〜3日間で約7.6トンのCO2相当量の削減に貢献、「物々交換」や「お直し相談」など延べ1,700名が体験〜
株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、大規模セールのブラックフライデーと同日にサステナブルな消費を啓発する欧米発のムーブメント「グリーンフライデー※1」に合わせ、2025年11月28日(金)から11月30日(日)の3日間、服のリユース・リペアを活用したサステナブルファッションの楽しみ方を提案する、「メルカリ グリーンフライデープロジェクト2025 〜リユースファッションパーク〜」をニュウマン高輪 South 2F ”+Base 1″にて開催いたしました。
6年目を迎えた今回のプロジェクトの最大のハイライトは、各リユースアクションを通じて削減されたCO2相当量を国内最大級のデジタルサイネージにリアルタイムで可視化する、という新たな挑戦です。
「捨てるをへらす」行動がどれほど大きな変化を生むのか、延べ1,700名が体験したイベントの様子を、熱気とともにお届けします。
※1:「グリーンフライデー」とは、大規模セールが行われるブラックフライデー(11月第4木曜日の翌金曜日)と同日に、モノを大切に長く使うなど、地球環境に優しい持続可能な消費を啓蒙する目的で行われている取り組みです。先行して取り組みが進む欧州では、ブラックフライデーと同時期に、不要な衣服の交換会やモノを修理して使い続けることを教えるワークショップなどが実施されています。

CO2削減貢献量をリアルタイムで可視化する「Green Signal」
「Green Signal(グリーン シグナル)」は、会場でのリユース行動によって生まれたCO2削減貢献量※2 を1時間ごとに知らせる時報です。
会場でリユース(交換や購入)に参加すると、服の色や素材が「デジタル上の糸」としてサイネージに表現され、参加者のニックネームとともにリアルタイムで表示されるほか、毎時00分には、1時間で生まれた総削減貢献量をお知らせし、一人ひとりの「捨てるをへらす」行動がもたらすインパクトを可視化する取り組みです。
環境に優しい選択というのは効果やインパクトを実感しづらいという側面があります。こうした課題に対して、まずはリユースを楽しんでいただくこと、そして、その結果生み出されたCO2削減貢献量を参加者全員で共有することで、興味関心をもっていただくことが企画の狙いでした。
参加されたお客さまからは「モニターに自分の名前が出るのが新鮮で良かった」、「自分の行動が数字で見えると、次の一歩を踏み出しやすい」といった声が寄せられました。
3日間の合計で約7.6トンのCO2相当量の削減に貢献しました。これは樹齢00年の杉の木の約860本分が1年間に吸収するCO2量に相当する大きなインパクトを生み出せました。
※2:CO2削減貢献量の算出には、メルカリが展開する研究開発ネットワーク「メルカリR4Dラボ」の研究成果である「ポジティブインパクト(GHG削減貢献量)」の算出ロジックを使用しており、表示される数値は概算です。サイネージ内の「CO2量」表記は、温室効果ガス(GHG)の排出量をCO2換算した値(CO2eq)を意味します。本プロジェクトの算出対象は、会場で行われたアイテムの交換・販売です。回収されたアイテムについては、その後リユースされることを前提として対象に含めています。

子供から大人まで延べ1,700人が体験したサステナブルファッションを楽しむ選択肢
今年も業界の垣根を越えたパートナー企業さまを迎え、サステナブルファッションを楽しむ様々な選択肢をご提供しました。
まだ着られる服が見つかる、物々交換ブース「Bring One Get One Free」
不要になった服を1点持参すると、会場内のアイテムから1点持ち帰ることができる物々交換のブースです。
海外では「Fashion Swap」とも呼ばれる取り組みですが、メルカリは昨年のグリーンフライデープロジェクトで初めて実施。今回は株式会社ECOMMITさま、株式会社digdigさま、株式会社ベイクルーズさまより、制作されたサンプル衣類や販売期間が終了したリユース衣類、店頭で衣類回収実施後、買取の値段がつかなったアイテムなどを提供いただきました。
連日オープン時には行列ができ、特に土日は終日参加者が途絶えないほど盛況に。ニュウマン高輪には幅広い年齢層のお客さまが訪れており、子供連れのご家族やご年配のお客さま、海外からのお客さまなどがお越しいただき、交換するアイテム選びを楽しまれていました。
物々交換ブースの参加者は延べ335人、「Green Signal」と連動することで循環が可視化されたアイテムはなんと796点にのぼりました。
参加者からは「物々交換だから人がどれだけ来ても在庫がなくならないのが良い」「持ってきた服を可愛いと言ってもらえて嬉しかった」などの声が寄せられました。

