願いを出すのも一つの手。もしかしたらそこにはそこなりの大事な何かがあるかもしれませんよ、秘密のミッションが(笑)。

会社でそこの部署を切らないってことは、存在理由があるってことよね。ただの税金対策かもしれないけれど(笑)。
とにかくそんなことにストレスを感じるのは時間がもったいないから。「私は暇な部署じゃなくて、今忙しく働けて幸せ〜! 私ががんばって会社背負ってんのよ」くらいの気持ちでお願いしますね。
INFORMATION
スタイリスト地曳いく子さんへのファッション&人生相談、大募集!
「今まで着ていた服が突然似合わなくなった」「クローゼットに服はたくさんあるのに、毎朝何を着るか悩んでしまう」といったおしゃれの悩みから、「学生時代の友人とだんだん話が合わなくなってきて付き合うのがしんどい」など人間関係の悩み、「今の仕事をこのまま続けていていいの?」といった仕事の悩みなど、ファッションから人生相談まで、地曳さんに相談したいお悩みをたくさんお寄せください。
お悩みを年齢・ペンネームとともに記事として掲載させていただく予定です。
イラスト/小迎裕美子
構成・文/堂坂由香

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