【写真】落書きされてもなお美しいお顔…頬に「無職」の文字が書かれた先輩(岩本蓮加)
乃木坂46の岩本蓮加と冨里奈央がW主演を務めるドラマ「ふたりエスケープ」(毎週土曜深夜0:55-1:25、テレビ大阪ほか／Leminoプレミアムで独占配信)の第7話が放送・配信された。第7話では、先輩(岩本)と後輩(冨里)の共同生活ならではのクリスマスの楽しみ方が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■後輩が“推し声優”の握手会へ
同作は、田口囁一の同名コミック(一迅社刊)を実写化したもので、かわいいだけが取り柄で、無職にして「現実逃避のプロ」の先輩と、日々原稿に追われている「限界漫画家」の後輩が繰り広げる“現実逃避”コメディードラマ。日常生活で疲弊している現代人に“癒やし”を与えてくれる作品だ。
ケーキにフライドチキン、おいしそうなお菓子で「メリークリスマス！」とクリスマスを祝う先輩と後輩…だが、それは先輩が見たはかない夢だった。夢で見たフライドチキンの代わりに、寝ぼけたまま寝床で後輩の足をかじろうとする先輩は「夢って何で食べられそうで食べられないんだろうな」とぼやく。
クリスマスイブの日、先輩が起きてみると顔に「無職」と書いてある。どうやら寝ている間に後輩に落書きされたようだ。その後輩は推し声優の伊集院あかり(田村真佑)の握手会に行けてウキウキしている。
握手会で自分の番になった後輩。あかりに「暗黒漫画娘さんだ」となぜかハンドルネームで話し掛けられて喜んだが、それはお返しとばかりに先輩が「暗黒漫画娘」と顔に落書きしたせいだった。
そんな“限界漫画家”にはホリデーシーズンなどあまり関係なく、クリスマスでも構わず編集者から原稿の催促が来る。
机に向かう後輩に対し、先輩はクリスマスパーティーの準備をしていくが、そこで選んだ料理が珍しい。鳩を丸焼きにして体内にご飯を詰める、エジプト料理の「ハマムマッハシ」を作ろうと「鳩を調達」とメモに書くものの、路上で鳴いている鳩を見て断念。それでもアフリカや南米の料理を手作りして後輩を驚かせた。
だが、後輩は珍しい料理にも「どこの何料理で、ブルンジってどこ？」とけげんな反応を示し、しかもまだ原稿が完成しない。夜中にやっと原稿ができた頃、先輩は押し入れでしょんぼりしていた。
「今日が1年で一番楽しみな日だったのに…」と寂しがる先輩に後輩は平謝りするが、これは先輩の演技で「ちょろいぜ」とニヤリ。いつものテンションに戻り、そろって徹夜で異国の料理を堪能した。
■クッキングトイで「おうちフードコート」
朝が来てもまだクリスマスのお祭り感が残っていて、2人は幼い頃のクリスマスの思い出に浸っている。今度は後輩が先輩をもてなそうと、クッキングトイで小さなハンバーガーを作り始めた。味まで本物さながらのハンバーガーセットでさらにウキウキ気分になり、後輩は「自分へのプレゼント」と買いだめしていたクッキングトイで「おうちフードコート」を始めた。
フードコートに青春の思い出がある後輩に対し、先輩はフードコートに行ったことがないという。意外な過去を知った後輩は、ただ料理を出すだけでなくフードコートの楽しさも味わってもらおうと知恵を凝らす。ポップを作り、すしをおもちゃの車で運び、タピオカを2人で作ったり…すし、ラーメン、菓子にケーキで満腹になった。
そしてクリスマスといえばプレゼントというわけで、先輩は後輩にブランド物の財布をプレゼント。お礼に後輩も赤い私服でサンタクロースになりきり、先輩にお気に入りのものをプレゼントする。先輩が夢で見ていた光景とはちょっと違うものの、ぜいたくしなくても楽しいクリスマスになった。
先輩は美容を気にしてフードコートに行ったことがなかったり、おしゃれな財布を持っていたり、意外とお嬢様でもあるらしい。2人が昔のクリスマスを振り返るところでも、人柄の違いが伝わってくる。
今回もクッキングトイで料理を作っていくシーンでは、台本なしの完全アドリブなのではないか、と思えるほどの等身大の芝居を岩本と冨里が見せた。エスニック料理とクッキングトイで、深夜におなかが空いてくる描写も健在。「私たち、全然似てないから一緒にいられるんですね」といったせりふも印象的だ。
視聴者からは「また1週間頑張れる」「自分も遊びたくなる」とドラマへの共感や「しょんぼりれんたんかわい過ぎる」「奈央サンタがツボった」と、いろいろな表情を見せた2人に癒やされる感想もあふれた。
◆文＝大宮高史
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