BAYCREW’S REUSE SHOP by CIRCULABLE SUPPLY
ベイクルーズを代表するリユース事業「CIRCULABLE SUPPLY」による販売ブースです。
Shopにはバックやアクセサリー、スニーカーやアウター、トップスなど、今回のイベントのために特別にセレクトいただいたリユースアイテムが並びました。
どれもリユース品とは思えないほど状態が良く、 多くのお客さまがアイテムを実際に手に取ったり、鏡に合わせる姿が大変印象的でした。
筆者も実際に商品を手に取りましたが、質の高さに驚き、これからの時期に重宝しそうなニットを一点購入しました。
「CIRCULABLE SUPPLY」でのお買い物体験も「Green Signal」の取り組みと連動しており、お買い物を楽しんだ後に、サイネージにCO2削減貢献量が表示されます。リアルなお買い物体験とデジタルな取り組みが融合した体験はとても新鮮に感じました。

修理・リメイクの実例展示&相談ブース by リフォームスタジオ
洋服・靴・バッグのお直し実例を分かりやすく展示するブースです。
ランドセルや学生服のリメイク紹介やお直しクイズも人気で、プロのスタッフがその場でお客さまのお悩み相談に応じました。
お直しクイズを楽しむ参加者の傍らで、筆者もお気に入りの財布のファスナー破損について相談したところ、全国の「マジックミシン」や「リアット!」で修理できるという具体的なアドバイスをもらうことができました。
参加者には店舗で使えるクーポンの配布も好評で、お気に入りを直して長く使い続ける選択肢を提供してくださいました。

捨てずに次の人へ「循環アクション」ブース by 宅配PASSTO
宅配PASSTOは不要品を自宅から送ることでリユース・リサイクルにつながる、無料で利用できる資源循環サービスです。
不要なアイテムの新たな行き先として、宅配での「回収」方法を提案するブースです。
自宅から気軽に手放せる宅配PASSTOの仕組みを紹介し、当日は参加者限定でLINE登録者に「PASSTO BAG」を先着で配布する取り組みも好評でした。
宅配PASSTOは衣料品だけでなく、幅広いアイテムが回収の対象になっており、家電・AV機器、ホビー用品 ・ おもちゃ、アクセサリー・シューズ・ バッグ 、キッチン用品など、1箱に1点以上必須のアイテムを入れていただければ、その他、衣類、タオル、ファッション雑貨、生活雑貨、アウトドア・スポーツ用品なども無料で同梱利用できる資源循環サービスです。
年末年始にかけて大掃除をするご家庭も多いことから、興味津々で説明を聞いているお客さまの様子が印象的でした。

AIと楽しむ リユースファッション発見ラボ by メルカリR4Dラボ
AIとの対話を通じて、自分らしいサステナブルファッションの楽しみ方を見つけ出し、そのアイデアやアクションがマンガとして出力されるというユニークな体験ブースです。
ブースに設置されたタブレット上で、参加者がAIと4〜6回程度の対話を進めていくと最後にアクションがマンガとして生成される仕組みになっています。
ウサギやクマ、ネコなどの可愛らしいキャラクターがユニークなサステナブルアクションを表現してくれて、お子様連れのご家族もマンガの画面を写真撮影されるなど楽しまれていました。
参加者の継続的なリユース行動を後押しするためには、いかに「自分ごと」や「自分ごと発のアイデア」を言葉にして、行動に移せるかが重要です。
イベント会場にある様々なブースを体験した結果、参加者の皆さんの想像力も刺激されるため、自分でもできそうなアイデアを自由に発想してほしいという願いを体現した企画でした。

