【解説】初めて聞く「後発地震注意情報」とは?巨大地震の確率0.1%→1%に上昇「2011年の大震災と同じメカニズム」
え、昨最大震度の6 強観測した地震では初めて高発地震注意情報というのが発表されました。え、こっから地震学が専門の東京科学大学の中島純一教授に聞いていきます。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 願します。え、まず地震を振り返ってきます。地震が起こったのは昨頃です。青森県東方沖置沖が震源となりまして最大震度 6強を観測しました。 え、太平洋沿岸では今は解除されています けれども、一時津波警報が発表されまして 、岩手県9時候で最も高い70cmの津波 を観測していたと。そしてこの地震の モーメントマグニチュード7.4と推定さ れるということです。そして今あった通り この地震ではですね、初めて北海道 三陸置き高地震注意情報というものが発表 されました。これは何かと言いますと、 マグニチュード7以上の地震が起こった 場合、この後に続けて起こる地震が来ます か?来るかもしれませんよと、ま、この ように注意を促すものなんですね。あの、 南回トラフ臨時情報とも少し似ている ところもあります。そしてこの注意情報が 発表されている時、大規模な地震が発生 する可能性が平常時0.1%からこの10 倍1%にまで高まるということです。うん 。 の、ま、高発地震注意情報聞いたことないよっていう方もいらっしゃるかと思いますんで、色々聞きたいんですが、まずなぜこれが発動された出されたのかっていうのはどうでしょう?今回の地震で、 ま、あの、この地域というのはですね、過去にマグニチュード 9 クラスの、ま、巨大地震が起こったことが分かっています。 ま、ただ今回の地震の新源付近では、ま、少なくとも 400 年程度は、ま、間が空いていると前回の地震からですね。 で、こういった規模の大きな地震が起こると、ま、さらに大きな地震を誘発する可能性があるということで、ま、今回のような注意法が出されました。 うん。 プレートはどのように関係あるんでしょうか? あの、今回の地震は、えっと、沈み込む太平洋プレートと陸のプレートの境界で起こった地震です。 で、今回はどちらかというと、深い側で起こっ赤い側で起こった地震ですが、ま、今回あの深い側で起こったとして、まだ浅井側に割れ残りがあった場合には次、あの、浅側が壊れる可能性があると、ま、その可能性も高いと思います。 いうことですね。 これあの都宅さん平常時からの 0.1だったんですけど10倍の1% になってるということでかなり上がってますよね。 そうです。だこの10 倍になったっていうことを僕も含めてあ、やっぱ可能性かなり高くなったなっていう風に感じる部分あるんですけど、 この数字の1%っていう部分がうん。 これは高いのか低いのか、ま、 1%でしょっていう風に思う、 その切迫感をそれほど感じない人も少なからず僕はいるんじゃないかもしれだ。 そう意味ではこの1% どう捉えたらいいですか? ま、普段1% というと確率は多分高くない、むしろすごく低いと感じる方が多いと思いますが、この地震に関しては 1% という確率は非常に高い値だということで、ま、ま、あの、つ起こってもおかしくないというような確率だとお考えください。 なるほど。 ま、そういったところでこう防災観点で注意を促す情報でもあるわけですけれども、過去のケースを見てみましょう。 え、1963 年におきました。変わりますか?はい。 え、エトロフと南東沖地震ではですね、マグニチュード 8.5の地震があったんですけど、その 18時間前にはマグニチュード 7の地震が起きていました。 そして2011 年の東日本大震災でも、あの、ま、いわゆる本と言われるマグニチュード 9の地震の2日前にマグニチュード 7.3 の地震が起こっていたということがあります。 で、今回の気象庁の会見でもですね、最悪のケースでは 311 のような地震が起きると、あのようなことが再び起きないとは限らないといった発言もありました。そうしますと小中島さん東日本大震災マグニチュード 9 クラスの地震今後起こりうると考えていいんでしょうか? そうですね、あの今回の地震というのはえっと 2011 年の地震と同じメカニズムで起こった地震となります。 はい。で、あの、2 日前に、えっと、マグニチュード7.3 という地震が起こって、M9 の地震が起こりましたので、ま、今回の地震を経気には、 えっと、さらに大きな地震が起こる可能性というのは十分、あの、考えておいた方が良いと思います。 ま、備えるということですけど、津波などにも注意が必要になってくるということですか? そうですね。 あの、例えば浅井側で地震が起こった場合というのは、ま、規模は、あの、今回はほど大きくなかったとしても、ま、大きな津波 があの、やってくるということも考えられますので、特に津波というのは今後注意していく必要があると思います。さん、心配ですよね、そういう意味ではね。 そうですね。今のお話だと強い揺れじゃなくてもあの、津波の可能性があるっていうことですか? そうですね。 