テレビやラジオ「道路交通情報」の向こう側 そこには刻々と変わる情報を的確に整理し伝えるアナウンサーの姿 放送を支えるのは”アナロググッズ” 「ありがとう」の言葉にやりがい
テレビやラジオで、真冬の道路状況を伝えてくれる「日本道路交通情報センター」に、今日ドキッ!のカメラが密着。
最新情報をコンパクトにまとめるアナウンサーの技術と、意外とアナログなグッズが放送を支えていました。
8日深夜、東北・北海道を襲ったマグニチュード7.5の大地震から迎えた朝。
9日朝・HBCラジオ「朝刊さくらい」 日本道路交通情報センター岩田明穂アナ
「はい、お伝えします。地震に伴う高速道路や国道の通行止めの情報は今のところ入っていません」
■「日本道路交通情報センター」に今日ドキッ!のカメラが密着
ラジオから、なじみのある落ち着いた声で、道路状況を伝えるのは、日本道路交通情報センターのアナウンサーです。
日本道路交通情報センター・吉田ともみアナ
「札幌南インターの入口閉鎖は入っています」
ホワイトアウトにアイスバーン、刻々と変わる冬の北海道の道路。
吉田ともみアナ
「間違った情報を伝えてはいけない。自分を120%信じて放送に挑む」
冬道運転のドライバーを支えたい。
60秒の放送にかけるアナウンサーの舞台裏を「もうひとホリ」します。
日本道路交通情報センター・山本詩織アナ
「はい、お伝えします!」
吉田ともみアナ
「高速道路の吹雪による通行止めからお伝えします」
■スタジオがある場所は?
道路情報を発信する日本道路交通情報センターは、実は北海道警察本部の中にあります。
北海道の道路情報が集まる「交通管制センター」を望む一室、そこに、HBCなど各局のスタジオを備えた「札幌センター」があります。
取材した15日、朝の担当は吉田ともみさんと山本詩織さん。
アナウンサー歴15年以上。ベテランの2人でも、この日は緊張感がにじみます。
前日の夜、低気圧が急速に発達し、道内は「冬の嵐」に見舞われました。
■まもなく放送 情報集約は、いまも”アナログ”
1回の放送時間は60秒。
警察や開発局などから送られる、通行止めや事故、渋滞の第1報から、ドライバーが必要とする情報を選び抜き、付箋に手書きで原稿を作ります。
吉田ともみアナ
「放送の直前とかに情報が変わるので、そういうときは手書きの原稿の方が、打って印刷するよりは早い」
朝のラッシュアワー、6局合わせて10本の放送を2人で連携してこなします。吉田さんがHBCラジオでの放送直前…
電話を取る吉田アナ
「解除!おっと~新千歳と北広島…」
道央道で通行止め「解除」の情報が入りました。ただ、この時間、札幌市内では渋滞が発生し、道東道では大雪による通行止めが続いています。
吉田アナと山本アナ
「道東道の通行止めは上下線の占冠~釧路別保間。いらない、もう取ろう」
HBCラジオ「朝刊さくらい」の放送に臨む吉田アナ
「北郷インター付近で故障車のため走行車線が規制されていて、札樽道に延びて2キロの渋滞です」
HBCの放送が終わると10分後にはFM局の放送があります。
電話を取る吉田アナ
「はい吉田です。延びた!はい!北郷を先頭に3キロ」
オンエアーのギリギリまで情報を集めます。
HBCラジオ「ナルミッツ」の放送に臨む山本詩織アナ
「走行車線が規制されていて札樽道に延びて3キロの渋滞です」
日本道路交通情報センター・山本詩織アナ
「今日みたいな大荒れの日は、きょうは出かけるのを止めようかなとか、通行止めだからう回しようかなとか、参考にしていただけるような情報提供ができたらと考えています」
■伝えたい…放送以外にも
電話での問い合わせ
「札幌から釧路ですね?」
声で、人の役に立ちたいと志したアナウンサー。
放送だけではなく、電話による個別の問い合わせや、インターネット動画での情報発信にも取り組んでいます。
日本道路交通情報センター 吉田ともみアナ
「『ありがとう、今の情報すごく役に立ったよ』と言っていただけると、すごくうれしいですし、そういったところにやりがいを感じます」
堀啓知キャスター)
おなじみの声で、聴くと安心するという方も多いと思いますが、原稿が、付箋に手書きとは意外とアナログですね。
■ベテランの”マストアイテム”とは
世永聖奈キャスター)
2人に、放送のマストアイテムを伺いました。それがこちら。
VTRにもありましたが、何と言っても付箋です。
刻々と変わる道路状況を、原稿に盛り込むには、ピッと貼って、ピッとはがせる付箋が便利なんだそうです。
そして「鉄道時計」です
列車の運転士専用に作られた時計で、正確で、文字盤がシンプルで大きいので、原稿を読みながら、片目で残り時間も読める必須アイテムだということです。
堀啓知キャスター)
路面状況がめまぐるしく変わる北海道です。
年末年始に帰省で車を運転される方も多いと思います。道路情報を参考に、計画に無理なく安全運転で。
