村田沙耶香×蒔田彩珠、映画『消滅世界』白一色に包まれた“性愛のない”実験都市・エデン眞島秀和も登場する本編・メイキング映像【2025年11月28日公開】

エデンでの大人たちの義務は 2 つです。はがきが届いたら年齢男女問わず受して繁殖に肉体的に協力すること。 2 つ目が子供たちの育成に精神面で協力すること。 精神面。 具体的には全ての大人が子供たちに愛情のシャワーを浴びせる存在になることなんです。さあ、こちらです。て言った。きた。 [音楽] [音楽] ああ。 お母さん お母さんお母さん お母さん はいはいこんにちは。お母さんですよ。こうやって優しく可愛がってあげてください。子供ちゃんに自分は人類の子供として世界から愛されているという感覚を与え続けるのが私たちお母さんの大切な仕事なんですから。 こんにちは。一緒に遊ぼうね。 うん。 いっぱい出てくる。 無責任に可愛がって。飽きたら家に帰るって。 なんだか寝てみた。 そうだね。ここは巨大な赤ちゃんカフェラね。ほら見て。 [音楽] あちの子あんな元気にかけ回ってる。で、ここは終了します。で、中もいきます。 これすごいっすね。こんな感じなんです。 ちょっとびっくりしますよね、この Twitter。そうなんです。 はい。よい。はい。 エンドの人たちのはきが届いたら年齢男女問わず受して繁殖に肉体的に協力すること。 具体的には全ての大人が子供たちに愛情のシャワーを浴びせる存在になるです。なんか思いっきり遊んでるとかだったらどうしよう困ったなと思ってたんですけど。 [音楽] 何で遊ぼうって話なんかいいですよ。そういうふわっとこう はい。 なんかなんとなくこの空間泳いでるような感じです。 そうですね。そんな感じでちょっとそうですね、あと価格次第なんでポジションは 1回探らせていただいてください。 うん。ね入れてた。 本番 こ番。 はい。よい。 はい。 はい。 あ、お母さん。 お母さん。お母さんはお母さんですね。 はい、こんにちは。 で、サクさん、こんにちは。 [音楽] ここ少し曲がって、こんにちは。一緒に遊ぼうねっていうところまで行かしてもらって、あとは別で行きます。 はい。 そしたら あ、さんはちょっともう 引きで最後なんでグループで行ってもらっていい? はい。よい。 はい。 お母さん。お母さん。お母さん。 お母さん。 こうやって優しく可愛がってあげてください。子供ちゃんに。自分は人類の子供として世界から愛されているという感覚を与え続けるのが私たちお母さんの大切な仕事なんですから。こんにちは。一緒に遊ぼおう。うん。 [音楽] はい、カット。 はい。 はい。カット。 逃げろ。 逃げろ。 すいません。 もう天さん、あの、遊んでるのか遊んでないのかわかんないぐらいちょっとるようなイメージ。て ストップて。 それ頑張れば合体できんのか?合体できる。合体できる。オ せーの。 おお。入った。 た せーの秋たる なんかね。 え、それ使ってみたい。ちょっとちょうだい。見てみ元気。 あ、取れんかった ねえ。それ次貸して。 でもこれあと 2人

芥川賞作家・村田沙耶香の同名小説が原作の映画『消滅世界』(11月28日公開)の白一色に包まれた“性愛のない”実験都市・エデン眞島秀和も登場する本編・メイキング映像が解禁となった。

 本作の原作は、村田の芥川賞受賞作『コンビニ人間』直前の2015年12月に刊行され、「日本の未来を予言する小説」と各メディアで大きな話題となった。超少子化の先――「性」が消えゆく世界で激動する「恋愛」「結婚」「家族」のあり方に翻弄される若者たちを描いた本作は、「常識」という枠の中でもがく現代の私たち自身を映し出した合わせ鏡のような作品だ。

 MTV出身、RADIOHEAD、OASISなど国内外さまざまなアーティストのライブやミュージックビデオ、CM、ショートフィルム、大河ドラマのドキュメンタリーなど多岐にわたるフィールドで活躍する映像ディレクター・川村誠が脚本とともに映像化に挑んだ。

 主人公・雨音を演じるのは、蒔田彩珠。ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(12年)をきっかけに、映画『三度目の殺人』(17年)、「第71回カンヌ国際映画祭」パルムドール受賞作品『万引き家族』(18年)など是枝裕和作品の常連に。連続テレビ小説『おかえりモネ』(21年、NHK)や、日曜劇場『御上先生』(25年、TBS)に出演。日曜ドラマ『DOCTOR PRICE』(25年、NTV)では岩田剛典演じる主人公のアシスタントとして、知的かつコミカルな役柄をキュートに演じ、幅広い演技力を発揮している。