あの、特にあと朝側ですね、日本開に近いところが滑ると大きな津波 が、えっと、冷されますので、ま、揺れが小さくても、ま、津波が大きい場合があるということは、あの、十分考えられます。 そして、あの、政府ですけれども、この高発地震注意情報の中で北海道から千葉県の 182の市町村に1 週間程度の防災への対応というのを求めていますけれども、中島さん、これ 1 週間っていうのは、ま、決められた、こちらが決めたことでもあると思います。 どのくらいの期間注意が必要になると考えられるでしょうか? ま、あの、1 週間という数字体にあまり科学的根拠というのは実はなくてですね、あの、社会生活への制限、影響の方から、ま、決められた辺りです。ま、過去の例を見ますと、数日で起こった場合もありますし、 ま、数ヶ月後に大きな地震が起こったという事例もありますので、ま、 1週間経って、ま、 1 つの目度ではあるんですけれども、ま、もうちょっと長い期間注意していただくのが良いと思います。 そう意味ではその週間あるわけですけど、なかなか心が休まらない時間もあるわけですが、その移動だったりとか暮らしっていうのはどういう風にしていけばいいんでしょうか? あの、ま、今回この地震、あの、注意情報が出されたとしても、ま、普段の生活を特に変える必要は私はないと思います。 ま、ただいつ自信が起こってもいいように、あの、防災をあの、近くに置いておくであったり、ま、家族との連絡の手段を考えておく。ま、そういった、あの、個人個人の心構えが重要になってくると思います。はい。 [音楽]
8日夜、最大震度6強を観測した地震では、初めて「後発地震注意情報」が発表されました。
地震学が専門の東京科学大学の中島淳一教授に話を聞いていきます。
まず地震を振り返っていきます。
地震が起こったのは8日午後11時15分ごろ。
青森県東方沖が震源となり、最大震度6強を観測しました。
太平洋沿岸では、今は解除されていますが一時津波警報が発表され、岩手・久慈港で最も高い70cmの津波を観測しました。
そしてこの地震のモーメントマグニチュードは7.4と推定されるということです。
そして、この地震では初めて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」というものが発表されました。
これは、マグニチュード7以上の地震が起こった場合、このあとに続けて起こる地震(後発地震)に注意を促すものです。
「南海トラフ臨時情報」と少し似ているところもあります。
そして、この注意情報が発表されている時、大規模な地震が発生する可能性が、平常時の0.1%から10倍の1%にまで高まるということです。
青井実キャスター:
「後発地震注意情報」を聞いたことがないという人もいると思いますのでいろいろ聞きたいのですが、まず今回の地震でなぜこれが出されたのでしょう?
東京科学大学・中島淳一教授:
この地域は過去にマグニチュード9クラスの巨大地震が起こったことが分かっています。
ただ、今回の地震の震源域付近では、少なくとも400年程度は間が空いていると、前回の地震から。
こういった規模の大きな地震が起きると、さらに大きな地震を誘発する可能性があるということで今回のような注意情報が出されました。
青井実キャスター:
プレートはどのように関係がありますか?
東京科学大学・中島淳一教授:
今回の地震は、沈み込む太平洋プレートと陸のプレートの境界で起こった地震です。
今回はどちらかというと深い側で起こった地震ですが、今回深い側で起こったとして、まだ浅い側に割れ残りがあった場合には、次は浅い側が壊れる可能性も高いと思います。
青井実キャスター:
三宅さん、平常時0.1%だったんですけど10倍の1%になっているということで、かなり上がっています。
三宅正治キャスター:
10倍になったということ、僕も含めて可能性がかなり高くなったと感じる部分があるんですけど、この数字の1%の部分が、高いのか低いのか、「1%でしょ」と切迫感を感じない人も少なからず僕はいるんじゃないかなと思うんですが。
青井実キャスター:
そういう意味では、この1%はどうとらえたらいいですか?
東京科学大学・中島淳一教授:
普段1%というと、確率は高くない・すごく低いと感じる方が多いと思いますが、地震に関しては1%という確率は非常に高い値だということで、いつ起こってもおかしくない確率だとお考えください。
「後発地震注意情報」は防災観点で注意を促す情報ですが、後発地震について、過去のケースを見ていきます。
1963年に起きた「択捉島南東沖地震」ではマグニチュード8.5の地震がありましたが、その18時間前にはマグニチュード7の地震が起きていました。
そして2011年の東日本大震災でも、いわゆる「本震」といわれるマグニチュード9の地震の2日前にマグニチュード7.3の地震が起こっていたということがあります。
今回の気象庁の会見でも、「最悪のケースでは3.11のような地震が起きる」「あのようなことが再び起きないとは限らない」といった発言もありました。
宮司愛海キャスター:
そうしますと中島さん、東日本大震災クラス、マグニチュード9クラスの地震が今後起こり得ると考えていいのでしょうか?
