KobeSmileパンツプロジェクトのクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございます。『NPO法人メイクユースマイル神戸 』理事長の中村美智留と申します。

 

わたしたちは「こどもの居場所」「手話パフォーマンス」「ユニバーサルファッションショー」の3つの活動を柱として、「障がいがあってもなくてもともに共生できる社会を未来につなぐ」をテーマに楽しく活動をしています。

 

第8回目のKobeSmileファッションショー終了後のスタッフ、モデルたちの全員の集合写真

 

【プロジェクトを立ち上げたきっかけ】

 

【障がいがあるから、車いすだからおしゃれをあきらめなきゃならないの??】

これまで8回開催してきた「ユニバーサルファッションショー」に出演する車いすモデルさんから、オシャレで機能的な日常に履ける パンツが無い、というお悩みを何度もお聞きしていました。同じ車いすユーザーでも障がいの違いによって、自分で着脱できる方・外出先で着脱の介助があればトイレに行ける方・着脱すべてを介助者に手伝ってもらう方、などそれぞれ履きやすい、履かせやすいパンツには異なった工夫が必要です。多くの当事者の声を元にパンツを作り、それを履いて車いすユーザーの方が颯爽と街を行き交う、そんな素敵な街神戸になればいいな、という想いから「KobeSmile」パンツプロジェクトを立ち上げました。

 

そしてまずは車いすユーザーであるわたしたちの専属モデルに更に詳しく問題点と要望をお聞きし、3つのデザインに絞り込みました。

 

☆1.第2回のユニバーサルファッションショー以来7回モデルとして出演してくれている車いすモデル「ちいちゃん」のつぶやき・・・

 

「私デニムパンツがはきたいけどはけないんです。」

 生まれた時から重度身体障がいをかかえながらも笑顔の絶えないちいちゃん。14歳でモデルとしてファッションショーに参加してくれたことがきっかけで活動メンバーになりました。おしゃれ大好き、友達想いで推しのライブやライフワークの「講演活動」に飛び回っている21歳の彼女にとって衣服は大きな悩みでした。

 

「みんなが当たり前にはいているデニムパンツですが、私たち車いすユーザーにとっては伸縮しない硬いデニムは着脱できないし、はけたとしても車いすで座っていると膝の裏がすれていたくなるんです。」

 世の中にこんなに多くのデニムパンツがあるのに、こんなに多くの車いすユーザーがいるのに、履けるデニムパンツが無い??

そんなのおかしい!!なら、私たちで作ろう!

 そこで作ったカーゴタイプのデニムパンツ。デニム風のとても柔らかい素材を後ろ見ごろに使うことで着脱しやすく、本格デニムを前身ごろに使うことで見た目は一般的なデニムパンツ。さらに車いすでも使えるようにポケットを膝の前面に来るようにデザインしました。裾は車いすに引っかからないように絞ることができます。

KobeSmileファッションショーでちいちゃんが、笑顔でランウェイしている写真。ビジューがたくさん敷き詰められているデニム風カーゴパンツ

 

☆2.第1回ユニバーサルファッションショー以来すべてのショーにモデルとして出演している車いすモデル「みのるさん」の場合・・・

 

「みのるはとてもおしゃれなんですが、自分で体位を変えられないので滑りにくい伸縮しない生地のパンツははけないんです。」

 みのるさんが事故にあって車いす生活になって以来介助をしている母ひろみさんのお悩みはおしゃれで着脱しやすいパンツが無いこと。

 気に入ったパンツはすべてリメイクしてきました。これまでみのるさんがモデルとしてファッションショーに出る時もオーダーメイドか リメイクが必要でした。

 

「みのると同じような悩みを持っている当事者や家族は多くいると思います。介助者が着脱させやすいおしゃれなパンツがあれば、みのるのような車いすユーザーとその家族はとてもうれしいし、生活の活動範囲が広がるきっかけになると思います。」

