メッキ(MEKKI)の2026年春夏コレクションが2025年12月17日(水)に発表された。テーマは、曖昧さを意味する「obscure」。
曖昧さを帯びた陰のあるムード
今季のメッキが描いたのは、静けさと曖昧さが漂う、どこか影を帯びた世界観。ネイビーブルーのスカートやブラックのシアーシャツ、マットな質感のTシャツがつくる静謐なムードに、ワンピースを飾るビジューやクリスタル、ゴールドのショートパンツの煌めきが、そっと光を加えていた。
ユニークなフリル使い
ブランドを象徴するフリルやギャザーは、ユニークな配置が際立っていた。目を引くのは、腰回りに立体的なフリルを配したパンツ。ストレートなラインとのコントラストがより存在感を引き立てている。レトロな花柄ワンピースには、波のように変則的なラインでギャザーを寄せ、捉えどころのない曖昧さを宿すシルエットに。アシンメトリーに配したラッフルが視線を集める、ボックスプリーツのワンピースも登場した。
境界を溶かすミックススタイル
洗練されたシルエットながら、コンサバティブに寄りすぎないバランス感覚も魅力の一つ。リボンを2つ重ねたフェミニンなノースリーブブラウスは、ボウタイをほどけば一転してフラットでクールな表情に。ボリュームをそいだタイトなジャケットの背面には、レトロなスポーティ要素を感じさせるパッチを配した。
さらに、フリル付きのタイトスカートに、ロゴTシャツを合わせたルックにもその姿勢がうかがえる。コンサバティブとカジュアルの境界をゆるやかに溶かすような、メッキらしいミックススタイルを描いた。
こだわりのシルエット
シルエットへのこだわりも際立つ。なめらかな落ち感が魅力のロングシャツは、ドルマンスリーブとラグランスリーブを組み合わせたような、丸みのあるショルダーラインが印象的。肩の線を拾うだけでなく、美しく引き立てるようなカッティングで構成した。また、一見シンプルなミニドレスは、バックに大胆なプリーツAラインを設けることで、動きのあるシルエットを生み出している。
経年変化を楽しむ断ち切りのウェア
デザイナー・宮本葉月の”シーズンを重ねて着てほしい”という思いから、経年変化を楽しめる断ち切りのアイテムも継続して展開。カットオフした縦長の布を組み合わせて形作ったキャミソールは、リボンを巻いたキャンドルに着想した。不均一な裾の長さに、さりげない遊び心が垣間見える。さらに、ブラックのAラインドレスやフリルワンピースも、襟元や裾、袖口を断ち切りで仕上げた。




