櫻坂46の三期生、谷口愛季(20)が今日9日から2日間、横浜・ぴあアリーナMMで行われる「13th Single BACKS LIVE!!」で初の座長に挑む意気込みを語った。BACKS初参加でセンターを務める「木枯らしは泣かない」は寒い冬にぴったりの楽曲。肌寒い日々を、自分らしさあふれるパフォーマンスでアツくする。【寺本吏輝】

「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)

★センター2曲目

初めてずくめのライブに、リハーサルから緊張が高まる。「周りの雰囲気が本当に温かくて。私は初めてで覚える曲数も多いんですけど、『すごく頑張ってるよ』って励ましてくれます」とメンバーに感謝した。「すごくすてきな環境にいさせてもらっています」と優しい笑顔を見せた。

センターを務めるのは、5枚目シングル収録の三期生楽曲「夏の近道」以来2曲目。センターだと伝えられた時を「また新しい編成で活動できて、それぞれのいいところを見いだせるなと、うれしかったです」と振り返った。

「木枯らしは泣かない」は、切なく揺れる心情と冬の情景を重ね合わせた楽曲。「ちょうどこの肌寒い季節にぴったり。歌詞にすごくストーリー性がある曲で、外を歩きながら聞いてほしい曲です」と語った。おすすめのポイントは「ソロパート」という。「メンバーそれぞれのソロパートがあるんです。櫻坂46ではあまりなかったことなので、歌声にも注目してほしいです」とアピールした。

ミュージックビデオは冬の装いと「妖精みたいにふわふわした衣装」で撮影。「皆の表情がすごくはかなく、すてきだなと思うので、そこも注目してほしいです」とも続けた。

「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)

★“私らしい形”を

楽曲の雰囲気にちなみ、最近あった「冬にぴったりなこと」を聞かれると「同期の村山(美羽)と鍋パーティーをしました!」と目を輝かせた。「トマトチーズミルフィーユ鍋」で身も心も温まるひとときを過ごしたという。「めちゃくちゃ温まりました!おすすめです」と笑った。

今日から2日間、挑戦が始まる。「ぴあアリーナMMでBACKS LIVE!!をやらせてもらうのは初めてなので、また新しい、これまでなかった“私らしい形”を作っていけたらいいなと思います」と真剣なまなざしで話した。

ファンや関係者からも、ダンスの表現力に定評がある。「これまでは歌やダンスで『これが得意です』っていうのがないのが悩み」だったという。“私らしい形”を追求する中で「それをいいほうに変換して、歌もダンスもパフォーマンスも表現も、全体的なレベルを上げて進化していきます」と意気込んだ。

今回のBACKS LIVE!!には、17日に卒業セレモニーを控える二期生井上梨名(24)も参加する。テレビ朝日「サクラミーツ」で共演するなど、多くの時間を過ごした先輩。寂しさもある中で「愛季ちゃんに任せたよ、ってスタンスでいてくださるので頑張れています」と背中を押してもらったという。「これからの櫻坂46を任せていけるって思っていただきたいですし、大好きですって気持ちもちゃんと伝えたいです」と言葉に一層の力を込めた。

「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)

★見どころ全部!

BACKS LIVE!!にはこれまで何度も足を運んだといい「Buddies(ファンの総称)の方々は、それぞれ推しがいると思うんですけど、全メンバー好きっていうスタンスで見てくださっている気がします」。熱量高く盛り上がる雰囲気を肌で感じてきた。

「これまでにない、忘れられないようなライブにしたいと思っているので、よろしくお願いします」。紡がれた過去を超える決意はできている。

一番の見どころを聞かれると「個人的に好きな曲が詰まっているので、ズバリ全部!」とはっきり口にし、「ダンスも注目してください」と笑顔で付け加えた。悩みを自信に変えて。2025年のラストスパートをかける。

「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)「BACKS LIVE!!」に向け意気込みを語った櫻坂46谷口愛季(撮影・足立雅史)

◆谷口愛季(たにぐち・あいり)2005年(平17)4月12日、山口県生まれ。23年1月加入の三期生。愛称は「あいり」「あいりたん」など。151センチ。血液型O。

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