温故知新！ Y2Kファッションの取扱説明書【Vol.5 ムートンブーツ】
ミレニアル世代にとってはギャルマインドが呼び覚まされる「Y2Kファッション」が引き続きストリートを席巻中。2000年代当時、一世を風靡したセレブリティたちは何を取り入れ、どう着こなしていた？
今回ピックアップしたのは、2000年代に空前のブームとなった「ムートンブーツ（シアリングブーツ）」を使ったスタイル。アイコンたちの懐かしのファッションを振り返りながら、それらをインスピレーションにした令和セレブの着こなしを解説！
【1】ケイト・モス
黒タートルニットとアイスグレーデニムパンツという、90年代のミニマルシックを引き継いだ着こなしを軸に、ファーのベストとベージュのムートンブーツを合わせ、Y2Kらしく昇華したケイト・モス。シックなモノトーンを、あたたかみのある素材とカラーを使って季節感のある着こなしに。
【2】サラ・ジェシカ・パーカー
今もなお愛される『セックス・アンド・ザ・シティ』より、サラ・ジェシカ・パーカー扮するキャリー・ブラッドショーの着こなしをピックアップ。パファーブルゾンの色を拾って、ハンチング帽とムートンブーツも黒をセレクト。ほっこりしがちなムートンブーツも、黒ならスタイリッシュさを両立できます。白のマフラー、ライトブルージーンズで爽やかさを共存。
【3】ビヨンセ
ローライズのミニプリーツスカートに、ミドル丈のムートンブーツというY2Kムード満載の着こなしを披露したビヨンセ。ベージュとブラウンの穏やかな色合わせに、ぴりっと辛口なウエスタンベルトを足したことが大人らしさに貢献。
【4】シエナ・ミラー
Y2Kファッションを代表するセレブのひとり、シエナ・ミラーはモノトーンの装いにムートンブーツを加え、甘くなりすぎないように調整。ボリュームのあるブーツを美バランスに着こなすために、ボーダー柄トップスで視線を上に集めたり、スキニージーンズを採用してすっきりと。
現代ではロゼをお手本に！
「BLACKPINK」のロゼは、潔く素足を露出して、ボリュームと温感のあるキャメルムートンブーツをすらっと補正。ぴりっとした黒レザーブルゾンを組み合わせ、甘辛ミックスを堪能。白シャツとロゴ入り黒カットソーをレイヤードして小気味よく。モノトーンでまとめたことにより、ブーツの存在感を引き立てることに成功。
Senior Writer：Fumika.A