フランスのスポーツウェアブランド、サロモン(Salomon)は1年前、米国ではニューヨーク市ソーホー地区に新しくオープンした旗艦店1店舗のみしか展開していなかった。現在、同社は米国内に5店舗を構えており、来年にはさらに店舗を増やす予定がある。
NYはファッション、シカゴはパフォーマンス サロモン のスニーカー戦略は直営で二極化
最新の店舗はブルックリンのウィリアムズバーグにあり、今年4店舗目となったこの店のオープンは、サロモンにとってもっとも好調なアメリカの都市でのプレゼンスをさらに高めている。11月19日の開店に際し、サロモン北米のパフォーマンス&スポーツスタイル担当シニアマーケティングマネージャー、エリン・クーパー氏は、Glossyに対し、来年には米国内の店舗数を約10店舗に倍増する可能性が高いと述べた。
クーパー氏は、「北米での小売事業はまだ初期段階にある」と語る。「米国ではしばらく前から消費者の需要が高まっており、ようやくフットプリントを拡大し始めるのに絶好のタイミングだと感じた。我々には米国に卸売拠点があり、それが素晴らしい進入口として機能しているが、ある時点でそれだけでは十分ではなく、ほかのブランドとの競争に直面することになる。自社店舗をオープンすることで、独自のストーリーを紡ぐことができるようになる」。
卸売から直営店へ:ブランドのナラティブを所有する戦略
クーパー氏によると、サロモンは卸売事業から撤退するわけではないが、米国の卸売小売事業を補完するために直営店の出店を継続していくという。サロモンは、ノードストローム(Nordstrom)のような一般的なデパートと、ランニングウェアハウス(Running Warehouse)のようなランニング・スポーツ専門店の両方で販売している。サロモンはパフォーマンスギアで知られているが、人気のX-T6スニーカーはライフスタイルやファッションの世界にも進出しており、メゾン マルジェラ(Maison Margiela)のような有名ファッションブランドとコラボレーションも行っている。
店舗は多種多様だ。クーパー氏は、チームは店舗を高級ブランド店のように運営しており、一貫したブランドアイデンティティを維持しつつ、各店舗をその地域の環境に合わせて、それぞれ独自の特別な店舗にするように努めていると述べる。
たとえば、ニューヨークの2店舗はブランドのスタイル面を強調している。ウィリアムズバーグ店の清潔感のある白い壁と堅木張りの床は、ニューヨークのどの高級ブティックにも違和感なく溶け込むものだ。一方、8月にオープンしたシカゴのバックタウンにある店舗は、パフォーマンスとスポーツの側面がより重視されている。
クーパー氏の推定によると、ニューヨークの店舗はライフスタイル製品に90%注力しているのに対し、シカゴ店はファッションとパフォーマンス製品が半々だという。この違いは製品だけにとどまらない。シカゴ店は複数のランニングクラブを運営しているが、ニューヨーク店ではDJセットや交流イベントを開催することが多い。
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