東京科学大学・中島淳一教授:
今回の地震は2011年の地震と同じメカニズムで起こった地震となります。2日前にマグニチュード7.3という地震が起こってM9の地震が起こったので、今回の地震を契機にさらに大きな地震が起こる可能性は十分考えておいた方が良いと思います。
青井実キャスター:
“備える”ということですが、津波などにも注意が必要になってくる?
東京科学大学・中島淳一教授:
例えば浅い側で地震が起こった場合、規模は今回ほど大きくなかったとしても大きな津波がやってくることも考えられますので、特に津波というのは今後注意していく必要があると思います。
青井実キャスター:
山口さん、心配ですよねそういう意味では。
SPキャスター・山口真由氏:
今のお話だと、強い揺れじゃなくても津波の可能性があるということですか?
東京科学大学・中島淳一教授:
そうですね。特に浅い側、日本海溝に近いところが滑ると大きな津波が励起されますので、揺れが小さくても津波が大きい場合があることは十分考えられます。
宮司愛海キャスター:
政府は、後発地震注意情報の中で、北海道から千葉県の182の市町村に1週間程度の防災への対応を求めていますが、中島さん、1週間というのはこちらが決めたことでもあると思います、どのくらいの期間、注意が必要になると考えられますか?
東京科学大学・中島淳一教授:
1週間という数字自体にあまり科学的根拠は実はなくて、社会生活への制限、影響の方から決められたものです。
過去の例を見ると、数日で起こった場合もありますし、数カ月後に大きな地震が起こった事例もありますので、1つのめどではあるんですが、もうちょっと長い期間注意していただくのが良いと思います。
青井実キャスター:
1週間あるわけですが、なかなか心が休まらない時間もあるわけですが、移動だったり暮らしはどういうふうにしていけばいいのでしょうか?
東京科学大学・中島淳一教授:
今回この注意情報が出されても、普段の生活を特に変える必要は私はないと思います。
ただ、いつ地震が起こってもいいように、防災グッズを近くに置いておくであったり、家族との連絡の手段を考えておく、そういった個人個人の心構えが重要になってくると思います。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

21 Comments
静かに年越させてくれよ
巨大地震+中国の経済的な制裁が同時発生したら大変なことになるだろうな
今回も都心には無関係で何より☺️
こういうのはやはり東北のような過疎僻地じゃないとw
高市総理、深夜の対応お疲れさまでした🙏
野党の連中も日頃、偉そうに能書きばかり垂れてんだから、深夜だろうとグーグー寝てねぇで登庁しろよな!💢😤
極めて賢明なことに、脆弱な沿岸地域において必要と判断される箇所には、より多数の垂直津波避難構造物を建設すべきである。そのような極めて重要なインフラに対して、過剰なほど多く備えるということは、まずあり得ない。
もしそれらが不足すれば、「避難塔、あらずや」と嘆くことになるだろう。(笑)
また起こすのか「ちきゅう」ってやつで
対策しようが無いのが災害だからねぇ・・・とりわけ2011年の東北震災と似通った震源地、不安にもなるな💧
自警団を組織し「他国籍人による火事場泥棒集団」を
駆除する事も重要でございましょう。
夜中まで本当にご苦労様でありました(`・ω・´)ゞ
概要欄が放送の字幕みたいに見れるので分かりやすい
そのルールが昔から採用されていたと仮定して、東日本大震災や能登半島沖地震や阪神淡路大震災や熊本地震に対する警報は事前に出す事が可能だったの?😓
寒い時期に大地震っ起きるよね
1%とか高すぎて恐ろしい
東北は地震だけじゃなくて雪に寒さに路面凍結、さらにクマにも警戒が必要だから過酷すぎます
なるべく最小限の被害で収まりますように
東京科学大学ってカッコいいー!
余裕見て1か月間は警戒し、防災グッズを常にそばに置いて日常生活を、ですね
備蓄より、避難経路の確保と避難時のシミュレーションをしておきます。
モーメントマグニチュードは使わないはずでは?
要するに余震よな👺
大袈裟に騒ぐなボケ
この確率ってどういう期間の確率なんですか?例えばその日に起こる確率なのかとか。
今日から飲料担当の品出しだから地獄だな、水のカートラ何台だろ(・・;)