 私たちの活動メンバーとして、動くようになった手で手話パフォーマンスや楽器演奏を習得して笑顔が絶えないみのるさん。重度障がいの彼は自分で体を動かすことができず、寝たままで介助者が衣服の着脱をします。なのでパンツはスルッと上げ下げできる滑りやすく伸縮性のある生地が望ましい。しかし、滑りやすく伸縮性のある生地で試作したズボンは、車いすの背もたれを起こした時に姿勢が保てず、お尻が前にずれてとても危ないことがわかりました。なので、柔らかくて滑らない生地を使ったフレアパンツ作りの挑戦が続いています。   

 

ひろみさんはこのプロジェクトのメインメンバーの一人として、当事者と介助者の両方の声を活かすべく奔走しています。

KobeSmileファッションショーでみのるさんがひろみさんとランウェイしている写真。黒のワイドパンツをはいて笑顔で「いぇ〜い」のポーズをしている

 

☆3.第2回、第8回のユニバーサルファッションショーに車いすモデルとして出演した「ガッキー」の場合・・・

 

「自分でトイレも行くし、着替えもします。でも車いすで動くときまた上の深いズボンじゃないとだんだんずれてくるんですよね~」

電動車いすでスイスイ、誰よりもフットワーク軽く駆けつけるお助けマンこと優しいお兄さんと慕われるガッキー。ズボンのお悩みは、また上の深さに合わせるとズボンのサイズがかなり大きくなり、結果全体のシルエットや股下がだぶついて、かっこよく着こなせないこと。

 

「車いす生活が長いと太ももの筋肉が落ちてくるので、太ももに適度なボリューム感があり、裾がもたつかないカッコいいパンツが欲しかったんです。」彼の声にぴったりのパンツは太ももに適度なボリュームがありふくらはぎにピタッと沿うサルエルパンツ。また上を深くしてもシルエットに影響が出ず、生地の厚さや張り、柔らかさの違いでカジュアルにもシックにもなる動きやすくておしゃれなパンツは男女兼用、障がいの有無関係なくみんなの活動を広げてくれる、必須アイテムになりそうです。

KobeSmileファッションショーでランウェイのうえでインタビューをうけているガッキーの写真。緑と黒のボーダーのサルエルパンツをはいている。ビジュアル系のジャケットとメイクで決めている

 

【プロジェクトの内容】

 

 ★KobeSmileパンツの特長

  ご依頼を受けてからの受注生産になります。(セミオーダー)

  ◎選べる3つのスタイル

カーゴタイプ
フレアタイプ
サルエルタイプ

  ◎選べるオプション

前後の生地を変えられる
外付けポケットを前面につけられる
S、M、L、XLの4サイズ(ユニセックス)

 

 ★プロジェクトの流れ

「ファンショーを神戸市内中心に4か所で開催します。」

開催場所、日時は未定ですが、2026年3月には詳細を決定いたします。プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合は次年度に延期して開催予定です。

 

「パンツを履いてくれる車いすユーザーを募集します。」

  ・対象:年齢、性別関係ない車いすユーザーとその家族、友人

  ・募集方法:これまで協力頂いた事業所や団体などを通じて、SNSやチラシで一般応募。

  ・募集人数:各回15名程度

  ・決定方法:先着順(応募書類を参考にヒアリングによる選考を行います)

  ・適切に決定出来る理由:これまで8回のファッションショー開催時に協力頂いた事業所や団体などを通じてモデル募集します。

   

できるだけ多くの障がい当事者に関わってもらうため、このプロジェクトを多くの方や事業所にお伝えし、「KobeSmile」パンツの縫製をしてもらえる障がい者事業所を幅広く募集する
パンツモニターとして「KobeSmile」パンツを履いてくれる車いすユーザーを募集し、その方に応じたデザインや布を選ぶ
できるだけ多くの車いすユーザー含む障がい当事者にパンツを履いてもらうために、まずはサンプル用パンツをできるだけたくさん作り、そのパンツをはいてファッションショーにモデルとしてでてもらう
さらに質の高いものを製作するために、ファッションショーで実際に履いてもらった車いすモデルから履き心地や動きやすさといった機能性、見に来てくれた方からデザイン等に関するを意見をもらい、パンツのクオリティーを高める
その後、日常生活でもおしゃれなパンツを履いて、「はきたい、はきたくなる、はかせやすい」を実現する

