特殊詐欺を題材にした一人芝居で被害防止を呼びかけている「演劇ポリス」こと島根県警大田署仁摩駐在所の八木良憲巡査部長(37)が、母校の県立三刀屋高2年の演劇部長、松下響さん(17)と特殊詐欺の手口や注意点を紹介する寸劇を考案した。八木さんも同部OBで、2人の演技力を生かして被害撲滅を目指す。(佐藤祐理)
八木さんは同高演劇部長だった2006年に全国高等学校演劇大会に出場し、審査委員特別賞を受賞。大田市出身の松下さんも同高1年時に「国際声優コンテスト『声優魂』」で優秀賞に輝いており、被害撲滅に向け、同署が松下さんに協力を依頼した。
特殊詐欺被害防止に向けた寸劇の制作秘話を語る八木巡査部長
演劇部OBの八木さんとあいさつする松下さん
寸劇はSNS型投資詐欺を題材にしており、13日に大田市で披露された。住民らが来場する中、舞台で武士の服装をした八木さん
扮(ふん)
する「八木
侍(ざむらい)
」が、もうけ話につられて被害に遭う様子をコミカルに演じた。松下さんは「防犯探偵 響」として、スクリーンに映し出された画像や声で登場し、「少しでも怪しいと思ったら疑う勇気を忘れずに。そして誰かに相談してください。それがあなたの身を守る第一歩」と呼び掛けた。
寸劇の終了後、舞台であいさつした松下さんは「特殊詐欺について、どうすれば注意すべきことが伝わりやすいか考えながら演技をした」と話した。八木さんは「声が素晴らしかった」と後輩をたたえ、「全国で詐欺被害が後を絶たない。一件でも被害を食い止めるべく、手口を知ってもらおうと『八木侍』を演じた」と語った。
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