乃木坂46 六期生による「新参者 二〇二五」。己の表現力一つで挑むソロ歌唱企画。11月18日夜公演、ステージに立ったのは矢田萌華。
矢田が選んだのは、切ない恋心を歌った「気づいたら片想い」。
偉大な先輩たちへの憧れと自らもその系譜に連なろうとする強い意志を、歌詞の情感に合わせて歌い紡いでいく。その想いを受け止めるかのように静かに聴き入る客席。
歌い切った彼女は温かい拍手の中で安堵の表情を浮かべ「私たち6期生も皆さんの特別な人になれますように」と語りかけた。
ー本番を終えた今の気持ち
今は安心しました。このソロ歌唱企画があるって聞いた時は、自分の歌に自信がなかったからっていうのもあって、すごく不安だったし、ずっとずっと緊張してて。
終わってから初めてすごい体に力が入ってたことに気づきました。今一個大きな山場を乗り越えてホッとしたんですけど、でも悔しいっていう気持ちもあって、もっとできることがあったんじゃないかなってちょっと思う部分もあるので。でもそれはまた次の機会にバネにできたらなって思います。
ー練習中はどんなことを思っていましたか?
初めてこの曲のパフォーマンスを見た時に、センターの西野七瀬さんはじめ、先輩たちの乃木坂46のオーラにすごい引き込まれて。儚さとか表情の作り方とか、そういうとこから伝わってくる表現力とか。アイドルってこんなにも、その存在だけで人に影響を、人の心を動かせる存在なんだってすごい胸を打たれた記憶があって。自分も先輩たちみたいに楽曲の世界観に入り込んで、お客さんたちをアイドルとして自分なりの表現力で引き込んでみたいなって思って、必死に練習していました。
ー実際ファンの方の前で歌ってみてどうでしたか?
私のパフォーマンスがどう思われるか不安でお客さんの顔が見れなくて。だからもうとにかくまっすぐ向いて、先輩たちのパフォーマンスしてる姿をめっちゃ想像しながら歌っていました。先輩方の世界観とか、表情の作り方とかが大好きなので、自分もああいう風になりたいなと思って練習もしてきたので、ステージで一番最初に浮かんだのはその風景で、その世界観に入り込めたのでリハより緊張しないで、なんか伸び伸びパフォーマンスできた気がします。
でも、歌い終わった時に初めてお客さんの顔が見れて。そうしたらみんなすごい笑顔で拍手してくださって。しかもサイリウムも白と紫でこう綺麗に光ってて、乃木坂46入って良かったって改めて思った瞬間でした。
ーファンの方へのメッセージ
最初の公演でも言ったんですけど、今回6期生だけで期別ライブをさせていただける貴重な機会ということで、私たちってまだ新参者でしかないんですけど、これから乃木坂46っていう大きいグループを背負っていけるくらい6期生みんなで成長して、ファンの人たちも先輩たちも6期生が入ってきたからもう乃木坂は大丈夫だって任せてもらえるくらいえるぐらい成長できるように頑張ります。
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