ヘッドホンはファッション、ウォッチは個性…韓国でファッションアイテム化するIT機器 写真枚 国際ニュース:AFPBB News - Moe Zine

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM6=ソニーコリア(c)KOREA WAVE

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM6=ソニーコリア(c)KOREA WAVE

【12月12日 KOREA WAVE】スマート機器は今や日常を便利にする道具を超えて、デザイン性を備えたファッションアイテムとしての地位を確立している。多彩なカラーや洗練されたディテールは、まるでジュエリーのように存在感を放ち、スタイルを完成させるポイントにもなっている。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のシン・ヨンビン記者の取材によると、サムスン電子が2023年に公開した「Galaxy Z Fold5 Thom Browne Edition」は、IT機器がファッション要素として活用された代表的な事例だ。エルメスやルイ・ヴィトンといった高級ファッションブランドも、テクノロジー企業と協業して自社デザインのオーディオ機器を発売し、アクセサリーのラインアップを拡大している。

IT機器とファッションアイテムの境界が曖昧になりつつある中、MZ世代はIT機器を自分の好みに合わせてカスタマイズしたり、アクセサリーを加えることで、自身のアイデンティティやスタイルを表現する新たなファッショントレンドを築きつつある。このような流れの中で、一部のIT機器は自然とファッションの一領域として取り込まれている。こうした変化の中心にある代表的なIT機器を紹介する。

ヘッドホンは、音響機器からファッションアイテムへと注目される代表的な製品だ。音楽を頻繁に楽しむMZ世代を中心にヘッドホンの使用が増加し、「聴くための機器」だったヘッドホンは、次第に「見せるアイテム」へと進化した。ソニーのフラッグシップ・ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「1000Xシリーズ」は、どんな服装にも合わせやすいシンプルなデザインとニュートラルなカラーで大きな支持を集めている。今年6月には、その第6世代モデル「WH-1000XM6」が発売された。

「WH-1000XM6」は、マットなミニマルデザインを維持しつつ、イヤーカップの滑らかな継ぎ目、メタルヒンジ構造、広がったヘッドバンドなど、ディテールをアップグレードし、洗練さと高級感を高めた。ビーニーやキャップと合わせるとトレンディな感性を演出でき、首にかけるだけでもスタイリッシュな雰囲気を醸し出す。プラチナシルバー、ブラック、ミッドナイトブルーの3色展開で、ファッションの好みに合わせて選べる。また、ステッカーを貼ったりカバーを付けたりしてカスタマイズするケースもある。

無限のスタイルバリエーションが可能なApple Watch Series 11=アップル(c)KOREA WAVE

無限のスタイルバリエーションが可能なApple Watch Series 11=アップル(c)KOREA WAVE

アップルは、テクノロジーと感性、デザインを融合させたIT機器を展開する代表的なブランドだ。Apple Watchはスマート機能だけでなく、装飾を排した滑らかな曲線とバランスの取れた比率、シンプルな画面構成によって、どんなスタイルにも調和するデザインが特徴だ。アップルが最近発売した「Apple Watch Series 11」は、ライフスタイルアイテムでありファッションアクセサリーとしても高い人気を得ている。仕上げカラーやケースサイズはもちろん、アルミニウムやチタンといったケース素材、革・金属・ニット・スポーツバンドなどのストラップ素材までカスタマイズ可能だ。

そのため、クラシックなスーツからカジュアルな日常スタイル、スポーツウェアまで、さまざまなコーディネートに最適な調和をもたらす。また、睡眠中の心拍数や手首の温度、血中酸素、呼吸数といった生理的指標を精密に測定し、アラートを提供する機能も備えており、健康管理ツールとしての実用性も高い。

サムスン電子はGalaxy Z Flipシリーズを通じて、従来のモデルとは一線を画すファッショナブルなスマートフォンイメージを強調している。Galaxy Z Flipは、折りたたむと片手に収まるコンパクトなデザインで、小さなクラッチバッグを思わせる形状が特徴。毎シーズン、トレンドに合わせたカラーで登場し、ケースやアクセサリーを活用することで、ファッション小物のようにスタイリングすることができる。

サムスン電子のフォルダブルスマートフォン Galaxy Z Flip7=サムスン電子(c)KOREA WAVE

サムスン電子のフォルダブルスマートフォン Galaxy Z Flip7=サムスン電子(c)KOREA WAVE

今年7月に登場した「Galaxy Z Flip7」は、前作よりもベゼルが薄く、新しいヒンジ構造を採用しており、スリムでありながら高級感を兼ね備えている。そのため、若年層からの反響が大きく、Galaxy Z Fold7とともに、歴代サムスンのフォルダブルフォンの中で最も高い事前予約販売数を記録した。

Galaxy Zシリーズの体験ゾーン「The Galaxy Unfolders」を訪れた顧客のうち、75%が10〜30代であった。また、カバーディスプレイを動画、ウィジェット、画像、セルフィーなど多様に活用できる点も、若者世代のカスタマイズ欲求に応えた強みとしてアピールされている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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