 
【プロジェクトの展望・ビジョン】

われわれの活動の3本柱のひとつである「ユニバーサルファッションショー」の中で、「KobeSmileパンツ」をはいたモデルをたくさん創出し、そこからオシャレで機能性の高い「KobeSmileパンツ」の良さをより多くのみなさんに知ってもらい、神戸から全国にこのプロジェクトを広げていきたいと考えています。

 

その先駆けとして2025年11月に開催した「KobeSmileファッションショー」では上記3名のメイクユースマイル神戸専属モデル以外にも多くのみなさんが「KobeSmileパンツ」モデルとしてご出演くださいました。

 

前後生地別のフレアタイプの車いすモデルと2種ストレッチ素材フレアタイプの立位モデル

 

フレアタイプストレッチ素材,前後生地別パンツの車いすモデル

 

フレアタイプデニムストレッチ素材の立位モデル、カーゴタイプデニム前後生地別、カーゴタイプストレッチ素材の車いすモデル

 

フレアタイプ前後生地別パンツ、サルエルタイプストレッチ素材パンツの車いすモデル

 

カーゴタイプ前後生地別パンツ、フレアタイプ前後生地別パンツの車いすモデル、フレアタイプストレッチ素材パンツの立位モデル

 

このような、自身や介助者にとって「きやすい きせやすい きたくなる」パンツをを作成し、ファッションショーはもちろんですが、日常生活でもおしゃれを楽しみ、いきいきとした生活を送れるように、このプロジェクの成功を目指しています。

 

【プロジェクト代表挨拶】

NPO法人メイクユースマイル神戸 

理事長 中村美智留 

この「KobeSmileパンツ」プロジェクトは障がいのある人がおしゃれをして生活できることで、社会参加に対して積極的になったり楽しく外出できるきっかけつくりになれることはもちろん、ご家族や職場、友人みんなでおしゃれを楽しめたりと様々な場所で障がいのあるなし関係ない皆さんに喜んで頂けることと同時に、障がい当事者に関わるご家族や介助サポートの方がより簡単便利に衣服の着脱をサポートできることを目指しています。そして何より、障がいのある方が活き活き生活し活躍できる街はみんなが生きやすい街。「KobeSmileパンツ」がそんな街づくり、社会づくりの一助になれることを目指しています!!

 

<団体の活動紹介>

2015年:神戸市長田区で、~神戸から笑顔を広げよう~笑顔創造プロジェクトチーム「メイクユースマイル神戸」を結成。

2016年:第1回「ユニバーサルファッションショー」以降2025年まで神戸市内各所で全8回開催。重度の障がいを持つモデルが多数出演。2021年に開催した須磨寺では盲学校の生徒、筋ジストロフィーの子どもほか、様々な障がいあるなし関係ない市民モデルが参加。

2022年:7月「ひょうごユニバーサル社会づくり賞 団体部門知事賞」受賞

同年11月月、神戸市西区で地域の子どもたちに多様性の大切さ、楽しさを伝える、子どもの居場所「みんなでスマイル」を立ち上げ、毎月開催。そこではユニバーサルファッションショーでモデルとして出演している障がい者が、ボランティアスタッフとして子どもたちと交流を重ねている。 同月、手話パフォーマンスグループ「虹色スマイル」を結成。子どもから高齢者まで障がいのあるなし関係ないメンバーが、お互いの得意なことを活かして神戸まつりはじめ、様々なステージに出演し「多様性社会の大切さ、楽しさを子どもたちに伝える活動」を広げている。

2025年:5月NPO法人メイクユースマイル神戸設立。11月神戸市中央区で第8回ファッションショー開催。

活動の写真左上から、「子どもの居場所」で子どもたちがおにぎりを作っている、右上が難聴のメンバーが子供に手話を教えている、左下が「たまろっと」イベントでこどもたちと手話パフォーマンスをしている「虹色スマイル」、下段真ん中が「須磨寺ファッションショー」で出番を待つ二人の車いすモデルとモデルの母、右下が車いすモデルが小学生司会者に笑顔でインタビューをうけている。

 

【応援メッセージ】

 