 雨音の夫・朔には柳俊太郎(※木へんに夘)。雨音の良き理解者として学生時代から雨音と親交を深める親友の樹里役を恒松祐里。雨音と同じ高校の同級生・水内を結木滉星。樹里の夫・水人役を富田健太郎。雨音の元夫・正信役を清水尚弥。雨音の母・雫を霧島れいか。朔の彼女である深雪を松浦りょう。実験都市エデンで生殖を司る医師を山中崇。エデンの管理人を眞島秀和。謎の少年を岩田奏がそれぞれ務める。

 映画『消滅世界』は、結婚生活への性愛の持ち込みが禁じられ、夫婦間の性行為がタブーとなり、人工授精で子どもを授かることが定着した世界を舞台に、心から愛し合った夫婦の自然妊娠で生まれた少女・雨音(蒔田彩珠)が、自分の周囲にある“普通”と、自らの内面から湧き上がる欲情に向き合っていく物語。

 大人に成長した雨音は、性愛のない清潔な結婚生活を望み、夫・朔(栁俊太郎)以外の男性や二次元キャラクターと恋愛を重ねていく。だが、恋人を持ちながらも思うように恋愛関係を築けない雨音。それは朔も同じだった。二人は、千葉に建設された実験都市・エデンへの移住を決意する。エデンでは、選ばれた住民たちが一斉に人工授精を行い、生まれた子どもたちは住民全員の子として愛され育つ。子どもたちにとっては、大人たちは全員「お母さん」なのだ。二人にとって理想郷にも思えたエデンでの“正常”な日々は、二人のある思惑を契機に“夫婦関係”を大きく狂わせていく――。

 この度、その実験都市・エデンの撮影風景を捉えた本編映像とメイキング映像が解禁となった。

 エデンの管理人(眞島秀和)に施設を案内され、理想郷だと確信し、エデンへの移住を決める雨音と朔。エデンを支配するのは“白い世界”。住民たちは白い装束を身にまとい、エデンの施設も白一色で、ミニマルな世界が広がる。

 エデンとして撮影されたこの印象的な施設は、神奈川県厚木市にある神奈川工科大学のKAIT広場をはじめ、様々なロケ地を組み合わせて撮影された。それは、川村誠監督の「エデンは、セットを使用せずに全て現実にある建築物を組み合わせて構築する」という強い意志を尊重したもの。ロケ地の選定にあたっては、ビジュアルだけでなく建築コンセプトも重視し、川村監督と制作部が協議を重ねて決定。特にKAIT広場は、設計した建築家の石上純也氏に対して監督が「人間の側から自然をデザインする方」とリスペクトしており、本作の世界観や物語に見事に合致した。

 ロケ地決定までの経緯について川村監督は、「世界観を想像させるような場所を撮影ギリギリまで探しました。KAIT広場を『公園』にすることを思いつき、建築のコンセプトなどをリサーチするにつれ、この作品に相応しいロケーションであると確信しました」と語る。解禁された映像でも、たくさんの子供たちがエデンの住民として活き活きと映し出されるが、「“子供ちゃん”たちが走り回る姿を見た時、自分のイメージしていたエデンが立ち上がってくる感覚があった」と、川村監督の脳内のエデン像と完璧に重なっていたことが伺える。

 独特の空間に、思わず眞島も「すごいですね」と驚く中、多くの子役エキストラたちとともに撮影は進行。「お母さん!」と駆け寄る子どもたちを、両手を広げて迎え入れる管理人。朔は戸惑いつつも、「一緒に遊ぼうね」とエデンならではのルールを受け入れようとするが、雨音は「無責任に可愛がって、飽きたら家に帰るって、何だか猫カフェみたい」と、まだ違和感が拭えない――。

 これらのシーンは、本編でも極めて重要で印象的な場面として描かれる。ストーリーはこの後、二人が思いもよらぬ事態に陥る展開を見せていくのだが、どういったシーンに繋がっていくのかは、ぜひ劇場で確かめてほしい。

■ストーリー

 人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。 そこでは、夫婦間の性行為はタブーとされ、恋や性愛の対象は「家庭の外」の恋人か、二次元キャラというのが常識に。 そんな世界で「両親が愛し合った末」に生まれた主人公・雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。 家庭に性愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。 だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する。

原作:「消滅世界」(村田沙耶香著/河出文庫)
監督・脚本 :川村誠
出演 : 蒔田彩珠 栁俊太郎
恒松祐里 結木滉星 富田健太郎 清水尚弥 松浦りょう 岩田奏
/ 山中崇 / 眞島秀和 / 霧島れいか
撮影時期 : 2024.6.8~6.23
劇場公開 : 2025年11月28日(金)
配給会社 : NAKACHIKA PICTURES
(C)2025「消滅世界」製作委員会

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