NHKのSFドラマ『火星の女王』に、ファッションレーベル「chloma」のアイテムが登場 - KAI-YOU - Moe Zine

NHKの新作ドラマ『火星の女王』の放送が、12月13日からスタートした。毎週土曜日22時から、全3回の放送を予定している。

本作はNHK放送100年記念企画「宇宙・未来プロジェクト」の一環で制作されたSFドラマ。その第1回放送で、ファッションレーベル「chloma(クロマ)」のアイテム「NF complex parka」が衣装として使用された。

2125年の火星を舞台とした作品に、2025年時点で存在する衣服が起用された形だ。

直木賞作家・小川哲と吉田玲子がタッグを組むSFドラマ『火星の女王』

『火星の女王』は、直木賞作家の小川哲さんが原作、吉田玲子さんが脚本を担当するドラマ作品。

2125年、人類が入植に成功した火星で、ある新物質の発見をめぐって様々な人物の想いが交錯するヒューマンドラマが描かれる。

12月13日放送の第1話では、主人公の一人・リリ-E1102(演:スン・リリさん)が、火星から地球へ移住するために宇宙船に乗り込む道中、謎の組織に拉致。その裏で、科学者のリキ・カワナベ(演:吉岡秀隆さん)が謎の「物体」を捜索する過程が描かれた。

放送は1話89分、全3回を予定。放送後は「NHK ONE」でも配信される。

現実と仮想空間を股にかけるファッションレーベル・chloma

そんな『火星の女王』にアイテムが登場したchlomaは、Junya Suzukiさんが主催をつとめるファッションレーベル。

テクノロジーと人、キャラクターと人、インターネットと人との関係をテーマに掲げ、リアルアパレルだけでなくバーチャル空間でも着用できる衣服を展開している。

『火星の女王』第1話では、リリ-E1102がchlomaのアイテム「NF complex parka」を着用。リリ-E1102がラジオ放送を聴きながらギターを取り出す、日常を描くワンシーンで起用されている。

火星の富裕層が身にまとう服として、chlomaのアイテムが登場

未来の火星を舞台にした『火星の女王』は、富裕層の人々は清潔感のあるタイトで未来的な衣服を、貧困層の人々は汚れも目立つ着古した装いを身にまとっており、舞台背景と合わせて細部までこだわりが見られる。

リリ-E1102は、火星を統治する組織の日本支局長の娘。いわば火星の富裕層が身にまとう服として、現代に存在するchlomaのアイテムが選ばれているのは興味深いところだ。

なお、chlomaは仮想空間向けの3D衣装モデルも制作・販売しており、ソーシャルVR・VRChatなどで着用できる。

「NF complex parka」も3D衣装モデルが存在。大ぶりなパーカーなので、重ね着も楽しめる一着となっている。『火星の女王』で興味を持った人はこちらもチェックしてみるといいかもしれない。

asada_kadura

フリーライター・編集者。1991年生まれ、東京都出身。早稲田大学 文化構想学部卒。
VRとVTuberがきっかけで執筆活動を開始し、Webエンジニアを経て、2022年に独立。XR/VTuber/ソーシャルVR(メタバース)/AIを中心に取材・執筆活動を行っている。
プライベートではVRChatに入り浸る。プレイ時間は4000時間程度。

NHKのSFドラマ『火星の女王』に、ファッションレーベル「chloma」のアイテムが登場

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