大本山須磨寺 

副住職 小池 陽人 氏

須磨寺は、これまで、スロープやエレベーターの設置など、ユニバーサルデザインのお寺づくりを目指してきました。ご縁をいただき、2021年にNPO法人「メイクユースマイル神戸」さんが境内でユニバーサルファッションショーを開催してくださいました。その時に感じたのは、支え合いの中で、皆が笑顔になっていることの素晴らしさです。1人の笑顔は、周りの方の笑顔に繋がります。1人の喜びは、やがて皆の喜びとなります。この度のユニバーサルなパンツ「KobeSmileパンツ」プロジェクトも、多くの方の笑顔と喜びに繋がると確信しています。須磨寺も応援、協力させて頂きます。ぜひ皆さまもご賛同下さい。

 

生活協同組合コープこうべ 

第5地区本部 マネジャー 井野 健太郎 氏

コープこうべでは、活動場所の提供やファッションショーの共同開催、縫製を担当される福祉作業所の紹介などでご一緒させていただいております。パンツプロジェクトは多くの方の共感を得ることができる企画であり、一人でも多くの方に関わっていただけたら、とても素敵だと思います。応援しています。

 

神戸市議会議員

NPO法人メイクユースマイル神戸 理事 

香川 真二 氏

 障害のある子どもを育てて18年になりました。一言で18年といっても、日々の暮らしは苦労の連続です。パンツの着替えは、足が通りにくくイライラするし、足が重くて力仕事でもあります。 そんな折、メイクユースマイルさんが、「きやすい、きせやすい、きたくなるパンツ」を作ってくれました。履かせやすく、おしゃれなデザインで毎日がハッピーになりました。ありがとう、メイクユースマイルさん。

 
【リターンの詳細について】

◆3,000円:お礼メール

 KobeSmileパンツプロジェクト実行委員より心を込めたお礼をお伝えさせていただきます。

◆5,000円:KobeSmileパンツプロジェクトと須磨寺のコラボオリジナルお守り(1種)

 KobeSmileパンツプロジェクトと、以前にファッションショーを開催させていただいた須磨寺とのコラボしたオリジナルお守りです。

 ※KobeSmileパンツプロジェクトverか、須磨寺verのいずれかを返礼品とさせていただきます。

◆10,000円:KobeSmileパンツプロジェクトと須磨寺のコラボオリジナルお守り(2種)

 KobeSmileパンツプロジェクトと、以前にファッションショーを開催させていただいた須磨寺とのコラボしたオリジナルお守りです。

 ※KobeSmileパンツプロジェクトverと、須磨寺verのどちらも返礼品とさせていただきます。

◆10,000円:ちいの口筆(ひとつ) + みいの墨字(ひとつ)

 メイクユースマイル神戸の専属モデルのちいとみいの心を込めた作品になります。

 写真

◆15,000円:KobeSmileパンツプロジェクト応援Tシャツ

 プロジェクト内でスタッフが着用しているオリジナルTシャツになります。

◆20,000円:KobeSmileパンツのミニチュア衣装

 KobeSmileパンツの人形やアクリルスタンドに着せられるミニチュアのパンツ衣装になります。

◆30,000円:KobeSmileパンツ1本

 支援者のかたにぴったりのKobeSmileパンツを1本、返礼品とさせていただきます。

◆50,000円:KobeSmileパンツ1本 + クラファン支援者スペシャルシートUF招待券

 KobeSmileパンツを1本と、次回開催されるファッションショーのスペシャルシートの招待券になります。

 *ファッションショー開催は2026年度中の予定です。詳細については3月以降決まり次第メールにてお知らせいたします。

◆100,000円:KobeSmileパンツ1本 + UF招待券 + KobeSmileTシャツ + ミニチュア衣装

 *ファッションショー開催は2026年度中の予定です。詳細については3月以降決まり次第メールにてお知らせいたします。

 

【最後に】

最後までお読みいただきありがとうございます。

わたしたちは「障がいがあってもなくても自由に、いきいきと、共生できる社会」を目指しています。

また「おしゃれに差別は無し、自己表現は自由!」  障がいがあってもからだが動かなくても  ジェンダーであってもファッションを楽しみ、 みんなを感動させたい!!そんな想いを未来につなげていきます。

このプロジェクトを成功させるために何卒ご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

*プロジェクトページ内に使用している画像について、保護者より掲載許諾取得済みです。

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