業界の垣根を超えた「捨てるをへらす」循環の輪
参加くださったパートナー企業さまからのコメントをご紹介します。
株式会社ECOMMIT(PASSTO) 寛司 絢子 氏
グリーンフライデーの会場内ではリユースによるアクションが絶えず行われていて、一人ひとりのアクションが循環型社会の実現に向けた大きな力になることを実感しました。私たちは、不要なものを自宅から無料で手放せる「宅配PASSTO」をご紹介し、捨てないための新たな選択として多くの方に関心をお寄せいただきました。これからも、循環のアクションへ参加できる仕組みをより身近なものにし、皆さまとともに捨てない社会を目指します。
株式会社digdig 楊 承峻 氏
この度は、グリーンフライデープロジェクトに参加させていただき、メルカリさまをはじめ、多くのパートナー企業の皆さまとともに、リユース行動促進に貢献する機会をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。特に物々交換企画においては、数多くのインフルエンサーの皆さまがプロジェクトの理念に共感し、ご自身の大切なお洋服をご提供くださいました。digdigのSNSにも多数のお問い合わせを頂戴し、本取り組みに対する高い関心を実感いたしました。今後も、洋服が大切に循環していく社会の実現に向け、みなさまと力を合わせながら本プロジェクトを継続してまいりたいと考えております。
株式会社ティンパンアレイ(RAGTAG) 桜庭 邦洋 氏
毎年参加させていただいておりますが、イベント自体のアップデートもされ、来場される方のサスティナブルへの興味・関心が高まっていることを感じます。このイベントはリアルでエコの体験ができる貴重な機会だと感じており、今後も微力ながら協賛させていただきます。
株式会社ルミネ ニュウマン高輪(NEWoMan高輪) 見田 朋代 氏
今年9月に開業したニュウマン高輪は、街が目指す「100年先の心豊かな暮らし」の実現に向けて、1月に初開催するエシカーニバルや、地域で回収した衣料品を生地として再生・商品化しこの街のショップで販売する本質的な衣料循環を実施するなど、エシカル・サステナブルな取り組みを行っています。来街者の方に気軽に行動できる機会を提供していきたいと考えているため、株式会社メルカリ様のプロジェクトがまさにぴったりな取組だと思い、今回ご一緒させていただきました。今後も継続したお取組みができると嬉しく思います。
株式会社ベイクルーズ(CIRCULABLE SUPPLY) 中野 拓也 氏
今年も素晴らしいイベント内容と会場をご用意頂けました事に大変感謝致します。来場者さまのサスティナブルな取り組みへの強い共感や高い意識を強く感じる事ができる3日間でした。今回のイベントをきっかけに、弊社実店舗への来店やECサイト・お買取のご利用を頂けるお客さまがより多く増え、リユース業界の発展に貢献出来ればと考えます。今後も弊社では、循環の可能性と価値の継承をメインテーマに、皆さまのライフスタイルがより豊かになる提案を継続して参ります。
リフォームスタジオ株式会社(マジックミシン、リアット!) 石井 成美 氏
本イベントを通じ、当社の修理・リメイクの取り組みや循環型ファッションをより多くの方に知って頂く機会となりました。また、サステナブルに対する意識が高い参加者と直接接点をもてたことは当社にとって貴重な経験でした。参加者からは「ランドセル、制服リメイクがかわいい」「バッグや財布を修理できると知らなかった、愛用しているものがあるので試してみたい」といった声が寄せられました。
今年もパートナー企業さまそれぞれの特徴を活かすことで、サステナブルファッションの楽しみ方の選択肢を発信することができました。
「楽しいから続く、続くから変わる」
今年のグリーンフライデープロジェクトは、「インパクトの見える化」という新しいチャレンジを形にし、リユース行動の手応えを参加者のみなさんと共有することができました。
リユースを楽しみ、その結果としてCO2削減貢献量がリアルタイムで積み上がる体験は、一人ひとりの「捨てるをへらす」行動が大きなインパクトを生むことを証明する機会になりましたし、何より、プロジェクトを通して改めて、「楽しいから続く、続くから変わる」という大事なことに気付かされました。
メルカリは、今後もグリーンフライデープロジェクトを通じ、業界の垣根を超えたパートナー企業さまとの連携をさらに強化し、リユースだけでなく、リペアやリメイク、回収などの手段を用いて、あらゆる価値を長く循環させていくための選択肢を継続的に提供し、「捨てるをへらす」サーキュラーエコノミーの実現を目指してまいります。

(執筆:上村一斗)
